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【翻訳記事】「荒波の太平洋」を予告する国連対朝制裁案通過

韓国の作家金甲洙氏のコラムより

「荒波の太平洋」を予告する国連対朝制裁案通過
朝鮮の「挑発」なのか、強大国の「蛮行」なのか

今日朝(07時)に国連の対朝鮮制裁案が通過した。米中露英仏の5大強国は事前合意を見せ、これにいかなる国も異議を提示しなかった。マスコミ達は今回の対朝制裁案が予想よりも緩和されたとして、特に無理がないように事態を楽観している。だが実際の内容をうかがってみると以前の制裁案とは大きく違う。

今回の制裁案には朝鮮との合作事業全面禁止、朝鮮の繊維製品輸出禁止、朝鮮人海外労働者派遣禁止、朝鮮の船舶強制検索、朝鮮労働党など団体の核心人士の旅行及び資産凍結、天然ガス対朝輸出禁止などが入っている。だがこれら全てを合わせたものよりもっと深刻な事案として石油類、すなわち「精油製品と原油を55%以上削減供給」するというのがあり、これは対朝制裁としては未曾有の事だ。

石油類エネルギー供給を半分以上も削減するという事は我々の考え以上に深刻な事案である。1941年に勃発した米日太平洋戦争もアメリカの対日原油供給中止の為に勃発した。その時に比べて今は原油エネルギーの重要性が比較にならないほど高まった。その為にこれは朝鮮の生命線を半分以上断つ措置であり「準宣戦布告」と変わらない。

私は以前に、今のように危険な状況はないだろうと見ていた。これは朝鮮側の事前警告をみれば読み取れる。9月11日に朝鮮は外務省発表声明で国連安保理で制裁論議を主導しているアメリカに向かい、「不法無法の制裁決議をでっち上げ通した場合、我々は必ずアメリカにそれに相応する代価を支払わせるだろう」と警告していた。

また、この声明は「次回の措置はアメリカをして史上類例なき酷い目に遭わせるだろう」とした。「次回の措置」という言葉は非常に生々しい表現であり、「史上類例なき」という表現が相当に具体的だ。

ここで「アメリカの史上類例なき酷い目」とは何を意味するのか? 朝鮮はすでに日本上空を通過するIRBMを発射した。これは朝鮮戦略司令部で公言した「グアム包囲砲撃」の前哨戦的性格を帯びる。いわゆる「味見」のようなものだった。ならば次回の措置はグアムに対する十字型包囲砲撃になる可能性を排除し難い。ただ前回とは違ってSLBM砲撃である可能性もある。

私はこの警告声明の実現可能性は高いと見る。自体の展開様相が7年前の延坪島砲撃と非常に酷似している為だ。ならば朝米対決の主舞台は太平洋になるだろう。結果、太平洋上で朝鮮とアメリカがとりあえず砲撃戦を展開する事もあり得るだろう。そうして広漠たる太平洋はあちらこちらで際どい泡と共に日毎波高が高まり、荒波が起こる事になるだろう。

東北アジアの情勢は一寸先も見渡せないほどに激変している。問題は我が韓国がどうすべきかにある。外国に出歩きながら北の原油供給遮断を注文しつつ、北を刺激する真似は絶対にすべきではない。

我々の倫理意識に混戦が生じて久しい。5強大国が自分達同士は互いを容認して核とミサイルを完備しておきながら、ただ朝鮮の核とミサイルに関してだけは「挑発」と烙印付ける。果たして朝鮮の核が挑発ならば、5強大国の談合は朝鮮側の立場からはパワハラや蛮行に見える事だろう。朝鮮の核とミサイルには言葉通り「百薬」も無効だ。戦争は泥棒のように迫り来る。この危機の時間には民族共助への転換以外に代案はない。

訳:ZED

原文記事URL
http://www.poweroftruth.net/column/mainView.php?kcat=2024&uid=500&table=c_booking&PHPSESSID=c5fd25dffb9e84d2a36c61cdb6401e23

または
https://www.facebook.com/kimcapsu/posts/895285710622374


先の国連制裁直後に発表された記事で、若干遅くなったが翻訳してお届けする。今日(2017.09.15)の朝の朝鮮共和国によるミサイル発射は、まさに金甲洙氏の予測した「次回の措置」に該当するものであろう。もちろんこの一発だけで終わらない可能性も高い。
以前は朝鮮が人工衛星を打ち上げても日本は「事実上のミサイル」と呼んで必死にこれを「不法なもの」に仕立て上げる世論操作をしてきたが、今は朝鮮側もミサイルそのものを堂々と撃つようになったのでかえってすっきりする。それは事態が以前よりもさらに悪化した事を意味し、韓米日の3カ国の好戦振りがますますその度合いを高めて凶悪になっているという事でもあろう。

韓米日いずれも悪いが、中でも韓国(それも文在寅政権になってから)の立ち居振る舞いが最悪であると筆者は考える。韓国の、それも文在寅政権がやってきた事は「韓米同盟強化」「北側に対する侮辱と挑発」「実現不可能なハードルを設定した口先だけの対話提案(これ自体が事態の悪化を招きかねない挑発行為)」「朴槿恵時代に行われた対北政策の弊害を撤廃するどころか放置・助長」「従軍慰安婦被害者を見殺し(生贄)にしての日本との関係強化」「THAAD配備強行とその反対派住民に対する武力弾圧」「朝鮮に対する石油禁輸制裁の推進」「それでいて『対話が行われないのは一方的に北だけが悪い』という世論操作とパフォーマンス」などで始終一貫していた。人道支援に800万(約8億8000万円)ドル出すだって? 石油類供給を55%も削減(するのに必死に狂奔)しておいて、もう片方の手で人道支援とか、どれだけ相手を馬鹿にしているのか! 人口2400万人の国家で使う石油の55%に比べたら、8億8000万円など雀の涙もいい所であろう。南が今回行おうとしている「人道支援」で恩恵を受ける児童や妊婦よりも、石油削減で被害を見る児童・妊婦の方がはるかに多いであろう事は素人目にも分かる事ではないか。100万円奪った相手に恩着せがましく1000円を渡し「これでメシでも食え」と言っているようなものだ。それを以って「南北和解のきっかけに」などとエラソ-に説教垂れてるハンギョレも本当に終わってる。今回の「人道支援」は朝鮮側に拒否される可能性が高いし、南北関係の更なる悪化を招く結果にしかならないであろう。そしてこの挑発と侮辱行為でしかない偽善まみれの「人道支援」が北側に拒否されれば、「南がこんなに平和を望んで支援しようとしているのに、北は対話を拒否している。北は核放棄して対話に応じろ」の大合唱が朝鮮日報からハンギョレまで、自由韓国党から正義党にいたるまで、まさに右も左もなく沸き起こるのは間違いない。韓国は日本以上に好戦タカ派翼賛体制が完成しつつある状況だ。この点を勘違いしてはいけない。今の韓国社会において、アメリカや日本の影響を排除し、朝鮮共和国に対する制裁に反対するような「自主的平和統一勢力」はイリオモテヤマネコかツシマヤマネコ並みの絶滅危惧種である(もちろんその時々の情勢次第でそれらしい営業トークをするまがい物、いわば「イリオモテヤマネコのコスプレをしただけのイエネコ」も大変多いので騙されないよう注意。例えばこいつとか、こいつとか、こいつとか)。

