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旧「スーパーゲームズワークショップエンターテイメント」のアカウントがさる「言論封殺魔」の圧力で凍結された為、新たに作り直した後継ブログです。過去記事はおいおい復活させていきます。

ふてえ奴だ! この石丸次郎のニセモノめ!

石丸次郎という男は仮にもジャーナリストの端くれとして恥を知るべきです。他者からの批判に言論で反論する事をせず、いきなり法的措置をちらつかせた言論妨害行為で対するなど、報道を仕事とする人間のする行為ではありません。「論争を歓迎」するというなら、まずは自身のツイッターなどで当方の誤りを指摘するなどまずするべきでしょう。
石丸の卑劣な言論封殺行為を知ってもらう為にこの記事はしばらくの間当ブログのトップに載るようにしました。
なお、問題の記事については、以下にある石丸からのメールを転載及び、当該記事に訂正文を追記する形で訂正とさせていただきます。



少し前に筆者の所へ以下のようなメールが届きました。すごく面白い内容なので、筆者一人だけ読むにはあまりにもったいと感じた事から、以下に全文を掲載します。(強調部分は筆者による)

 

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喜ぶのは早過ぎる

それにしたって「飛ばし」もいいとこな記事だと思った。韓国の文在寅政権が朝鮮籍在日の韓国訪問を許可する方針だとした、8月15日の演説についてである。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/28191.html
「朝鮮籍」の在日同胞の自由な訪韓を許可
登録 : 2017.08.15 22:26 修正 : 2017.08.16 06:43

上記ハンギョレの記事ではタイトルで「許可」としているが、実際にはまだ何も決まった所はなく、ただ大統領がそういう「方針」だと演説で述べたに過ぎない。正しくは「許可の方針」とすべきであろう。大統領が演説でちょっとリップサービスしただけなのに、それを以って「自由な訪韓を許可」がもう実現したかのようにいうのはいくら何でも気が早すぎねえか、という話なのだ。確かに韓青が8.15に韓国へ入国出来たのは朗報ではあるものの、その流れで朝鮮籍在日も韓国へ無条件で入国出来るようになるという保障はどこにもない。皮算用はやめて、もう少し様子を見るべきであろう。

筆者がこういう事を言うのは、文在寅には前科がいくつもあるからだ。何度も警告してきたように、文在寅がちょっといい事を言っても、それには大抵裏がある。脱原発を謳いながら、その一方で原発輸出は今まで(すなわち李明博・朴槿恵時代)以上にバンバンやるというのは典型だろう。

朴槿恵による全教組への法外労組通告を撤回すると選挙で公約しときながら、それは依然として実現されてない。選挙の時だけ票欲しさに甘言を弄して、当選したら知らん振りかよ。
朴槿恵政権による政治弾圧でブタ箱へ入った良心囚の釈放も「出来ません」の一言でおしまいだった。金大中と盧武鉉は就任何ヶ月もしないうちに釈放したのに何で? 
日韓慰安婦合意についても再検討タスクフォースには慰安婦問題の専門家が誰もおらず、日韓の間で交わされた合意文書の公開も「国益に反するから駄目」で門前払いである。

こうした前科を考えれば、本当に朝鮮籍在日の訪韓が認められるようになるか、誰にも保障出来ない。仮に認められるようになっても、国内脱原発と原発輸出をセットにするようなとんでもない条件をくっ付けて来る可能性が高いであろう。特に最近の韓国の関連ニュースなど見ていると「朝鮮籍在日は北とは関係ない」という事を強調する論調がやたらと目立つのだ。要するに「朝鮮籍同胞は憎き北とは関係ない。一部の総連活動家を除いて、むしろ彼らも北の政権の被害者なんだから、南は彼らを喜んで受け入れる(取り込む)べき」というスケベ心が丸見えで、要するに朝鮮共和国と朝鮮籍の在日をいかに離間させるかという「国益」に重点を置いた話になっているのだ。文在寅政権が朝鮮籍在日の韓国訪問を容認するにしても、それは決して「自由・無条件」なものではなく、朝鮮共和国との離間や朝鮮籍そのものからの離脱をうながすような策をセットにしてくる可能性が非常に高いと思う。故にうかれずもう少し様子を見るべきであるし、「言ったからには無条件で実行せえよ!」と文政権に突きつける事も決して忘れてはならない。

放っておいたら文政権はまた変な事をやらかすに決まっている。こういう事を言うのは気が引けるのだが、韓青の祖国訪問も文在寅にしてみれば「小泉のハンセン病裁判上告取り下げ」みたいな単なる人気取りパフォーマンスの一つか、さもなければ朝鮮籍在日を釣る為の「エサ」に過ぎないのではないか。

文在寅に突きつけるべきなのは「朝鮮籍同胞の訪韓を容認するのか」ではなく、「朝鮮民主主義人民共和国と金正恩を支持する同胞の訪韓を自由かつ無条件で容認するのか」という事であった。それに対しても果たして文在寅は「自由に許可する」と堂々と答えられたであろうか。まあ、選挙の際に「俺様は金正恩が世界で最も恐れる大統領になってみせるぜえええええッ!」とか言って粋がってたり、国情院や脱北ブローカーに拉致されてきた人達の送還を徹底拒否し、北に友好的な在米同胞の入国禁止を依然として解除しようともしない大統領の事だから、答は火を見るより明らかだろうが。


