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WANTED! 韓日軍事情報保護協定推進派学者ども

以下いずれも韓国の新聞から翻訳抜粋する。

◆韓日軍事情報保護協定を推進する「日本の韓国通」

東京大学教授・木宮正史曰く

https://www.hankookilbo.com/v/e28273fba2f94557b93145997245d497
「トランプ、韓国・日本を退けて朝鮮と直接協議するかも」
登録2016.11.14 20:00 修正2016.11.14 20:00
木宮正史東京大学教授

―韓日軍事情報協定(GSOMIA)推進で韓国内の批判世論が多い。

誤解を解かねばならない韓国ではまるで軍事同盟をするかのように考えるが、そうではない。重要情報交換はどちらにも必要だ。韓日協力の必要性が急激に増加しているのに、依然としてタブー視される所が多い」


◆韓日軍事情報保護協定を推進する「韓国の日本通」

延世大学名誉特任教授・文正仁(笑)曰く

http://news.sbs.co.kr/news/endPage.do?news_id=N1003881468&oaid=N1003881068&plink=TOP&cooper=SBSNEWSEND&v2
「朴鎭浩の時事展望台」文正仁「トランプのアメリカ、『サード』の代価を要求するかも」
対談:文正仁延世大学名誉特任教授
作成 2016.11.10 10:00 修正2016.11.10 10:11

朴鎭浩
もう一つおうかがいします。韓日軍事情報保護協定が韓日間で推進されて実務段階がまとまりつつありますが、このままイっても大丈夫だと見られますか?

文正仁
それもタイミングが良くありません。大統領が準事故状態にあるのに、我々の立場では重要だと思うのを一方的に出た際には国民的な情緒が心配になります。ですが韓日軍事情報保護協定それ自体は大きな問題ではありません。互いが交換した情報を各国の軍事機密保護法案に準じて保護し、交換した情報を第3国に与えないものです。それ自体が1級秘密をやるかどうかを決定するものではありませんよ。


韓日軍事情報保護協定を韓日双方で推進している学者の実例を二つ挙げてみた。木宮・文のいずれもこの協定について「誤解を解かねばならない」「どちらにも必要」「大きな問題ではありません」挙げ句がタイミングが悪いだけでそれ自体は重要だとまでぬかしている。この協定こそ第2の「乙巳保護条約」であり、日本軍(自衛隊)の朝鮮半島再進出を導く危険が高いとまで言われているのに、何イってんだこいつらという話だろう。この二人はいずれも韓日双方で「日本の韓国通」「韓国の日本通」(ただし文正仁はどちらかと言うと「中国通」であって、日本には大した知識も見識も持っていないようだが)で通っている権威である。恐ろしい話ではないか。原発擁護や放射能の危険性を隠蔽するのに必死な学者がその道の「権威」とされているのと何てそっくりなのかと思う。

原発の御用学者
「放射能は安全です。原発の必要性が急激に増加しているのに、依然としてタブー視される所が多い。福島の汚染も大きな問題ではありませんので、誤解を解かねばなりません」

木宮&文
「韓日軍事情報保護協定は安全です。韓日協力の必要性が急激に増加しているのに、依然としてタブー視される所が多い。軍事機密をやりとりするのは大きな問題ではありませんので、誤解を解かねばなりません」

もう一つ木宮正史と文正仁に共通しているのは、両人とも「帝国の慰安婦」と朴裕河の熱心な擁護者・支持者であるという事だろう。木宮は2015年11月に朴裕河が在宅起訴された時に日本から抗議声明に名を連ねた一人だ。文もまた「帝国の慰安婦」が2014年秋に出版禁止仮処分を受けた時から朴裕河の応援団に名を連ねたのに始まって、やはり2015年の在宅起訴の際にも韓国側の抗議声明に名を連ねている。二人とも金筋入りの朴裕河シンパであり、そういう連中が韓日軍事情報保護協定を必死こいて擁護・推進しているというのは、まさに「帝国の慰安婦」に象徴される「朴槿恵・安倍晋三・朴裕河的日韓和解」の行き着く先が何であるかを雄弁に物語っていよう。

で、韓国ではこの「朴裕河応援団長」であるインチキ学者・文正仁が「金大中・盧武鉉時代に太陽政策を推進した大物学者」として今現在も統一問題の講演会で引っ張りだこという始末…。以下のポスターを見て、筆者は驚愕すると同時に絶望したよ。


↑ 11月24日に開かれた「ソウル統一トークショー」パネリストに林東源、丁世鉉、朴元淳と共に文正仁(上の写真右から2番目)の名がある。

朴裕河応援団長にして軍事情報保護協定ゴリゴリ推進派の語る「南北統一」って一体何? これでは例え朴槿恵が失脚しても韓国の未来は暗く、南北関係改善や日帝の過去史清算や2015慰安婦合意の撤廃は極めて困難であると言わざるを得ない。除去されなければならないのは朴槿恵だけではない。文正仁も朴裕河も林東源も丁世鉉も木宮正史も安倍晋三も全員等しく除去されなければならない対象である!
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浅井基文氏の「驚き」について

http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2016/856.html
韓国における核武装の主張に接して思うこと

