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日本右翼の理想郷は飽くまでも大日本帝国

張成沢粛清の件はもうとっくに終わった話なので繰り返し述べたくないのだが、それでもこの件で見当違いな事を言っている馬鹿な連中がまだいるので、その事は指摘しておきたい。

前回述べたように特定秘密保護法反対の時はもちろんそうだったし、その他色々な局面でも「日本を北朝鮮みたいにするな」みたいな言い方をする者が日本では少なくない。直近の例では、やたらと自分とこのアクセス数ばかり気にしてはそれを自慢したがる以下の政治ブログがそうだろう。ここは前の核実験の時も見当違いな馬鹿発言をしていたし、南で朴槿恵が大統領に当選した時も韓国ニューライトについて「ニューライトは共産党を容認している」などと全然間違った事を言っていて、本当にまたかよいい加減にしろと思う。このブログ管理者は日本の政治についてはまともな発言が多いものの、朝鮮半島の歴史や情勢については無知の極みである。このブログ管理者の朝鮮半島情勢に対する無知蒙昧ぶりにはいい加減うんざりするのだが、知らないならせめて黙ってろと思う。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20131214
2013-12-14 北朝鮮、張成沢氏の死刑執行 「国家転覆を画策」(朝日)

ここでこのブログ管理人は

このような「恐怖政治」を行う北朝鮮の政治体制はもとより論外であるが、この件で私が思い出したのは、昨今とみに「反中」よりも「反韓」を好む傾向の強い日本の右翼たちのことだ。『週刊文春』は、安倍晋三は中国と韓国のどちらと先に首脳会談を行うべきかというアンケートに、大多数の読者が「中国」と答えたと書いている。実際、「もし朝鮮戦争がもう一度起これば、俺は北朝鮮を応援する」と言い放つネトウヨは少なくない。
「報道の自由」のない北朝鮮とは、ある意味「特定秘密保護法」を強行採決で成立させた安倍晋三や、その安倍を熱烈に支持するネトウヨたちにとっての「理想郷」と言っても過言ではない。
実際、安倍晋三が回帰を目指す戦前の日本においても、権力による残虐かつ理不尽な殺人は、日常茶飯事として行われていたのである。

などと言っている。要するに「権力による残虐かつ理不尽な殺人は、日常茶飯事として行われていた」戦前の日本は今の北朝鮮と同じであり、だから北朝鮮こそネット右翼の理想郷だと主張している訳だ。「日本を北朝鮮みたいにするな・右翼の理想こそ北朝鮮・戦前の日本は北朝鮮と同じ論」の模範的典型例と言って良いだろう。しかもネット右翼は「もし朝鮮戦争がもう一度起これば、俺は北朝鮮を応援する」などという真偽不明の例まで出して。誰だよ、そんな事言ってる「ネット右翼」とやらは。

朝鮮民主主義人民共和国の国内政治体制がいかに厳しい独裁体制であろうとも、他民族の国家を軍事侵略した事は一度もない(朝鮮戦争は飽くまで同民族の内戦である)。それどころかベトナム戦争の例などを見ても分かる通り、むしろ欧米先進国の帝国主義戦争・植民地侵略に抵抗してきた。翻って日本はどうなのか。大日本帝国時代は言うまでもなく、戦後民主主義体制に変わってからも朝鮮戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争・イラク戦争などアメリカの帝国主義侵略戦争を手助けしつつ、それに便乗して自国軍(自衛隊)の海外派兵を実現(すなわち事実上の大日本帝国復活)させてきたではないか。その挙げ句が今回の特定秘密保護法である。
侵略戦争をした事がない朝鮮と、帝国時代から侵略と海外派兵を一貫して続けて来た日本が同じであるはずがない。「侵略戦争をした事がない国・帝国主義侵略に反対してきた国」がネット右翼の理想郷だって? kojitaken氏の論理によれば日本の右翼は何という平和主義者でありましょうか! 
北朝鮮は日本に対して植民地支配の賠償と謝罪を求めてるんだぜ。そんな国がネット右翼の理想郷? kojitaken氏の論理によれば、日本の右翼は植民地支配の賠償と謝罪に賛成しているという事にもなるではないか。そんなん初めて聞いたわ(笑)!

このブログ管理人kojitaken氏の言う「ネット右翼の理想郷は北朝鮮」という主張に何の根拠もない事は明らかだろう。要するに、今の日本で最も憎悪と嫌悪の対象として虚偽宣伝・扇動されてきた北朝鮮の虚像を利用して、自分の嫌いな安倍政権批判に利用しているに過ぎない。朝鮮人・韓国人・南北朝鮮に対する差別感情がなければこういう事は出来ないだろう。
また、安倍政権のタカ派ぶりや秘密保護法に代表される軍拡化・民主主義抑圧政策を批判・揶揄するなら「大日本帝国への回帰だ」と言えば済む話であり、わざわざ北朝鮮を持ち出す必要は全くない。これは大日本帝国の過去の悪行に対してその人間が真摯に向き合っておらず、その者が日本人であればそれに対して反省もしていないという心理の表出であろう。だから北朝鮮を引き合いに出す。大日本帝国をストレートに批判するのがそんなに恐いのかい? 色々な意味で日本の左派の駄目な部分が凝縮した記事であった。