↑ 選挙中に文在寅が自身のSNSに発表した発言。「私は金正恩が最も恐れる大統領になってみせます。アメリカが最も信頼する大統領になってみせます。中国が最も信ずるに値する大統領になってみせます」とある。出所は以下アドレス参照。
http://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20170410000229


【翻訳記事】外交部韓日慰安婦合意検証TF構成発表に対する論評

挺対協 Justice for the 'Comfort Women'

7月31日 15:36

[外交部韓日慰安婦合意検証TF構成発表に対する論評]

外交部は2015韓日合意論議過程と内容に対する徹底した検証を通じ
日本軍性奴隷被害者達の26年間の叫びに正義で応えねばならないだろう。

外交部は韓日慰安婦合意検証TF運営計画がマスコミに発表されて3週間が過ぎた今日、韓日慰安婦合意検証TF発足を発表した。

日本軍性奴隷問題解決の為の正義記憶財団(理事長:池銀姫 以下正義記憶財団)は、該当TFが今後文在寅政権の2015韓日合意と関連する政策方向決定に重要な役割を担っているだけに、本日外交部の発表に対して失望を禁じ得ない。

今回の検証TFは単純な国際政治または外交的な側面を検証する水準にのみ留まってはならない。日本軍性奴隷問題は去る26年間の被害者達と支援団体の活動を通じて、国連人権機構をはじめとするアメリカ・カナダ及びヨーロッパ議会など国際社会で、日本政府が仕出かした戦争犯罪である事が認定された事はもちろん、戦時性暴力の問題を知らせて国際的に女性人権運動を成長させる契機となった事案である。

それにも関わらず外交部は被害者達と支援団体との疎通なく、長い期間に亘って日本軍性奴隷問題を研究してきた法・歴史・女性学者達は排除したまま、国際政治と外交問題の研究を進めてきた学者と専門家達を主とした構成を発表し、これはすなわち今後外交部の韓日慰安婦合意検証過程が2015韓日合意論議過程と合意内容に対する検証よりは政治・外交的側面を主とする検証が行われる他ない事を見せてくれるものだ。

2015韓日合意以降、女性差別撤廃委員会と拷問防止委員会を含む国連人権機構と被害者達が提起してきた該当合意の最も大きな問題は、日本軍性奴隷制問題解決の中心を被害者達の人権と名誉回復におくのではなく、国益という美名の下に日本軍性奴隷制問題を政治・外交問題解決の為の手段に活用してきたという事だった。

正義記憶財団は今回のTF構成を見ながら、外交部が果たして康京和長官がその間国連で見せてくれた国際人権原則に基づいて女性・人権の価値を重視してきたようにそうした外交政策を繰り広げられるのか、そして文在寅大統領が大統領選候補時代の公約として掲げた2015韓日合意無効化と10億円返還、和解治癒財団解散という政策を履行する意思があるのかについて問いを投げ掛けざるを得ない。

こうした問いに外交部は康京和長官が嘱した「被害者中心主義に立脚」した検証TFのまともな運用を通じて、次の事項達に対する徹底した検証で応えねばならないだろう。

1)朴槿恵政権が韓日外交関係と日本軍性奴隷制問題を連携させる政策を推進した事に対する理由;

2)2015韓日合意の拙速な発表理由;

3)2015韓日合意の導出過程及び両国の具体的な責任認定内容;

4)和解治癒財団設立及び日本政府慰労金10億円の拠出経緯;

5)和解治癒財団の活動内容に対する徹底した調査;

6)少女像と関連した日本政府の要求事項と韓国政府の対応;

7)2015韓日合意以降、日本軍性奴隷制問題に対する外交部の国際社会対応;

すでに何度かの公文書を通じて明らかにしたように、正義記憶財団は外交部が上に言及した7つの事項に対する徹底した検証を進行する意思を見せるならば、我々はいつでも外交部との疎通を通じて2015韓日合意無効化の為の道に協調するだろう。

正義記憶財団は韓日慰安婦合意検証TFが十分な運営過程を通じて、70年を超える歳月を苦痛と痛みの中で過ごさねばならなかった日本軍性奴隷制被害者達の名誉と人権回復の為の正義ある解決の始まりにして、2015韓日合意の無効化へ向かう道となる事を真に願い、我々のこうした憂慮を払拭させてくれる外交部の姿を期待する