浅井基文氏の上記最新記事によると、韓国のハンギョレ統一文化財団主催のシンポジウムで「韓国核武装」という主張が当たり前のように飛び交っていてショックを受けたとの事です。が、浅井氏に申し上げておきたいのですが、筆者はこれを見て「ああ、やっぱりね」という感想しかなく、まさに(嫌な)予感通りという印象でした。これまで筆者は何度も指摘してきましたが、韓国のハンギョレ新聞(のみならず京郷新聞、オーマイニュース、プレシアンといった韓国の著名な進歩派というかリベラル系メディア達)というのは諸外国で思われているほど素晴らしくもなければ、反権力でも反骨派でもありません(創刊間もない頃の最初期はどうだったか知りませんが)。一言で言うと、ただの煽情報道と機会主義で部数を稼ぐ事が最優先の堕落し切ったダボハゼメディアです。日本で言えば、最近なら旧噂の真相スタッフが主軸になっているらしいリテラ(その実態は、貧困女子高生バッシング報道で捏造記事を出したビジネスジャーナルの別働隊)だとか、あるいは総会屋雑誌そのものであるかつての現代の眼なんかが非常に近いんじゃないでしょうか。最近の例で言うと、ハンギョレは朴槿恵政権の歴史教科書国定化に表向き反対の論陣を張りながら、裏では政府の国定教科書推進広告を一面トップに載せるなどという露骨な事もしています。ハンギョレの掲げる「社会正義」や「民主主義」や「歴史正義」など、広告を取る為のネタでしかありません。今のハンギョレに極右朴槿恵政権の悪事を真面目に追求しようとしている記者などほとんどいないでしょう。今韓国で大騒ぎになっている「崔順実事件」にした所で同様であり、今をときめくホットイシューだからスキャンダラスかつ煽情的に書き立てているだけで、その姿勢は朝鮮日報などとほとんど一緒です。ハンギョレの崔順実事件報道に核心を突くような鋭い記事や分析はほとんどありません。対日問題についてもそうで、この新聞は日本の安保法案(戦争法)成立に対して「対北抑止力になるから評価出来る」などという、およそ日帝の植民地被害国の、それも「代表的進歩派新聞」とはとても思えない無茶苦茶な社説まで乗せていました。明仁を「平和の神」のごとくヨイショするのにも率先していますし…。
ハンギョレは「韓国報道界信頼度ナンバー1」という自画自賛が大好きですが、その実態は総会屋稼業に片足突っ込んでいるような、ブラックジャーナリズム一歩手前の存在に過ぎません。
実際に世界中見回しても、ハンギョレとアルジャジーラほど外ヅラと実態の掛け離れた「美しい誤解」を受けているメディアはないでしょう。もちろん読める記事が皆無という訳ではありませんが、基本的な会社の方針というか体質が「総会屋一歩手前」のメディアだという事は前提としてわきまえておくべきです。中国の専門家である浅井氏にこんな事を言うのは何ですが、環球時報を読むような感覚でハンギョレや京郷を読んじゃいけません。レベルが違いすぎます。雲泥の差です(笑)。
浅井氏はこのシンポで核武装論が出た事に驚いていましたが、それ以前の問題としてハンギョレという新聞社が明確な「反核メディア」であった事など一度もありませんでした。これはハンギョレという新聞を知る上で重要なポイントでありながらあまり知られていない事実で、この新聞社の核(兵器・発電問わず)に対するスタンスはとにかく定見というものがなく、下手したら核兵器がどういう物なのか、原発はどういう原理で電気を作るのか、放射能がそもそもなぜ危険なのかという常識レベルの話を理解している記者がどれだけいるのか極めて疑わしいというレベルなのです。代表的な例として、ハンギョレは日本で福島原発事故が起こった後にも関わらず原発輸出に賛成し、アメリカとの交渉で原発核燃料を独自に確保出来た事を無邪気に喜ぶ社説を堂々と載せた事がありました。朝中東のようなゴリゴリの右翼で原発推進メディアがそういう事を言うならまだ整合性がありますが、一応「進歩派」で自然環境問題などもよく取り上げているはずの新聞がそんな事を言うとか、矛盾がどうのこうのという次元をはるかに超越しているでしょう。一方でたまに思い出したかのように脱原発的な記事を載せる事もあるなど、ハンギョレが明確に「反核・反原発」のスタンスをとっている訳でない事は明らかです。なので、そんなハンギョレ(正確には系列の財団)が主催するシンポジウムで「韓国核武装論」「米軍核兵器再配備論」といった話が出ても何の不思議もありません。韓国の事情をよく知らず、漠然と「ハンギョレは軍事政権時代に弾圧を受けた反権力・反骨ジャーナリスト達が集まって出来た新聞 by本多勝一」という美しい誤解イメージをまだ抱いていた人達にはちょっとしたショックかもしれませんが…。浅井基文氏は実績ある中国の専門家で筆者も一定の敬意をはらっていますが、韓国含めて朝鮮半島のそうした実情にはまだ疎い所があり、それで今回のような驚きを感じたのだと思います。

韓国という国の進歩派マスコミは諸外国の人々が抱くイメージほど反骨精神がある訳でもなければ民主主義や平和を大事にしている訳でもなく、韓国社会の民主主義とやらもまた言われているほど社会に深く根を下ろしている訳でもなければ、市民社会や大衆の意識が高い訳でもありません。
よく朝鮮半島の平和統一を願う人々の間では、朝鮮民主主義人民共和国の情報が少ない上にそれに敵対する国家やマスコミから流されるネガティブキャンペーンが激しい事から「北の事を正しく知ろう。それが平和と統一の道」という事がよく言われます。それはその通りなのですが、では西側に住む我々は南の事をどれだけ正しく知っているのでしょうか? 朝鮮共和国の事を単純な「独裁国家、テロ国家」と断ずるのが誤りであるように、韓国の事を「民主主義と経済発展を同時に成し遂げた自由の国」などと美化するのも同じくらい間違った認識でしょう。その「経済発展と民主主義」とやらが、今もの凄いスピードで崩壊しているというのが韓国(日本もですが)という国の現状です。「自由な西側」に住んでいるはずの我々が「開かれている(はずの)韓国」の事を、さらにはその上位帝国主義国家である日本やアメリカの事すらもロクに知らなかったのではないか。