張成沢事件で問題なのは、死刑にしたのはやり過ぎだという点だけだ。その点については責められるべきだが、それでも今回の張成沢の件は飽くまで一政府高官に対する処置であり、朝鮮の高位層の間における「権力闘争」いわば「お家騒動」といった性質のものである。それを理由に外国からあれこれ言われる筋合いはない。今回の件は、権力闘争とは関係のない一般の民衆が残酷に死刑にされた訳ではないのだから。
ちなみに張成沢の罪状は様々な不正や横領という事だが、日本では同じような事をやっといて首都の知事を図々しく続けてる奴がいますよねえ。この首都の知事を死刑にしろとまでは言わないが、せめてそのクビを取ってから北朝鮮がどうのこうの言うべきだろう。
ああ、さらに言えば、国連はじめとする国際機関からさんざん死刑やめろと言われながらも馬耳東風、張成沢処刑の前日に2人も死刑を強行したどこぞの自称「民主主義国家」もありましたねえ。仮にも「民主主義国家」のくせにそういう事やってる国の方がよっぽど残忍で酷くねえのかという話だろう。その「民主主義国家」の閣僚にはこんな事言ってる奴もいたなあ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131213-OYT1T00478.htm
稲田行革相は、「(日本と)あまりに違い過ぎてあぜんとすると同時に、そういう国であることを常に認識して付き合わなければならない」と述べた。

この前日に2人も死刑やった連中がよく言うわ。日本の死刑は良い死刑、北朝鮮の死刑は悪い死刑ですか。この発言に限ってだけ言えば、稲田とkojitaken氏は全く違いがありませんね。稲田と同レベルの事を言っちゃって恥ずかしくないかい(笑)? 

このブログ管理者kojitaken氏は日本の右翼は「「反中」よりも「反韓」を好む傾向の強い」と言っているが、これまた素っ頓狂な戯言もいいとこだ。韓国は日本の同盟国、朝鮮・中国は「日本がこれから戦争したい国リスト」だという事だ。最近頻繁に朝鮮や中国を想定した韓米日合同軍事訓練が行なわれている事を、この人がひたすらスルーし続けているのは何か理由があるのか。張成沢事件という向こうの内政・権力闘争という「家庭の事情」に過ぎない話を悪用してまで朝鮮のネガティブキャンペーンを行なっているのが今の日本であり、それに無批判に乗っかっているこの人の本心こそ問題だ。繰り返すが、この人は結局のところ大日本帝国の悪事に真摯に向き合いたくないが為に、北朝鮮を利用しているだけなのだろう。
張成沢事件について日本からあれこれ言われるのは、全く以って余計なお世話である。日本だって小泉純一郎が総理の時には、自分に反対する「抵抗勢力」を情け容赦なく粛清してその政治生命すら絶った事もあったが、それに対して朝鮮側が「日本はひどい国だ」とか「あまりに違い過ぎてあぜんとすると同時に、そういう国であることを常に認識して付き合わなければならない」なんて一度でも言った事があるのか。

日本の右翼は「もし朝鮮戦争がもう一度起これば、俺は北朝鮮を応援する」だって? 馬鹿を言うな。日本の右翼は朝鮮半島の北も南も見下している。もしまた朝鮮戦争が起こったら、日本の右翼はそれを利用して北も南もまた支配下・勢力圏に置こうとするだろう。「大東亜共栄圏・八紘一宇は正しかった」「あの戦争はアジア解放の為の聖戦だった」というのが日本右翼の歴史観であり、すなわち「朝鮮半島(のみならず他のアジア諸国含めて)は日本の版図であるべきだ」というのが今でも変わらざる日本右翼の「理想図・理想郷・世界観」なのである。それは安倍晋三らも根底では違わない。
正確には「左右問わず日本人の多くは朝鮮半島全体を見下している」のだ。日本右翼(ネット右翼か街宣右翼か関係なく)の理想郷は飽くまで大日本帝国である。他国を手当たり次第に侵略しては大虐殺や財産の強奪を行なった大日本帝国と、侵略戦争など行なったこともない朝鮮民主主義人民共和国は何から何まで違う。そんな朝鮮が日本右翼の理想郷だというのは極めて悪質なデマであり、在日朝鮮人や朝鮮人民に対する甚だしい侮辱でもある。さらに言えば、そんな事を言うのはむしろ日本の軍拡化と国内民主主義圧殺を手助けする効果しかない。日本はずっと(とりわけ小泉訪朝以後)「何をするか分からない独裁国家・北朝鮮の脅威」を口実に軍拡化をエスカレートさせてきた。それに乗っかって同じ事を言っておいて、反戦平和だの特定秘密保護法反対だのへったくれもありはしない。

繰り返す。
「北朝鮮脅威論」や北朝鮮ネガティブキャンペーンに同乗すればするほど、日本の軍拡化や民主主義圧殺への手助けになる。

前にも言っただろう。そんな事だから特定秘密保護法一つ阻止出来ないんだって。

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張成沢失脚と特定秘密保護法

張成沢の失脚については朝鮮民主主義人民共和国の当局発表がなされた事で、それが事実である事が確認された。これの詳しい分析については統一ニュースの鄭昌鉉氏の記事が詳しいので、そちらをお読みいただきたいと思う。今回もつるを備忘録が該当記事を日本語訳してくれているのが実にありがたい。多くの日本の読者に貴重な記事が読めるようにしてくれているこのブログには頭が下がる。以下、日本語訳でも韓国語原文でもお好きな方で一読をお勧めしたい。
・日本語訳
張成沢の失脚説は不正不敗の根絶と中央党の世代交代へのシグナル
鄭昌鉉の金正恩時代の北朝鮮を読み解く(32)
張成沢粛清をどう見るか(上) 
【鄭昌鉉の金正恩時代の北朝鮮を読み解く】(33)
張成沢粛清をどう見るか(下)

