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大韓民国終了のお知らせ その2 憲法9条にノーベル賞運動篇(前)

「憲法9条にノーベル平和賞を!」とかいう例のキモさ限界な運動については前にも批判したが、それがついに韓国にも飛び火してしまった。すでに日本でも既報の通りだが、この運動の韓国委員会というのが発足してしまったのである。何考えてんだか。公式サイトは以下参照。

http://www.nobelpeace9.kr/
日本平和憲法9条ノーベル平和賞推薦韓国委員会公式サイト

気がかりなこの韓国側委員会推薦人のメンツについては公式サイトに画像で紹介されていたものの、今後の資料として役立てる為に改めてその名簿をテキスト化して以下に掲載しておきたい。中には「え、この人が何で?」という顔ぶれもいるだろうが、それだけ韓国の事情も日本と同じで右も左もない翼賛体制が進行しているという事だ。それにまつろわぬ者は統合進歩党のように力ずくで潰される。


・姜萬吉 강만길 Kang Man-kil カン・マンギル
1933生 歴史学者 高麗大学名誉教授

・姜禹一 강우일 Kang U-Il カン・ウイル
1945年生 カトリック済州教区長

・姜大仁 Kang Dae-In カン・デイン
1947年生 対外文化アカデミー院長

・高建 고건 Goh Kun コ・ゴン
1938年生 元・国務総理

・権永吉 권영길 Kwong Young-Ghil クォン・ヨンギル
1941年生 元・民主労総委員長 元・国会議員 元・民主労働党代表

・金炳翼 김병익 Kim Byung-Ik キム・ビョンイッ
1938年生 文学評論家 元・文学と知性社発行人

・金成勲 김성훈 Kim Sung-Hoon キム・ソンフン
1939年生 元農林部長官 元・常志大学総長

・金泳鎬 김영호 Kim Young-Ho キム・ヨンホ
1940年生 社会責任投資理事長 元・産業資源部長官

・金禹昌 김우창 Kim Woo-Chang キム・ウチャン
1937年生 文化批評家 高麗大学名誉教授

・金元基 김원기 Kim Won-ki キム・ウォンギ
1937年生 元・国会議長

・金鎭炫 김진현 Kim Jin-Hyun キム・ジニョン
1936年生 世界平和フォーラム理事長 元・科学技術庁長官

・金哲洙 김철수 Kim Cheol-Su キム・チョルス
1933年生 元老憲法学者 ソウル大学名誉教授

・金哲奉 김철봉 Kim Chul-Bong キム・チョルボン
1952年生 牧師 大韓イエス教長老会高神総会長

・金炯旿 김형오 Kim Hyong-O キム・ヒョンオ
1947年生 元・国会議長

・金喜中 김희중 Kim Hee-Joong キム・ヒジュン
1947年生 大司教 カトリック主教会議議長

・道法 도법 Do Beop トボプ
1949年生 僧侶 仏教曹渓宗和諍委員長

・朴寬用 박관용 Park Kwan-Yong パッ・クァンヨン
1938年生 元・国会議長

・朴南守 박남수 Park Nam-soo パッ・ナムス
1943年生 天道教教領

・朴孟浩 박맹호 Park Maeng-Ho パッ・メンホ
1933年生 図書出版民音社代表

・朴仁相 박인상 Pak In-Sang パッ・インサン
1939年生 労使発展財団理事長 元・韓国労総委員長

・朴正子 박장자 Park Jeong-Ja パッ・チャンジャ