今、韓国では崔順実事件によって社会に大騒乱が起こっています。暴政を欲しいままにしていた「独裁者2世」朴槿恵が実は単なるアダルトチルドレンの引きこもりおばさんで、インチキ宗教家の言いなりになっていたカカシみたいな人間に過ぎなかった事が満天下に明らかになった訳ですから。その「神のお告げ」による暴政・悪政・苛政・失政によってどれだけ多くの人々が苦しみ、生活が破綻し、実際に命まで失ったでしょうか。韓国では多くの民衆が怒って朴槿恵の退陣を求め、その間の暴政や失政の真相究明を求めて大規模なデモを行っています。ここで気掛かりなのは「今回の事件をきっかけに、果たして韓国がもう少しでも民主的で平和で暮らし易い社会に変わるだろうか」すなわち21世紀の「ソウルの春」は来るのかという点でしょう。筆者の見解を言わせてもらうなら、そうなって欲しいとは切に思いますが、生憎とそうなる可能性は限りなくゼロに近いと思います。理由は色々ありますが、今回の浅井氏の記事はそれを強く感じさせるに足るものの一つでした。ハンギョレのシンポジウムに来る人間達というのは、荒らしに来た極右勢力の「バンザイアタック(笑)」でもない限り、基本的に民主党や国民の党(あるいは正義党も)の支持層です。野党の次期有力大統領選候補とされている文在寅か安哲秀いずれの支持層に他なりません。そういう支持層が今や声高に「韓国核武装」「米軍核兵器再配備」を叫んでいる状況なのですから。もちろん今の民主党と文在寅、国民の党と安哲秀らは(野党という立場もあって)、そうした韓国の核武装に類する主張には反対していますが、今や支持者の方がそれをも飛び越して先鋭化しているというのは何を意味するのでしょう。日本でも一部の左翼や反戦運動家くずれの人間が「沖縄米軍基地本土引き取り運動」なる奇怪極まりない運動を提唱して政治カルトの様相を呈していますが、韓国での出来事もこれと同じで旧民主化勢力の中から理性を失って政治カルト化した転落者が続出している無残な状況なのだと思います(近年になって旧民主化勢力の中から朴裕河を支持する者が続出しているのも、やはりこれと平行している反動化現象なのでしょう)。さらにこのハンギョレシンポジウム参加者達=野党支持者達が同時に、今まさに崔順実事件を受けて朴槿恵退陣を叫んでデモしてるような層でもあったとしたら? もちろん韓国が核武装する事は現実的に不可能であり、そもそもアメリカがそれを許さない上に、戦時作戦権すらない国が核だけ持ってどうすんだという話にしかならないでしょう。それでも韓国に核武装させる、配備させるというのは、南北関係を改善して交流を再開したり平和的な関係を築こうという考えが全くない、それどころか戦争も辞さずという意味です。今やセヌリ党は親朴槿恵派か非朴槿恵派かといった派閥を問わず有力議員のほとんどが韓国核武装論を主張しており、日本の安倍自民党とどっちがヤバいのかねというレベルの危険極まりない集団です。親朴槿恵派の筆頭格である党代表の李貞鉉から非朴槿恵派の最有力者である前代表の金武星までことごとくそうなのですが、それに対するハンギョレのシンポ参加者(=野党支持者)達までもがそれと何ら変わらない水準の「核武装バカ一代」では、例え朴槿恵が下野してもそれで韓国社会がどれだけマシになるのか、南北関係が平和になるのか、極めて疑わしい。もちろん今韓国で朴槿恵退陣を求めて民衆デモを行っている人々が100%全てこんな連中ばかりではないはずです。それでも野党支持層にこうしたカルト化した者達が目立ち始めているというのは、恐ろしく不安を感じさせるでしょう。

「日本の安保法は対北抑止力だから評価出来る」
「韓国の原発輸出バンザイ」
「原発の核燃料が確保出来てうれしいな」
「今ある原発を即時全廃するのは無理だから、それまで可能な限り使い倒せ」
「平和の神、明仁テンノーヘーカバンザイ」
「北は(を)核放棄して(させて)国際社会に出て来い(引きずり出せ)」

こういう実に勇ましい記事や社説が乱舞するハンギョレを熱心に読んだ結果、ああいう「核武装バカ一代」達が生まれて来たという話なのですから。

筆者が浅井氏の記事を見てもう一つ警戒心を抱いたのは、このシンポジウムの登壇者達です。記事に「モデレーターを勤めた延世大学名誉教授ムン・チュンイン」というのが出て来ますが、これはおそらく盧武鉉政権期に大統領の対北政策アドバイザーや外交通商部国際安保大使(長官級の役職)を務めた延世大学の文正仁(문정인 ムン・ジョンイン)の事だと思います。「ムン・チュンイン」というのは、浅井氏がこの人の名前を読み誤ったのでしょうか。しかしながらこの文正仁というのは中国関係の専門家(つまり奇遇な事に浅井氏と同じジャンル)として韓国ではかなり実績のある学者ではありますが、同時に政府のポストにかなり貪欲な無節操漢でもあるという点に注意が必要です。この人は金大中・盧武鉉のいわゆる「民主政権2代」の時に政府の重要ポストに就任し、とりわけ対北融和政策(いわゆる太陽政策)の立案や実行に大きな役割を果たしました。しかしながらその後李明博・朴槿恵政権になった後も、文正仁はこれら保守極右政権にかなりの「猟官運動」をして政府審議会(統一準備委員会)のポストをガメつく獲得したのですから無節操の極みです。朴槿恵政権の対北政策は民主政権と180度逆の対決政策だというのに、ポスト欲しさでそんな所へ潜り込むのですから! さらにこれのお相手をしたハンギョレ統一文化財団理事長の林東源こそ一番の問題人物です。こう言うと意外に思う人もいるかもしれません。林東源と言えば金大中時代に統一部長官を務めて2000年南北首脳会談の実現に大きな役割を果たし、朝鮮半島の平和実現に寄与した「ピースメーカー」というのが日本でも韓国でも一般的なイメージでしょう。金大中・盧武鉉政権期に太陽政策の実行に活動した政治家・官僚・学者の集団、いわゆる「太陽(抱擁)政策派」グループ(先程の文正仁もその一員)の筆頭格と言って良い存在です。ところがこの「太陽政策派のリーダー」たる林東源もまた文正仁に劣らずピョスル(벼슬 朝鮮語で官職とか仕官の意)に恐ろしく貪欲な人間で、金大中・盧武鉉政権と180度対北政策が違う朴槿恵政権に取り入ろうと浅ましい醜態をさらした事がありました。例えば林東源は2014年頃までは朴槿恵の「韓半島信頼プロセス」(これも中身のないもので、実際には黒幕の崔順実が思い付きで朴槿恵に吹き込んだ案である可能性が高い)をボロクソにけなしていたのです。ところが翌2015年になると突然態度を180度変えて「朴槿恵政権の韓半島信頼プロセスは実に良くやっている」と真顔で大絶賛し始めました。現実に南北朝鮮の関係はその頃どうなっていましたか? 南北間の対話は完全に閉ざされて戦争一歩手前の状態に追いやられ、朴槿恵の「韓半島信頼プロセス」とやらが机上の空論レベルにすら達してないどれだけメチャクチャなものかがすでに実証されていたではありませんか! それを「実に良くやっている」と激賛したのが「2000年南北首脳会談の立役者であるピースメーカー・林東源」だったのです! この事は日本・韓国を問わず平和統一運動の世界でもほとんど知られていなかったり無視されている事実です。なぜ林東源は単なる吸収統一論でしかないあんな朴槿恵(崔順実)のどーしよーもない暴論を大絶賛したのか。文正仁と同じで政府のポストが欲しかったからではないのか。朴槿恵の周囲は三国志に出て来た宦官の十常侍みたいなおべっか使いに取り囲まれていた事が明らかになっていますが、林東源もそのサークルに入りたくて仕方のない出世亡者の一人だったという事をここにはっきりと記しておきます。「太陽政策派」の人間達というのはこのように、かつて首脳会談を行った南北首脳達(金正日・金大中・盧武鉉)が全員世を去ってから(大体2012年以降)というもの、正視し難いほどの堕落道をたどりました。筆者がこの人達の言動を調べた範囲で、例外は一人もいません。みんな「ドイツ方式とは違う、我が民族の実情にあった平和統一」から「北の体制を転覆して、西ドイツに倣った南主導の吸収統一」へ大転向しました。まさに「金大中と盧武鉉の元側近衆はもう壊滅状態」なのです。真面目に朝鮮半島の平和を望むなら、こうした人間達を切る事から始めねばならないでしょう。冗談でなく! こうした吸収統一論への転向者が登壇して話をし、聴衆が韓国の核武装や駐韓米軍の核再配備を声高に主張するのがハンギョレの主催するシンポジウム…。こうした人間達が朴槿恵下野後の受け皿になるというのでしょうか? それで韓国に「ソウルの春」が訪れるのでしょうか?