・韓国語原文
장성택 실각설, 부정부패 척결과 중앙당의 세대교체 본격화될 듯
<연재> 정창현의 ‘김정은시대 북한읽기’ (32)
장성택 숙청, 어떻게 볼 것인가?
<연재> 정창현의 ‘김정은시대 북한읽기’ (33)

「(33)張成沢粛清をどう見るか」は原文記事では1回の記事だが、日本語訳では上下に分けて掲載されているので注意。


今回の粛清劇が朝鮮国内と周辺国との外交にとって持つ意味は上記記事の通りだ。ではこの「張成沢失脚」は日本とその住人にとってはどのような意味を持っているのだろう。
まず広く知られているように、張成沢という人物は先代最高指導者(金正日)の義弟であり、当代最高指導者(金正恩)にとっては叔父という、向こうでは最高の姻戚関係を持った大物であるという事だ。かつて張成沢が南を訪問して様々な企業や工場を視察に行った際、やはり北の最高位高官達が何人も同行したのだが、彼らでさえ張成沢のいる前では煙草一本吸う事が出来なかったという。それだけの大変な権勢を誇っていた。にも関わらず、様々な不正行為のかどで失脚・粛清されたのである。今の朝鮮では様々な経済改革が行なわれている最中であり、当然それに伴う経済的不正行為なども少なからず発生している事だろう。張成沢のような最高指導者の家系に連なる大物ですら、そうした不正があれば見逃さないという「見せしめ」の効果は絶大だ。これによって(少なくとも表向きは)自国の社会的・経済的公正さを示したと言える。海外企業が朝鮮に投資する際、様々な経済的法整備や取引運営の不備や不公正さがよく問題視されてきたが、今回の件はそれを意識した部分も大きい。

翻って日本ではどうか? 仮に天皇や安倍晋三や石破茂の近親者が何か重大な不正を仕出かしたとして、それを逮捕して厳罰に処す事が出来るだろうか? 答は言うまでもあるまい。それどころか日本では特定秘密保護法などというとんでもない法律が成立し、これによって権力者の不正腐敗が日の目を見たり、それが罰せられる事はますます難しくなるだろう。この悪法の成立によって(少なくとも表向きは存在した)自国の民主主義や報道表現の自由、社会的・経済的公正さなどの仮面は完全に打ち捨てられたも同然ではないか。
張成沢という最高位の大物を処罰・粛清してまでも、綱紀粛正を進める朝鮮民主主義人民共和国。
特定秘密保護法というトンデモ法を制定してまでも、権力の悪事隠蔽を進める日本国。
果たしてどちらがまともなのか。

この間、特定秘密保護法の反対運動など見ていても「この法が通ったら、日本は北朝鮮みたいになる」と騒ぎ立てる者はそれこそ腐るほどいたが、「日本は北朝鮮を見習え。そして安倍や猪瀬を公職から引き摺り下ろしてブタ箱へぶち込め」と主張する者は見た事がない。
特定秘密法が通ったら日本が北朝鮮みたいになる? 何を言っているのか。「日本が北朝鮮みたいになる」のを一番嫌がっているのは、他ならぬ自公政権の方だ。

だって北朝鮮のように張成沢のような大物すら不正のかどで厳しく粛清されるような世の中になったら、一番困るのは安倍や石破らの方じゃないですか! 今をときめく(笑)猪瀬直樹なんて北朝鮮の地方自治体首長だったら、はっきり言って首がいくつあっても足りません!

こうした日本の為政者・特権階級者達が果たして「日本が北朝鮮みたいになる」のを望むだろうか。
「張成沢失脚後の朝鮮」と「特定秘密保護法成立後の日本」ほどかけ離れた体制の国はない。

はっきり言って、特定秘密保護法案を反対するのに「日本を北朝鮮みたいにするな」と言った時点で負けは確定していた。この法案に賛成していた政治家は誰一人としてそんな事は考えていなかったのだから。皮肉な事に、これに賛成する政治家で法案の狙いを最も正確に述べていたのは石原慎太郎だったではないか。「この法律でモサドのような組織を作れ」と。モサドは人殺しでも拷問でも何でもありの、それこそ最悪の国営テロ組織であり、それを持つイスラエルという国が周辺アラブ諸国を侵略しまくってきた、どれだけ恐ろしい秘密主義で徹底した国である事か! 大日本帝国そっくり! 「日本を北朝鮮みたいにするな」と見当違いに騒いでこの法案に反対してきた連中は、慎太郎にすら及ばなかったのである。負けて当然だ。
日の丸を掲げた脱原発デモが政府や電力会社にとって何のダメージにもならないように、「日本を北朝鮮みたいにするな」と主張する特定秘密保護法案反対運動など、国家権力にとっては何の痛痒も感じない。それどころか自分らへの応援エールにすら聞こえただろう。
「だって俺、張成沢のような高官すら不正摘発で失脚しかねない国なんてやだもん。日本をそんな北朝鮮みたいな「不正に厳しい国」にするつもりなんて全然ないもん。そもそも特定秘密保護法案ってそういう法律じゃないから」
というのが安倍や石破や猪瀬らの本音ではないか。反対する側の多くもロクでもない勘違いをしており、それをまた小熊英二五野井郁夫のような新手の御用学者が助長させるのだから始末におえないし、反対運動が実を結ぶはずもない。こうした形で社会運動へ実際に入り込み、トロイの木馬や獅子身中の虫の役割を果たす所もまた、小熊や五野井の御用学者としてのもう一つの「新しさ」だと思う。

