香港で日本の人気格闘ゲームが色々と漫画化されているのは、マニアの間では周知の事実でしょう。とりわけその先駆けだったストⅡの「街頭覇王」が有名ですが、カプコンの他にSNKのゲームも同様に漫画化されています。正式にライセンスを受けてのものかどうかは知りませんが。
中でもキングオブファイターズは漫画化作品が何種類かあり、今回取り上げたいのは「格闘天王」と呼ばれるシリーズです。香港のこの手の漫画は戦闘描写が過剰な事と、登場人物の技や気の使い方などが旧来の武侠小説式概念で描かれているのが大きな特徴と言えるでしょう。こうした作品を見てると金庸や古龍が中国漫画の世界にもいかに大きな影響を及ぼしたかがよく分かります。
たまたま見ていたある韓国のサイトでこの作品の韓国版が取り上げられており、なかなか笑えるシーンがありました。ちょっと翻訳して紹介したいと思います。この韓国チームのキャラ名は、実際の韓国人の名前としてはかなりありえない発音表記があるのですが、ここではそれをあえて直さずに公式の名称で表記しています。また、ゲーム中ではチャンとチョイ(こんな韓国・朝鮮人の姓はありません。漢字では「崔」正しくは「チウェ」と発音すべきですが)はキムの事を「キムの旦那」と呼んでますが、この漫画では「キム師父」と呼んでいるのでここではそのように表記しました。
(訳 ZED)
うーむ。かなりひどい扱いですが、確かにあの悪漢二人は正義を盲信する師匠に虐待されているといえばそんな感じですねえ。
他にもこの作品には「街頭覇王」に劣らず凄絶な描写が多いので、折を見て翻訳・紹介したいと思います。
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