人間はどこまで残虐かつ外道になれるのかという事を、文在寅と安倍とトランプとハンギョレは身を以って世界中に示してくれているのです! ありがたや、ありがたや。

…冗談はともかく、今回の制裁が「平和的解決を目標にしている」とまでエラソーに言っている文在寅は本当に限度を超している。今回の件で確定した決定的事項は、800万ドルの「人道支援」が「南がこんなに平和と対話を望んでいるのに、それを拒否する北」という世論操作のアリバイ作りに過ぎない事と、文が朴槿恵以下の大統領であるという証明であろう。
さらにもう一つ確定した事があるのに我々は気付かなければならない。このまま行けば文在寅政権が従軍慰安婦被害者を日本へ売り飛ばすという事がだ。

http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=122137
文在寅政権、北の核を理由に「慰安婦」おざなりに
殷秀美秘書官「韓日共助優先」…女性家族部、和解治癒財団監査結果「内密」
2017.09.14 14:32:38


上記記事は朝鮮語記事なので、要点だけを以下に列挙する。本当は全文訳したいが、時間がないので。


殷秀美大統領秘書官曰く
「北の核とミサイル問題を解決する為には韓国と日本の共助が必要なんやあああああッ! 今は慰安婦問題なんかよりも韓日関係の方が重要なんやでえええええッ! 」
「和解治癒財団(日本の拠出金10億円で韓国に作られた財団)を解散させたら日本との関係が悪うなるどおおおおおッ! 我が国が外交的に孤立してもええっちゅうんかあああああッ!」

和解治癒財団に対する監査結果について女性家族部曰く
「和解治癒財団には何の問題も発見されんかったでえええええッ! 書類も完璧やったのに、何の問題があるんじゃあああああッ!」

康京和外交部長官曰く
「日本とはこの問題(慰安婦問題)を当分論議せえへんというアンダースタンディングが出来とるんやでえええええッ!」

趙俊赫外交部スポークスマン曰く
「それは首脳会談や外相会談次元で過去史問題が両国間の未来志向的発展の足枷にならんようにしようというアンダースタンディングなんやあああああッ!」


…木で鼻をくくった態度というのはまさにこういうのを言うのであろうか。慰安婦被害者や挺隊協関係者が大統領官邸を訪問して陳情に言った時の対応がこれだったという。文在寅政権、慰安婦被害者達を日本へ売る気マンマンだな! 敵は日本政府だけでなく、他ならぬ韓国政府自身もである。

北の核問題を解決する為に、THAAD配備予定地の住民達は少しぐらい我慢しろ。
住民達の生活ごときよりも国家安保の方が大事だ。
北の核問題を解決する為に、従軍慰安婦被害者達は少しぐらい我慢しろ。
慰安婦問題ごときよりも韓日関係の方が大事だ。

もはやここまで来ると文在寅と朴裕河の違いが分からない。まあ、朴裕河も前の前の大統領選挙(2012年)では文在寅を支持してたしね。やはりこうなるのは分かり切っていた事だったのである。
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【翻訳記事】外交部韓日慰安婦合意検証TF構成発表に対する論評

挺対協 Justice for the 'Comfort Women'

7月31日 15:36

[外交部韓日慰安婦合意検証TF構成発表に対する論評]

外交部は2015韓日合意論議過程と内容に対する徹底した検証を通じ
日本軍性奴隷被害者達の26年間の叫びに正義で応えねばならないだろう。

外交部は韓日慰安婦合意検証TF運営計画がマスコミに発表されて3週間が過ぎた今日、韓日慰安婦合意検証TF発足を発表した。

日本軍性奴隷問題解決の為の正義記憶財団(理事長:池銀姫 以下正義記憶財団)は、該当TFが今後文在寅政権の2015韓日合意と関連する政策方向決定に重要な役割を担っているだけに、本日外交部の発表に対して失望を禁じ得ない。

今回の検証TFは単純な国際政治または外交的な側面を検証する水準にのみ留まってはならない。日本軍性奴隷問題は去る26年間の被害者達と支援団体の活動を通じて、国連人権機構をはじめとするアメリカ・カナダ及びヨーロッパ議会など国際社会で、日本政府が仕出かした戦争犯罪である事が認定された事はもちろん、戦時性暴力の問題を知らせて国際的に女性人権運動を成長させる契機となった事案である。

それにも関わらず外交部は被害者達と支援団体との疎通なく、長い期間に亘って日本軍性奴隷問題を研究してきた法・歴史・女性学者達は排除したまま、国際政治と外交問題の研究を進めてきた学者と専門家達を主とした構成を発表し、これはすなわち今後外交部の韓日慰安婦合意検証過程が2015韓日合意論議過程と合意内容に対する検証よりは政治・外交的側面を主とする検証が行われる他ない事を見せてくれるものだ。

2015韓日合意以降、女性差別撤廃委員会と拷問防止委員会を含む国連人権機構と被害者達が提起してきた該当合意の最も大きな問題は、日本軍性奴隷制問題解決の中心を被害者達の人権と名誉回復におくのではなく、国益という美名の下に日本軍性奴隷制問題を政治・外交問題解決の為の手段に活用してきたという事だった。

正義記憶財団は今回のTF構成を見ながら、外交部が果たして康京和長官がその間国連で見せてくれた国際人権原則に基づいて女性・人権の価値を重視してきたようにそうした外交政策を繰り広げられるのか、そして文在寅大統領が大統領選候補時代の公約として掲げた2015韓日合意無効化と10億円返還、和解治癒財団解散という政策を履行する意思があるのかについて問いを投げ掛けざるを得ない。

こうした問いに外交部は康京和長官が嘱した「被害者中心主義に立脚」した検証TFのまともな運用を通じて、次の事項達に対する徹底した検証で応えねばならないだろう。

1)朴槿恵政権が韓日外交関係と日本軍性奴隷制問題を連携させる政策を推進した事に対する理由;

2)2015韓日合意の拙速な発表理由;

3)2015韓日合意の導出過程及び両国の具体的な責任認定内容;

4)和解治癒財団設立及び日本政府慰労金10億円の拠出経緯;

5)和解治癒財団の活動内容に対する徹底した調査;

6)少女像と関連した日本政府の要求事項と韓国政府の対応;

7)2015韓日合意以降、日本軍性奴隷制問題に対する外交部の国際社会対応;

すでに何度かの公文書を通じて明らかにしたように、正義記憶財団は外交部が上に言及した7つの事項に対する徹底した検証を進行する意思を見せるならば、我々はいつでも外交部との疎通を通じて2015韓日合意無効化の為の道に協調するだろう。