1942年生 演劇人 韓国演劇人福祉財団理事長

・白楽晴 백낙청 Paik Nak-Chung ペッ・ナッチョン
1938年生 ソウル大学名誉教授 創作と批評編集人

・雪靖 설정 Seul Jung ソルチョン
1941年生 僧侶 修徳寺方丈 元・曹渓宗中央総会議長

・申庚林 신경림 Shin Kyeong-Rim シン・ギョンリム
1936年生 詩人 芸術院会員

・辛仁羚 신인령 Shin In-Rrung シン・インリョン
1943年生 元・梨花女子大学総長

・安載雄 안재웅 Ahn Jae-wong アン・ジェウン
1940年生 牧師 元・YMCA全国連盟理事長

・李萬燮 이만섭 Lee Man-Sup イ・マンソプ
1932年生 元・国会議長

・李文烈 이문열 Lee Moon-Youl イ・ムニョル
1948年生 小説家

・李富栄 이부영 Lee Bu-Young イ・ブヨン
1942年生 韓日協定再協議国民行動代表

・李善宗 이선종 Lee Sun-jong イ・ソンジョン
1944年生 元・円仏教ソウル教区長

・李城林 이성림 Lee Soung-rim イ・ソンリム
1945年生 元・韓国芸術人総連合会会長

・李世中 이세중 Lee Sae-Jung イ・セジュン
1935年生 環境財団理事長 大韓弁護士協会人権財団理事長

・李御寧 이어령 Lee O-Young イ・オリョン
1934年生 初代文化部長官

・李容勳 이용훈 Lee Yong-Hoon イ・ヨンフン
1942年生 元・大法院(最高裁)院長

・李鍾贊 이종찬 Lee Jong-Chan イ・ジョンチャン
1936年生 (財)友堂・李会栄奨学会理事長 元・国会議員

・李春羲 이춘희 Lee Chun-Hee イ・チュニ
1947年生 国楽人 重要無形文化財(人間国宝)57号

・李泰鎭 이태진  Lee Tae-Jin イ・テジン
1943年生 ソウル大学名誉教授 元・国史編纂委員長

・李洪九 이홍구 Lee Hong-Koo イ・ホング
1934年生 元・国務総理

・李效再 이효재 Lee Hyo-Chae イ・ヒョジェ
1924年生 元老女性学者 梨花女子大学名誉教授

・李熙子 이희자 Lee Hee-Ja イ・ヒジャ
1943年 太平洋戦争被害補償推進協議会常任代表

・林采正 임채정 Lim Chae-Jung イム・チェジョン
1941年生 元・国会議長

・張會翼 장회익 Zhang Hwe-Ik チャン・フェイッ
1938年生 物理学者 ソウル大学名誉教授

・鄭聖憲 정성헌 Chung Sung-Heon チョン・ソンホン
1946年生 DMZ平和生命園理事長

・鄭雲燦 정운찬 Chung Un-Chan チョン・ウンチャン
194年生 元・国務総理

・趙廷來 조정래 Jo Jung-Rae チョ・ジョンレ
1943年生 小説家

・崔佛岩 최불암 Choi Bul-Am チウェ・ブラム
1940年生 演技人 少年財団後援会長 ソウル市広報大使

・韓勝憲 한승헌 Hahn Seung-Hun ハン・スンホン
1934年生 弁護士 元・監査院長

・韓陽元 한양원 Han Yang-Won ハン・ヤンウォン
1934年生 韓国民族宗教協議会会長

・黄晳暎 황석영 Hwang Suk-Young ファン・ソギョン
1943年生 小説家

・黄龍大 황용대 Hwang Young-dae ファン・ヨンデ
1952年生 韓国基督教長老会総会長

 
 
 
 
 

