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朴槿恵の弾劾可決自体はもはや大した意味がない

韓国憲法裁判所で朴槿恵の弾劾審判が下るのは3月10日と決まった。しかしながら朴槿恵の弾劾が認定されようがまいが、アメリカ(日本もだが)の立場からすればほとんど関係がない。韓国の次期大統領候補とされる有力政治家の多くは民主党の文在寅をはじめとしてTHAADの配備に賛成しており、今まで通りの「韓米日軍事同盟体制」にいささかの揺らぎもないからだ。アメリカからすれば朴槿恵の去就などすでに問題ではなく、例え旧セヌリ党系列の極右候補から民主党・国民の党のいずれの候補が次期大統領になろうとも、THAADの配備は規定路線である。トランプ政権が発足後に日本と韓国へ押し付けているのは従来言われてきた「駐留米軍費用増額」などという甘っちょろいものではなく、それをさらにレベルアップした「日韓の軍事費増額」であり、軍事費増額してアメリカの武器(ただしアメリカ本土ではすでに使い道のなくなったポンコツ。すでに時代遅れのTHAADももちろんこの中に入る)をもっと買え、というさらなる搾取なのだ。
朴槿恵が弾劾されようがまいが、韓国の前途は地獄でしかないというのが現実である。100万キャンドルとは一体何であったのか、という視点から見直さねばなるまい。「キャンドルデモに100万人集まった! やっぱり韓国の民主主義は素晴らしい! 在日も韓国の次期大統領選挙に積極的に関わるべきだ」という軽はずみな言動にはもう少し考える必要がある。軽挙妄動していては「韓国リベラルの大勢(ハンギョレや京郷新聞的な)」に乗っかって文在寅か安哲秀(いずれもTHAAD支持にして強烈な反北主義者、日韓慰安婦合意にも賛成か消極的反対)を盲目的に応援するという最悪の結果しか生み出せないであろう。それならば「沈黙の棄権」を行使して本国の旧セヌリ党系から民主党・国民の党にいたる崇米親日勢力への抗議を貫いた方がはるかにましというものではないか。

韓国の現状は酷いよ。およそ民主主義などどこにも見当たらないほど酷いよ。日本の辺野古や高江や入管の収容所やホームレスを締め出した渋谷の公園や塚本幼稚園(笑)と寸分違わない事が全国規模現在進行形で繰り広げられているから。まさに東アジアにそそり立つ「男らしい」極右国家日本と韓国がますます理性を失って地獄へ直進行するのが2017年という年であろう。


※ 色々書きたい事や翻訳して御紹介したい記事などはたくさんあるのですが、個人的に最近忙しくて更新出来ませんでした。ペースは遅くなりますが、可能な限りまた文章を書いていきたいと思います。


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香港のキングオブファイターズ97の漫画

香港で日本の人気格闘ゲームが色々と漫画化されているのは、マニアの間では周知の事実でしょう。とりわけその先駆けだったストⅡの「街頭覇王」が有名ですが、カプコンの他にSNKのゲームも同様に漫画化されています。正式にライセンスを受けてのものかどうかは知りませんが。
中でもキングオブファイターズは漫画化作品が何種類かあり、今回取り上げたいのは「格闘天王」と呼ばれるシリーズです。香港のこの手の漫画は戦闘描写が過剰な事と、登場人物の技や気の使い方などが旧来の武侠小説式概念で描かれているのが大きな特徴と言えるでしょう。こうした作品を見てると金庸や古龍が中国漫画の世界にもいかに大きな影響を及ぼしたかがよく分かります。
たまたま見ていたある韓国のサイトでこの作品の韓国版が取り上げられており、なかなか笑えるシーンがありました。ちょっと翻訳して紹介したいと思います。この韓国チームのキャラ名は、実際の韓国人の名前としてはかなりありえない発音表記があるのですが、ここではそれをあえて直さずに公式の名称で表記しています。また、ゲーム中ではチャンとチョイ(こんな韓国・朝鮮人の姓はありません。漢字では「崔」正しくは「チウェ」と発音すべきですが)はキムの事を「キムの旦那」と呼んでますが、この漫画では「キム師父」と呼んでいるのでここではそのように表記しました。
(訳 ZED)

kof97_05_honyaku.jpgkof97_06_honyaku.jpgkof97_07_honyaku.jpg







うーむ。かなりひどい扱いですが、確かにあの悪漢二人は正義を盲信する師匠に虐待されているといえばそんな感じですねえ。
他にもこの作品には「街頭覇王」に劣らず凄絶な描写が多いので、折を見て翻訳・紹介したいと思います。