正義記憶財団は韓日慰安婦合意検証TFが十分な運営過程を通じて、70年を超える歳月を苦痛と痛みの中で過ごさねばならなかった日本軍性奴隷制被害者達の名誉と人権回復の為の正義ある解決の始まりにして、2015韓日合意の無効化へ向かう道となる事を真に願い、我々のこうした憂慮を払拭させてくれる外交部の姿を期待する

2017年7月31日

日本軍性奴隷制問題解決の為の正義記憶財団

理事長 池銀姫
常任理事 尹美香

訳:ZED

原文記事URLはこちら
https://www.facebook.com/womenandwar/posts/1580413432000078


少し遅くなったが、挺対協のフェイスブックより韓日慰安婦合意検証TFに対する正義記憶財団の論評を訳して御紹介しておきたい。
前回述べたように最近の、特に文在寅政権発足後の正義記憶財団の言動には少々危なっかしいと思われる部分がある。一番まずいと思うのは康京和が外交長官に指名されるや、それを財団挙げてバックアップした事であろう。康京和が国連でやってきた事というのは早い話欧米先進国による第三世界への侵略戦争サポートであり、「どこそこの国の人権状況は深刻だ」と因縁を付けては「人道的介入」「保護する責任」の戦争口実をでっち上げるような真似ばかりしてきた。シリアに対して特に酷かったし、朝鮮共和国に対してもさんざんそういう事を騒ぎ立ててきた問題人物である。人権を侵略戦争の口実に悪用してきた人間を、戦時性暴力被害者とその支援者が支持する? これほど倒錯した話はないであろう。おそらく康京和という人間の正体を正義記憶財団の関係者は良く知らなかったのではないかと思うが、遺憾な事にこれは致命的な失敗ではなかったかと思う。論理的・倫理的そして運動の「作戦」としてもである。
そもそも文在寅自身が激烈な親米派であり、そのような大統領が「アメリカに押し付けられた日韓慰安婦合意」を覆せるのか、甚だ疑問ではないか。さらに文在寅はベトナム戦争に派兵された兵士を「愛国者・英雄」とまで顕彰している。ベトナムに派兵された韓国軍が何をしたかはすでに周知の事実ではないか。文在寅はそんな侵略軍を日帝時代の独立運動家と同列に並べるという信じ難い行為をしでかしたのだ。挺対協や慰安婦被害者達がベトナム戦争における韓国軍の残虐行為を自ら明るみに出してそれに対する謝罪を求めてきたが、文在寅はそうした努力を滅茶苦茶に破壊したのである。文在寅政権を慰安婦被害者とその支援者が支持するという事からして何重にも間違った行為であったと思う。
もちろん正義記憶財団も色々な団体の寄り合い所帯で一枚岩ではなく、挺対協のように最も闘争的なグループもいれば参与連帯(リビアやシリアへの侵略に賛成または親和的な態度だった)のように極めて右傾投降主義な日和ったグループまで加盟者の内実は様々だ。そうした実情が文在寅・康京和への支持につながったのだとしたら、正義記憶財団自体のありようを今一度考え直さねばならないのではあるまいか。
ちなみに文在寅がベトナム派遣韓国軍を「愛国者・英雄」と顕彰した件に対し、ベトナム政府が強く反発しているという事実も指摘しておく。

今回の論評に話を戻すと、そんな正義記憶財団もやはり慰安婦合意検証TFについては大変厳しい見方をしているという事だ。依然として文在寅政権と康京和外相に望みを持っているようなそぶりを見せているのは気掛かりだが、それでも検証TFに疑いの目を向けるだけの判断力は残っていて、その点については少し安心した(飽くまで少しね)。

外交部は被害者達と支援団体との疎通なく、長い期間に亘って日本軍性奴隷問題を研究してきた法・歴史・女性学者達は排除したまま、国際政治と外交問題の研究を進めてきた学者と専門家達を主とした構成を発表し、これはすなわち今後外交部の韓日慰安婦合意検証過程が2015韓日合意論議過程と合意内容に対する検証よりは政治・外交的側面を主とする検証が行われる他ない事を見せてくれるものだ。

これがあのTFの全てを物語っている。筆者もあのタスクフォースの人員構成を見て胡散臭い奴らが何人もいるなと思っていたが、それ以上に慰安婦問題の専門家があの中にいなかったというのが最大の問題であった。国際政治と外交問題の専門家ばかりを集めたというのは、すなわち文在寅政権は「慰安婦合意の再交渉」を単なる外交取引の道具としてしか考えていないという証左であろう。少なくとも合意を破棄するなどという「極左過激派集団(笑)」のような真似は全く考えてはいまい。

結論ははっきりしていよう。あの韓日慰安婦合意検証TFは詐欺だ、と。
文在寅政権は一事が万事こうなのだ。

「脱原発します」→「その代わり原発輸出は今まで以上にバンバンするね」
「今まで日陰者扱いされてきた独立運動家や出稼ぎ労働者を愛国者・英雄として認めます」→「その代わりベトナムへ派兵された軍人(現地で残虐行為)も同列の英雄・愛国者として一緒に顕彰するからね」
「南北対話を推進します」→「でも軍事境界線上の拡声器挑発放送をやめる気全くないからね」
「THAADの配備を見直します(当選前)」→「やっぱTHAADは必要だからバンバン配備するね(当選後)」
「慰安婦合意を再検討するタスクフォースを発足します」→「でもその中に慰安婦問題の専門家は一人もいないからね」

文政権が何か良さげな事を発表しても、決して額面通りには受け取れない。絶対何か裏があると疑ってかかる事が必要だ。

韓日慰安婦合意検証TFの発足が発表された時、とりわけ日本ではハンギョレ日本版の記事を大変好意的に取り上げたりするツイッターユーザーが多く見られた。そうした純粋な善意の人々にこういう事を言うのは気が引けるのだが、やはりあなた達は騙されたのだ。あのTFがあたかも日韓合意という不正義を糺す為の行動であるかのように思い込んでしまったのだ、と。実際そのような事には絶対ならないのは、100%保障付きだ。

従軍慰安婦被害者の力になりたい。
歴史問題に正義を取り戻したい。
日帝の植民地統治責任を償わせねばならない。

こうした社会正義を追求するのは当然だが、それを貫徹するのはこれまで(ももちろん易しい事ではなかったが)になく難しい時代になったと思う。その困難の一つが今回の慰安婦合意検証TFのような詐欺行為である。一見被害者の救済と名誉回復の為のように見えて、内実はとんでもないという行為を「韓国のキャンドル革命政権」が率先してやっているのだから。従軍慰安婦問題に取り組むには悪逆な日本政府や米政府に立ち向かう事はもちろん、被害国でありながら当の被害者を切り捨てて生贄にしようとしている韓国政府の詐術にも騙されないようにしなければならないのだから。そうした詐欺行為を見抜く目も今後は必須的に要求されるであろう。