2017年7月31日

日本軍性奴隷制問題解決の為の正義記憶財団

理事長 池銀姫
常任理事 尹美香

訳:ZED

原文記事URLはこちら
https://www.facebook.com/womenandwar/posts/1580413432000078


少し遅くなったが、挺対協のフェイスブックより韓日慰安婦合意検証TFに対する正義記憶財団の論評を訳して御紹介しておきたい。
前回述べたように最近の、特に文在寅政権発足後の正義記憶財団の言動には少々危なっかしいと思われる部分がある。一番まずいと思うのは康京和が外交長官に指名されるや、それを財団挙げてバックアップした事であろう。康京和が国連でやってきた事というのは早い話欧米先進国による第三世界への侵略戦争サポートであり、「どこそこの国の人権状況は深刻だ」と因縁を付けては「人道的介入」「保護する責任」の戦争口実をでっち上げるような真似ばかりしてきた。シリアに対して特に酷かったし、朝鮮共和国に対してもさんざんそういう事を騒ぎ立ててきた問題人物である。人権を侵略戦争の口実に悪用してきた人間を、戦時性暴力被害者とその支援者が支持する? これほど倒錯した話はないであろう。おそらく康京和という人間の正体を正義記憶財団の関係者は良く知らなかったのではないかと思うが、遺憾な事にこれは致命的な失敗ではなかったかと思う。論理的・倫理的そして運動の「作戦」としてもである。
そもそも文在寅自身が激烈な親米派であり、そのような大統領が「アメリカに押し付けられた日韓慰安婦合意」を覆せるのか、甚だ疑問ではないか。さらに文在寅はベトナム戦争に派兵された兵士を「愛国者・英雄」とまで顕彰している。ベトナムに派兵された韓国軍が何をしたかはすでに周知の事実ではないか。文在寅はそんな侵略軍を日帝時代の独立運動家と同列に並べるという信じ難い行為をしでかしたのだ。挺対協や慰安婦被害者達がベトナム戦争における韓国軍の残虐行為を自ら明るみに出してそれに対する謝罪を求めてきたが、文在寅はそうした努力を滅茶苦茶に破壊したのである。文在寅政権を慰安婦被害者とその支援者が支持するという事からして何重にも間違った行為であったと思う。
もちろん正義記憶財団も色々な団体の寄り合い所帯で一枚岩ではなく、挺対協のように最も闘争的なグループもいれば参与連帯(リビアやシリアへの侵略に賛成または親和的な態度だった)のように極めて右傾投降主義な日和ったグループまで加盟者の内実は様々だ。そうした実情が文在寅・康京和への支持につながったのだとしたら、正義記憶財団自体のありようを今一度考え直さねばならないのではあるまいか。
ちなみに文在寅がベトナム派遣韓国軍を「愛国者・英雄」と顕彰した件に対し、ベトナム政府が強く反発しているという事実も指摘しておく。

今回の論評に話を戻すと、そんな正義記憶財団もやはり慰安婦合意検証TFについては大変厳しい見方をしているという事だ。依然として文在寅政権と康京和外相に望みを持っているようなそぶりを見せているのは気掛かりだが、それでも検証TFに疑いの目を向けるだけの判断力は残っていて、その点については少し安心した(飽くまで少しね)。

外交部は被害者達と支援団体との疎通なく、長い期間に亘って日本軍性奴隷問題を研究してきた法・歴史・女性学者達は排除したまま、国際政治と外交問題の研究を進めてきた学者と専門家達を主とした構成を発表し、これはすなわち今後外交部の韓日慰安婦合意検証過程が2015韓日合意論議過程と合意内容に対する検証よりは政治・外交的側面を主とする検証が行われる他ない事を見せてくれるものだ。

これがあのTFの全てを物語っている。筆者もあのタスクフォースの人員構成を見て胡散臭い奴らが何人もいるなと思っていたが、それ以上に慰安婦問題の専門家があの中にいなかったというのが最大の問題であった。国際政治と外交問題の専門家ばかりを集めたというのは、すなわち文在寅政権は「慰安婦合意の再交渉」を単なる外交取引の道具としてしか考えていないという証左であろう。少なくとも合意を破棄するなどという「極左過激派集団(笑)」のような真似は全く考えてはいまい。

結論ははっきりしていよう。あの韓日慰安婦合意検証TFは詐欺だ、と。
文在寅政権は一事が万事こうなのだ。

「脱原発します」→「その代わり原発輸出は今まで以上にバンバンするね」
「今まで日陰者扱いされてきた独立運動家や出稼ぎ労働者を愛国者・英雄として認めます」→「その代わりベトナムへ派兵された軍人(現地で残虐行為)も同列の英雄・愛国者として一緒に顕彰するからね」
「南北対話を推進します」→「でも軍事境界線上の拡声器挑発放送をやめる気全くないからね」
「THAADの配備を見直します(当選前)」→「やっぱTHAADは必要だからバンバン配備するね(当選後)」
「慰安婦合意を再検討するタスクフォースを発足します」→「でもその中に慰安婦問題の専門家は一人もいないからね」

文政権が何か良さげな事を発表しても、決して額面通りには受け取れない。絶対何か裏があると疑ってかかる事が必要だ。

韓日慰安婦合意検証TFの発足が発表された時、とりわけ日本ではハンギョレ日本版の記事を大変好意的に取り上げたりするツイッターユーザーが多く見られた。そうした純粋な善意の人々にこういう事を言うのは気が引けるのだが、やはりあなた達は騙されたのだ。あのTFがあたかも日韓合意という不正義を糺す為の行動であるかのように思い込んでしまったのだ、と。実際そのような事には絶対ならないのは、100%保障付きだ。

従軍慰安婦被害者の力になりたい。
歴史問題に正義を取り戻したい。
日帝の植民地統治責任を償わせねばならない。

こうした社会正義を追求するのは当然だが、それを貫徹するのはこれまで(ももちろん易しい事ではなかったが)になく難しい時代になったと思う。その困難の一つが今回の慰安婦合意検証TFのような詐欺行為である。一見被害者の救済と名誉回復の為のように見えて、内実はとんでもないという行為を「韓国のキャンドル革命政権」が率先してやっているのだから。従軍慰安婦問題に取り組むには悪逆な日本政府や米政府に立ち向かう事はもちろん、被害国でありながら当の被害者を切り捨てて生贄にしようとしている韓国政府の詐術にも騙されないようにしなければならないのだから。そうした詐欺行為を見抜く目も今後は必須的に要求されるであろう。