繰り返すが、「張成沢失脚後の朝鮮」と「特定秘密保護法成立後の日本」ほどかけ離れた体制の国はない。「日本が北朝鮮みたいになる」「日本を北朝鮮みたいにするな」などという歪んだ愚かな優越感に浸った見当違いのスローガンは反権力・反政府運動の牙を抜き、権力の不正腐敗を助長させる効果しかもたらさない。日本の民衆がこういう水準でいる限り、今後とも特定秘密保護法と同等かそれ以上の悪法の成立を相次いで許すしかなく、「自民党千年王国」はますます安泰だろう。

韓国統合進歩党問題や昔の佐高の発言など雑記的な記事

1)
韓国で統合進歩党の解散審判請求が出され、朴槿恵政権の反共独裁回帰志向がますます露骨になりつつある。朴槿恵のやり方というのは親父の手法をずっと側で見て学んできた訳で、維新政権のデッドコピーそのものであり、それ以外の政治手法を知らない。大統領選挙で国情院はおろか軍までもが不当に介入していた事が判明して大問題になっているが、それだけ朴槿恵というのは韓国の極右・保守派・分断勢力が総結集して今の韓国の政治体制(南北分断体制、狂信的な反共・反北思想、新自由主義経済体制、財閥による富の独占など)を不動なものにしようと手段を選ばず「準備された大統領」という事だ。また、韓国のこうした政治体制というのは国際政治の側面から言うと「アメリカの傘下における日本との同盟」と密接不可分というか、それなしには維持し得ない。故に朴槿恵政権の本質は韓国の歴代政権中でもトップクラスの親日・親米政権である。何度も指摘してきたが、最近の相次ぐ韓米日合同軍事訓練や、「日本の植民地支配が立ち遅れた朝鮮を近代化してくれた。植民地支配は正しかった」と主張する植民地近代化論者を国史編纂委員長に据えるなどの事例がこれを雄弁に語っていよう。朝鮮の海に倭奴(왜놈 ウェノム)の軍艦が土足で入り込むなどとても信じられない話だ。朴槿恵がいかに表向き「やまぬ対日批判」をしようと、そんなものは全て大嘘の八百長である。
「日本の一部の指導者は謝罪する気もなく、元(従軍)慰安婦を侮辱し続けている。(安倍首相と)会談しない方がましだ」
だって? その慰安婦を「強制動員ではなく、自発的な海外就業のようなもの」と侮辱している学者を自国の国史編纂委員長に取り立てた奴が何を言っているのか。
何度でも指摘しておくが、今の「日韓対立」は全て大嘘の八百長プロレス・無気力相撲である。韓国も日本も表向き歴史問題で対立を装い、実際にはどちらも自国で侵略戦争・植民地支配正当化の動きを仲良く急ピッチかつ強権的に進めているのが実態だ。韓国と日本は「首脳会談が出来ない」ほど険悪なのではなく、「首脳会談をするまでもない」ほど気心の知れた関係なのである。間違えてはいけない。今「日韓対立」を口にする者は全員嘘つきのペテン師か、何も知らない馬鹿と見て間違いない。日本のマスコミが朴槿恵政権下で行なわれている韓米日合同訓練の親密さや、国史編纂委員長人事をはじめとする韓国の親日派復権の動きなどを何一つ報道しないのはどういう意味を持っているのか。それを真っ先に考えねばならない。
朴槿恵の顔は今も昔も変わらず、同族の北ではなく、日本とアメリカの方だけを向いている。