ハンナラ・セヌリ党系から民主党系に旧民主労働党系まで、文字通り韓国の右から左まで総網羅したかのような本当にロクでもない空恐ろしい顔ぶれだろう。日本で佐藤優現象だ、右も左もない社会運動の翼賛運動化だと言われてきたが、何の事はない。韓国でも全く同じような現象が進行していた訳だ。
日本の憲法9条にノーベル賞を受賞させるなど、どれだけ馬鹿馬鹿しくてキモい運動であろうか。「戦争せず、軍隊持たず、交戦権持たず」という9条の理念がこれまでロクに守られず、それどころか9条を保持したまま日本はますます軍拡化への道をひた走っている。9条が全く守られていない現実の中で「日本国民」とやらがやらねばならないのは「国に9条を実践させる事」だろう。それなのに「9条を保持する日本国民にノーベル賞を」などというのが、どれだけ現実逃避した醜悪な夜郎自大・自画自賛の極みである事か。挙げ句の果てには「もし受賞したら(日本で最も平和主義者にしてリベラルである)天皇陛下に授賞式に行ってもらおう」などという声も運動界隈では聞かれるという。先日、極右の安倍を大儀とばかりにねぎらった倭王・明仁に、である。ここまで来ると本当に何をかいわんやであろう。
対するかつて日帝の被害を受けた国の人間がやらねばならない事というのは、日本に本当の意味で9条を守らせる事であり、日本の軍拡化を排撃する事でしかない。それなのにこんなナルシーの極みである馬鹿な運動に賛同するなど、こうした「韓国社会の元老」どもは完全に血迷ったという事だ。
そもそも今韓国で現実に起こっている事を良く見てみるがいい。在米同胞おばさんことシン・ウンミ氏が右翼から「従北」だという事で爆弾テロをやられ、その被害者であるシン氏の方が国家保安法容疑で出国停止の上に取調べを受ける。先日統合進歩党が強制解散させられたが、憲法裁判官達が出したその最大の理由はやはり「従北」だったではないか。かつて韓国に留学に行っている時に「北のスパイ」にでっち上げられて一時は死刑判決まで受けた康宗憲氏の近況を人づてに聞いたのだが、氏は少し前までその自身のやり直し裁判の件で韓国に行っていたという。だが、進歩党強制解散のせいで情勢があまりに不穏になり、周囲の人々の勧めもあって急遽日本に戻らざるを得なかったそうだ。康宗憲氏や徐勝氏のような人々は、今は絶対に南に行くべきではない。冗談抜きで、どんな言いがかりを付けられてまた突然逮捕されるか分からないのである。康宗憲氏や徐勝氏やシン・ウンミ氏だけではなく、他の在外同胞もかなり危険であろう。特にこれまで北に行った事があるとか、日本で総連や韓統連と何らかの関わりがあったとか、朴槿恵に批判的であるとかそういう履歴や傾向が少しでもある者はみな危うい。そういう人達を無理矢理国家保安法容疑で引っ張ったり、右翼に暴力を振るわれたりといった冤罪逮捕や白色テロが間違いなく韓国ではこれから次々に発生するだろう。ただしKEYの界隈は全然オッケー。韓国の反共反北ファシスト勢力にとっては何も危険性がないから。それどころか歓迎してくれるんじゃね? 北の核実験の時に、それを涙ぐましいほどに激しく糾弾して南(と日本)への「帰属と忠誠」を表明した効果は伊達じゃない!(笑)
自国がこのように凄まじい勢いで維新独裁時代(どころか下手したら1940年代)に戻りつつある恐ろしい状況だというのに、日本の軍拡化をごまかす日本人の凄惨な現実逃避国民運動に賛同して協力する「韓国社会の元老」どももまた、日本側同様に恐ろしいほどの現実逃避ぶりである。筆者はこの「元老」達のツラを見ていると腹が立って仕方がないのだが、こいつらのやってる事は「現代版内鮮一体運動」そのものでしかない。比率的には事の本質がまるで分かってないある意味純真な「アホ」と、ワルの確信犯(未必の故意犯含む)が半々くらいではないかと思う。だが「アホ」であれ「ワル」であれいずれも重かれ軽かれ罪がある事に変わりはなく、これだけとんでもない悪逆な運動に「知らなかった」では済まされない。

日本鬼的軍国主義就是不死!
韓国的反共全体主義就是不死!

「日本鬼的軍国主義」と「韓国的反共全体主義」のまさに橋渡しでしかないこの運動に関わった「韓国社会の元老」どもへの個別の突っ込みは次回で言及したい。
(その3 憲法9条にノーベル賞運動篇(後)に続く)

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大韓民国終了のお知らせ その1 統合進歩党強制解散篇

今日10時に韓国憲法裁判所で統合進歩党に対する解散請求審判宣告が開かれ、同党に対する違憲・解散宣告が出された。9人の裁判官のうち8人賛成1人反対という結果である。
予想された最悪の結果が出た訳で、本日12月19日を「12.19韓国民主主義終了の日」としたい。本日を以って統合進歩党は強制解散、同党が綱領に掲げていた国家保安法撤廃、駐韓米軍撤収、進歩的民主主義、労働者の権利、平和統一といった理念は全て大韓民国においては事実上「違憲」として完全否定され、そうした主張を掲げる政党を作る事も出来なくなった。長年韓国の民衆が闘って勝ち取ってきた(はずの)「民主主義」とやらも名実共に死亡・消滅した事が全世界に宣言された訳である。

本来韓国の憲法裁判所とは長年の民主化闘争の果てにようやく作られたものであり、いわば「韓国民主主義」の象徴のはずだった。かつて李承晩も朴正熙も憲法裁判所(または憲法委員会)を廃止させたり、あるいは機能停止させて有名無実の存在にずっとさせてきたのだから。それが全斗煥政権下の1987年6月抗争の成果として、ようやく独自の機能を持った機関として存在出来るようになった。しかしながらどうした事か、その民主化闘争の成果として出来たはずの憲法裁判所が、最も民主主義と民衆と労働者の権利擁護と平和的南北統一を主張する政党を「違憲」として解散させる尖兵となったのである。これは韓国の「民主主義」の実態が本当はその程度の代物でしかなかった事を如実に表わしているだろう。日本で憲法9条が維持されたまま軍隊を海外派兵したり、武器輸出3原則を撤廃してこれからバンバン「死の商人稼業」で儲けようとしている姿に何とそっくりなのかと思う。