特に慰安婦合意検証TFと並ぶ詐欺行為で、くれぐれも騙されないように警告しておきたいのが安世鴻と重重プロジェクトである。これも慰安婦問題をダシにした陰険毒辣な詐欺であり、真面目にこの問題に取り組むのであれば近付くべきではない。安世鴻という男は自分の写真集と朴裕河の「帝国の慰安婦」が書評で同列に取り上げられて「どちらも慰安婦問題解決の手掛かりを提供している」と評されたのを喜んでいたのだ。「帝国の慰安婦」と同列に並べられて喜んじゃう「慰安婦写真家」って何? 安世鴻は人間的にも歴史観においても朴裕河と同類にして同水準のインチキ野郎でしかない。

https://twitter.com/AhnSehong/status/375971376437284865

↑ 自分の先輩がプレシアンで「重重」の書評を書いてくれました、「帝国の慰安婦」と一緒に書いてくれました、と無邪気に喜ぶ安世鴻のツイッター。「帝国の慰安婦」と肩を並べて喜んでいる、いや、それどころか朴裕河と全くの同類というのが安世鴻の正体である。


「自分の写真は政治的ではない」と言って逃げ回っていた事もあった。歴史や政治に向き合う覚悟も見識もなく、「ニコンから圧力を受けた」事だけを勲章のようにひけらかして商売に利用するだけの男・安世鴻。安世鴻こそ従軍慰安婦はじめとする日帝植民地被害者の同胞を食い物にする最悪の詐欺師である。なによりも重重プロジェクトにはアジアプレスが協賛として深く関わっている事を忘れてはならない。在日朝鮮人への差別と朝鮮共和国への憎悪・敵視感情を煽り、「北朝鮮には植民地支配の賠償なんかする必要ない by石丸次郎」と主張する集団アジアプレス。そのような団体が従軍慰安婦の写真集とその展示企画を支援したり「表現の自由」を語る? こんなに酷い詐欺はないであろう。自分達の民族差別的報道をごまかす為のアリバイ作りでしかない。言わばかつての総会屋が「現代の眼」などの左翼雑誌を出していたのと同レベルのごまかしである。筆者には「表現規制反対派オタク」も重重プロジェクト(アジアプレス)も同レベルの唾棄すべき存在にしか見えない。
他の事ではまっとうな見識を持つ人が、なぜか安世鴻&重重プロジェクトや慰安婦合意検証TFを好意的に引用したりリツイートしていて、愕然とする事が最近多い。真面目に従軍慰安婦問題を考えるならそのような事はやめていただきたいと思う。一見被害者の肩を持つように見せかけて実はとんでもない詐欺、というのが今の世の中には山ほどあるではないか。「安世鴻&重重プロジェクト」「韓国政府の慰安婦合意検証TF」といった代物は反原連やしばき隊と同レベル・同質の詐欺であるという点、よく認識していただきたい。

それにしても韓国における従軍慰安婦被害者とその支援運動というのは何と孤独な立場であろうか! 加害者である日本やアメリカからその存在を否定され、時には「嘘つき売春婦」呼ばわりもされ、歴史的にも抹殺されかけてきた。そればかりか当の自国政府からもそっぽを向かれ、「日韓友好の足枷」扱いされて切り捨てられてきたばかりか、時にはより残酷な生贄にされてきたのである。それが朴槿恵政権の日韓合意によって「解決」を強要されるという最悪の出来事に直面し、それを継いだ文在寅政権ではまたしても単なる「外交カード」として人間の尊厳を踏みにじられようとしている。どこを見回しても敵だらけだ。「加害者・敵国」ばかりでなく、自国政府からもまともな救済を受けられずに裏切り、騙され、捨てられてきたという、淋しく疎外された存在であった。とりわけ「キャンドル革命」とやらで希望を抱くも、後に新政権の本質が前任者とほとんど同じであったという事に気付かされた現実は何と無残なものであろう。それだけに被害者達を単なる外交カードや食い物にして利用しようとする動きは絶対に許し難い。この問題を少しでも真面目に考えるのであれば、こうした事を最低限弁えていて欲しいと思う。

【翻訳記事】砲声止んで64年…朝鮮は依然として不発弾除去中

砲声止んで64年…朝鮮は依然として不発弾除去中
2017.07.27 17:19



朝鮮咸鏡南道咸興のある建設現場で不発弾を掘り出す人々 [AP Photo/Wong Maye-E=聯合ニュース]

(咸興 AP=聯合ニュース)1953年の停戦協定で朝鮮戦争の砲声が止んでから今年で64周年を迎えるが、朝鮮ではまだ戦争当時に投下された爆発物除去作業が続いている。

関係者によれば朝鮮民主主義人民共和国では休戦以後にもまだ数千個の爆弾と迫撃砲、実弾破片などが残っており、九つの道毎に編成された爆弾処理班が除去作業を続けている。

朝鮮の労働者達が爆弾を掘り出している咸興のある建設現場で24日APと会ったチョン・イルヒョン少佐は「専門家達は不発弾を全て除去するのに100年かかるだろうと言うが、私の考えではもっとかかりそうだ」と語った。

彼は咸鏡南道爆弾処理班に所属している。

チョン少佐は彼の部隊だけでも昨年に爆弾、迫撃砲、砲弾を含む爆発物2900個を処理し、今年はすでに1200個を解体したと語った。

彼は去る10年間に爆発物で同僚5人を失い、昨年5月には爆発物を持って遊んでいた11歳の少年が爆弾の爆発によって指を失ったと伝えた。

朝鮮は主要戦争以後も依然として爆発物処理を続けている各国の一つで、アジアだけでもベトナム、カンボジア、ラオス、日本などが等しい問題を抱ええていると説明した。

朝鮮共和国は朝鮮戦争当時に平壌だけでも40万個の爆弾が投下されたと主張している。朝鮮半島全体としてはアメリカがナパーム弾3万2千トンをはじめとして全部で63万5千トンの爆弾を投下した。このうち大部分は北朝鮮地域に落とされた。

訳:ZED

原文記事URLはこちら
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/07/24/0200000000AKR20170724145600009.HTML

多くの人が気付いていない(特に日本では)重要な問題なので今回はこの記事を取り上げさせていただいた。ちなみにこの記事はAP通信の記事を聯合ニュースが配信したものなのだが、なぜか聯合ニュース日本語版では翻訳配信されていない。まあ、聯合ニュースの日本語版ってのはすごく偏向的かつ恣意的で、都合の悪い記事を日本語で配信しないという点ではハンギョレ日本版と同じくらい陰険毒辣な所だから(笑)。
それ以前に朝鮮共和国における米軍の不発弾問題を扱った日本語記事というのを筆者はこれまで見た事がない。少なくともインターネット上ではどれだけ検索しても見つからなかった。それだけ知られておらず、知っても日本にとって都合が悪すぎるので黙殺されてきたという事であろう。

それはともかく、朝鮮共和国では現在もこうした不発弾処理が大きな社会問題となっており、今でも犠牲者が絶えないという事実は知っておかねばならない。しかもこれは明らかに人道の問題にも関わらず、国連などが朝鮮の不発弾処理に手を差し伸べたという話を、筆者は寡聞にして聞いた事がない。それで人権問題がどうのこうの言うのだから、国連や韓米日の偽善者ぶりは度を超していよう。もちろん当の加害者であるアメリカはこの問題について全くの無視を決め込んでおり、不発弾の除去やそれの爆発被害者に対する補償なども何一つやっていない。