今の朴槿恵政権の状況を指して李承晩政権最末期、すなわち4.19蜂起が起こった状況に似ているという指摘が多く見られます。しかしながら実際にはそうでなく、今の韓国は日本の第1次安倍政権末期に大変似通った状況ではないでしょうか。あの時安倍が心身ボロボロになって敵前逃亡したのは今でも多くの人が覚えているでしょう。しかしながら安倍はその後別人のようにタフになり、民主党政権の失敗に乗じて復活してしまい、長期政権として今に至っています。朴槿恵は事ここに至っても辞任する考えは全くなく、仮に下野したとしても民主主義や民生・南北関係改善といった方向へ舵を切る者は与野党問わず誰もいません。李承晩や朴正熙が倒れた時は与野党いずれにも「これからは民主化に進まねばならない」という考えがある程度共有されていたのですが、今はその点が全然違っており、あの頃よりも明らかに悪い。何しろ野党そのものよりも支持者達が先鋭化して「核武装論」ですから…。

かつての安倍のように朴槿恵がタフに変身して逆襲するか、
与党が朴槿恵だけを尻尾切りしてこれまでと同じ事を続けるか、
野党に政権交代してこれまでとあまり違わない事を続けるか、

どっちに転んでも韓国の行く手には地獄しかないのではないでしょうか。「崔順実事件」で朴槿恵政権が風前の灯だからといって、楽観出来るような情勢では全くありません。

大韓民国終了のお知らせ in 2016

帝政ロシア末期のラスプーチン
奈良時代日本の道鏡
高麗末期の辛旽

今の韓国で朴槿恵に起こっているスキャンダルは要するにそういう話であり、おまけにそのインチキ宗教家の言いなりになってやった暴政・悪政の数々が実際に国家を破滅させかねない酷いもので、現実に多数の韓国民衆から犠牲者を出したという事だ。まさにラスプーチン級。朴槿恵政権になってから南北関係は分断以後最悪に陥ったと言われているが、それもあの怪しげな巫堂(무당 ムーダン 朝鮮語で巫女や呪術師の意)の「御神託」に従った結果であり、それで8000万人の全朝鮮民族が戦争に巻き込まれかねなかったという事を考えればとてもシャレで済む話ではない。従軍慰安婦被害者を再び日帝に売り飛ばした2015日韓合意もそういう事であろう。他にも山ほど数え切れない。
もちろん日本の政治家や大企業経営者にだって怪しげな占い師だのインチキ宗教家だの利権漁りの右翼思想家もどきを「先生」と仰いでありがたがる奴らは少なくないし、個人的にはむしろ日本でこそ今回のような事が起こって国家丸ごと滅亡してくれた方が東アジアの平和の為にははるかに良かったと思う。まさに日本死ね。日本いらない。いやあ、残念残念。次は絶対日本ね。いや、でも日本の場合天皇がそもそも「そういう存在」だから…。

今は忙しくて文章を書いている時間がない為、この一件についてはまた項を改めて詳しく述べたいと思う。韓国では民衆の朴槿恵退陣要求デモが頻発しているが、対する保守・極右勢力も必死の巻き返しを図っているので予断を許さない。言うまでもなく連中も必死という事だ。

が、それにしても今回のスキャンダルで何と言っても傑作だったのはこの人だろう。朴槿恵がああなって、沈没船のネズミ(セウォル号の船長?)のごとくケツまくって逃げようとしている敵前逃亡分子どもが朝鮮日報・中央日報・東亜日報の保守マスコミや与党セヌリ党の中からも続出し始めている最中に、事ここにいたっても朴槿恵を決死擁護し続けている「忠義の士(笑)」が日本にいたのです! その人とは…我らが「深読みおじさん」こと河信基さん(笑)です!


