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2016年第45代アメリカ大統領選挙 その1

この結果を見て真っ先に筆者の頭をよぎったのは
「間違いなく今回の選挙は漫画ゴラクの「白竜」のネタになる」
という事であった。おそらく原作者の天王寺大は今頃
「これで『白竜』のネタがまた一つ増えよったでえええええッ! このネタ、私が仕切らせていただきます」
と狂喜乱舞している事であろう! ヒラリーが当選していたらネタにならなかったが、トランプが当選したら(白竜的には)大いにネタのしがいがあるのである。

何しろ「白竜」という漫画、大事件でありさえすれば国内国外関係なく何でもネタにする(今現在の連載エピソードは豊洲市場移転問題)事を売りにしており、最近ではそれがどんどんエスカレート(いわゆる強い奴のインフレ?)して、バチカン銀行の事件やら世界を支配する予言書の争奪戦とかにまで一介の日本のヤクザが介入してシノギにし、もはやこの漫画の主人公はヤクザをはるかに超越した化け物みたいな存在になりつつある。バチカン銀行にまで介入したスーパーヤクザ(笑)がアメリカ大統領選挙に食い込んでも、作品的には全くおかしくあるまい。むしろそれでこそ最近の「白竜」だろう。「白竜」では以前にも、最初は当選見込みの全くなかった自分とこの組長をありとあらゆる手段を用いて国会議員に当選させるという凄絶なエピソードがあったが、その延長で「当初は全く当選見込みのなかったトランプ(をモデルにした候補)をありとあらゆる手を使って当選させる」という話が遅かれ早かれ登場するのは間違いないであろう。ドナルド・トランプを当選させたのは日本ヤクザの白竜であった! と(笑)。

今回のアメリカ大統領選挙、対決するは共和党のドナルド・トランプ(をモデルにした候補)と民主党のヒラリー・クリントン(をモデルにした候補)か…。

この一件、私が仕切らせていただきます!

果たして黒須組長とトランプの、どちらを当選させるのがより大変なのかというのが気掛かりかつ楽しみなエピソードになりそうだ。
天王寺大が今回の米大統領選挙を「白竜」(ミナミの帝王でも可)のネタにする確率は99.9%と筆者は見込む。少なくとも当初言われていたヒラリーの当選確率よりははるかに高いであろう(笑)。

此度の大統領選挙、真面目な話はまた次回にでも…。
(続く)

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浅井基文氏の「驚き」について

http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2016/856.html
韓国における核武装の主張に接して思うこと

浅井基文氏の上記最新記事によると、韓国のハンギョレ統一文化財団主催のシンポジウムで「韓国核武装」という主張が当たり前のように飛び交っていてショックを受けたとの事です。が、浅井氏に申し上げておきたいのですが、筆者はこれを見て「ああ、やっぱりね」という感想しかなく、まさに(嫌な)予感通りという印象でした。これまで筆者は何度も指摘してきましたが、韓国のハンギョレ新聞(のみならず京郷新聞、オーマイニュース、プレシアンといった韓国の著名な進歩派というかリベラル系メディア達)というのは諸外国で思われているほど素晴らしくもなければ、反権力でも反骨派でもありません(創刊間もない頃の最初期はどうだったか知りませんが)。一言で言うと、ただの煽情報道と機会主義で部数を稼ぐ事が最優先の堕落し切ったダボハゼメディアです。日本で言えば、最近なら旧噂の真相スタッフが主軸になっているらしいリテラ(その実態は、貧困女子高生バッシング報道で捏造記事を出したビジネスジャーナルの別働隊)だとか、あるいは総会屋雑誌そのものであるかつての現代の眼なんかが非常に近いんじゃないでしょうか。最近の例で言うと、ハンギョレは朴槿恵政権の歴史教科書国定化に表向き反対の論陣を張りながら、裏では政府の国定教科書推進広告を一面トップに載せるなどという露骨な事もしています。ハンギョレの掲げる「社会正義」や「民主主義」や「歴史正義」など、広告を取る為のネタでしかありません。今のハンギョレに極右朴槿恵政権の悪事を真面目に追求しようとしている記者などほとんどいないでしょう。今韓国で大騒ぎになっている「崔順実事件」にした所で同様であり、今をときめくホットイシューだからスキャンダラスかつ煽情的に書き立てているだけで、その姿勢は朝鮮日報などとほとんど一緒です。ハンギョレの崔順実事件報道に核心を突くような鋭い記事や分析はほとんどありません。対日問題についてもそうで、この新聞は日本の安保法案(戦争法)成立に対して「対北抑止力になるから評価出来る」などという、およそ日帝の植民地被害国の、それも「代表的進歩派新聞」とはとても思えない無茶苦茶な社説まで乗せていました。明仁を「平和の神」のごとくヨイショするのにも率先していますし…。
ハンギョレは「韓国報道界信頼度ナンバー1」という自画自賛が大好きですが、その実態は総会屋稼業に片足突っ込んでいるような、ブラックジャーナリズム一歩手前の存在に過ぎません。
実際に世界中見回しても、ハンギョレとアルジャジーラほど外ヅラと実態の掛け離れた「美しい誤解」を受けているメディアはないでしょう。もちろん読める記事が皆無という訳ではありませんが、基本的な会社の方針というか体質が「総会屋一歩手前」のメディアだという事は前提としてわきまえておくべきです。中国の専門家である浅井氏にこんな事を言うのは何ですが、環球時報を読むような感覚でハンギョレや京郷を読んじゃいけません。レベルが違いすぎます。雲泥の差です(笑)。
浅井氏はこのシンポで核武装論が出た事に驚いていましたが、それ以前の問題としてハンギョレという新聞社が明確な「反核メディア」であった事など一度もありませんでした。これはハンギョレという新聞を知る上で重要なポイントでありながらあまり知られていない事実で、この新聞社の核(兵器・発電問わず)に対するスタンスはとにかく定見というものがなく、下手したら核兵器がどういう物なのか、原発はどういう原理で電気を作るのか、放射能がそもそもなぜ危険なのかという常識レベルの話を理解している記者がどれだけいるのか極めて疑わしいというレベルなのです。代表的な例として、ハンギョレは日本で福島原発事故が起こった後にも関わらず原発輸出に賛成し、アメリカとの交渉で原発核燃料を独自に確保出来た事を無邪気に喜ぶ社説を堂々と載せた事がありました。朝中東のようなゴリゴリの右翼で原発推進メディアがそういう事を言うならまだ整合性がありますが、一応「進歩派」で自然環境問題などもよく取り上げているはずの新聞がそんな事を言うとか、矛盾がどうのこうのという次元をはるかに超越しているでしょう。一方でたまに思い出したかのように脱原発的な記事を載せる事もあるなど、ハンギョレが明確に「反核・反原発」のスタンスをとっている訳でない事は明らかです。なので、そんなハンギョレ(正確には系列の財団)が主催するシンポジウムで「韓国核武装論」「米軍核兵器再配備論」といった話が出ても何の不思議もありません。韓国の事情をよく知らず、漠然と「ハンギョレは軍事政権時代に弾圧を受けた反権力・反骨ジャーナリスト達が集まって出来た新聞 by本多勝一」という美しい誤解イメージをまだ抱いていた人達にはちょっとしたショックかもしれませんが…。浅井基文氏は実績ある中国の専門家で筆者も一定の敬意をはらっていますが、韓国含めて朝鮮半島のそうした実情にはまだ疎い所があり、それで今回のような驚きを感じたのだと思います。