大韓民国:長年の民主化闘争で築き上げられた「民主主義国家」「憲法裁判所」だけど、それが最も民主主義と労働者の権利と平和統一を主張する政党を潰す。
日本国:長年の戦争に対する反省で制定された(?)「平和国家」「憲法9条」だけど、それがアジアで最も危険な軍隊海外派兵や武器輸出を堂々と行う(またはその免罪符というか正当化になっている)。

韓国民主主義 1987-2014 「享年」27歳。晩年は「新自由主義」と「従北狩り」でほとんど機能停止の植物状態だったが、ついに命そのものもここに来て途絶えた。短かい「人生」だったね。
日本平和憲法 1947-1950 「享年」3歳。「死亡年度」については諸説あり。ここでは警察予備隊が創設された年を採用させていただいた。生まれてわずか3歳で「軍隊を持たない」という最大の生命線が断たれるという、韓国の民主主義よりもはるかに短い非業の死であった。

「民主主義」と「平和憲法」、韓国と日本が自国を「民主国家だ」「平和国家だ」と主張する最大の根拠はとうに崩れ、それどころか民主主義と平和の抑圧・破壊行為をごまかす為の単なるおためごかしと堕している。しかしながら日本と韓国の多くの人々はそうした現実を一切見ていない。それどころか今回の統合進歩党解散命令とほぼ同時期に、日韓両国の「民主市民」が右も左もなく結託してそれをごまかす「現代版内鮮一体国民総動員運動」に乗り出す姿を目撃する事になった。あまりにも同じ時期にロクでもない事が連続して重なり、偶然にしては出来過ぎという感がしなくもないが、今の韓国民主主義と日本平和憲法の死という現象を考えるにあたってこの問題はどうしてもセットで考えざるを得ないものと思う。

(その2 憲法9条にノーベル賞運動篇に続く)

 

韓国版「小泉劇場」

先の7月30日韓国補欠選挙が与党セヌリ党の圧勝で終わったのは既報の通り。その選挙期間中にちょっと気になるものを見かけた。


7.14に行われたセヌリ党全党大会の光景。バックに書かれているスロ-ガンは「セヌリを変えろ」と書かれている。

何かに似てねえか? 日本でも2000年代前半に猛威を振るったよなあ。自民党選出の総理総裁が自分で「自民党をぶっ壊す」とか言ってそれが大いにウケてしまい、自民党が大勝し続けた「小泉劇場」ってのが…。今回の補欠選挙からセヌリは金武星という議員が党代表を務めているのだが、さしずめ今回の選挙は「金武星劇場」とでも言うべきだろうか。

「自民党をぶっ壊す by小泉純一郎」その結果自民党大勝
「セヌリ党を変えろ by金武星」その結果セヌリ党大勝

こういう他愛のないスローガンにコロリといかれて自民党を大勝させる日本人も日本人だが、同じようなスローガンにいかれてセヌリ党を大勝させる韓国人も韓国人という事だろう。日本と韓国は与党に騙されやすいのも、選挙の結果も瓜二つ! 大の仲良しなのです! 仲良くしようぜ! バスに乗り遅れるな! 韓国のセヌリ党も着実に民衆を欺く「小泉劇場」の詐欺的手法を大いに学んで活用し、大成功したのです! 嫌な予感が当たっちまった(笑)よ!

金武星は今回の選挙結果を受けて次期大統領有力候補との声が早くも上がっている。ちなみに金武星の親父は金龍周、創氏改名時の日本名を金田龍周という日帝植民地時代の実業家で、「朝鮮臨戦報国団」という親日団体の幹部を務めて「テンノーヘーカバンザーイ」「一死報国」を叫んでいた悪名高い親日派だった。もしこの男が朴槿恵の後に大統領になったりしたら、これは実にスゲー事だ。日本に「一死報国」を誓った親日派の子が2代続けて韓国の国家元首になるという事なのだから。高木正雄の娘と金田龍周の息子が相次いで韓国の大統領になる…。その頃日本は誰が首相になっているだろう。安倍が総理に「再チャレンジ」出来たのだから、麻生太郎辺りがまた復帰してもおかしくなかろう。戦犯企業・麻生財閥の当主が金武星の「カウンターパートナー」という事になる訳で、日韓癒着の究極形態「2013年体制」は今後も続くという事になる。日本と韓国はそれぞれ戦犯と親日派の子孫しか権力をつかめないというのがもはや固定化されてしまっているようだ。これは古典SFなどで良くある、身分や階級が固定化されたファシズム社会を想起させる。こうした日本と韓国を合わせてこれからは次のように言うべきかもしれない。
「日韓絶望皇国」と。