2)
統合進歩党の問題に話を戻すと、同党をここまで追い込んだのは保守派以上に、同じ野党や進歩派マスコミの罪が大きいと思う。他の野党である民主党や正義党は今になって今回の解散請求を「民主主義への脅威」などと言って非難しているが、だったらなぜ李石基議員の逮捕案に同意したのかという事だ。あれに反対していれば事態はここまで行かなかっただろう。日本であまり知られていない当時の状況を説明すると、あの時は進歩党以外の野党とほぼ全ての進歩派マスコミ(例外は民衆の声くらいか)が集団リンチ状態で逮捕案に賛成した。それもそのはずで、民主党も正義党も内心では進歩党が潰れてくれた方が都合が良かったからである。
民主党はセヌリ党との馴れ合い政治(日本で言うと55年体制下の自民党と社会党みたいなもん)を進めるのにうるさ型の進歩党が邪魔で仕方がない上に、とばっちりで「従北」のレッテルを貼られるのが何よりも嫌だった。民主党代表の金ハンギルの当時の発言にそれが明確に表れている。
正義党の方はと言うと、ここは元々進歩党から分裂して出来た所帯なのだが、分裂する時に所属議員のほとんどが「セルフ除名(比例当選者は自分から脱党したら議員辞職しなければならないが、党から除名された場合は議員職が維持される制度を悪用し、自分で自分を除名した)」という違法手段に訴えて出て行ったという弱点を持っていた。これで古巣の進歩党と裁判になっており、これで負けたら正義党の議員は選挙区当選の1人を除いて全員議席を失う事になる。しかも裁判は正義党の方が分が悪いともっぱらの話だ。正義党にとっては「自分らの議席がなくなるか、進歩党が潰れるか」の二者択一しかない訳で、民主党の場合以上に進歩党が潰れてくれないと困るのである。
民主党と正義党が、進歩党への攻撃や李石基逮捕に同意してきたのはまさに「陣営論理・党利党略」そのものであり、「大韓民国の憲法価値や民主主義」とは何の関係もない。連中が今になって慌てているのは所詮ポーズであり、本気で進歩党の解散に反対はしていないだろう。朴槿恵の「日本批判」とおんなじで。むしろ今回の件を、「カタブツで融通が利かなくてウザくて目障りな進歩党」を排除する為の「奇貨」とすら考えているはずだ。
ハンギョレ・オーマイニュース・京郷新聞・プレシアンのいわゆる進歩派4大メディア「ハン・京・オ・プ」の偏向報道もこれら野党に劣らずひどい。2012年4月の総選挙後からこれらは「朝・中・東」の保守派3大メディアと一緒になって進歩党を「アカ・北の手先」だとバッシングの大合唱を繰り返し、解散請求が出された今になって慌てて「民主主義の危機」などと騒いでいる。これは盧武鉉が自殺した時と全く同じで、あの時も不正献金疑惑で保守派のマスコミから盧武鉉は連日叩かれた。が、この時はハンギョレはじめとする進歩派マスコミも盧武鉉の事を連日悪魔のように攻撃し続けたのである。オーマイニュースに至っては所属する市民記者が盧武鉉を擁護する記事を投稿しても、編集部権限で難癖を付けて没にしたり、その記者がある程度キャリアがあったり知名度の高い人の場合はやむを得ず載せたものの、それを目立たない所に配置して読者の目に触れ難くするなどの姑息な手段を繰り返したほどだった。盧武鉉もまたかつては民主化運動の人権派弁護士であり、ハンギョレには少なからぬ出資やカンパをしてきたのだが、それが後年になって自分を自殺に追い込むようなバッシングキャンペーンをしようとは夢にも思わなかったろう。韓国進歩派言論達の度を超したバッシングが大きな原因になって盧武鉉が自殺してしまうと、連中はどうしたか? 今度は手の平返すように盧武鉉の事を「不世出の英雄」のように追慕する記事を載せ始めたのだ。今更そんな事したって遅いんだよ! 生きてる時に「批判的支持・応援」をせずにどうするのか? 盧武鉉の側近で、後の大統領選で朴槿恵と争った文在寅も「朝・中・東から攻撃されても(いつもの事だから)対して痛痒はなかったが、ハンギョレなどの進歩派メディアから不当に攻撃されたのは本当にこたえた」というような話を後に語っている。
進歩党が解散させられそうな状況にまで事態が進んでから「ハン・京・オ・プ」が慌てふためいているのは、盧武鉉の時の過ちから何も学んでいない事を意味する。韓国進歩言論のこうした病理は本当に深刻で、こうした体質を改善・克服出来なければ未来はない。
日本のリベラル・左派の腐敗・堕落振りは非常に深刻だが、韓国のそれもまた負けていない所が問題だろう。


3)
山本太郎の天皇直訴問題で色々と世間は騒がしいようだ。中には「天皇の人権を考えろ」などとトンチンカンな事を言い出す者もいる始末。
「天皇の人権」だって? そんなん初めて聞いたわ!
天皇に人権などあるのか。これについては、今よりももう少しまともだった頃の佐高信が良い事を言っていた。いつだったか、皇太子妃雅子に対してバッシング報道があった頃に、確か週刊金曜日のコラムで以下のような事を言っていたと思う。
「彼ら(天皇や皇太子夫妻など)が持っているのは『人権』ではなく『特権』なのだ」
まさにその通りだろう。天皇や皇太子らこそ日本最高の特権の所持者ではないか。これは馬鹿なネット右翼や在特会が言っている「在日特権」などという嘘ではなく、本当の意味での特権そのものだ。それを天皇は依然として持ち続けている。
「下々の皆さん(by 麻生太郎)」のちっぽけな「人権」などよりも、天皇ははるかに強大な特権を持っているのだから。人権と特権は相反するものであり、両立は出来ない。特権者が人権など元より必要としないのは当たり前の事である。もし本当に「天皇の人権を考えろ」というならば、まずは天皇の特権を剥奪して「下々の皆さん」になってもらった上でしか成立しない。天皇が大きな特権を保持し続ける事も天皇制の重要な要素の一つなのだから。
「天皇の人権」をどうこう言う連中は、天皇支持者の中ですら、天皇制の本質を理解してないかなりレベルの低い連中という事である。「天皇の人権うんぬん」を言う者というのは誰一人として「天皇が特権者」である事に気付いてない「アホ」なのだ。さらに言えば、こうした天皇制の本質を理解せずに「陛下の御心」「天皇陛下はありがたい」と盲従する「アホ」が多数いるおかげで、天皇制は千代に八千代に安泰だという逆理もまた天皇制の大きな特徴である。