韓国という国の進歩派マスコミは諸外国の人々が抱くイメージほど反骨精神がある訳でもなければ民主主義や平和を大事にしている訳でもなく、韓国社会の民主主義とやらもまた言われているほど社会に深く根を下ろしている訳でもなければ、市民社会や大衆の意識が高い訳でもありません。
よく朝鮮半島の平和統一を願う人々の間では、朝鮮民主主義人民共和国の情報が少ない上にそれに敵対する国家やマスコミから流されるネガティブキャンペーンが激しい事から「北の事を正しく知ろう。それが平和と統一の道」という事がよく言われます。それはその通りなのですが、では西側に住む我々は南の事をどれだけ正しく知っているのでしょうか? 朝鮮共和国の事を単純な「独裁国家、テロ国家」と断ずるのが誤りであるように、韓国の事を「民主主義と経済発展を同時に成し遂げた自由の国」などと美化するのも同じくらい間違った認識でしょう。その「経済発展と民主主義」とやらが、今もの凄いスピードで崩壊しているというのが韓国(日本もですが)という国の現状です。「自由な西側」に住んでいるはずの我々が「開かれている(はずの)韓国」の事を、さらにはその上位帝国主義国家である日本やアメリカの事すらもロクに知らなかったのではないか。

今、韓国では崔順実事件によって社会に大騒乱が起こっています。暴政を欲しいままにしていた「独裁者2世」朴槿恵が実は単なるアダルトチルドレンの引きこもりおばさんで、インチキ宗教家の言いなりになっていたカカシみたいな人間に過ぎなかった事が満天下に明らかになった訳ですから。その「神のお告げ」による暴政・悪政・苛政・失政によってどれだけ多くの人々が苦しみ、生活が破綻し、実際に命まで失ったでしょうか。韓国では多くの民衆が怒って朴槿恵の退陣を求め、その間の暴政や失政の真相究明を求めて大規模なデモを行っています。ここで気掛かりなのは「今回の事件をきっかけに、果たして韓国がもう少しでも民主的で平和で暮らし易い社会に変わるだろうか」すなわち21世紀の「ソウルの春」は来るのかという点でしょう。筆者の見解を言わせてもらうなら、そうなって欲しいとは切に思いますが、生憎とそうなる可能性は限りなくゼロに近いと思います。理由は色々ありますが、今回の浅井氏の記事はそれを強く感じさせるに足るものの一つでした。ハンギョレのシンポジウムに来る人間達というのは、荒らしに来た極右勢力の「バンザイアタック(笑)」でもない限り、基本的に民主党や国民の党(あるいは正義党も)の支持層です。野党の次期有力大統領選候補とされている文在寅か安哲秀いずれの支持層に他なりません。そういう支持層が今や声高に「韓国核武装」「米軍核兵器再配備」を叫んでいる状況なのですから。もちろん今の民主党と文在寅、国民の党と安哲秀らは(野党という立場もあって)、そうした韓国の核武装に類する主張には反対していますが、今や支持者の方がそれをも飛び越して先鋭化しているというのは何を意味するのでしょう。日本でも一部の左翼や反戦運動家くずれの人間が「沖縄米軍基地本土引き取り運動」なる奇怪極まりない運動を提唱して政治カルトの様相を呈していますが、韓国での出来事もこれと同じで旧民主化勢力の中から理性を失って政治カルト化した転落者が続出している無残な状況なのだと思います(近年になって旧民主化勢力の中から朴裕河を支持する者が続出しているのも、やはりこれと平行している反動化現象なのでしょう)。さらにこのハンギョレシンポジウム参加者達=野党支持者達が同時に、今まさに崔順実事件を受けて朴槿恵退陣を叫んでデモしてるような層でもあったとしたら? もちろん韓国が核武装する事は現実的に不可能であり、そもそもアメリカがそれを許さない上に、戦時作戦権すらない国が核だけ持ってどうすんだという話にしかならないでしょう。それでも韓国に核武装させる、配備させるというのは、南北関係を改善して交流を再開したり平和的な関係を築こうという考えが全くない、それどころか戦争も辞さずという意味です。今やセヌリ党は親朴槿恵派か非朴槿恵派かといった派閥を問わず有力議員のほとんどが韓国核武装論を主張しており、日本の安倍自民党とどっちがヤバいのかねというレベルの危険極まりない集団です。親朴槿恵派の筆頭格である党代表の李貞鉉から非朴槿恵派の最有力者である前代表の金武星までことごとくそうなのですが、それに対するハンギョレのシンポ参加者(=野党支持者)達までもがそれと何ら変わらない水準の「核武装バカ一代」では、例え朴槿恵が下野してもそれで韓国社会がどれだけマシになるのか、南北関係が平和になるのか、極めて疑わしい。もちろん今韓国で朴槿恵退陣を求めて民衆デモを行っている人々が100%全てこんな連中ばかりではないはずです。それでも野党支持層にこうしたカルト化した者達が目立ち始めているというのは、恐ろしく不安を感じさせるでしょう。