金大中と慮武鉉の「元側近衆」はもう壊滅状態 鄭東泳篇

前回では金・慮大統領時代の長官達(林東源・李鍾奭・丁世鉉)を何人か批判したが、もう一人忘れちゃいけないのが鄭東泳(정동영 チョン・ドンヨン)だろう。この男は民主党や開かれた我が党(ウリ党)の議員で、慮武鉉時代に統一部長官を務めた。学生時代は民主化運動の活動家で、1974年の民青学連事件にも連座したという輝かしい活動経歴の持ち主ではある。が、しかし…。駿馬も老いては何とやら…。かつての輝かしい学生運動家も30年経つと…?

この男は最近「10年後の統一話」という本を出して向こうの統一運動の世界でもてはやされているのだが、これってそんなにありがたい内容なの? 鄭東泳の語る統一論を聞いていて一番問題と思うのは、朴槿恵の「非武装地帯平和公園造成」だの「統一大チャンス論(統一したら北の資源やら土地やらが全部南のものになり、それで韓国はさらなる経済発展出来るという自分勝手な皮算用)」だのといった構想を否定するどころかやたらと持ち上げている所だ。それでいて「ドイツ式吸収統一は災いを招き得る」とか矛盾する事を平気で言っている。あのさぁ、朴槿恵の「統一大チャンス論」ってどう見ても南主導のドイツ式吸収統一を前提にしたお話にしか思えないんだが。それを支持しといて「吸収統一は災い」はねえだろう。この人は自分が何言ってるか分かってるんだろうか? 国会議員落選してただの人になって、とうとうヤケクソになったのか? とにかくこの男の朴槿恵に対する媚びへつらいぶりは尋常じゃない。まさに某在日同胞おじさん(笑)といい勝負で、おまえらどんだけ朴槿恵への忠誠競争が好きなんだと言いたくなる。

以下は鄭東泳が今年2月に行った講演の内容を翻訳抜粋したものだ。実際にこの男の発言を見ていただくのが早い。あまりの凄さに、これはもう即身成仏ものだ。それこそどこから突っ込んで良いやら分かんなくなるくらい。
原文記事は以下参照。この中から凄絶な「鄭東泳語録」を翻訳抜粋する。
http://www.ohmynews.com/nws_web/view/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001955791

「朴槿恵大統領は候補時代に、以前の大統領達の政策と合意などを尊重・継承するという意思を明確にした」

なるほど。それで朴槿恵は前任者李明博の5.24措置(開城工団除く北とのあらゆる交流停止)を立派に尊重・継承したばかりか、その前任者でさえやらなかった開城工団を閉鎖寸前の危機にまで追いやり、米日との共同軍事訓練を派手に繰り返して挑発しては南北対立を激化させてきたんですね!(笑) 見事な「以前の大統領の政策と合意などを尊重・継承」ぶりではありませんか!

「朴槿恵大統領が南北関係において成功する事を願う
「2000万坪計画したのに30万坪だけ運営されている開城工団の拡張はもちろん、朴大統領が推進している非武装地帯平和公園造成の為の事前段階として、金剛山観光再開、離散家族だけでも試験観光をせねばならない」

なるほど。でも、肝心の朴槿恵はどう見ても北との関係改善を真面目にやってるように見えず、成功もへったくれもないんですが。それに「非武装地帯平和公園」って軽々しく言うけど、あそこは「非武装地帯」であるが故に皮肉にも手付かずの貴重な自然が残った場所でしょ? そこを公園に「造成」するって何よ? また大規模な自然破壊工事をやる気なの? 4大河川工事であんだけ悲惨な結果になったのに。有害無益な大規模土木工事を繰り返して自然が破壊されようが災害が起ころうが、土建屋とそれに癒着した朴槿恵ら土建族政治家さえ潤えばそれで全て良し! これぞ朴槿恵の「統一大チャンス論」の真髄なり! まどろっこしい美辞麗句はいいから、鄭東泳はもっと正直に言いましょうね。俺にもその利権に一枚かませろや、と。