朝鮮戦争において当時アメリカは戦争史上最も多くの爆弾を落とし、それは文字通り「北朝鮮は石器時代になってしまった」と言われるほどのものであった。そしてアメリカは21世紀になっても他国に対して「言う事聞かなんだら石器時代にしてまうど(by アーミテージ)」という恐喝外交を繰り返している。まさにアメリカ合衆国こそ世界最大の脅威にしてならず者国家だ。もちろんアメリカはベトナム戦争においてもベトナムとラオスに対して凄絶な爆撃を行い、これらの国でも依然多くの不発弾が埋まっていて多くの犠牲者を出し続けている。

さらに言えば日本が戦後復興を成し遂げられた最大の原因は誰もが知る通り朝鮮特需であり、この時北朝鮮地域に落とされた米軍の爆弾の中に日本製のものが含まれていた可能性は否定出来ないであろう。少なくとも米軍の爆撃機の多くが日本の米軍基地から飛び立って行ったのは厳然たる事実であり、朝鮮の不発弾犠牲者に対しては日本にも重大な責任があるという事は決して忘れてはならない。「九州に移転しても米軍基地は機能する」という高橋哲哉や、その信者と化して「沖縄米軍基地本土引き取り」を主張する一部の在日達はこうした歴史の重みを果たしてどれだけ知っているというのか! それすら知らずに「民族主義」や「植民地主義」を語るべきではない。

今回の記事にもある通り、朝鮮共和国では今も毎年多数の不発弾が発見されており、それによる犠牲者も後を絶たない。これだけの戦争犯罪や人道に対する罪を無視して語られる「北朝鮮の人権問題」「北朝鮮核問題」とは何なのか。侵略正当化の口実に過ぎない事は明白であろう。そして韓国の「キャンドル革命大統領」と呼ばれる文在寅は世界で最もそれを熱烈に支持する「戦争犯罪予備軍」である。安倍もね。

アメリカは即時朝鮮共和国に対する敵対政策を止め、朝鮮戦争で投下した不発弾処理とその被害者に対する救済に乗り出さねばならない。

【翻訳記事】「文在寅の「戦略的曖昧性」を看破した朝鮮(北)」

今回は韓国の作家・金甲洙氏のフェイスブックより、ちょった時間が経ってしまいましたが先の朝鮮共和国によるICBM発射試験成功を受けての記事を翻訳してお届けします。


7月4日 16:49
文在寅の「戦略的曖昧性」を看破した朝鮮(北)
-燕山君に続き光海君とは?

労働新聞(7.4付)は「南朝鮮の現執権勢力は過去のいかなる政権よりも対話について多くまくし立てているが、一方ではアメリカなどの外勢と結託して共和国に反対する制裁と軍事的圧迫騒ぎに狂奔している」として「対話なのか対決なのかを明らかにせよ」と要求した。

文在寅はいつも南北対話を口にして生きてきた。だが彼の対話提議には誠意がないように見えた。文在寅がしばしば口にした言葉として「戦略的曖昧性」というのがある。彼は賛否両論が明確に分かれる敏感な問題には、大部分曖昧模糊な態度を執った。

それでいて訪米を前にした6月8日、「朝鮮がミサイル挑発を通じて得られるのは国際的孤立と経済的難関だけだ。国家安保、国民安否に関連しては一歩も譲歩出来ない。最大の友邦国であるアメリカを訪問してドナルド・トランプ大統領と確固たる韓米同盟を再確認する予定だ」と言った。ところが1ヵ月後に文在寅が自分の言葉通り「確固たる韓米同盟」を確認して来るやいなや朝鮮はICBMを打ち上げてしまった。

これは何を意味するのか? 朝鮮は文在寅の「対話提議」に込められた意図を看破したという事ではないか? 敏感な事案ほど、いつも矛盾する二つの主張の間でこれも良ければあれも良い、またはこれも違えばあれも違うという文在寅、良く言えばこれは黄喜(1)丞相の手法である。同時にこれはコウモリの手法でもある。

コウモリは最初は野の動物と飛ぶ動物両者にいずれも歓迎された。だが結局後で野の動物と飛ぶ動物両者いずれからもそっぽを向かれた。保守と進歩、二兎をどちらも得ようとした文在寅の手法は国内では相当に通じた。だが朝鮮当局は文在寅が野の動物でもなければ飛ぶ動物でもない「コウモリ」に過ぎないと最終判断を下したようである。

朝鮮国王27人のうち放伐された君主として燕山君(2)と光海君(3)がいる。だが前任者の朴槿恵はすでに燕山君のザマをさらけ出してしまった。不吉な事に今度は文在寅に光海君の体面が感じられる。

光海君は明・清交代期に始終一貫して明と清の間で機会主義的な外交形態を見せた。問題は彼の外交が国家の実利の為のものではなく、自分の実利の為のものであったという所にある。その上名分を打ち捨てた光海君の怪しい実利追求は毎回明と清に見透かされた。

光海君退位後4年目である1627年に朝鮮は丁卯胡乱(清の第1次侵攻)を味わい、1636年には丙子胡乱(第2次侵攻)を迎えた。結果論ではあるものの、彼が外交をうまくやっていたらこのような事が起こり得ただろうか? 彼の中立外交は清と明の両国から絶え間ない疑いと不信を招いて損害ばかり受けた。名前は中立外交であっても、それは「二股」であった。

我々は3人の暴君、李承晩と朴正熙と全斗煥を体験した。その上に燕山君(朴槿恵)まで体験したのに、さらに光海君の番だというのか? 実に運もなさ過ぎる民どもだ。もっとも民の水準が政治指導者を決定するという言葉もありはする。我々は文在寅が光海君のようになる事を放置しておいてはならない。

【参考】
光海君を良く思う人達が多い。時代劇映画またはドラマの為だ。だがこれらの背後にはほぼ全て植民史観が潜伏している事を知らねばならない。驚いた事に光海君に対する「朝鮮王朝実録」の否定的な評価が好意的に覆り始めたのは日帝植民地時代であった。

植民史学者として朝鮮史編修会幹事であった日本人・稲葉岩吉(4)がいる。彼が最初に光海君を「実用主義外交で民衆に恩恵を与えた君主」と解釈しながら、ガラッと変わり始めたのだ。また別の植民史学者・鳥山喜一らもこれに積極的に同調した。このように暗君・光海君を良き君主に歪曲したのは植民史観である。この背景には満州侵略を正当化する為の「満鮮史観」があった。

訳:ZED

原文記事URL
https://www.facebook.com/kimcapsu/posts/858507074300238

訳注

1)黄喜:ファン・ヒ 황희 1363-1452 高麗末から朝鮮王朝初期の大臣。円満な性格の人物であったと伝えられる。

2)燕山君:本名・李「忄隆」(正しくはりっしん偏に隆の字だが、パソコンにない字なので) 리륭 リ・リュン 1476-1506 朝鮮王国第10代国王。朝鮮王国史上最悪の暴君と言われ、在位中にクーデターで廃位された。