「日本の安保法は対北抑止力だから評価出来る」
「韓国の原発輸出バンザイ」
「原発の核燃料が確保出来てうれしいな」
「今ある原発を即時全廃するのは無理だから、それまで可能な限り使い倒せ」
「平和の神、明仁テンノーヘーカバンザイ」
「北は(を)核放棄して(させて)国際社会に出て来い(引きずり出せ)」

こういう実に勇ましい記事や社説が乱舞するハンギョレを熱心に読んだ結果、ああいう「核武装バカ一代」達が生まれて来たという話なのですから。

筆者が浅井氏の記事を見てもう一つ警戒心を抱いたのは、このシンポジウムの登壇者達です。記事に「モデレーターを勤めた延世大学名誉教授ムン・チュンイン」というのが出て来ますが、これはおそらく盧武鉉政権期に大統領の対北政策アドバイザーや外交通商部国際安保大使(長官級の役職)を務めた延世大学の文正仁(문정인 ムン・ジョンイン)の事だと思います。「ムン・チュンイン」というのは、浅井氏がこの人の名前を読み誤ったのでしょうか。しかしながらこの文正仁というのは中国関係の専門家(つまり奇遇な事に浅井氏と同じジャンル)として韓国ではかなり実績のある学者ではありますが、同時に政府のポストにかなり貪欲な無節操漢でもあるという点に注意が必要です。この人は金大中・盧武鉉のいわゆる「民主政権2代」の時に政府の重要ポストに就任し、とりわけ対北融和政策(いわゆる太陽政策)の立案や実行に大きな役割を果たしました。しかしながらその後李明博・朴槿恵政権になった後も、文正仁はこれら保守極右政権にかなりの「猟官運動」をして政府審議会(統一準備委員会)のポストをガメつく獲得したのですから無節操の極みです。朴槿恵政権の対北政策は民主政権と180度逆の対決政策だというのに、ポスト欲しさでそんな所へ潜り込むのですから! さらにこれのお相手をしたハンギョレ統一文化財団理事長の林東源こそ一番の問題人物です。こう言うと意外に思う人もいるかもしれません。林東源と言えば金大中時代に統一部長官を務めて2000年南北首脳会談の実現に大きな役割を果たし、朝鮮半島の平和実現に寄与した「ピースメーカー」というのが日本でも韓国でも一般的なイメージでしょう。金大中・盧武鉉政権期に太陽政策の実行に活動した政治家・官僚・学者の集団、いわゆる「太陽(抱擁)政策派」グループ(先程の文正仁もその一員)の筆頭格と言って良い存在です。ところがこの「太陽政策派のリーダー」たる林東源もまた文正仁に劣らずピョスル(벼슬 朝鮮語で官職とか仕官の意)に恐ろしく貪欲な人間で、金大中・盧武鉉政権と180度対北政策が違う朴槿恵政権に取り入ろうと浅ましい醜態をさらした事がありました。例えば林東源は2014年頃までは朴槿恵の「韓半島信頼プロセス」(これも中身のないもので、実際には黒幕の崔順実が思い付きで朴槿恵に吹き込んだ案である可能性が高い)をボロクソにけなしていたのです。ところが翌2015年になると突然態度を180度変えて「朴槿恵政権の韓半島信頼プロセスは実に良くやっている」と真顔で大絶賛し始めました。現実に南北朝鮮の関係はその頃どうなっていましたか? 南北間の対話は完全に閉ざされて戦争一歩手前の状態に追いやられ、朴槿恵の「韓半島信頼プロセス」とやらが机上の空論レベルにすら達してないどれだけメチャクチャなものかがすでに実証されていたではありませんか! それを「実に良くやっている」と激賛したのが「2000年南北首脳会談の立役者であるピースメーカー・林東源」だったのです! この事は日本・韓国を問わず平和統一運動の世界でもほとんど知られていなかったり無視されている事実です。なぜ林東源は単なる吸収統一論でしかないあんな朴槿恵(崔順実)のどーしよーもない暴論を大絶賛したのか。文正仁と同じで政府のポストが欲しかったからではないのか。朴槿恵の周囲は三国志に出て来た宦官の十常侍みたいなおべっか使いに取り囲まれていた事が明らかになっていますが、林東源もそのサークルに入りたくて仕方のない出世亡者の一人だったという事をここにはっきりと記しておきます。「太陽政策派」の人間達というのはこのように、かつて首脳会談を行った南北首脳達(金正日・金大中・盧武鉉)が全員世を去ってから(大体2012年以降)というもの、正視し難いほどの堕落道をたどりました。筆者がこの人達の言動を調べた範囲で、例外は一人もいません。みんな「ドイツ方式とは違う、我が民族の実情にあった平和統一」から「北の体制を転覆して、西ドイツに倣った南主導の吸収統一」へ大転向しました。まさに「金大中と盧武鉉の元側近衆はもう壊滅状態」なのです。真面目に朝鮮半島の平和を望むなら、こうした人間達を切る事から始めねばならないでしょう。冗談でなく! こうした吸収統一論への転向者が登壇して話をし、聴衆が韓国の核武装や駐韓米軍の核再配備を声高に主張するのがハンギョレの主催するシンポジウム…。こうした人間達が朴槿恵下野後の受け皿になるというのでしょうか? それで韓国に「ソウルの春」が訪れるのでしょうか?