朴正熙大統領が願った、外勢によらない当事者間南北自主統一を継承して均す適任者は、現政府では朴槿恵大統領が適任者だと思う」

なるほど。朴正熙が本気でそんな事を願ってたかどうか知らないが、それを継承するのは娘である朴槿恵しかいないとまで絶賛しますか。すでに述べたように鄭東泳は学生時代は民主化闘争のバリバリの活動家であり、民青学連事件に連座してから大学辞めて軍隊に行かねばならなくなったという履歴の持ち主でした。若い頃は朴正熙に反対して激しく戦ってきた人間な訳です。政界入り後は金大中と慮武鉉を親分としていたはずなんです。それが今や朴正熙親子をベタ褒めするようになったという事はつまり…
今の鄭東泳にとっての親分は朴正熙・朴槿恵親子という事なのです! すでに死んだ昔の親分である金大中・慮武鉉の事なんか知ったこっちゃないという事です! 政治家にとって大事なのは唯二つ、無節操と機会主義のみ! 「現在権力」を追従する事だけが大事だぜ!

「現政府の過程説明がない統一大チャンス論に疑念はあるが、統一問題はまず北方経済を通じて開かねばならず、朝鮮半島問題の主人は南と北でならないという次元で統一大チャンス論を支持する

なるほど。鄭東泳ははっきり言いましたね。「統一大チャンス論を支持する」と。朴槿恵の統一論を支持すると! しかしながら現実問題として、朴槿恵の統一大チャンス論にせよ親父の言ってた「自主統一」とやらにせよ、それらにおける統一の主人は「南と北」では断じてない。連中の夢見る統一の主人は飽くまで「南」だけである。北は飽くまで奪い取る対象でしかなく、アカは殺せに尽きる。朴槿恵の統一論で「南と北」が平等に主人になる事など想定されていない。あり得ない事に支持を与えるなど、鄭東泳の詐欺っぷりだけは見事なものだ。

「太陽政策は強者の政策だ。この政策を通じてアメリカのレーガンが旧ソ連を、ニクソンが中国を崩壊させて開放させ、戦争したベトナムとは修交を通じて近しくなった」
「北が一番恐れるのは実際のところ経済大国へと発展する大韓民国だ。北は切実に手を差し伸べてくれるのを願う。したがって朴大統領がその気にさえなれば、ニクソンのように出来ると見る」

なるほど。けど初歩的な歴史的事実の問題として確かにソ連は崩壊したが、中国はいつ崩壊したの? 「ニクソンが中国を崩壊させ」ただって? そんなん初めて聞いたわ!(笑) 中国は崩壊どころか、今やアメリカと張り合う大国ではないか。何言ってんだ、こいつ?
だがここでも鄭東泳の恐るべき本音が見え隠れしている。「ニクソンのように出来る」って、何? 中国が崩壊した(笑)という話の真偽はともかく、そのように出来るというのは、北を崩壊させられるという話ではないか。北を崩壊させて開放、そして統一って、ドイツ式吸収統一そのものじゃないか。丁世鉉と同じで、鄭東泳もまた「南主導のドイツ式吸収統一」こそが狙いという事である。衣の下から鎧が見えるとはまさにこの事だろう。「朴槿恵がその気になりさえすれば、旧ソ連のように北を崩壊させられる。そうしろ」と鄭東泳は唆しているのだ。

「統一大チャンス論がベトナム式武力統一とドイツ式吸収統一など、北の崩壊を夢見る統一政策推進につながるなら、むしろ災いを呼び得る」
「北と疎通しながら開城工団式北方経済を通じた斬新的な統一政策推進が必要だ」

なるほど。でもこれまで突っ込んできた通り、統一大チャンス論なんてどう見ても「北の崩壊を夢見る統一政策推進」以外の何者でもないんですが…。南にとってはどうか知らんが、北にとっては資源や土地を一方的に奪われるだけの災厄にしかなってない。そこまで詭弁を弄して朴槿恵に媚び売って、これが「慮武鉉政権時代の統一部長官・太陽政策」とは笑わせる。