https://twitter.com/hashingi/status/791473585189588993
河信基
‏@hashingi
扇情的で独り善がりな社説。日本でも指南役に相談することは慣習的にある。冷静に。
(朝鮮日報日本語版) 【社説】「紅衛兵」朴槿恵派、自ら解散し国民にけじめをつけよ(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161027-00000775-chosun-kr


https://twitter.com/hashingi/status/791808514247106561
単なる噂話を針小棒大に報じる典型例。朝鮮日報はもう廃刊したらどうか。 (朝鮮日報日本語版) 国政介入:韓国野党大物議員「朴大統領、財閥会長呼び財団に資金協力要請」(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161028-00000766-chosun-kr


https://twitter.com/hashingi/status/791890008634302464
噂にすぎないレベルのよた話を事実かのように書く思い込み記事。レベルが週刊誌並。 (朝鮮日報日本語版) 【社説】国家予算まで思うがままに使っていた崔順実氏(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161028-00000967-chosun-kr


上記ツイートの数々、スゲーの一言である。この期に及んでここまで朴槿恵擁護に必死になれるとか、この境地にまで達するとある意味本当に感心するわ。河信基みたいな「忠臣(笑)」が朴槿恵の周囲にせめて10人いれば今回のような大事にはならなかった…何て事は絶対にありません! 太鼓判! 朴槿恵が朴槿恵である以上、今回のような大乱は避け得ない必然だったのだから。
それはともかく河信基という男、忠誠心だけは立派なものよ。それを金日成や金正恩に対しても発揮出来ていたらなお良かったかもね(笑)。
正味な話をするなら、河信基という男はここまで来るともう完全にギャグだろう。朴正煕のヨイショ本を出した辺りからおかしくなって、もはや完全に引き返せない領域にまでイっちゃったという事だ。当人は朴槿恵を決死擁護しているつもりなんだろうが、実際には崔順実一族を擁護する行動にしかなってない。普通「親衛隊」気取りな奴だったら「君側の奸である崔一家を許すな」的反応で朴槿恵を擁護しようとするのが本当だろう。それが崔一家の国政介入行為そのものを否認しているのだから根本的に何かが狂っている。それ以前に朴正煕について詳しく本まで書いた「本職の研究者・ジャーナリスト」だというならば、当然若い頃の朴槿恵をマインドコントロールして虜にし続けた崔太敏・崔順実一家についても熟知し、その上で今回の件も語らねばならないはずではないか。それが河信基にはすっぽりと抜け落ちている。河信基という男、本当は朴正煕一家の事をまともに調査も研究もしておらず、本職なら当然知っていなければならない事すら知らないただのインチキなのではないか。石丸次郎並みだ! インチキなのは崔一家だけでなく、朴槿恵を擁護して親衛隊気取りの在日ジャーナリストも同様であった! 朴槿恵の周囲にはインチキ野郎しかいない!

だがそんな事より何より大事なのは、朴槿恵(とそれを操っていたインチキ宗教家・崔順実)のせいで弾圧されて苦痛を受け、甚だしくは命まで失った犠牲者達への落とし前をどうすんだというのが今の段階だろう。加えて今の韓国の「無政府状態」を悪用してロクでもない事を仕出かそうとしている筆頭が日本だという事も忘れてはなるまい。

またキモい物件を一つ発見してしまった

もう恒例と化した感じのある韓国マスコミの「テンノーヘーカバンザイ!」「明仁ヘーカは安倍を牽制してくださっている平和主義者」報道だが、ハンギョレがまたしても一発どでかいのをぶちかましてくれた。しかも文章記事ではなく、ドキュメント映像にまでしているというのが凄い。


http://www.hanitv.com/231296?_fr=mt4
ハンギョレTV または
https://www.youtube.com/watch?v=L3ehRsvxJeE&feature=youtu.be
YOUTUBE いずれでも視聴可。

明仁vs安倍:象徴天皇と超国家主義
スペシャル ハンギョレドキュメント 2016.08.19 20:05

去る8月8日明仁日王が映像メッセージを通じて生前退位の意思を直接明らかにした。82歳の日王は身体の衰弱を考慮した時「象徴としての責務」を遂行するのが難しくなるだろうと語った。過去の侵略戦争の求心点であった父の裕仁日王とは違って「平和主義者」として一生を生きてきたと評価される明仁日王。彼の退位意思表明は安倍晋三総理の平和憲法改正の動きにどのような影響を及ぼすか? 日本の政治思想家・丸山真男が第2次世界大戦敗戦から1年後に発表した論文「超国家主義の論理と心理」の内容を確かめて日本の軍国主義、天皇制、そして平和憲法改憲論争などに対してもう一度考えてみる。


注:上記リンク先の映像記事は、視聴者の精神を著しく毒する危険性がありますので、閲覧はくれぐれも「自己責任」でお願いします! 超A級閲覧注意物件! キモいです! ゲスいです! グロいです! 吐きます!

先日御紹介した東亜日報の「明仁アルバム(笑)」も凄まじかったが、今回のハンギョレも破壊力では決して負けてない。何しろタイトルが「明仁vs安倍」だぜ? 凄すぎ。筆者はこれを見た時、悪しき歴史の一頁を後世への戒めとして記録するという意味で、思わず日本語の字幕を付けてやりたくなっちゃいましたよ。めんどくさいからやらないけど。それよりもハンギョレ日本こそこの記事を翻訳して公開しろよという話だろう。朝鮮共和国の「高位脱北者(公金横領犯)」の亡命ニュースをトップに載せてる暇があるなら、この映像ニュースに日本語字幕付けてトップに載せた方がずっとハンギョレ韓国本社の鄭泳武代表(韓国ハフィントンポスト代表理事も兼務)も、何よりも明仁ヘーカも「お喜び」になるはずだ。臣民たる者、そのくらい自ら率先して忖度し、行動せよ(笑)。
上記動画を公開してるのは「ハンギョレTV」というのだが、もう「明仁ちゃんねる イン コリア」とでも改名したら良いのではないか。