今の朴槿恵政権の状況を指して李承晩政権最末期、すなわち4.19蜂起が起こった状況に似ているという指摘が多く見られます。しかしながら実際にはそうでなく、今の韓国は日本の第1次安倍政権末期に大変似通った状況ではないでしょうか。あの時安倍が心身ボロボロになって敵前逃亡したのは今でも多くの人が覚えているでしょう。しかしながら安倍はその後別人のようにタフになり、民主党政権の失敗に乗じて復活してしまい、長期政権として今に至っています。朴槿恵は事ここに至っても辞任する考えは全くなく、仮に下野したとしても民主主義や民生・南北関係改善といった方向へ舵を切る者は与野党問わず誰もいません。李承晩や朴正熙が倒れた時は与野党いずれにも「これからは民主化に進まねばならない」という考えがある程度共有されていたのですが、今はその点が全然違っており、あの頃よりも明らかに悪い。何しろ野党そのものよりも支持者達が先鋭化して「核武装論」ですから…。

かつての安倍のように朴槿恵がタフに変身して逆襲するか、
与党が朴槿恵だけを尻尾切りしてこれまでと同じ事を続けるか、
野党に政権交代してこれまでとあまり違わない事を続けるか、

どっちに転んでも韓国の行く手には地獄しかないのではないでしょうか。「崔順実事件」で朴槿恵政権が風前の灯だからといって、楽観出来るような情勢では全くありません。

大韓民国終了のお知らせ in 2016

帝政ロシア末期のラスプーチン
奈良時代日本の道鏡
高麗末期の辛旽

今の韓国で朴槿恵に起こっているスキャンダルは要するにそういう話であり、おまけにそのインチキ宗教家の言いなりになってやった暴政・悪政の数々が実際に国家を破滅させかねない酷いもので、現実に多数の韓国民衆から犠牲者を出したという事だ。まさにラスプーチン級。朴槿恵政権になってから南北関係は分断以後最悪に陥ったと言われているが、それもあの怪しげな巫堂(무당 ムーダン 朝鮮語で巫女や呪術師の意)の「御神託」に従った結果であり、それで8000万人の全朝鮮民族が戦争に巻き込まれかねなかったという事を考えればとてもシャレで済む話ではない。従軍慰安婦被害者を再び日帝に売り飛ばした2015日韓合意もそういう事であろう。他にも山ほど数え切れない。
もちろん日本の政治家や大企業経営者にだって怪しげな占い師だのインチキ宗教家だの利権漁りの右翼思想家もどきを「先生」と仰いでありがたがる奴らは少なくないし、個人的にはむしろ日本でこそ今回のような事が起こって国家丸ごと滅亡してくれた方が東アジアの平和の為にははるかに良かったと思う。まさに日本死ね。日本いらない。いやあ、残念残念。次は絶対日本ね。いや、でも日本の場合天皇がそもそも「そういう存在」だから…。

今は忙しくて文章を書いている時間がない為、この一件についてはまた項を改めて詳しく述べたいと思う。韓国では民衆の朴槿恵退陣要求デモが頻発しているが、対する保守・極右勢力も必死の巻き返しを図っているので予断を許さない。言うまでもなく連中も必死という事だ。

が、それにしても今回のスキャンダルで何と言っても傑作だったのはこの人だろう。朴槿恵がああなって、沈没船のネズミ(セウォル号の船長?)のごとくケツまくって逃げようとしている敵前逃亡分子どもが朝鮮日報・中央日報・東亜日報の保守マスコミや与党セヌリ党の中からも続出し始めている最中に、事ここにいたっても朴槿恵を決死擁護し続けている「忠義の士(笑)」が日本にいたのです! その人とは…我らが「深読みおじさん」こと河信基さん(笑)です!


https://twitter.com/hashingi/status/791473585189588993
河信基
‏@hashingi
扇情的で独り善がりな社説。日本でも指南役に相談することは慣習的にある。冷静に。
(朝鮮日報日本語版) 【社説】「紅衛兵」朴槿恵派、自ら解散し国民にけじめをつけよ(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161027-00000775-chosun-kr


https://twitter.com/hashingi/status/791808514247106561
単なる噂話を針小棒大に報じる典型例。朝鮮日報はもう廃刊したらどうか。 (朝鮮日報日本語版) 国政介入:韓国野党大物議員「朴大統領、財閥会長呼び財団に資金協力要請」(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161028-00000766-chosun-kr


https://twitter.com/hashingi/status/791890008634302464
噂にすぎないレベルのよた話を事実かのように書く思い込み記事。レベルが週刊誌並。 (朝鮮日報日本語版) 【社説】国家予算まで思うがままに使っていた崔順実氏(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161028-00000967-chosun-kr