特に慰安婦合意検証TFと並ぶ詐欺行為で、くれぐれも騙されないように警告しておきたいのが安世鴻と重重プロジェクトである。これも慰安婦問題をダシにした陰険毒辣な詐欺であり、真面目にこの問題に取り組むのであれば近付くべきではない。安世鴻という男は自分の写真集と朴裕河の「帝国の慰安婦」が書評で同列に取り上げられて「どちらも慰安婦問題解決の手掛かりを提供している」と評されたのを喜んでいたのだ。「帝国の慰安婦」と同列に並べられて喜んじゃう「慰安婦写真家」って何? 安世鴻は人間的にも歴史観においても朴裕河と同類にして同水準のインチキ野郎でしかない。

https://twitter.com/AhnSehong/status/375971376437284865

↑ 自分の先輩がプレシアンで「重重」の書評を書いてくれました、「帝国の慰安婦」と一緒に書いてくれました、と無邪気に喜ぶ安世鴻のツイッター。「帝国の慰安婦」と肩を並べて喜んでいる、いや、それどころか朴裕河と全くの同類というのが安世鴻の正体である。


「自分の写真は政治的ではない」と言って逃げ回っていた事もあった。歴史や政治に向き合う覚悟も見識もなく、「ニコンから圧力を受けた」事だけを勲章のようにひけらかして商売に利用するだけの男・安世鴻。安世鴻こそ従軍慰安婦はじめとする日帝植民地被害者の同胞を食い物にする最悪の詐欺師である。なによりも重重プロジェクトにはアジアプレスが協賛として深く関わっている事を忘れてはならない。在日朝鮮人への差別と朝鮮共和国への憎悪・敵視感情を煽り、「北朝鮮には植民地支配の賠償なんかする必要ない by石丸次郎」と主張する集団アジアプレス。そのような団体が従軍慰安婦の写真集とその展示企画を支援したり「表現の自由」を語る? こんなに酷い詐欺はないであろう。自分達の民族差別的報道をごまかす為のアリバイ作りでしかない。言わばかつての総会屋が「現代の眼」などの左翼雑誌を出していたのと同レベルのごまかしである。筆者には「表現規制反対派オタク」も重重プロジェクト(アジアプレス)も同レベルの唾棄すべき存在にしか見えない。
他の事ではまっとうな見識を持つ人が、なぜか安世鴻&重重プロジェクトや慰安婦合意検証TFを好意的に引用したりリツイートしていて、愕然とする事が最近多い。真面目に従軍慰安婦問題を考えるならそのような事はやめていただきたいと思う。一見被害者の肩を持つように見せかけて実はとんでもない詐欺、というのが今の世の中には山ほどあるではないか。「安世鴻&重重プロジェクト」「韓国政府の慰安婦合意検証TF」といった代物は反原連やしばき隊と同レベル・同質の詐欺であるという点、よく認識していただきたい。

それにしても韓国における従軍慰安婦被害者とその支援運動というのは何と孤独な立場であろうか! 加害者である日本やアメリカからその存在を否定され、時には「嘘つき売春婦」呼ばわりもされ、歴史的にも抹殺されかけてきた。そればかりか当の自国政府からもそっぽを向かれ、「日韓友好の足枷」扱いされて切り捨てられてきたばかりか、時にはより残酷な生贄にされてきたのである。それが朴槿恵政権の日韓合意によって「解決」を強要されるという最悪の出来事に直面し、それを継いだ文在寅政権ではまたしても単なる「外交カード」として人間の尊厳を踏みにじられようとしている。どこを見回しても敵だらけだ。「加害者・敵国」ばかりでなく、自国政府からもまともな救済を受けられずに裏切り、騙され、捨てられてきたという、淋しく疎外された存在であった。とりわけ「キャンドル革命」とやらで希望を抱くも、後に新政権の本質が前任者とほとんど同じであったという事に気付かされた現実は何と無残なものであろう。それだけに被害者達を単なる外交カードや食い物にして利用しようとする動きは絶対に許し難い。この問題を少しでも真面目に考えるのであれば、こうした事を最低限弁えていて欲しいと思う。

文在寅政権が「脱原発」だって?

そう信じている方も多い事であろう。何しろ文政権は「脱原発宣言」したのだから、それを真に受けて「うれしいニュース。ああ、さすがは「キャンドル革命」が生んだ大統領だ。民主化運動と国民主権と新大統領だ」と喜んでいる善意の方が非常に多く見られる。が、しかし…。
そうした純粋な善意の方々にこういう事を言うのは大変心苦しいのだが、そのような見通しは甘い、とろけそうなくらいに甘い、サッカリンを大量にぶちこんだ高度成長期公害時代の日本の駄菓子よりも甘過ぎると申し上げておく。
文在寅ってのはあの「差別主義者にしてシリアの虐殺者トランプ」に世界で最も、それこそ犬のように忠節を尽くしてシッポ振ってる国家元首だぜ? 安倍以上にだよ? 朝鮮共和国に対しても軍事境界線上の挑発行為をやめるつもりは全くないとして、李明博・朴槿恵と何ら変わらぬ対北敵視政策を継続している大統領だぜ? そのくせ「北は無条件で対話に出て来い」とか勝手な事を言ってるんだぜ? そんな状況で対話に応じる馬鹿がどこにいるのかという話だろう。THAADの配備も強行した。星州で反対運動をしている住民達はどうなるのか? 彼らは朴槿恵時代と全く変わらず依然として弾圧にさらされている。辺野古と全く同じように! 