いや、これらはある意味で丁世鉉の吸収統一論や「北は何一つ南に勝る所はない発言」、李鍾奭の「韓日軍事協力推進」にも負けない凄絶さだわ。鄭東泳おまえもか、と言うより、この手の連中を信じる事が馬鹿なのかもしれない。今や金・慮派の統一論も朴槿恵の統一論も「目標は南主導の一方的な吸収統一」という点でほとんど違いはないのだから。
最近朴槿恵は自分の諮問機関として「統一準備委員会」などというのを設立し、そのメンバーには金・慮政権期の長官すなわち丁世鉉や林東源らの閥に連なる人間は選ばれなかったという。今のように南北関係が破綻状態になった情勢で、まずは少しずつ関係改善という手順すらすっ飛ばして「統一準備」もへったくれもないのだが、この人事はどういう意味を持っているのだろう。これは今の韓国において「吸収統一後の利権という皮算用」を、朴槿恵らセヌリ党閥と丁世鉉や林東源はじめとする旧金・慮閥(平たく言えば民主党派)が奪い合っているという事を表している。いずれの人脈も、南北関係を改善して真に民族・民衆の為になる自主的平和統一など、眼中にない。いずれの陣営も「北はいずれ崩壊する。もしくは色々と手を尽くして崩壊させる」という考えを前提としている。これが2014年現在の韓国における「統一問題」を巡る状況だ。

改めて言う。金大中と慮武鉉の「元側近衆」はもう壊滅状態であり、信用に値しないと。これらの言う事を信じて向かう「統一」がどれだけ恐ろしい未来になるか、それだけは肝に命じておくべきだ。

金大中と盧武鉉の「元側近衆」はもう壊滅状態

確かに東アジアの情勢は大きく変化しつつある。筆者が改めて言うまでもなく、それもものすごく悪い方向に。ただ、それがどういう風に悪いのかを多くの人が正しく認識していないのではないか。
朝鮮半島情勢に関して言えば、とりわけ韓国でかつて金大中・盧武鉉政権期に統一政策を担った連中がどいつもこいつも駄目過ぎる言動を振り撒いている現象に、筆者は東アジアの情勢悪化と韓国の平和統一運動の変質を強く感じる。
やはり盧武鉉の時代に統一部長官だった李鍾奭がこんな事を言っていた。あらかじめ言っておくが、これはもう最低な内容で矛盾に満ちた言い草だ。李鍾奭は自分が何言ってるかも分かってないんじゃない? 老人ボケするにはまだ早い歳のはずだが…。

http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/17755.html
[特別寄稿l] 対決構図から抜け出して‘東北アジア均衡者’になるための創意的戦略を探そう
特別寄稿 イ・ジョンソク(李鍾奭)元統一部長官
かけ声だけの政策が状況悪化を招く
北-日交渉、北開放のための機会と見なし
韓-日軍事協力、共同安保の枠組み守り
‘平和ための多者間協力’基礎
東北アジア‘イシュー主導国家’として生まれ変われ

見出しの煽り文句を見ただけで唖然とさせられるんだが、「北-日交渉、北開放のための機会」「韓-日軍事協力、共同安保の枠組み守り」「‘平和ための多者間協力’基礎に」って何よそれ? 
結局日本と韓国の安保協力を肯定するんかい? 「韓-日軍事協力は東北アジア多者安保あるいは共同安保指向の枠組み内のみで進めなければならない」って、アジア版NATOと言うか東アジア共同体というか、そういう方向なら軍事協力してオッケーって意味わかんねえよ。そもそも日本は本当なら憲法で軍備を持っちゃいけない国でしょ? そんな国と「軍事・安保協力」って、李鍾奭は日本の軍備や軍拡化・解釈改憲を認めるって事じゃないか。日帝侵略被害国の人間が日本の軍備を認めてそれと軍事協力しようとか、どんだけ脳内お花畑なんだか。しかもこの前に李鍾奭は「日本軍国主義による収奪の歴史的苦痛に基づいて(日本の集団的自衛権に)反対する韓国」などと言っておきながら、結局は「韓-日軍事協力は東北アジア多者安保あるいは共同安保指向の枠組み内のみで進めなければならない」って、自分の話がどんだけ矛盾してるかも分かってないのには呆れる。
しかも「北開放のための機会」と来たもんだ。北が「開放」しようがまいが、そんなの向こうの勝手だろう。李鍾奭は早くも今回の日朝交渉が成功したも同然という前提で話を進めている。
「反面、北-日交渉は安倍政府と金正恩政権の政治的意図とは関係なく、東北アジア情勢の緩和に肯定的な影響を及ぼすだろう」
「北-日関係の進展は、北朝鮮の開放にも肯定的な影響を及ぼすだろう」
今回の再調査で朝日関係がどうなるかはまだまだ分からない。再調査の結果が発表されて日本の世論がまた「北は嘘つきだ」と反発し、2002年の再現になる可能性も大きい(筆者はそうなるだろうと予測する)。「東北アジア情勢の緩和に肯定的な影響」どころか、またしても朝日関係の破綻とそれによる日本のさらなる右傾化・軍拡化をもたらす可能性も十分に有り得る。李鍾奭の言ってる事は、学者にしてはあまりに軽薄で見通しが甘過ぎるだろう。やっぱボケてんじゃねえの、この人?