上記ツイートの数々、スゲーの一言である。この期に及んでここまで朴槿恵擁護に必死になれるとか、この境地にまで達するとある意味本当に感心するわ。河信基みたいな「忠臣(笑)」が朴槿恵の周囲にせめて10人いれば今回のような大事にはならなかった…何て事は絶対にありません! 太鼓判! 朴槿恵が朴槿恵である以上、今回のような大乱は避け得ない必然だったのだから。
それはともかく河信基という男、忠誠心だけは立派なものよ。それを金日成や金正恩に対しても発揮出来ていたらなお良かったかもね(笑)。
正味な話をするなら、河信基という男はここまで来るともう完全にギャグだろう。朴正煕のヨイショ本を出した辺りからおかしくなって、もはや完全に引き返せない領域にまでイっちゃったという事だ。当人は朴槿恵を決死擁護しているつもりなんだろうが、実際には崔順実一族を擁護する行動にしかなってない。普通「親衛隊」気取りな奴だったら「君側の奸である崔一家を許すな」的反応で朴槿恵を擁護しようとするのが本当だろう。それが崔一家の国政介入行為そのものを否認しているのだから根本的に何かが狂っている。それ以前に朴正煕について詳しく本まで書いた「本職の研究者・ジャーナリスト」だというならば、当然若い頃の朴槿恵をマインドコントロールして虜にし続けた崔太敏・崔順実一家についても熟知し、その上で今回の件も語らねばならないはずではないか。それが河信基にはすっぽりと抜け落ちている。河信基という男、本当は朴正煕一家の事をまともに調査も研究もしておらず、本職なら当然知っていなければならない事すら知らないただのインチキなのではないか。石丸次郎並みだ! インチキなのは崔一家だけでなく、朴槿恵を擁護して親衛隊気取りの在日ジャーナリストも同様であった! 朴槿恵の周囲にはインチキ野郎しかいない!

だがそんな事より何より大事なのは、朴槿恵(とそれを操っていたインチキ宗教家・崔順実)のせいで弾圧されて苦痛を受け、甚だしくは命まで失った犠牲者達への落とし前をどうすんだというのが今の段階だろう。加えて今の韓国の「無政府状態」を悪用してロクでもない事を仕出かそうとしている筆頭が日本だという事も忘れてはなるまい。

最近の韓国で映画に関する話少々

その1

ハンギョレ日本版より以下抜粋。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25363.html
朴大統領「慰安婦合意以降、韓日関係は未来志向的に発展」
登録 : 2016.10.10 23:44 修正 : 2016.10.11 07:47

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は10日、日本経済団体連合会(経団連)代表団と会い「慰安婦問題の合意以降、両国間の関係が未来志向的な方向に発展しており、全世界的な挑戦の課題に対する対応においても協力が強化されていることを、意味あることと評価する」と明らかにした。


で、その結果がこれだよ。今度はハンギョレ韓国本家より翻訳抜粋。

http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/764911.html?_fr=mt3
「映振委、日帝美化作品を芸術映画に選定」(日本版未訳記事)
登録2016.10.10 14:08 修正2016.10.10 14:44

文化体育観光部傘下である映画振興委員会が、太平洋戦争当時の日本の戦犯達を被害者として美化する映画に芸術映画認定審査で最高点を与えた事が明らかになった。

国会教育文化体育観光委員会所属の盧雄來議員(共に民主党)は10日に報道資料を出し「『日本敗亡一日前 <일본패망 하루 전>』(原題「日本のいちばん長い日」2015年版:訳注)という映画が、去る8月5日の映振委の第14次芸術映画認定審査で最も高い点数で芸術映画に採択された」とし「該当映画は太平洋戦争を背景に日帝降伏当時の内閣と軍部の姿を扱った映画で、当時戦犯だった日本を被害者として描写する典型的な日本式戦争美化映画」だと明らかにした。毎月7人の審査委員が点数を付ける芸術映画認定審査で「日本敗亡一日前」は総合点28点満点で26点を受けた。8月芸術映画流通配給支援事業作品として採択された国内映画「最悪の一日」(25点)や封切当時11の映画祭にノミネートされた「500日のサマー」(25点)よりも高い点数だ。芸術映画に選定されたら映振委の支援を受ける芸術映画専用館で優先上映する事が出来る。