「文在寅政権は朴槿恵政権の継承政権である。韓国では「キャンドル革命」など何も起こっていない」
これこそが今の韓国を見る際に弁えておかねばならない大前提である。

本題に戻ると、文政権の「脱原発」など実に虚構と欺瞞に満ちた怪しげなものだ。確かに大統領は古里5・6号機建設も中断するとした。だがそれだけで今後韓国が原発を完全になくすと考えるのは早計に過ぎよう。以下のような恐ろしい話がある。

http://japanese.joins.com/article/741/231741.html?servcode=200&sectcode=200
脱原発後押ししながら…「産業資源部長官、原発輸出に最善を約束
2017年07月27日13時07分

朝鮮語原文記事
http://news.joins.com/article/21793113

http://news.joins.com/article/21796959#none
문 대통령 “(원전 기업의) 해외 진출 적극 지원할 것”
[중앙일보] 입력 2017.07.27 22:22 수정 2017.07.27 22:28
文大統領「(原発企業の)海外進出積極的に支援するだろう」


上記はいずれも中央日報の記事だが、結果は歴然としていよう。一応国内では「脱原発」する(らしい)が、原発輸出はこれからもバンバン行うと。これのどこらへんが「脱原発」なんだ? 国内では原発みたいなヤバいモンは一応やめる事にするが、そんな危険物をこれからは外国へ売って金儲けとか、単なる公害産業輸出や経済侵略以外の何者でもないではないか。本当に原発をやめるというなら、当然その輸出もやめねばならない。ところが文在寅政権はそうせず、原発輸出に「最善を約束」「海外進出積極的に支援」だというのだ。こんな欺瞞と偽善がどこにあるというのか。前任の朴槿恵や李明博も原発輸出に異常なほど熱心な「原発族政治家」だったが、文在寅も本質的には何も違わない。韓国では原発利権が朴槿恵&旧セヌリ党から文在寅&民主党に移っただけ、すなわち韓国で先日起こったのは「政権交代」ではなく「利権交代」に過ぎなかったのである。結果論ではあるが、キャンドルデモに参加した善意の人々はそんな下らない利権争いの片方に奉仕してやっただけだったのだ。いや、利用されたと言うべきか。そこに韓国の民衆運動が抱える泣き所がある。遺憾な事に、これは4.19の頃から変わっていない。

文在寅政権でもう一つ注目されているのが日韓慰安婦合意をどうするかという問題だが、これも原発と同じような展開が待ち構えているのではないかと筆者は考えている。そもそも日韓合意は「日韓は歴史問題を棚上げして安保協力を優先し、日韓仲良くこのアメリカ様に御奉公しろ」というアメリカ側の圧力が強く作用したのは周知の事実である。日韓合意に反対する立場からすれば敵は日本だけでなくアメリカも同様なのだ。挺隊協が米大使館前で日韓合意に反対するデモを行っているのは、それでもまだ敵を見失っていない証左であると言えよう(もちろん後述のような危惧もあるが)。だが文在寅はどういう大統領か? すでに何度も述べてきたように「世界で最もアメリカに忠実な犬」だぜ、文在寅って。他の閣僚や要職を見ても、朴裕河の最大の「パパ」であった特別補佐官・文正仁アメリカの手先になって国連で朝鮮やシリアへの圧力をかけまくった外務長官・康京和韓米FTA推進の急先鋒として韓国の農業破壊に率先し、農民達から怨嗟の的になっている通商交渉本部長の金鉉宗などなど。こんな大統領以下要職ども全員親米親日軍団の政権で、アメリカの意向に逆らってまで日韓合意を破棄出来ると思うだろうか。もちろん文在寅は大統領選挙前から日韓合意の「破棄」など一切言っておらず、飽くまでも「再交渉」としか言わなかった。だがその「再交渉」の中身がどんなものになるかは知れたものではない。「国内では一応脱原発するつもりだけど、原発輸出はバンバンやる」というのと同じで、文政権の慰安婦合意再交渉がどれだけ酷いインチキなものになるか、今から不安で仕方がないのである。
韓国政府が日韓合意を全面再検討するというニュースが報じられ、それを僥倖のように思う人もいるかもしれない。だが筆者はこのニュースを見て大変な不安を感じた。前述のように親米親日軍団である文在寅政権の本性に加え、この再検討を担当するタスクフォースに参加している委員達に怪しげな人間達(特に延世大学のソン・ヨルやハンギョレ論説委員の呉泰奎など)が散見されたからである。特に現役記者がこうした政府審議会に入るのは問題ではないのか。

挺隊協も含めて今韓国で慰安婦被害者支援を行っている人々を見ていると、筆者は非常に不安になる事が一つある。それはこうした団体の寄り合い所帯である「正義記憶財団」が外交長官である康京和を過剰に高く評価して支持し、後押ししているからだ。康京和がまだ外相に内定したばかりで国会などの審査(身体検査)を受けている段階で早くも慰安婦被害者や正義記憶財団が「康京和を支持する。彼女を絶対に長官にしろ。康長官なら必ず日韓合意を何とかしてくれる」といった事を公式に言いふらしてきたのである。だが、筆者がこれまで指摘してきたように康京和という女は極めて親米的なスタンスの外交官であり、国連でも欧米帝国主義の侵略戦争を推進する立場から「第三世界の人権問題」を悪用する例が極めて多かった。そのような人間がいかに自国とはいえ、「帝国主義侵略の被害者」である従軍慰安婦の肩を本気で持つとは考え難い。この手の欧米白人社会にかぶれたアジア人というのは、まさに名誉白人然として自国の同胞を蔑み、切り捨てるものである。康京和がナヌムの家を訪問して慰安婦被害者のハルモニ達と面会しただって? 彼女達が康を支持するのもそうした行動に起因する所が大きいと思う。だがそれだけで康京和と文在寅政権を支持するのは早過ぎる。ナヌムの家を訪問するだけなら、あの朴裕河でさえやった事があるのだから! もちろん朴裕河がナヌムの家に行ったのは「自分はおばあさん達を侮辱しているのではない」というアリバイ作りの為である。ナヌムの家に行って慰安婦被害者と面会したというだけでは、その者が本当に慰安婦問題を真面目に考えているかどうかの判定基準にはとてもならないのである。厳しい事を言うようだが。安倍だって毎年夏に沖縄の慰霊には一応行くではないか。そういう話でしかない。つまり単なる人気取りのパフォーマンスに過ぎないかもしれない行動を見て、正義記憶財団という韓国の「オール慰安婦支援者」が康京和を全面的に支持してオールインしてしまうというのは大変な悪手ではないかと、筆者はそれが不安でならないのである。
今韓国の慰安婦支援者達が陥っている状況というのは沖縄と非常に似ているのではないか。つまり