天皇を 利用出来る奴 出来ない奴

江戸幕府を倒してそれに取って代わった(つまり現在の日本国=大日本帝国の濫觴である)薩長土肥の領袖達は天皇の事を何と言っていたか知っているか?
「玉(ギョク)」である。
天下の覇権を狙う野心家連中にとって天皇とはまさに手中の玉、他の対抗勢力にひけらかして自分達こそ正統派・官軍だという事を証明する為のパスポートみたいなものだった。
これは長い日本の権力闘争の歴史の中で、藤原氏の摂関政治以来千数百年にわたって続いて来た慣例と言うか不文律のようなもの、すなわち天皇制が古代・近代・象徴と表看板は変わっても、その間に一貫して保持されてきた重要な核心要素の一つと言って良いだろう。
藤原氏の摂関政治、平清盛の平家政権、源頼朝と鎌倉幕府、新田義貞と足利尊氏が覇権を争った「太平記」南北朝の時代、その後に足利政権として確立した室町幕府、三好一族や織田信長・豊臣秀吉などの有力戦国大名、徳川家康と江戸幕府、そして明治維新から現在に至る大日本帝国=日本国…。いずれも時の天下人や覇者達は「天皇=玉」を擁する事で自己勢力の正当化を図った。
しかしながら、ここで忘れてはいけない重要な要素がある。
「天皇=玉」を自陣営に取り込めばそれで誰でも官軍になれる訳ではない。
天下を窺える力、すなわち政治力・財力・武力などを一定水準備えている者でなければ、この「玉」を手にしても無用の長物に過ぎないという事だ。例えば…。
戦国時代、織田信長が京都を含む日本の半分以上を領有して最大勢力となった状況を仮定しての話をしてみよう。その時、どこぞの者とも知れぬ田舎の小大名の配下がこっそり京都へ侵入し、天皇をさらって自国へ連れて行ってしまいました。その小大名こそ「天皇=玉」を手中にしました、天子様の後見人です、と。ではその小大名が新たな天下人・戦国の覇者という事になるのだろうか? 
ならない!
この場合、信長は間違いなく大軍を送ってその小大名を皆殺しにし、力ずくで天皇を奪い返すまでの事だ。
力のない者が天皇だけ自分の所に引っ張って利用しようとした所で、屁の突っ張りにもなりはしない。
あるいは、いかに信長といえども天皇を「人質状態」にしている相手を軽はずみに攻撃出来ないのではないか、と反論する向きもあるだろう。
だがそのような事はない。
仮に天皇が戦火の巻き添えで死んだりその小大名に連れられて脱出したとしても、京都にいる天皇の子や親族の中から新しい天皇を擁立すれば済むだけの話だ。信長の大先輩である足利尊氏だってそうしたよ(笑)。北朝と光明天皇…。
平家対源氏、新田義貞対足利尊氏、今川義元・織田信長・武田信玄など成否問わず上洛して天下を取ろうとした有力戦国大名、徳川幕府対薩長土肥などなど…のように覇権を目指して相争う陣営の勢力差が比較的小さい場合は「天皇=玉」を手中にする事で流れが大きく変わる事もあり得る。だが彼我の力の差があり過ぎる場合は、そんなの関係ないのだ。力のない奴が「天皇=玉」を取ったって全く意味ない。
このように「天皇=玉」とは限られた特権階級の占有物であり、力のない者や「下々の皆さん(by 麻生太郎)」には元より天皇を政治利用出来ないよう、システム自体がそうなっているのである。

石牟礼道子は水俣病患者の面会に来た天皇・皇后夫妻と会い、涙を流さんばかりに大感激しちゃったという。
山本太郎は園遊会で天皇に原発問題に関する手紙を直訴して、今世間では大騒ぎになっているという。
この二つは天皇制の本質を理解していない弱者(つまり天皇を利用出来ない立場・階級の者)が仕出かした愚行の典型例と言って良いだろう。
「力なき者及び特権階級にあらざる者の天皇の利用は出来ず」
この原則を知らぬ社会的弱者はしばしば「陛下にお願いすれば」「天皇こそ日本の本当のリベラル」という勘違い(と言うか、はっきり言えば奴隷根性)から致命的な誤謬を犯す。

先代の天皇はある時期から靖国神社への参拝をやめた。
今の天皇は即位時に「憲法を守る」と宣言した。
今の天皇は日の丸・君が代を押し付ける東京都教育委員の将棋指しに対し「強制でない方が望ましい」と指摘した。
これらを知った日本の左派・リベラルと呼ばれる人々の多くの反応はどうだったか。異口同音に「天皇すら靖国には参拝しないじゃないか」「天皇こそ護憲派じゃないか」「天皇でさえ君が代・日の丸強制に反対してるじゃないか」と言って賛同しただろう。それどころか「安倍晋三と靖国宮司に告ぐ、勅命が発せられたのである。既に、天皇陛下の御命令が発せられたのである」などと言って、まさに自分こそ天皇の忠臣と言わんばかりの態度をとった愚劣極まりない自称左派まで珍しくなかった。
それでどうなりましたか? 
天皇が靖国に参拝しないからといって、国会議員はもちろん一般国民の靖国参拝がなくなりましたか?
天皇が憲法を守るからといって、自衛隊海外派兵などの違憲行為がなくなりましたか?
天皇が日の丸・君が代の強制は望んでないからといって、そうした強制行動が学校はもちろん日本社会のあらゆる所でなくなりましたか?
答は言うまでもありませんね。
靖国参拝、違憲行為、日の丸・君が代強制のいずれも今の日本では大フィーバー状態です!