韓国では「日本のいちばん長い日」が最高点の「芸術映画」として大絶賛されてしまったそうな! 朴槿恵の言う「未来志向」って早い話がこういう事だ。実に分かり易い。「慰安婦問題の合意」のおかげで韓国は日帝の戦争美化映画を最高の「芸術映画」としてお国のお墨付きを与えたばかりか、支援まですると! まさに日韓仲良くしようぜ!
業田良家はこういう話をちゃんと描け! 朴槿恵を「反日」とか、国際情勢に疎過ぎるにも程がある。無知の塊で自分の歪んだ主観と情念だけに基づいたヨタ話ばかりを描きたがる「風刺作家」ほどクソな代物はない。業田良家ははっきり言ってシャルリーエブドよりもはるかに下等な「それ以前」の存在である。それを起用する編集や、喝采を送る読者がさらに酷いのは言うまでもない。
業田のようなクソ漫画家が現実の国際情勢を何ら反映していないただの差別漫画を垂れ流し、それを上回るレイシストのクソが都知事になって真っ先に韓国学校の土地貸与を取り消した。韓国という国はそんな日本に媚びへつらって自国の従軍慰安婦被害者をセカンドレイプするような真似をし、日帝美化映画に最大級の評価と支援を惜しまず、放射能まみれの危険な食品と産廃を大量に買って応援してやっている。もはや韓国は国家の体を成しておらず、日本の48番目の県に過ぎない。これは「アメリカの51番目の州」と呼ばれるよりもさらに下だという事だ。アメリカの51番目の州である日本の、さらに48番目の県…。
米日韓「同盟」とは名ばかりの縦社会軍事体制の赤裸々な姿とは「アメリカの下に日本がいて、日本の下に韓国(と沖縄)がいる」というものである。米日韓(琉)軍事同盟体制。今回の件はそれをよく象徴していよう。

どうでもいいけど、相変わらずハンギョレ日本版はやっつけ仕事で、こういう記事を訳さないのは本当にどうにかならないのか、というよりどうにもならないんだろうな…。


その2

悪い予感はしていたのだが、「君の名は。」が韓国の釜山映画祭に出されて(韓国劇場公開は2017年1月予定)早くも絶賛の声が聞かれている。恐ろしい…。そうした中で興味深い記事とその内容を翻訳抜粋して紹介しておきたい。まずはハンギョレに続いてオーマイニュースから。こういうのを見てると、本当に韓国の進歩派マスコミ絶滅状態なのだなと改めて強く実感する。

http://star.ohmynews.com/NWS_Web/OhmyStar/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002250200
「そのままでいろ」という大人に立ち向かう二人の高校生、結果は?
[ここはBIFF]アニメ「君の名は。」に込められた災難対処と愛の話

全般的に映画ははかない恋の情緒がいっぱいな青少年物の雰囲気をぷんと漂わせて流れるが、主要な事件が並外れている。彗星の登場と村の危機、これを克服する為の二人と知人達の孤軍奮闘場面では童話的という表現が恥ずかしい程に妙な現実感が感じられる。特に彗星の欠片が大挙村を襲う直前に人々を退避させるべく東奔西走する少数の高校生達の姿は、2年前4月に我々が体験した世越号災難の痛みを思い浮かばせてむっとさせる。

危険を知らせる学生達に「村にそのままいろ」と言う自治体長の姿があまりに似ている。災難に対処する我々の大人達、政府機関の態度がだ。差異があるとしたら我が学生達はあまりに大人しく順応し、「君の名は。」劇中の子供達は抵抗したという事実だ。

新海誠監督「東日本大震災の影響を受けてこの作品を作ったのに間違いない」とし「忘却に抵抗する人物を描こうとした」と9日の記者会見当時に言った事がある。2年しか経たないにも関わらず「やめろ」と忘却を強要する我が社会の一部群像達の姿を大変みすぼらしくさせる。


明仁のパラオ訪問を大絶賛したりするなど近年あまりに劣化の著しいオーマイニュースだが、この手のエンタメ関係評論記事などもかなり酷い。要するにこの記事のライターは「君の名は。」と世越(セウォル)号事故を重ね合わせて「自分達(韓国)はみすぼらしくて大人し過ぎる。なのに日本のこのアニメに出て来る主人公の高校生達は素晴らしい」と感動しちゃってる訳だ。馬鹿なの? 死ぬの? そもそも現実の事故とフィクションであるアニメの劇中災害を同一視して比較する事自体がおかし過ぎる。忘却に抵抗する人物うんぬんと言うなら、確かに韓国内における世越号事故被害者への圧力も酷いが、日本での東日本大震災や福島原発事故に対する「忘却圧力」の方はそれ以上であろう。加えてそうした当局の圧力に民衆が自ら進んで順応する「臣民化」度も日本の方がはるかに酷い。韓国の市民社会もかなり俗物化してはいるが、まだ日本よりはナンボか抵抗の度合いが強いのは確かである(が、現状のままではそれが壊れるのも時間の問題であろうが)。そして何よりも、3.11後日本における市民社会の極度な臣民化があったればこそ、「君の名は。」という神道系オカルトアニメ映画は大ブレイクしたのだ。その辺をこの論者は何も分かっていない。前の記事鄭玹汀氏によるこのアニメの評を御紹介したが、神道と「君の名は。」は切っても切り離せない関係にある。日本でその事に触れるのがタブーなのはまだ分からなくもないが、韓国でなぜそうした話題に触れられないのか。宮崎駿の「風立ちぬ」の時はそれでも内容に対してそれなりの論争が起こったが、「君の名は。」は気持ち悪いくらい絶賛一色である。繰り返すが、この作品と神道の関係に触れた論者は、これまで鄭玹汀氏以外に見た事がない。向こうの人間達は日本の神道に対してあまりに無知なのか。それとも「日本の大ヒットアニメ」という金のなるコンテンツにケチを付けたくないという、金に目がくらんだ「自主規制」なのか。
実際には後者の率が高いのではあるまいか。こんな記事を見つけた。

http://www.tvj.co.kr/news/articleView.html?idxno=35886
新海誠監督の新作「君の名は。」1月封切決定!
1千万突破興行シンドローム 話題のオリジナルサウンドトラック電撃発売!