沖縄の民衆勢力や諸政党が一致して翁長雄志(元々自民党で保守派、日米安保支持)を知事に推す「オール沖縄」

韓国の正義記憶財団や当の慰安婦被害者達が一致して康京和(元々親米派で反北派、韓米同盟絶対的支持)を外相に推す「オール慰安婦支援者」

この間の推移を見ていると、翁長雄志を推す「オール沖縄」勢力と康京和を推す「オール慰安婦支援者」勢力があまりに似た様相を示しているのが非常に恐ろしい。
辺野古の基地建設を止めるにはまず知事が埋立承認撤回をするのが第一である。同様に日韓慰安婦合意についても、それを韓国政府が破棄して10億円詰めたトランクを安倍晋三(菅義偉か岸田文雄でも可)のツラに叩きつけてやるのが第一歩であるのは明らかだ。ところが現実に起こっているのは何か。「オール沖縄」に擁立された翁長知事はいつまで経っても承認撤回をせず、「オール慰安婦支援者」に後押しされた康長官はいつまで経っても「再交渉」の一つ覚え。やる気があるのかこいつらは、という話であろう。こうした翁長の「ヘマ」や「サボタージュ」に対して「オール沖縄」が何も言えなくなって久しい。慰安婦合意に関して康京和や文在寅が今後どれだけ「ヘマ」や「サボタージュ」をしても、韓国の「オール慰安婦支援者」もまたそれに文句一つ言えなくなるのではないか。
筆者が抱いている嫌な予感は、今後数年過ぎてもこうした状況が続いて状況がますます悪化し、その時になっても今と同じセリフを筆者達が言い続ける事になるのではないかという事だ。

【禍々しい未来予想図 in 20xx年】

アリの一言
「翁長知事は一体いつになったら辺野古の埋立承認撤回をするのでしょうか。辺野古の工事を止める為にも今こそ承認撤回をすべき時です。「オール沖縄」勢力もその事を翁長知事にはっきりと突きつけねばなりません」

・ウン年後の筆者
「康長官と文大統領は一体いつになったら日韓慰安婦合意の破棄をするのでしょうか。慰安婦被害者の名誉回復と植民地支配清算の為には今こそ合意を破棄すべき時です。「オール慰安婦支援者」勢力もその事を康長官と文大統領にはっきりと突きつけねばなりません」

…冗談はともかく、このようにならない事を心から祈っている。

結論を申しあげたい。文在寅政権の掲げる「脱原発」は極めてインチキなものである。国内ではヤバいからやめるけど、代わりにその危険物を海外へ輸出して儲けるのは今以上にバンバン続けるとか、どんだけ酷い話なのかと思う。しかもその韓国内脱原発が完了するのは40年も後だって? アホかの一言だ。こうした実情を知らずに「韓国の民衆革命バンザイ!」「目覚めた市民がつながりあえば、それは民主主義を守る砦となる」などという寝言を口走る「環境運動」こそもはや有害そのものであろう。
考えてみれば「国内的には一応脱原発だけど、原発輸出は賛成」というのはハンギョレが以前から主張して来た事でもある。そういう社説をハンギョレは実際に載せていた。福島原発事故後にも関わらず! そうしたハンギョレの主張が政策に反映され、同社幹部記者も政府審議会に取り立てられて乗勝長駆(승승장구 朝鮮語で「快進撃」「大出世」の意)する…。セヌリ党政権時には朝鮮日報・中央日報・東亜日報といった右派新聞の主張が政策に反映されては記者達も政府要職の御用に取り立てられたものだが、それと何が違うんだ? こうした現実を見てなお文在寅政権の本質が分からないのでは救いようがない。