だが驚くのはまだ早い。李鍾奭の上を行く奴がいる。やはり金大中・盧武鉉時代の統一部長官だった、おなじみ丁世鉉だ。以下の記事はハンギョレ日本版では翻訳されていないが、さすがにトロい日本語版編集部もこの記事は内容的にアレ過ぎて訳さない方が良いと判断したのではないか。我らが丁世鉉総長は何を主張したのだろう? 問題の箇所を翻訳抜粋する。

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/645631.html?_fr=mr1
「丁世鉉コラム」従北論争終わらせなければ統一はない(韓国語記事)
南北体制競争は70年代中盤に南の絶対的優位で終わった。南は今やG-15経済大国になり、国際的位相も非常に高くなった。反面、90年代中盤に始まった脱北行列がまだ続くほど北は経済難に苦しめられている。(中略)このように南よりも勝る所が一つもない北を追従しようとする人間が今この時代にも南にいるというのか?

「南よりも勝る所が一つもない北」だそうだ。完全に北の事を見下している。これが仮にも同じ同胞の国に対して言う言葉か? 「平和統一」を主張する人間の言う事なのか? だったら統一するのやめろよって話だろう。「全てにおいて北よりも優れている南」の単独だけでこれからも国家を運営していけばいいではないか。北の事はほっといて。それなのに統一をしたり顔で語るのは、やはり下心があっての事だろう。地下資源とか土地とか…。
少しぐらい経済力で上回ったからといって、南の人間は思い上がるべきではない。本当に「南よりも勝る所が一つもない北」と言えるのか? 4大河川工事の途轍もない自然破壊は? 歳月号の事故は? 長時間・低賃金で奴隷みたいに働かされている非正規職労働者は? 不正がまかり通る韓国のオンボロ原発は? 日本と並ぶ韓国の自殺大国ぶりは? 大学のべらぼうに高い学費の為に高利貸に借金して返せず一家心中なんて話は韓国で珍しくないが、それも北より南が優れていると言うのか? 丁世鉉はどれだけ天狗になってるのか知らないが、こうした現実を徹底無視して「南よりも勝る所が一つもない北」などと北を蔑視しきっている。丁世鉉の狙いは、将来的に自身が望んでいる南主導の吸収統一を正当化したいのだろう。
丁世鉉がここまで北の事を見下して馬鹿にしているというのは、もうこの男は北と様々な交渉をして友好関係を築いたり南北和解をしようとか全く考えていないという事だ。いずれ体制転換・崩壊させて吸収統一する、つまり「北は消滅すべき国」な訳だからもうそんな無駄な事をする必要はないという判断なのだろう。

在日の統一運動でもそうだが、もうこうした李鍾奭だの丁世鉉だの林東源といった連中を持ち上げたり講師に呼ぶのはやめにすべきだ。金大中・盧武鉉政権期に統一部長官やら大統領アドバイザーやった連中というのは、今や誰も彼も日本の軍備や軍事力を容認・支持したり南主導の吸収統一を主張する連中ばかりである(つまり「現実追認・追従路線」に転向した)。それ以前に、吸収統一を(少なくとも表向きは)否定した金大中・盧武鉉の遺志すら完全に裏切っているではないか。こんな連中をありがたがって何とする? 野中広務と林東源を呼んで話させるとか、三千里鉄道ももう少し現状を正しく判断して行動すべきと思う。
今の日本と韓国ではいずれも戦後類例がないほどの極右政権が並び立っているという最悪の状況だ。日本の安倍晋三政権と韓国の朴槿恵政権という「双子の極右」とも言うべき両政権がより一層癒着・共犯関係を深めている、すなわち「日韓2013年体制」を甘く見るべきではない。こうした最悪の時代状況・国際情勢の中で、どうやって民族同胞の為になる歴史清算や平和統一を目指すべきか、それを考えなければならないのである。少なくとも李鍾奭だの丁世鉉だの林東源といったロクでもない連中をありがたがるのではなく、そういった連中を切る事から新しい道を模索すべきだろう。

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