映画の異例な興行と共に実力派ロックバンド「ラッドウィンプス」が作業した映画のOSTもやはりオリコンチャートで大きな人気を集める中、(韓国)国内でも来る7日にデジタルアルバム発売を電撃確定した。「君の名は。」の為に特別制作された前前前世 [movie ver.]、Sparkle(movie ver.)をはじめとする主題歌4曲と劇中背景音楽22曲が収録された今回のアルバムは、制作段階から1年以上の作業の果てに完成した音楽達で構成されている。
(中略)
1千万突破という驚異的な興行のニュースと共にOSTデジタルアルバム発売を確定した映画「君の名は。」は第21回釜山映画祭「カラープレゼンテーション」セッションを通じて国内観客に初公開される予定で、全3回の上映全て前売り開始と同時に全席売り切れを記録して熱い関心を証明した。また、21日に開幕する18回釜山国際アニメーションフェスティバルでも「君の名は。」と一足先に出会う事が出来る。


映画が正式に封切られる前からサウンドトラック先行発売かよ! いくら何でも金に目がくらみ過ぎ! それに加えて映画祭の前売りが即完売とか、恐すぎるんですけど…。繰り返すがこのアニメは神道のプロパガンダ映画だぜ? それが韓国でこんなに大人気だって? いくら何でも向こうのアニメオタクはチョロ過ぎる。こういう状況であるからして、「君の名は。」という日本アニメは韓国の映画業界にとってもまさにファスブン(화수분 朝鮮語で「金のなる木」の意)であり、それにケチ付けるなど問題外なのだ。それが例え「「神道的」世界観こそが「日本」の独特な世界観を醸し出しており、また日本人の精神的支柱であると同時に死生観の土台でもあると物語っている映画」であろうと、「ストーリー性が弱く中途半端なファンタジー」であろうと、「「日本=神道の世界」として描かれた作品」であろうと、「口噛み酒」とか新海カントクの超キモいフェチ趣味が随所に見られる内容(笑)であろうとも、だ。

新海誠はこのアニメを「忘却に抵抗する人物を描こうとした」などと言うが、そうではない。「抵抗を摘む」のがこの映画の果たす作用である。…だってオカルト神道だぜ? さらに金のなる木だからといって、厳しい評価が行われるのを阻害する空気まで醸成しているではないか。

韓国においても神道の元締めたる明仁倭王は礼賛一色で批判の許されない存在になりつつあり、同時に神道オカルト映画でしかない「君の名は。」も本質を突いた批判や論評が登場出来ない環境にある。文化体育観光部というれっきとした韓国の省庁が日帝戦争賛美映画に最高の「芸術点」をくれてやって支援までするという。現実を見れば韓米軍事訓練だけでなく、韓日合同軍事訓練も最近は毎年のように実施中だ。今はまだ風当たりが強いので、朝鮮半島から離れた地域でやっているが…。
どこの国、いつの時代でも映画はその世相をよく反映するという事を、韓国における「日本のいちばん長い日」と「君の名は。」の扱いもまた雄弁に物語ってくれているのではないか。

夏休みの日本映画「プロパガンダ競作」不毛の極致

鄭玹汀氏のフェイスブックの記事を見ていて気になる指摘があった。夏休み公開の劇場アニメ「君の名は。」についてである。筆者はこのアニメを見ていないのだが、宮崎駿の「風立ちぬ」の時と同じでどうにもこのアニメに対してある種の違和感というか胡散臭さが感じられて仕方なかった。直感的に嫌な予感がしたというパターンだが、その矢先に鄭玹汀氏がこういう指摘をしてくれた訳である。(強調部分は引用者による)


https://www.facebook.com/photo.php?fbid=671663116324376&set=a.101540370003323.2759.100004420802283&type=3
鄭玹汀
9月16日 2:10 ·

映画「君の名は」を観て

劇場用アニメーション「君の名は」が、若い世代の観客を中心に大ヒットしている。娘と一緒に観にいった。

飛騨の山奥にある糸守町の宮水神社の巫女を務める宮水三葉(女子高生)と東京の四ツ谷に暮らす男子高校生の立花瀧の魂が偶然入れ替わる話だ。
 最近これほど神道色の強い映画を観たことがなかったので驚いた。
「神道的」世界観こそが「日本」の独特な世界観を醸し出しており、また日本人の精神的支柱であると同時に死生観の土台でもあると、この映画は物語っている。

本作は残念ながら、ストーリー性が弱く中途半端なファンタジーだと思った。それに登場人物の個性もあまり感じられない。そもそも女主人公は巫女服で舞いを踊り、口噛み酒という儀式をする巫女だから。

なんと「神酒の力」で、死ぬ前の世界にタイムスリップもできるようになる。神酒の力はすごい!そのうえ「結び=ムスヒ(産霊)」という神道の用語もしょっちゅう出てくる。

 リアルすぎる風景描写とどこか懐かしさを感じさせる映像にはただただ圧倒されたけれども、「日本=神道の世界」として描かれた作品を観ながら、危惧の念を抱かざるをえなかった。