・おまけの補論

「文在寅政権はロクな社会改革を実現出来ず、すぐにレームダックする」
筆者も当初はそう思っていたのだが、しばらく経過を眺めているうちにこれは違うかもしれないという考えの方が強くなった。文政権は高い支持率を保って意外に長期政権になるかもしれないという方に今では傾いている。
どういう事かというと、文在寅というのは予想以上のパフォーマンス政治家にしてポピュリズム政治家であるという事が分かって来たからだ。「キャンドル革命が生んだ大統領」「国民と疎通」「脱原発」「南北対話と開城工団再開」「慰安婦のおばあさん達の涙を拭いてやれる大統領」「全教祖を再び合法労組に」などいずれも嘘八百である事が判明した「不渡り手形」ばかりだが、不思議な事に文在寅の支持率は一向に下がる事はなかった。それどころか今なお80%の大台をキープし続けている。これは文在寅の見せ方のうまさにあろう。社会改革や弊害清算の旗印を掲げて、実際にそれらしき行動を少しだけ小出しにやってみせるのである。ナヌムの家に行ったり、汚染の酷い4大河川の水門をほんの一つか二つだけ開放してみせるとか、一部の非正規労働者を正規職にしろと直接指示したりといったように。それで「改革者」のイメージを作り上げて支持率を保持するのだ。でもそれだけで、根本的に身を削って旧悪を粛清する改革にまでは決して踏み込まない。こんな政治家、日本にいる我々にも嫌というほど見覚えがあろう。かつての小泉純一郎や橋下徹、今の小池百合子と何てそっくりなのかと思う。実際あの時小泉はハンセン病の裁判で控訴を取り下げて社会的喝采を浴びた。だが、他は…。文在寅はまさに「韓国の小泉純一郎」なのである。もっともこんな事を言うと逆に喜んでしまう連中も多いかもしれない。何しろ韓国の反原発運動界隈で小泉は「脱原発へ取り組む元首相」という事で英雄扱いされちゃっている訳だから(特に緑の党が酷い)。この事は韓国の市民運動自体が深刻な問題を抱えている事を示している。こうした文在寅の狡猾さ(並びに韓国市民社会の俗物化の為に)から、支持率は意外に下がらないのではないかと筆者には思えるのだ。

韓国では朴槿恵の末期に改憲の話が出た。これはもちろん朴槿恵が1期だけでなくその後も引き続き大統領でい続けたいが為にぶち上げた話だったものの、誰もが知る崔順実事件によって政権ごとその時は流れてしまう。だが韓国では改憲の話が完全に消えた訳ではない。大統領の権限や任期の変更といった改憲の話が今も燻り続けており、文在寅政権下でも遠からずその話は出て来るであろう。その時に文政権の支持率が高いままであったなら? そして大統領任期が2期以上に改憲されたら? 文在寅政権が意外な長期政権になるのではないかというのはこうした「文政権の超ポピュリズム手法による支持率維持」「改憲」が重なる可能性があるからだ。

もっとも文在寅が小泉的ポピュリズムへ過度に走るのも、当人の性格や政治的傾向以外に理由がない訳ではない。朴槿恵を失脚させた100万人キャンドルデモと弾劾、これは良い意味でも悪い意味でも韓国政治に大きな影響を残したと思う。憲法裁判所における朴槿恵の弾劾はなぜ通ったのか? これは率直に言って「支持率」に尽きよう。朴槿恵政権最晩期の支持率はかなり下がっていたが、崔順実事件が起こって100万人デモが起こるようになるとそれに歯止めがかからなくなり、地域や年齢層によってはゼロという世論調査の結果すらあった。韓国の憲法裁判所というのがいかに「憲法の精神」や「民主主義」から掛け離れた組織であるかは誰もが知る通りで、この裁判所の行動原理とはただただ時の権力への追従と機会主義だけでしかない。韓国憲法裁判所が憲法に忠実な判決を下した例なんて、筆者は今まで一度も見た事ねえよ! 日本の最高裁(最低裁?)より酷いんじゃね? かつて統合進歩党に解散命令を下した時はまさに「朴槿恵政権という強圧的権力」と「支持率一桁台の弱小政党・統合進歩党」という、韓国憲法裁の行動原理に100%一致する条件が揃っていた訳である。だがこれは後に朴槿恵にもそのまま跳ね返る事になった。権力の空白期に、ほとんど誰からも支持されていない職務停止中大統領に対して憲法裁は何の遠慮もしなかった(機会主義)という事だ。かつては高い支持率と強圧的な権力で憲法裁判所をもほしいままにしていた朴槿恵も、いざ自分の支持率が底をついた途端に当の憲法裁に引導を渡されたのは歴史の皮肉と言うべきか。このように大規模デモとそれに動かされた国会・憲法裁による弾劾が朴槿恵という一つの悪を倒したのはまあ事実であるが、同時にこれは副作用も生んだ。時の政権の命脈が支持率次第、というのが今まで以上に厳しくなったという前例を生んだのである。憲政史上初めて大統領が弾劾されて失職、それもかつては熱狂的に支持された時期もある朴槿恵がという事になって、今後大統領に対する弾劾は簡単に惹起されるようになるであろう。そしてそれが通るかどうかは、憲法・憲政とは全く関係なく、全てが支持率次第という事だ。もし朴槿恵にあの時支持率が15%以上あったら、多分憲法裁は遠慮して(機会主義)弾劾を通さなかったはずだ。民主党は今現在少数与党であり、野党達が結託すれば国会で文在寅を弾劾する事も決して不可能ではない。だが憲法裁は? 仮にそのような状態になっても、今のように文在寅が一定の高い支持率を保っている限り、憲法裁は例え天地がひっくり返ろうとも弾劾を通す事はない。それが韓国憲法裁判所の行動原理なのだから。

韓国大統領がその地位を保つ為には、何よりも己の支持率だけを第一に考えねばならない。

これはキャンドルデモと朴槿恵弾劾が生んだ大きな副作用である。韓国の民衆運動が持つ限界と歪な韓国の政治・司法システムが、韓国政治史上類例のないポピュリズム政権に帰結したといえよう。それが軍事政権以来の長期政権となる可能性を秘めてである。李明博・朴槿恵の「失われた9年」が15年以上に延長される覚悟を今からしておいた方が良い。