力なき者・特権階級にあらざる者が天皇を利用する事は出来ないが、利用される事は出来る。
いや、利用しようと近付いたはずが逆利用されるよう仕組まれているのだ。それが天皇制の巧妙なシステムである。左派が「富田メモ」を見て「そら見た事か。右翼こそ天皇に逆らう逆賊だ」と騒げば騒ぐほど、逆に靖国神社が大繁盛していったように。
弱者や特権階級にあらざる者が天皇を利用する事はあり得ず、ただ利用されるのみ。

安倍晋三は「水俣病を克服した」と宣言し、その直後に天皇夫妻が熊本を訪問して患者達を「慰労」した。この天皇夫妻訪問に加担したのが他ならぬ石牟礼道子だった訳だが、この訪問こそまさに「安倍が言う所の水俣病克服」の決定打・総仕上げとなるのは間違いないだろう。今後水俣病患者の前途に待っているのは「天皇御夫妻まで面会してくれたのに、まだ文句を言うのか」という冷たい攻撃だ。水俣病の補償だ何だと騒ぐ奴は「朝敵・国賊」となり、それを恐れて患者達はむしろ声を上げられなくなるだろう。文句を言う奴がいなくなれば、水俣病などないも同然。
ここに「水俣病の克服」は成った!
患者達にはもはや「かすかな希望」どころか「大いなる絶望」しか待ち受けていないだろう。
安倍の「水俣病克服宣言」と天皇夫妻の「水俣病患者面会」と石牟礼道子の「天皇夫妻への阿附追従」は見事なまでの三点セットにして、ナイスコンビネーションなのだ。
はっきり言って石牟礼道子がこれまでやって来た事を全否定したい心境だが、この人物は元々東京のチッソ本社へ抗議に行った際、二重橋にも行って「天皇陛下万歳」を叫んでしまうような者だった。
天皇に対してどこまでも「退く! 媚びる! 省みる!」姿勢であり、天皇の御威光にすがって問題の解決を目指した所が石牟礼の限界だったのだろう。天皇を頂点とする天皇制国家こそ水俣病の最大の元凶にして根源だという本質に向き合えなかったのだから。それも最後の最後に一番ひどい事をしてくれたものと思う。
「きさまはこの日本の地に流れる天皇の制度に負けたのだーーーーーっ!!」という天皇と安倍とチッソの勝ち誇ったセリフが聞こえてきそうな気がする。

山本太郎についても全く同じ事が言える。
東京オリンピックの決議の時にはなかなか気骨があると思ったが、これまた早々に限界を露呈したという感じだ。してみると山本が一人でもオリンピックの決議に反対出来たのは「いざとなったら天皇に直訴」と考えていたからかもしれない。己が天皇を利用出来ると錯覚した勘違い野郎という意味では、2.26事件の過激派将校と同じで幼稚な発想の持ち主に過ぎなかったのではないか。
元より山本太郎は天皇を政治利用出来るような御身分・階級ではない。安倍や麻生や小泉とは違って。山本の行動に対して「政治利用」云々言う事自体が間違っている。山本は天皇を利用しようとして逆に利用されるという、天皇制の網に引っ掛かった単細胞に過ぎない。

元より社会的強者・特権者のおもちゃである天皇を、「下々」の人間が利用出来るだとか、それに問題解決を託すという発想自体が間違っている事にいい加減気付かねばならない。天皇制のシステムってそんな風には出来てないから。

天皇に跪いて解決と慈悲を乞う靖国問題。
天皇に跪いて解決と慈悲を乞う日の丸・君が代問題。
天皇に跪いて解決と慈悲を乞う憲法問題。
天皇に跪いて解決と慈悲を乞う水俣病問題。
天皇に跪いて解決と慈悲を乞う原発問題。

どれもこれも反吐が出るほど気持ちの悪い倒錯の極みだ。こうした天皇への帰属行為が何らの問題解決にもつながらず、むしろ悪化させる事だけは100%保証出来る。

ある世界では今や天皇に準ずる存在であるのが小泉純一郎だろう。この男が「原発ゼロ」を口にしただけで夥しい数の人間がそのおこぼれに与ろうと寄り集まってきた。まさに小泉という「玉」を手中にして優位な立場を得ようという野欲丸出しで、右は自民党の河野洋平や生活の党の小沢一郎から左は社民党や共産党に至るまでだ。今やすっかり右傾化した「脱原発市民運動業界」でも小泉に媚びまくる動きが盛んである。たんぽぽ舎など最たるものだ。
今の小泉は「準天皇」「第2天皇」みたいな訳で、典型的な天皇制の縮図が見て取れる。あまりにも日本らしい。
だがここで再び思い出して欲しい。
「力なき者及び特権階級にあらざる者の天皇の利用は出来ず」
「力なき者及び特権階級にあらざる者が天皇を利用しようとすると、かえって必ず逆利用される結果を生む」
という天皇制の核心的システムを。