3)光海君:本名・李琿 리혼 リ・ホン 1575-1641 朝鮮王国第15代国王。日本の豊臣秀吉の侵略が終わって間もない国が荒廃した時代状況にも関わらず、巨大な王宮の新築工事を行う為に民衆から重税を取り立てるなどの暴政を行った。燕山君と並ぶ暴君(または昏君)と評価され、やはりクーデターで廃位される。最近韓国でも日本でも「隠れた名君」と再評価される事が多いが…その真相は本文記事の通り。

4)稲葉岩吉:1876-1940 朝鮮半島の史書破壊と歴史歪曲に邁進した、日帝御用学者の典型みたいなインチキ学者。この植民史学者の名は「いなばいわきち」と読むが、なぜか現代韓国の書物やマスコミでは大部分が「いばないわきち」と誤読されている。今回の原文記事でも同様。

訳者解説はまた次回にて述べます。

「少女像問題」で弁えておかねばならない大前提

最近韓国の釜山で日本領事館前に少女像が建てられた事に対し、それを撤去しようとした釜山市当局(ただし、市民の反発があまりに強かった為、後に容認へと転じる。世論の強い反発がなければ、釜山市はまるで民団みたいな態度に終始したに違いない)ならびに日本政府の高圧的態度がいかに酷い蛮行であるかについては言うまでもない。
ただし、この件についてネット上で行われている議論など見ていると、しょーもないネット右翼どもはもちろんだが、少女像の建立を支持して日本政府を批判している方々の間にも重要な大前提が抜け落ちている気がした。それは2015年末の日韓慰安婦合意が国際法的にどのような位置付けにあるのか、という点である。それについて韓国漢陽大学法学専門大学院教授である朴燦運(박찬운 パッ・チャヌン)氏の記事を翻訳してお届けしたい。日韓合意が発表された直後で今から1年前の記事になるが、非常に重要な論点の記事である。強調部分は訳者による。


日本軍慰安婦合意は条約なのか? 政治的宣言なのか? 
掲示2015.12.30 10:39 アップデート2016.12.30.19:12

今回の韓日外交長官が合意したという日本軍慰安婦合意の法的性格を糾明する必要がある。この合意は条約なのか? それとも政治的宣言に過ぎないのか?

国家間合意が条約なのか、それとも政治的宣言(あるいは政治的合意)なのかを糾明するのは大変重要な意味がある。条約と見るならば国際法的に法的拘束力が生じて法的義務を負うようになり、万一その義務を履行しなければ相手国から国際法違反という非難と共に、場合によっては国際司法裁判所に提訴される場合もある。

反面、両国間の合意が政治的宣言(政治的合意)に過ぎないものであれば、それを履行しない場合、相手国から非難を受けるかもしれないが、それを国際法違反と見る事は出来ず、訴訟される遠慮はなおさらない。

結論から言うならば今回の合意は条約ではなく、政治的宣言(または政治的合意)に過ぎない。その為我が政府(韓国政府:訳注)は国内世論を理由にこの宣言を廃棄する事も出来、今の政府がそれを出来なければ、今後は政権交代後の新政府がそれを行う事も出来る。この点は野党が肝に銘じておくべき事だ。

ではこの合意がなぜ条約でないのかを簡単に見てみよう。

1)今回の合意は国家間文書による合意ではない為、国際法上の条約たり得ない。我が国と日本いずれも加入している「条約法に関するビエンナ協約」第2条によれば、国際法上の条約とは「文書の名称に関係なく、書面の形式で単一の文書、あるいは二つ、またはそれ以上の関連文書に具現され、国際法によって規律される国際的合意」を言う。したがって合意文書を作成しなければ、合意があったとしても条約と見る事は出来ない。

ここまでの報道を総合すれば、今回韓日外交長官が日本軍慰安婦問題に合意した後に公式合意文を作らず、それは韓国側の要求に従ったものだという。これは我が政府が韓日政府間合意をしながらも、その結果を国際法上の条約形態にする事は望まなかったという事を意味する。言い換えれば韓国政府は最初からこの合意結果を両国政府の政治的合意として見る事を望み、日本政府もそれを受け入れたという事だ。

2)今回の合意が国際法上の条約になる為には、合意文書以外にも韓日両国の国内法上批准手続き(場合によっては国会同意手続き含む)を経なければならない。そのような国内手続きを経ない外交長官間の合意による立場表明は、韓日両国いずれの国も法的羈束(きそく)力のある条約として認定しない。今回の合意がこのような国内手続きを前提としない外交長官間の政治的合意という事は、前後の事情上明らかである。

ならばなぜ我が政府は合意文書を作るまいとしたのか? 私が見るに二つの仮定が可能だ。

1. 第一の仮定は、合意文書を作って両国代表が署名する手続きを踏んでいたら若干条約として見なされ得るし、その場合は批准手続き(さらには立法事項に該当するなら国会同意手続きをせねばならない)を経なければならず、これに対して我が政府は相当な負担を感じた可能性だ。もし国会同意手続きが進行したなら、このような合意は出来なかっただろう。

2. 2番目の仮定は、この合意が条約になった瞬間、日本がこの条約を口実に10億円だけ放り投げて全ての問題が終わったと主張するかもしれないと考え、そのような状況は防がねばならないという愛国的発露の可能性だ。いつでも韓国政府もこの合意を廃棄出来るという法的可能性を作っておくのが必要だと考えたという事だ。

果たして我が代表団がいかなる考えで今回の合意を条約形式にする事を拒否したのか? 第一であろうか? 第二であろうか? これから時間が経てば知られるだろうが、結果的にそれだけはよくやったと思う。もし今回の合意が条約の形式をとっていたなら、それこそ第二の日韓協定と変わりないと見る為だ。


朴燦運
漢陽大学法学専門大学院教授

訳:ZED

原文記事URL
http://www.huffingtonpost.kr/chanun-park/story_b_8892254.html


お読みになった通りである。この記事を書いた朴燦運教授は韓国の人権弁護士としても知られる人物であり、2015年末の日韓合意についてはこの間一貫して厳しい批判を続けて来た。上記記事で日韓合意が条約形式にされなかった点について「結果的にそれだけはよくやったと思う」というのは大変にキツイ、そして上手いホメ殺しであろう。

早い話、あの日韓合意は裏付けとなる合意文書も国内法上批准手続きも何もないのだ。発表内容に関して交換した覚書や書簡の類も一切ない事は韓国政府も認めている。いわゆる「密約」の類にすらなってはおらず、「国家間の約束」とはとても言えない。「国際法上の確約」だとしても、国際人権法に反する内容なので成立し得ないのだ。双方の外相同士が勝手な口約束をしただけのものなのだから、何らの法的拘束力も羈束力も持つものではない。と言うよりも、上記記事で指摘されているように、これに表立った合意文書を作ったり国会で批准しようと思ったら大変な反発が起こる事が分かっていたので、韓国政府はそれをしなかった(出来なかった)というだけの話であろう。元より朴槿恵政権というのは親父の頃はもちろん李完用にも匹敵する極度の親日反民族政権なので、何もかも100%日本に譲歩した「和解」を狙っていたのは最初から分かりきっていた話である。だからこそこうした口約束で無理矢理強行処理という方法をやらざるを得なかった。日本側もその事は十分に見透かしており、口約束だろうが何だろうが「合意」を既成事実化してしまえばこっちのもの、アメリカも強力にバックアップしてるから問題ないという腹積もりであったという事である。だがしょせん勝手な口約束は口約束であり、道義的にも法的にも正当性のない、社会正義に反する合意など破棄されて当然だ。政府や政治家が民意を無視して勝手に結んだ不当な政治的宣言が、後に取り消された例など世界中にはいくらでもあるのだから。
日韓合意は乙巳勒約や庚戌失国(いわゆる「日韓併合」)と同じで、全くの不法にして無効、これが韓国民衆の意思によって廃棄されるのも全く勝手という事である。