【翻訳記事】砲声止んで64年…朝鮮は依然として不発弾除去中

砲声止んで64年…朝鮮は依然として不発弾除去中
2017.07.27 17:19



朝鮮咸鏡南道咸興のある建設現場で不発弾を掘り出す人々 [AP Photo/Wong Maye-E=聯合ニュース]

(咸興 AP=聯合ニュース)1953年の停戦協定で朝鮮戦争の砲声が止んでから今年で64周年を迎えるが、朝鮮ではまだ戦争当時に投下された爆発物除去作業が続いている。

関係者によれば朝鮮民主主義人民共和国では休戦以後にもまだ数千個の爆弾と迫撃砲、実弾破片などが残っており、九つの道毎に編成された爆弾処理班が除去作業を続けている。

朝鮮の労働者達が爆弾を掘り出している咸興のある建設現場で24日APと会ったチョン・イルヒョン少佐は「専門家達は不発弾を全て除去するのに100年かかるだろうと言うが、私の考えではもっとかかりそうだ」と語った。

彼は咸鏡南道爆弾処理班に所属している。

チョン少佐は彼の部隊だけでも昨年に爆弾、迫撃砲、砲弾を含む爆発物2900個を処理し、今年はすでに1200個を解体したと語った。

彼は去る10年間に爆発物で同僚5人を失い、昨年5月には爆発物を持って遊んでいた11歳の少年が爆弾の爆発によって指を失ったと伝えた。

朝鮮は主要戦争以後も依然として爆発物処理を続けている各国の一つで、アジアだけでもベトナム、カンボジア、ラオス、日本などが等しい問題を抱ええていると説明した。

朝鮮共和国は朝鮮戦争当時に平壌だけでも40万個の爆弾が投下されたと主張している。朝鮮半島全体としてはアメリカがナパーム弾3万2千トンをはじめとして全部で63万5千トンの爆弾を投下した。このうち大部分は北朝鮮地域に落とされた。

訳:ZED

原文記事URLはこちら
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/07/24/0200000000AKR20170724145600009.HTML

多くの人が気付いていない(特に日本では)重要な問題なので今回はこの記事を取り上げさせていただいた。ちなみにこの記事はAP通信の記事を聯合ニュースが配信したものなのだが、なぜか聯合ニュース日本語版では翻訳配信されていない。まあ、聯合ニュースの日本語版ってのはすごく偏向的かつ恣意的で、都合の悪い記事を日本語で配信しないという点ではハンギョレ日本版と同じくらい陰険毒辣な所だから(笑)。
それ以前に朝鮮共和国における米軍の不発弾問題を扱った日本語記事というのを筆者はこれまで見た事がない。少なくともインターネット上ではどれだけ検索しても見つからなかった。それだけ知られておらず、知っても日本にとって都合が悪すぎるので黙殺されてきたという事であろう。

それはともかく、朝鮮共和国では現在もこうした不発弾処理が大きな社会問題となっており、今でも犠牲者が絶えないという事実は知っておかねばならない。しかもこれは明らかに人道の問題にも関わらず、国連などが朝鮮の不発弾処理に手を差し伸べたという話を、筆者は寡聞にして聞いた事がない。それで人権問題がどうのこうの言うのだから、国連や韓米日の偽善者ぶりは度を超していよう。もちろん当の加害者であるアメリカはこの問題について全くの無視を決め込んでおり、不発弾の除去やそれの爆発被害者に対する補償なども何一つやっていない。

朝鮮戦争において当時アメリカは戦争史上最も多くの爆弾を落とし、それは文字通り「北朝鮮は石器時代になってしまった」と言われるほどのものであった。そしてアメリカは21世紀になっても他国に対して「言う事聞かなんだら石器時代にしてまうど(by アーミテージ)」という恐喝外交を繰り返している。まさにアメリカ合衆国こそ世界最大の脅威にしてならず者国家だ。もちろんアメリカはベトナム戦争においてもベトナムとラオスに対して凄絶な爆撃を行い、これらの国でも依然多くの不発弾が埋まっていて多くの犠牲者を出し続けている。

さらに言えば日本が戦後復興を成し遂げられた最大の原因は誰もが知る通り朝鮮特需であり、この時北朝鮮地域に落とされた米軍の爆弾の中に日本製のものが含まれていた可能性は否定出来ないであろう。少なくとも米軍の爆撃機の多くが日本の米軍基地から飛び立って行ったのは厳然たる事実であり、朝鮮の不発弾犠牲者に対しては日本にも重大な責任があるという事は決して忘れてはならない。「九州に移転しても米軍基地は機能する」という高橋哲哉や、その信者と化して「沖縄米軍基地本土引き取り」を主張する一部の在日達はこうした歴史の重みを果たしてどれだけ知っているというのか! それすら知らずに「民族主義」や「植民地主義」を語るべきではない。

今回の記事にもある通り、朝鮮共和国では今も毎年多数の不発弾が発見されており、それによる犠牲者も後を絶たない。これだけの戦争犯罪や人道に対する罪を無視して語られる「北朝鮮の人権問題」「北朝鮮核問題」とは何なのか。侵略正当化の口実に過ぎない事は明白であろう。そして韓国の「キャンドル革命大統領」と呼ばれる文在寅は世界で最もそれを熱烈に支持する「戦争犯罪予備軍」である。安倍もね。

アメリカは即時朝鮮共和国に対する敵対政策を止め、朝鮮戦争で投下した不発弾処理とその被害者に対する救済に乗り出さねばならない。

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