古龍武侠早期作品中的傑作「名剣風流」 その2

古龍作品ではよく変装が登場します。主人公側の人物であれ悪役であれ、いずれも変装して他者の目を欺くという描写が少なくありません。古龍作品は別名「推理武侠」と評される事が多いのですが、変装シーンの多さもそう言われる要素の一つでしょう。中国語の原典では「変装」の事を「易容術」と表記しており、日本版「楚留香」や「陸小鳳」「マーベラスツインズ」などの文中で「変装」とされている訳文も原典では「易容」または「易容術」となっています。日本語で「変装」と言うとカツラやメイクなどで化ける、推理小説などによくある手口を連想しますが、古龍作品原典の「易容術」という言葉は単なる変装という意味だけではなく「顔を変える術全般」を指す意味合いがあります。つまり…。
今で言う所の「整形手術」も「易容術」という言葉の意味には含まれるのです。そして整形手術の方の「易容術」を物語の大きな柱に据えた作品、それが「名剣風流」でした。時代設定がはっきりしないとは言えどう見ても中世が舞台のはずの武侠作品で整形手術をして顔を変えるというのはかなりやる事が無茶苦茶なのですが、それもまた古龍作品の破天荒な作風にして魅力と言えるでしょう。ではこの作品では整形手術の「易容術」がどのような役割を果たしているのでしょうか。
「名剣風流」では主人公の仇敵となる悪の組織がいるのですが、これは武林の各名門流派の掌門(総帥)達を人知れず暗殺してはそれそっくりに(顔だけでなくそれ以外の体の特徴や傷なども)整形した偽者を送り込んでその流派を乗っ取るのを繰り返し、それで江湖を支配しようという陰謀を企んでいる訳です。武侠小説というよりはどこかのスパイ小説かSF小説のようでもありましょう。
本作の主人公は兪佩玉という青年で、武林でも名門流派の誉れ高い先天無極派の跡取り息子です。彼は父にして一門の掌門である兪放鶴の元で修行に励んでいました。兪放鶴はすでに江湖の第一線からは退いていましたが、優れた武芸と高潔な人格で名高い名士です。ところがある日、正体不明の刺客団に急襲されて兪親子は応戦しましたが、悪辣な罠にかかって兪放鶴は殺されてしまいます。力及ばず父を失って悲嘆に暮れていた兪佩玉の所へ婚約者の林黛羽が訪ねて来たのですが、彼女によると自分の父・林痩鵑を含めてすでに何人もの武林大家達が正体不明の敵によって次々に殺害されているとの事でした。ところがそうした会話をしている矢先に突然兪家の屋敷にまた客が現れました。それは殺されたはずの林黛羽の父をはじめとする武林の大家達だったのです。兪佩玉が不審に思いながらも彼らに父・放鶴が死んだ事を告げると彼らは「放鶴殿は死んでいない」と言い、調べてみると屋敷から兪放鶴の遺体がいつの間にか消えてしまっていました。「おまえは疲れているからこの薬を飲んで休め」と彼らに言われて薬を飲まされそうになった兪佩玉は身の危険を感じ、全力をつくして生まれ育った屋敷から逃げ出すのでした。行く先は黄池大会。武林盟主の座を新たに決めるべく天下の英雄豪傑達が一同に会する場で事態を訴える事に一縷の望みをかけたのです。
(この項続く)
 

告知用のブログを新しく作りました

今後の新しい活動告知などはこちらで行う事にしましたので、たまに目を通しておいて下さい。
活動告知以外にも色々コラムを書いたりするかも知れません。よろしく。
        

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