いずれにせよ多言を要すまい。これを言うのは何度目になるかもう分からないが、本当にハンギョレ終わってる。ちなみにこの映像ニュースの内容自体は特筆すべきものでなく、もはや日本でも韓国でもすっかりおなじみの明仁ヨイショだ。映像の前半では日本の軍国主義と侵略戦争、先代裕仁の事について述べ、そこまでは一応歴史的事実を坦々と述べているだけなのだが、続く後半部からは「明仁ヘーカは即位後一貫して憲法を守って来た」「平和主義者明仁ヘーカバンザーイ」「明仁ヘーカが安倍を牽制してくださっている」のオンパレードになる。裕仁や敗戦前の日本の悪行と対照させる形で「平和主義者・象徴天皇:明仁ヘーカの歩み」を持ち上げるという臭い展開だ。それ以前に明仁が他ならぬ戦犯でアジア侵略者である親父の事を「平和主義者」として持ち上げていた事を、この動画製作者は知っているのかと言いたくなる。朴槿恵も残虐な独裁者で親日派だった親父(倭王に忠誠を誓う血書まで書いた!)の事を今でも「救国の英雄」と褒め称えているが、それと何が違うのかという話だろう。こんなのにだまされると言うか、だまされたがってる奴が日本にも韓国にも山ほどおり、「明仁天皇は平和主義者教」という最悪のカルトに多くの日韓のマスコミ民衆入り乱れて折伏されている様は、社会病理として実に興味深い。日本と韓国は「東アジアの双子の極右」というだけでなく、「東アジアの双子の天皇カルト国家」という事でもあろう。そのくせ、アメリカもまた「明仁天皇は平和主義者」というしょーもない虚構・虚名に最大の「勅許」を与えて利用しているという一つの側面に、日韓の報道界や知識人社会は全く気付いていない(か知ってても隠蔽している)。

保守派の朝鮮・中央・東亜から進歩派のハンギョレや民衆の声に至るまで韓国のマスコミが現在熱中している「天皇報道」の基調(ガイドライン?)とは以下の通りである。

・先代の裕仁は現人神としてアジアを侵略した軍国主義者で、戦後も謝罪しなかった。
・でもその後を継いだ明仁ヘーカは「人間」で「象徴天皇」で平和主義者で、アジアにも謝罪された
・そのまた後継者の徳仁コータイシも平和主義者であらせられる
・だけど秋篠宮は右翼ベッタリのタカ派。
・明仁ヘーカは日の丸・君が代の強制にも反対あそばされた
・明仁ヘーカはタカ派の安倍を牽制してくださっており、改憲の最後の砦。
・明仁ヘーカはタカ派の安倍と違って靖国神社にも御参拝されなかった
・明仁ヘーカは即位に際して憲法を守る事を宣言され在位28年間始終一貫して日本国憲法をお守りあそばされた
・明仁ヘーカはみずから「百済王の子孫」を自称され、韓国にも並々ならぬ御興味をお持ちであらせられる
・明仁ヘーカ退位のあかつきには、ぜひとも韓国へお越し下さいませ。韓国の臣民どもは明仁ヘーカの訪韓を心より歓迎いたします。


何とも馬鹿馬鹿しい限りだが、冗談でなく本当に今韓国のほぼ全てのマスコミが上記のような「天皇報道」をしている。右も左も関係なく! しかも一連の東亜日報とハンギョレのように、あたかも「明仁翼賛」を競い合うかのように! 自分こそが明仁ヘーカを最も平和主義者としてお慕い申し上げている「忠良なる臣民・テンノーヘーカの赤子」である、と言わんばかりに! 本当に何かの「マニュアル」があって、それに忠実に従って報じているとしか思えないくらいだ。最終的な狙いはやはり明仁の訪韓で、これによってあらゆる歴史問題をチャラにしたいという事なのであろう。

とりわけ明仁の発言でいわゆる「韓国とのゆかり発言」、これは韓国で明仁萌え(笑)な臣民連中が必ずと言って良いほど好んで絶賛したがる。だがこれの何が素晴らしいのか? ただの「日鮮同祖論」ではないか。ましてや日韓共催の2001年ワールドカップについて言った言葉である。今後とも歴史問題を伏せて付き合い(癒着)を続けるという宣言に等しい。加えて今の朝鮮半島は南北共に王政を廃した政治体制である。そこへかつての侵略国の「王様」が「俺はおまえんとこの昔の王様の子孫だぞ」などと公に言うほど傲慢で腹立つセリフはない。明仁の「ゆかり発言」などというもの、「俺は日本だけでなく、韓国の王様でもあるんだぞ(少なくとも「万世一系」でその血を受け継いでいるんだから、いくらかの「権利」はあるんだぞ)」と言っているようにしか聞こえない。ロシア(ソ連)でもアフガニスタンでも旧体制が崩壊するや、かつての亡命した王様や貴族連中といった「旧旧体制」の特権層が舞い戻って来て自分らの「持ち分」を要求するという醜悪極まりない出来事があったが、明仁も口調はソフトだがそれと何ら違わない。今の日本政府は集団的自衛権の行使について「自衛隊は南(韓国)には許可なく上陸しない(ほとんど有名無実だが)が、北(朝鮮共和国)に対しては別」と言っており、「北朝鮮急変事態または体制崩壊」のあかつきには朝鮮半島の北半分を軍事的に占領する気マンマンである。仮にそうなった時、日本にとって「古代朝鮮王の『万世一系』子孫」を王として擁する事はこの上なくオイシイ大義名分ではないか! 本当に明仁が自分の親父の仕出かした事を反省しているというなら、口が裂けてもあのような事を言ってはならなかった。それを何のためらいもなく平然と言った明仁という男、どれだけ「現人神」だった親父に負けないくらい狡猾でしたたかな「人間」である事か! 
何よりも明仁が「一貫して憲法を守って来た」という話からして全く事実に反する。今回の「退位表明」自体が違憲そのものとしか思えないし、それ以外にも明仁が即位前から頻繁に違憲な言動を繰り返してきた事は公然の秘である。それこそ違憲行為の頻度で言えば、明仁は親父に決して負けてはおるまい。明仁は決して「護憲」ではなかった! この部分からして韓国の報道界や知識人社会は何も分かっていない。
日本には明仁の「退位表明」を「安倍の改憲策動を阻止する為の抵抗」などと解説する者がおり、韓国マスコミのほとんどもこの珍説を受け売りで垂れ流しているが、実際には全く逆の方向に進んでいる。

http://www.news24.jp/articles/2016/08/22/04338752.html
“生前退位”内閣法制局「憲法改正が必要」
2016年8月22日 19:44

