進歩党「韓日合同空中訓練、日本再武装を支える…即刻中断すべき」
「域外軍事訓練は憲法違反…米派遣政策に韓国軍動員してはならない」
入力2013.08.22 11:13:06 修正2013.08.22 11:40:45
アメリカのアラスカ上空で米太平洋軍司令部主管の下で進行中である空軍訓練「レッドフラッグアラスカ RED FLAG-Alaska」に韓国空軍と日本航空自衛隊が合同訓練を実施して問題になっている中、統合進歩党(旧・民主労働党:訳者注)は22日「日本の軍国主義再武装を支えて韓米日軍事同盟を本格化する、韓日軍事協力を即刻中断せよ」と求めた。
進歩党の呉秉潤(오병윤 オ・ビョンユン)院内代表と閔丙烈(민병렬 ミン・ビョンリョル)最高委員、韓国進歩連帯の崔ウナ(최은하 チウェ・ウナ)自主統一委員長はこの日国会で記者会見を開き「韓国政府が日本に過去に対する反省と措置を要求して日本再武装の動きを阻止するどころか、日本との軍事協力に乗り出して自衛隊の海外活動拡大、軍国主義再武装を事実上支える先頭に立つというのはあり得ない事」だと明らかにした。
これらは「アメリカは韓米日軍事同盟完成の為に韓日軍事協力を持続的に強調して推進してきている」とし「だが韓米日軍事同盟強化の動きは北朝鮮と中国に対する攻撃性と牽制の意図を明確にしていて域内軍備競争と対立を煽る要因となっており、日本の軍国主義再武装を支えているという点で我々の国益と明白に反している」と指摘した。
これらはまた「今回の『レッドフラッグアラスカ演習』過程で韓国の戦闘機が初めて空中給油を受け、朝鮮半島を抜け出して海外連合訓練に参加したと言う」とし「軍の作戦範囲を朝鮮半島域内ならぬ他の地域へと拡大するのは明白に攻撃的で覇権的な政策への転換」と主張した。
続けて「我が憲法は侵略戦争を断固として反対しており、領土防衛の為の軍事力使用を許容している」とし「軍の国防政策は憲法精神を決して違反してはならない」と強調した。
これらは「最近東北アジア域内対立が深化する状況で、韓国がアメリカの戦争に便乗して朝鮮半島を離れた広域作戦を試みれば、中国を刺激して東北アジア対立を増幅させるのは火を見るより明らかだ」とし「アメリカの覇権政策に韓国軍が動員されなければならない理由はない。政府は朝鮮半島域外作戦を上程する一切の軍事訓練、武器増強の試みを即刻中断せよ」と求めた。
訳 ZED
韓国語原文記事はこちら
http://www.vop.co.kr/A00000669854.html
日本ではなぜかほとんど話題になっていないのだが、上記記事にあるように今アラスカで米軍主管による大規模な多国籍空軍訓練が行なわれている。一応それについて述べた日本側の記事と防衛省の広報にはリンクを貼っておく。
http://flyteam.jp/news/article/25069
航空自衛隊、レッド・フラッグ・アラスカに参加
http://www.mod.go.jp/asdf/news/houdou/H25/0724.html
米空軍演習への参加について
日本の反戦運動体や護憲派が全くと言って良いほどこの軍事訓練を黙殺しているのは不思議で仕方ないのだが、日本の再軍備や海外派兵はもう規定路線の年中行事みたいなもんだから反対するだけ無駄と諦めているのだろうか。それでも韓国では左派政党である統合進歩党が反対の声を上げたが、日本はどうなのか。共産党や社民党はこの軍事訓練に何か文句の一つも言ったのだろうか。詳しい人がいたら教えていただきたいと思う。
それにしても韓国と日本の関係が戦後最悪だなどと言っている馬鹿のツラが見たい。両国共にアラスカで実に仲睦まじく軍事訓練やってるではないか。これのどこが「戦後最悪の関係」なのやら。この空軍訓練は北朝鮮や中国を想定しているのはもちろんだが、それ以外の国にも軍事介入する事をより想定している。早く言えばアメリカやヨーロッパの対テロ戦争や新植民地侵略戦争への加担・参戦だ。イラクやリビアの時のように。日本でも違憲や改憲という事が言われているが、朴槿恵政権下の韓国でも同じく憲法違反の軍事訓練が現在進行中だという事だ。日本の再武装を側面支援、いや共同歩調をとるという最悪の形で。言っておかなければならないが、現在ソマリアには自衛隊だけでなく韓国軍も派兵されている。アメリカの下で韓国と日本は実に緊密に軍事行動・訓練を続けている真っ最中なのだ。
朴槿恵政権下の韓国と安倍晋三政権下の日本は今や共に欧米の覇権戦争地域に出征し、共に互いの憲法をより攻撃的・侵略的なものへと改悪するのに協力し合っている。これも「韓日2013年体制」の大きな特徴だ。アメリカの下における韓国と日本の悪しき癒着関係が、戦後これほどまでに緊密になった事はないだろう。今ほど韓日関係が親密な時代はなかったのだ。
日本で嫌韓と言われている連中がいるが、今後韓日共に憲法改正がなった際、真っ先に使い捨てな鉄砲玉の兵隊にされるのはこういう連中だろう。そうしたエピソードは「はだしのゲン」に詳しい。「はだしのゲン」に閲覧制限をかけるのは、連中にしてみれば実に理に適った行動なのである。代わりに宮崎駿の新作映画(ガルパンでも可)を見て感動しろ、という事なのだろう。
野間易通どもに言われるまでもなく、今の韓国と日本の支配層・軍事協力関係ほど「仲良くしている」間柄はない。そしてこの「最も悪しき韓日友好関係」は独島の問題があろうが日本でレイシズムの嵐が吹き荒れようが、不変のものなのである。むしろ強まるものだ。野間らの運動や安田浩一の著書は言うまでもなくそれを社会の底辺最下層から支える補完物である、という事も参考までに付け加えておきたい。
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