「2015年日韓慰安婦合意」は全くの不法にして源泉無効

これがあの合意とそれにまつわる諸問題を考えるにあたって、まず弁えておかねばならない第一の前提条件だ。これを元にあらゆる思考と行動を始める必要がある。

先日釜山で起こった少女像撤去問題について、巷間さまざまな論争が見られた。

「日韓合意があるのに韓国は約束を破って少女像を勝手に領事館の前に建てている」
「いや、少女像撤去は日韓合意に書かれていない」

こんなやり取りが、とりわけツイッターなどのSNS上で多かったと思う。一見、少女像を撤去させようとする嫌韓ネット右翼と少女像建立を擁護する「良識派」の争いのように見えるが、双方の言い分はいずれも「日韓合意は不法にして源泉無効」という大前提が全く抜け落ちた危うい議論である。そもそも日韓合意は内容が問題外なのはもちろん、だからこそその協議内容とその過程を秘密にしたまま、合意文書すら作れずに外相同士の勝手な口約束という形式で強行された。日本外務省の公式サイトにあるのもただの記者会見文に過ぎない。そのような道義的・法的いずれにおいても問題外な空証文の内容(記者会見文)に基づいて少女像の撤去を云々するというのは、日韓合意を既成事実化させるだけの話である。日本でも韓国でもそうだが、日帝の朝鮮植民地支配責任を追及し、日韓合意が不当であるとみなす立場ならばこの事に十分気を付けていただきたいと思う。わざわざ「日韓合意に少女像撤去の事は書いてない云々」などというのは敵の土俵に乗ってしまう事であり、そのような愚は避けねばならない。
「あんな合意は慰安婦被害者を無視して日韓の政治家が勝手で不当な口約束をしただけのもの。不法にして源泉無効。怒った韓国民衆が少女像を建てるのは当然」
議論するにしても、これを前提に始めるべきである。

それが分からない馬鹿がいる。代表的な例が大阪大学物理学教授の菊池誠であろう。この菊池とかいう大学教授は原発や放射能について安全デマを垂れ流し続けている原発御用(誤用?)学者として悪名高いが、釜山の少女像撤去問題でこんな事を言っていた。

【変質者列伝・菊池誠篇】
https://twitter.com/kikumaco/status/814395834758402048
キク☆マコ☆(1/26ベアーズ)‏@kikumaco
国同士の合意をそう簡単に破棄してはいけないんだけどな
1:01 - 2016年12月29日


https://twitter.com/kikumaco/status/814398852346224640
政権が変わったからって国同士の約束を勝手に「破棄」するわけにはいかないんで、やるとしたら再交渉するかどうかですかね。日本は拒否でいいと思いますけど
1:13 - 2016年12月29日

 
すでに述べたように日韓合意は「国同士の合意・約束」などとはとても言えないデタラメで不法なものである。どんなに贔屓目に見ても「外相同士の個人的で勝手な口約束」がせいぜいであろう。合意文書や国内批准手続きはおろか、その間にどのような話し合いが行われたかすら公表されていないのだから。先日韓国の民主社会の為の弁護士会(民弁)がその間の協議文書を公開するよう訴え、裁判所がそれを一部認める判決を出したのもそういう背景がある(ただし裁判所の判決がどうであれ、協議文書がどれだけまともに公開されるかはまだ何とも言えない。日本の役所や東京電力のように墨塗り書類を出して来たり、文書そのものがないと返事されて終わりという可能性もある。また、この時同時に訴えられた朴槿恵と安倍晋三の電話会談内容の公開請求は棄却されている)。日韓合意は不道徳と不法と詐欺と瑕疵の集大成と言って良い。それを「国同士の合意・約束」と法律論すら無視して強弁するのが菊池誠という男である。この輩は原発や放射能だけでなく、歴史問題や外交・法律論にいたるまで知ったかぶりの大嘘を並べ立てる詐欺師以外の何者でもない。反オカルトだの偽科学批判だのを看板にしたインチキ学者というのはどいつもこいつも「原発翼賛・放射能安全論」「自分の知らない専門外にまで第一人者のようなツラしてデタラメを言う」「立派な皇国臣民」「極度に美化した自画像をアイコンにしたがる(笑)」という実に不思議な共通点が見受けられる。一言で言って救いようがねえ。菊池に対しては次の一言を言っておきたい。
「国同士の約束じゃないだす」

もっとも世の中にはこんな詐欺師の言う事を好意的に取り上げておきながら、従軍慰安婦問題では「良識派」のようなツラをしている、訳の分からない人も存在するが…。菊池のごとき輩の発言を好意的かつ特筆大書して取り上げるなど自分の信用を落とすだけという事にいい加減気付いた方が良いであろう。この人は菊池の他にもロクでもない人間の発言を何度も好意的に取り上げる悪い癖があり、人(と国際情勢)を見る目のなさにおいては、かの佐高信並みのお粗末さではあるまいか。そのような事をしていては反原連・しばき隊・のりこえネット批判にも説得力がなくなる。まあ、そのような訳の分からん人の事などどうでもいいんですけど、個人的には「気持ち悪い爺さんだな。近付かないでくれ」というのが正味な所でしょうか(笑)。

他にもロクでもない例としてはこんなのもあった。

http://www.huffingtonpost.jp/hiroshi-yamaguchi/comfort-women-statue_b_14175322.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001
「少女像」を日本人の手で作ってみてはどうか

これを書いたのは駒澤大学の山口浩とかいう教授らしいが、この男にせよキクマコにせよ、日本の大学というのはこういうクソしか教授になれないという掟でもあるのかと疑いたくなる。この記事で見逃せない部分を挙げておきたい。


「この記事に出てくる韓国外交部の尹炳世長官の発言はどうにも苦しそうで、政府間合意と国内世論との板挟みになったご苦労が偲ばれる。先の日韓合意で少女像の撤去は韓国政府側の少なくとも「努力義務」にはなっていたわけで、日本政府の菅官房長官は「引き続き、少女像の問題を含め、日韓合意の着実な実施を韓国政府に求める」といわば突き放した格好だ。

確かに「この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」したはずなのに、というのは自然な感想だろう。日本側は合意に基づく10億円を拠出した。合意を破棄して10億円を返せ、という主張も韓国内ではあるようだが、自分たちから言い出して「不可逆」という文言を入れさせた韓国政府としてその主張に乗ることは難しいだろう。「ゴールポストを動かすのか」という批判はかねてからいわれている。