まあ、そういう事でござんしょう。筆者は見てないから分からないのだが、これはかなり重要かつ鋭い指摘なのではなかろうか。鄭氏以外でこのアニメと神道系オカルトの関連性・親和性を指摘してるのを見た事がない。SEALDsとの件でもそうだったが、鄭玹汀氏の鋭さは常々大したものと思う。「君の名は。」とは神道系オカルト(少なくともその要素を非常に多く含んだ)アニメであった! そりゃ今の日本、すなわち「安倍晋三が高支持率で長期政権を続け、『軍神』のセガレに過ぎない明仁テンノーヘーカがなんと『平和の神』として歴史上かつてない程に崇め奉られ、靖国神社が戦後かつてない程までに大繁盛し、戦争法や日米新ガイドラインなど軍拡化が戦後かつてない程急ピッチで進んでいる日本」でこのアニメがヒットしない訳がねえわなあ! それとこのアニメを宣伝したり取り上げているマスコミの記事などで、この作品と神道の関係がほとんど述べられないというのも非常に気掛かりだ。もちろんそれはマーケティング的に意図したものであろうが…。
神道というのは昔だけでなく、今の日本の国家体制にとっても実に重宝するアイテムという事であろう。日本鬼的軍国主義者にとって、神道は三日(政治)利用したらやめられない。
さらに付け加えるなら、このアニメはいわゆる「巫女萌え」のオタク層にも好評だったんじゃなかろうか。日本のアニメやゲーム関係のオタク層というのは、コミケの惨状や艦これ・刀剣乱舞の大流行を見ても分かるように救いようがないほど右傾化・臣民化している世界なので、そういう点でも「君の名は。」は「外す要素のない」映画であったと言える。もちろんこの映画がこれだけヒットしたのはオタク層ウケだけが原因ではない。一般人にもウケた、つまり日本全体がこういう作品をありがたがる風潮であるという事だろう。客が何望んでるか、制作側は十分知り尽くした上でってこった! 

で、このアニメの監督インタビューも見たのだが、ここでも興味深い事が書かれている。


http://diamond.jp/articles/-/102665?page=4
三葉がお米をかんで自身の唾液とまぜて、升に入れて自然発酵させる「口噛み酒」はその一つ(監督の好みやフェチの意:引用者注)です。他にも、例えば、瀧が年上の女性である奥寺先輩と一緒に三葉を探しに行くところですね。これらは、単に私の好みなわけですよ(笑)。

 ただ、無造作にやると不快なものになりかねない。瀧は、三葉という別の女の子のことを見ているのに、なぜか奥寺先輩という他の女性が付いてくる。下手をすると無神経な展開になりかねませんので、そう思わせないための「回路」をきちんと作る。その点、脚本会議で「これは無神経ですよ」とか「気持ち悪いです」とかダイレクトに伝えてもらったことで、だいぶ助かりましたね。


え、筆者は見た事ないから分からないのだが、新海誠の作った他のアニメというか本来の作風ってそんなに気持ち悪いのばっかりなの(笑)? それを制作会議で「毒抜き」したおかげで今作はウケる作品になったと読めるのだが…。それでも「口噛み酒」とか、「結び=ムスヒ(産霊)」とか、「お神酒の力でタイムスリップ」とか、「神道的世界観が日本人の精神的支柱にして死生観」とか聞いただけで十分キモ過ぎるのだが、その辺は制作会議で「無神経」「キモい」とか問題にならなかったのか。いや、これらは筆者のような者にはキモく感じられても、今の一般日本人大衆にはむしろ喜んで受け入れられるものと判断されたのであろう。それは確かにある意味間違っちゃあいない訳だが…。プラス、監督である新海の「フェチ趣味」にも合致するものであったと。ああ、やっぱ2016年の日本に何とふさわしいアニメであった事か! 

で、今年の夏休み映画でこれと興行収入トップを争ったライバルが「シン・ゴジラ」であったというオチが付く。筆者は見てないから分からないのだが、「シン・ゴジラ」もアニメっぽい作りの特撮(何より監督が…)自衛隊プロパガンダ映画であるという。実際に安倍が大喜びしてたし。日本の2016年夏休み映画というのは、オカルト神道と自衛隊という二つのプロパガンダ作品が激突して競い合うように多額の興行収入を上げた。これはすなわち次の一言できれいに結論付けられるのである。

「不毛の極致」


さらに「君の名は。」というアニメは我々にもう一つの教訓を与えてくれる。新海カントク特有の超キモいフェチ趣味を「毒抜き」してくれた東宝のスタッフ陣がある意味極めて優秀なプロデューサーにしてチェック屋集団だった事は、この映画の大ヒットで証明された。ただの神道オカルトアニメをここまで大ヒットした「国民的アニメ」に仕立て上げてしまったのだから。ところがこれと同じような主張していた首相時代の森喜朗はどうであったか? 

日本は神道を中心とする神の国(要旨) by 新海誠
日本は天皇を中心とする神の国 by 森喜朗

両者はほとんど違いのない事を言っているのに、片方は空前の大ヒット興行成績を上げ、片方はバッシングされて後に首相の座を追われる一因となった。これはひとえに取り巻きスタッフの差であったと言える。もし首相時代の森に「君の名は。」のプロデューサーかそれと同等のブレーンがいて「毒抜き作業(笑)」さえうまくやってくれていれば、バッシングされるどころかむしろ支持率を倍増させる事だって不可能ではなかったであろう。新海も森も「人間としての程度」においてはほとんど差がない存在に過ぎない。だが両者の明暗を分けたのは「毒抜きの上手なブレーン」の存在であった! それは今をときめくオリンピック組織委員長としての森喜朗にも同じ事が言えるであろう。どんなにロクでもない所業をするトップがいても、それを上手に転禍以福させられる優秀なスタッフの存在、これこそが「君の名は。」という神道オカルトアニメが我々に与えてくれる教訓…。 
と言いたいところだが、この理屈だと「優秀なスタッフ」さえいればトップはいらないって話になるよね。そう、あのアニメが真に我々に与えてくれる教訓とは「別に新海や森みたいなトップなんかいらなくね?」という話なのである!

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