天皇の生前退位をめぐり、内閣法制局などが、将来にわたって生前退位を可能にするためには「憲法改正が必要」と指摘していることが新たに分かった。

 天皇陛下のお言葉を、安倍首相は「重く受け止めている」と述べたが、憲法との整合性をいかに保つか、難題にぶつかっている。

 政権幹部によると、憲法と法律との整合性をチェックする内閣法制局などは、生前退位を将来にわたって可能にするためには「憲法改正が必要」と指摘しているという。これは憲法の第1条で「天皇の地位は国民の総意に基づく」と定めていて、天皇の意思で退位することはこれに抵触するという理由。

 一方、生前退位を今の天皇陛下だけに認めるのであれば、特例法の制定で対応可能だと説明しているという。

 政府は来月にも有識者会議を設置して、特例法を軸に議論を進める考え。

 菅官房長官「有識者会議の設置も含めて、どのように対応していくかということを、現在考えているところであります」

 一方、8月に行ったNNN世論調査では、「将来にわたって生前退位を認めた方が良い」との答えが77.0%に達している。政府はこうした世論の動向も見ながら、生前退位の制度化についても長期的な課題とすることを検討している。


安倍政権はむしろ「退位表明」を奇貨とばかりに改憲促進に役立てようとしているではないか。世論調査で「生前退位(=改憲)」を支持するのが77%にもなった事から分かるように、明仁の発言は明らかに改憲への流れを加速させるものだ。これは「ヘーカの御心を『奸臣』の安倍が悪用した」などという性質の話ではない。完全な予定調和の進行である。明仁にとって大事なのは飽くまでも天皇の地位と皇室の安泰・強化(だからいざという時の為に生前退位して「上皇」になったり、位を簡単に譲れるようにするのは、天皇制や皇室の安泰・安定につながる)という保身だけであり、安倍にとって大事なのは日本の軍事大国化。いずれも達成するには憲法改正というプロセスが遅かれ早かれ不可欠という点で両者の方向性は一致しているではないか。当初「憲法を守る」とか言ってたくせに、今になって「生前退位したい。生きてるうちにセガレに跡を継がせたい」とか憲法変えなきゃ出来ないような駄々をこねるなど笑止であり、そんな保身しか頭にない醜悪な老人を美化・礼賛しているのが日本と韓国である。日本はまだしも、かつてその植民地として酷い目にあわされたはずの韓国が今の倭王を必死に褒め称えるというのは恥ずべき事であり、日本以上に罪深い。

同じセリフでも安倍が言ったら嫌で、明仁が言ったら全然オッケーというのが今の韓国マスコミの現状であろう。安倍が「従軍慰安婦問題はこれで不可逆的に最終解決だ」と言っても受け入れられないが、明仁が言ったら「さすがは平和主義者の明仁ヘーカ!」と絶賛するに違いない。なにしろ「百済王の万世一系子孫」の「勅命」なのだから! 明仁が韓国に高い関心を持っているだの「韓国とのゆかり発言」だのというのは全く喜ばしい事ではなく、極めて鼻持ちならない傲岸不遜な言行であり、朝鮮半島の人々にとって危険極まりないものである。

光複と日本敗戦から71年過ぎても、朝鮮民族が倭王と日本に対してとるべき態度ははっきりしている。植民地支配の清算と天皇制の廃止だ。


※おまけ
ハンギョレについてはツッコミを入れておきたい別のネタがもう一発あるので追記。

http://japan.hani.co.kr/arti/international/24966.html
ジブチで現実化する中国初の海外軍事基地
登録 : 2016.08.21 22:38 修正 : 2016.08.22 07:20   

海外に軍事基地を運用している国は、米国、ロシア、英国、フランスに限定されている。米国は42カ国に軍事基地を持っていて、英国、フランス、ロシアは約10前後の国家に軍事基地を運用中だ。中国も今やその隊列に合流したと言える。

「海外に軍事基地を運用している国は、米国、ロシア、英国、フランスに限定」だって? 嘘こげッ、コラッ! そんなん初めて聞いたわ! 日本はどうした? 他ならぬ日本は? 当のジプチにはすでに自衛隊の基地あるじゃねえか! それとも何か? 「自衛隊は軍隊じゃない」とかいう日本政府の(昔の?)公式発表に則ったとでも言うのか? 中国の基地は針小棒大に脅威だ何だと騒ぎ立てるくせに、「平和主義者の明仁ヘーカ」がおわす日本の海外軍事基地は無視か? ハンギョレが中国と日本のどちらを「軍事的脅威」として今後煽りたがっているかがよく分かるのではないか。加えてこれは今後吹き荒れるであろう「韓国の嫌中ブーム」の前兆ではあるまいかと思う。


韓国のTHAAD配備は沖縄の未来か

韓国ではTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)を星州という地域に配備する事が朴槿恵政権によって一方的に決定され、以来地元住民や平和統一運動団体などが反対運動に乗り出して政府に激しく抵抗している。いわば韓国のTHAAD配備とは日本で言うなら高江や辺野古の米軍基地建設と同じようなものと言って良い。星州の住民達はまさに「THAADはどこにもいらない」という血を吐くような訴えを続けて抵抗している。

ところがここへ来て星州ではおかしな展開になってきた。

http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002237303
星州郡守「第3の場所」要請…住民達「記者会見無効」と鬱憤(朝鮮語記事)
金恒坤郡守、国防部に公式要請…「反駁記者会見」住民達「国民の意思を集めて闘争委牽引」
2016.08.22 11:57