「いわゆる従軍慰安婦問題は、特に被害の大きかった韓国と中国が強く主張し、ことあるごとに持ち出して日本政府を責め立てる材料に使ってきた。一方これに対し日本政府は、「何度も謝罪した」「賠償問題は解決済み」「強制連行の事実はない」として反論している。たまに新しいネタも出てはくるが、ざっくりいえば互いの主張は既に尽くされていて、議論自体は膠着状態にあるといっていい。」


「こう考えると、日本が国際社会に向かって主張すべきことは、「韓国は国際合意を守っていない」でも「強制連行はなかった」でもない。日本はかつて行ったことの反省に立ち、戦後は一貫して女性の権利を守り、女性に対する人権侵害に立ち向かう活動に取り組んできたしこれからもそうしていく、という姿勢ではないかと思う。

そこでだが、件の「少女像」について、1つ提案したいことがある。しかるべき場所に、日本政府の手で、「少女像」に代わる、女性の人権保護を訴える像を設置してはどうだろうか。」


問題は強制連行があったかどうかではないし、韓国や中国に限った話でもない。相手が約束を守らないからとへそを曲げてそっぽを向いていればいい話でもない。より高い視点でとらえ、前向きに対処する態度を打ち出すことでしか、慰安婦問題を政治的外交的に利用しようとする動きには対処できないだろう。未来志向とはそういうことではないかと思う。」


一々突っ込みを入れるのも嫌になるくらい酷い妄言・暴言のオンパレードで、この輩の酷さは菊池誠や安倍晋三にも決して負けていない。

例えば尹炳世について、岸田文雄と一緒に日韓合意の密室協議を行って従軍慰安婦被害者を地獄に突き落としたこの「犯罪当事者」を「政府間合意と国内世論との板挟みになったご苦労が偲ばれる」などと擁護している時点で、山口のスタンスは明確であろう。まともに日帝植民地支配責任を清算する気のない、安倍政権・朴政権と同じ側に立っている事は明白だ。

「特に被害の大きかった韓国と中国が強く主張し、ことあるごとに持ち出して日本政府を責め立てる材料」「互いの主張は既に尽くされていて、議論自体は膠着状態」に至っては、ただのネット右翼じゃねえか。確かに互いの主張が出尽くしているのは間違いではない。ただそれは飽くまで日帝の犯罪行為が動かしようのない事実であり、日本が一方的に悪いという結論の為である。おまえは今すぐ大学教授辞めて、日本青年社でも在特会でも好きな所へ行け。

「日本はかつて行ったことの反省に立ち、戦後は一貫して女性の権利を守り、女性に対する人権侵害に立ち向かう活動に取り組んできたしこれからもそうしていく、という姿勢」を国際社会に向かってアピールするべきだそうだ。日本が戦後一貫して女性の権利を守って人権侵害に立ち向かって来ただって? 
そんなん初めて聞いたわ! 
山口センセイの言う「日本」って一体どこのパラレルワールド世界? 山口センセイは空想科学物語を妄想するのがお好きなんですね。今すぐ大学教授を辞めてSF作家にでも転職なさってはいかがでしょうか。日本でもアメリカでもSF小説家業界ってのは、山口センセイと同類の差別主義者や歴史修正主義者や男根主義保守オヤジばかりの巣窟ですから、その居心地の良さに御満足いただけるであろう事は100%保証付きです! お仲間いっぱい! 

そんな日本が作る「女性の人権保護を訴える像」って一体何? 八紘一宇の塔とか碑と何が違う訳? 早え話が「日本は悪くないの塔」「戦後一貫して女性の権利を守って来たしゅごい日本の記念碑」って事だろう。「日本は戦後一貫して女性の権利を守って来た」という大嘘を呼吸するように平然と言える山口センセイは、バリバリの右翼・歴史修正主義者であり、当然ながら近頃流行りの「日本しゅごい主義者」でもあったのです! 

「問題は強制連行があったかどうかではない」「慰安婦問題を政治的外交的に利用しようとする動き」とか、ここまで来るとおまえはどこの朴裕河(笑)なんだという話だろう。

それと「先の日韓合意で少女像の撤去は韓国政府側の少なくとも「努力義務」にはなっていた」という認識から見ても分かるように、山口もまた菊池誠と同じで日韓合意が「有効な国家間の約束」と誤認している(この男の水準から考えて、知ってて嘘をついているという可能性は低かろう)。この最初の時点から大間違いな訳で、全くお話にならない。

はっきりしているのは、この合意を強行した日韓両政府ならびにそれを強力に後押しした米政府、その閣僚達、これを支持する菊池誠や山口浩といった連中は全員一人残らず国際人権法に反する輩達であり、国連や米財務省(笑)から制裁対象になって然るべき存在であるという事だ! 

2015日韓合意は「帝国主義侵略国が強圧と甘言によって被侵略国の一部支配層(売国奴・民族反逆者)に国と民衆を売り渡すハンコを押させた」という典型的な構図であり、登場するキャストがものの見事に19世紀末から20世紀初頭庚戌国恥までの朝鮮侵略史と寸分違わないような顔ぶれと布陣である。

【日本側】
桂太郎=安倍晋三(どちらも長州閥である!)
寺内正毅=岸田文雄
小村寿太郎=菅義偉
福沢諭吉=和田春樹(大村保昭とか大江健三郎とか若宮啓文でも可)
明治倭王・睦仁=現倭王・明仁

【韓国側】
李完用=朴槿恵
朴齊純=尹炳世
閔丙奭=黄教安
フィリップ・ジェイソン(本名:徐載弼)=潘基文
金玉均=朴裕河(笑)
李人稙=文正仁
一進会=民団(本国のニューライト連合とか朴槿恵応援団体とかでも可)
宋秉畯(一進会会長)=呉公太(民団の団長ね)

【アメリカ側】
ウィリアム・タフト(桂・タフト密約)=バラク・オバマ(日韓慰安婦合意全面バックアップ)


…105年の時を経て、まさに当時の極悪人どもがほぼそのまま生まれ変わったかのごとき地獄絵図! 日本鬼的帝国主義就是不死! 南朝鮮の親日派もまた今に至るまで支配層として生き続けている。それらのバックについて支えているのがアメリカ帝国主義という構図もそのままだ。
105年前も今もこの連中は不法と無法の限りを尽くして日帝植民地支配の被害者を辱め、今また軍拡化と帝国主義戦争の道へと乗り出している。
日帝が朝鮮半島を植民地化した事が全くの違法にして源泉無効であるように、日韓慰安婦合意もまた全面的に不法で源泉無効である。破棄されて当然のものであり、それを「国と国の約束だから守れ」「ゴールポストを動かしているのは韓国」などと言って既成事実化しようとする事ほど悪逆かつ残虐な言辞はない。また、それに抗する側も敵の土俵へ知らないうちに乗ってしまうというミスはしないよう、くれぐれも気を付けるべきである。

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