要約すると、THAAD配備候補地にされた星州の郡守(地方自治体長 市長や村長に該当)が郡民の意思を裏切って「THAAD反対。朝鮮半島の平和を脅かすTHAADはどこにもいらない」から「THAADはうちの郡にはいらない。どこかよその候補地を選んでそこへ」に変わったという事だ。
これは今日になって突然変わったのではなく、これまでにもおかしな前兆があった。8月上旬辺りから韓国政府は「第3の候補地」という発言をリークし、もう少し人が少なくて影響の小さい場所へ候補地を移す事もあり得るみたいな話をし始めた事である。これに星州のTHAAD反対闘争委員会の一部委員が同調、21日に「第3の場所を探すよう政府に要請し、その上で闘争委は解散」という議題で会議が行われ、「国防部(政府)は公式に現在の候補地を取り下げるが、闘争委は直接第3の候補地を言及せず、国防部は正式な手続きを経て第3の候補地を発表すべし」という訳の分からない案が最終的に通ってしまった。要するにこれは「うちへの配備は絶対いや。その代わり政府が民主主義的な手続きさえ踏んでTHAADがどっかよそへ言く分には、うちは全然オッケー」というとんでもない妥協案である。住民達の圧倒的意見は「朝鮮半島の平和を脅かすTHAADは、うちだけじゃなくどこにもいらない」であり、当然これを聞いた住民達は猛反発、この案を発表した闘争委広報団長が殴られるというハプニングまで起こった。あまりに住民達の抗議が激しかった為、結局この日の発表内容は無効として再論議するという事に落ち着く。
その翌日にこれである。当の自治体長が率先して「第3の候補地に」という裏切りの妥協案、すなわち政府の分断工作に乗っかってしまった訳で、韓国でも沖縄でも米軍基地問題などで今まで無数に見せ付けられてきた裏切り行為がまたしても繰り返された。そもそもこの闘争委の委員達というのが郡会議員や団体長という「地方ボス」で構成されていて、極めて政府に妥協的な傾向が強い。多くの一般住民達のように「THAAD絶対反対」「朝鮮半島の平和が第一」ではなく、「迷惑料の増額という条件闘争」「我が大韓民国(どころか本当は日米)の国家安保が第一」で手打ちしたいというのが本音という事である。こうした民心を省みない地方ボスの欲得と、それにつけこむ政府という構図が典型的な程に星州では現れてしまった。

上記オーマイニュースの記事にあったこの金恒坤(キム・ハンゴン 김항곤 ちなみにセヌリ党所属)という郡守の発言を一部訳して抜粋する。これらをお読みになった方は間違いなく「この郡守の言ってる事、なんかどっかで聞いた事があるような…」という感想を持たれるであろう。ちなみにこの郡守の記者会見に際して、抗議に押し寄せた住民達が郡庁の役人達や警察によってブロックされたばかりか、暴力を振るわれて排除された者も多数という事も付け加えておきたい。こういう光景もなんかどっかで見た事があるような…。

「これ以上極端に陥る、代案なき反対は事態解決の為の根本的な解決法案たりえない」

国家安保に反する無条件的な反対は我々全員を破局へ導くだけであり、もし原案通りに推進されたら『星山炮台THAAD配置』という取り返せない傷だけを残すのみ」

「星山炮台THAAD配置決定は必ずや撤回されなければならない。代わりに第3の場所を決定してくれと韓民求国防長官に要求した」

「去る4日に大統領におかれてはTHAAD部隊移転検討をおっしゃって下さり、8月17日星州訪問時の長官におかれても直接「第3の場所」検討受け入れ意思を明らかにした」

「星山炮台ではない『第3の場所』を推進して、一日も早く荒廃した我が星州郡の郡政を原状復帰する」

この郡守の言ってる事、日本でも米軍基地や自衛隊基地の問題でこれまで嫌になるほど聞かされてきたセリフの集大成である。「代案なき反対」だの「国家安保に反する無条件的な反対」だの「このまま行ったら推進されるだけ(だからよりマシな条件で妥協しようぜ)」とかさあ…。

今回の件を見ていて感じたのだが、星州の郡守だの闘争委の委員(に就いている地方ボスども)だのの言動、高江や辺野古の件で妥協丸出しのいわゆる「沖縄の保守(屋良とか佐藤とか下地とか翁長とか)」と何もかもよく似ているが、それ以上に沖縄米軍基地引き取り派の論理とそっくりであろう。

「自分とこは嫌だからよそへ移せ。基地そのものが持つ軍事的脅威とか侵略戦争への加担とか知ったこっちゃない」
「『絶対反対』は通りゃしない。だから妥協案(本土引き取り、第3の候補地など)で手を打とう」
「国家安保ッッッッ!」

星州で今起こっている事は、このまま行けば間違いなく高江や辺野古の未来である。同時に星州住民を裏切って「第3の候補地へ」と言っている地方ボス達の姿は間違いなく日本における「引き取り運動」の姿そのものだ。

しかしながら「韓国の引き取り運動」は今やここまで自分らの「目標」に近付きつつあるのです! ツイッターで戯言を垂れ流すしか能のない日本の「本家・引き取り運動」とは比べ物にならないくらい「実行力」があるのです! 韓国のTHAADは彼らの「活躍」で、このまま行けば間違いなく「第3の候補地」へ「引き取り」される事になるのです! 移転先の住民が電磁波障害や米軍兵士の被害を受けても、それは国家安保の為には「当然の犠牲」であり、一切気にする必要はないのです! 自分らの土地でさえなければ全然オッケー! 韓基大さんをはじめとするその他有象無象の在日の引取り運動論者ども(別名:在日の暗害分子)はぜひとも韓国現地へ飛び、今回の結果(と言うにはまだ早いが)を引き出した星州の地方ボスのみなさんに師事して、そのノウハウを「引き取り運動」に活用しようではありませんか! 韓米日の国家安保の為のTHAAD配備と米軍基地本土引き取りと沖縄への自衛隊配備メガ盛り化の三点セットを「日韓連帯」で成し遂げましょう! 

…冗談はともかく、血のにじむような人民大衆の抵抗と闘争を、愚かなお偉方や暗害分子達が踏みにじって私利私欲の糧にするという構図は日本と韓国という「民主主義国家」で白昼堂々現在進行形である。

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