社民党や共産党、あるいはちっぽけな日本の市民運動体が、小泉純一郎という「準天皇」を都合良く利用出来るものだろうか?
出来ない!
現状、自民党と共産党・社民党などの勢力差は、それこそ最盛期の信長とどこぞの者とも知れぬ田舎のマイナー大名ぐらいの開きがある。国会の議席数見りゃ分かるでしょうが。
顔と名前が一致しない社民党の新党首が小泉と会談した所で、あのように軽くあしらわれるのは当たり前の話である。恐れ多くも「禁裏」におわす「小泉天皇」にしてみれば、織田信長か武田信玄クラスの大勢力ならともかく、社民党のごときちっぽけなマイナー大名が「上洛」してきた所でけんもほろろに扱うだろう。
この件ではかつての政敵(?)だった社民党と会ってやった小泉の「度量」と、みじめに小泉に媚びへつらう社民党の無様さが世間的に際立って目立っただけだ。社民党にとってプラスになった事は何もない。
社民党が小泉に連携を乞う事自体が大きな間違いなのだ。
石牟礼道子、山本太郎、社民党、共産党、それにたんぽぽ舎はじめとする「脱原発運動業界」界隈。いずれも皆、言ってる事とやってる事が何重にも間違っている。

「下々の皆さん」に天皇(とそれに類する存在)など利用出来ない。天皇を食い破り、打破・打倒する事でしか道は開けない。
今の「天皇=玉」は誰の手中にあるのか。それを考えればすぐに気付く事だろう。
その「玉」を奪って己が使おうなどとは夢にも思わない事だ。仮に将来、天皇制を利用出来るだけの力を手に出来たとしてもである。
「天皇制によって排除されてきた者・人間としての尊厳も生活も奪われて来た者」が真に人間として生きる道は、天皇制の特権者一員に加わる事ではなく、制度そのものの破壊にしかない。

現状だと韓国は日本のしばき隊系「差別撤廃運動」を受け入れるだろう

差別撤廃東京大行進という、世にもおぞましい差別主義者やネオ親日派どもの自己正当化・ごまかし日本選手権大会が今日行われたようだ。これについては言いたい事は色々あるが、大行進関係者のツイッターなど見ていると次は韓国で同様のデモをするつもりらしい。これまたおぞましい限りだが、現状の韓国の情勢を考えると実現してしまう可能性は決して低くないのではないか。

まず韓国の朴槿恵セヌリ党政権や保守・右派の立場からすれば、過去の事を水に流した「日韓未来志向」の実現にとってまさに渡りに船だろう。これで歴史問題があたかも解決するかのような口実にして、国内の日帝被害者や民族主義勢力を押さえ込む事が出来る。しかもこの運動は日本当局による押し付けではなく「日本の良心的な民衆運動」という建前をフルに活かして韓国政府は自国民をペテンにかける事が可能だ。加えてNHKの最低なニュースがいみじくも報じていたように、今回のデモは韓国の日本産水産物輸入禁止を解除させる方向にも影響を与えるだろう。朴槿恵政権は言うまでもなく元よりバリバリの原発推進派で、日本産水産物も「食べて応援」とばかりにロクな検査もせずに輸入していたものの、後に世論の強い反発を受けてやむなく輸入禁止せざるを得なかった。朴槿恵の本音は川崎の市長と同じで、自国民に対して「放射能だろうが何だろうが文句言わずに食え!」というものである。一方でNHK(すなわち日本政府の公式見解と事実上イコール)のニュースでは独島や水産物輸入禁止など、日本でヘイトスピーチが広まったのは韓国側に非があるように言っているが、これは朴槿恵にしてみればむしろ渡りに船だ。「日本産水産物を輸入する事が日本のヘイトスピーチを止めさせ、日韓和解に大事な事だ」という口実に出来る。「日韓和解」という名の共謀国家犯罪を円滑に進めるにあたって、今回の「東京大行進」ほど都合の良い国民運動はないと言って良い。今回の「東京大行進」は日本国家・社会のひどい差別の実態だけでなく、日韓両国の放射能汚染拡散をも隠蔽する効果を持った運動という事だ。これが反原連主催者の関わる運動とは笑止である。

では対する韓国の進歩派はどうかというと、これまた日本の「差別撤廃運動」を喜んで受け入れてしまうと思う。今の韓国は統合進歩党バッシングに象徴されるように、「脱民族・反共・反北の保守派と進歩派」勢力が一体になって「民族主義・容共・容北の進歩派」だけを集団リンチするという、50・60年代の李承晩・朴正煕の時代から一歩も進化していない社会状況にある。いわばセヌリ党・民主党・正義党といった政党に、朝・中・東・ハン・京・オ・プの保守3大&進歩4大メディア全てが一体化した大政翼賛会状態で、統合進歩党を潰しに掛かっている訳だ。こんな韓国の「脱民族・反共・反北」進歩派が日本の民族差別の状況を正しく把握するはずもないし、知ろうともしないだろう。例えば民主党や正義党やハンギョレ新聞のように、進歩派であろうとも「脱民族」で西欧式社会主義(と言うか実態は帝国主義なんだが)ばかりを理想郷のように羨望している勢力にとっては、これまたセヌリ党と同じで日本の「差別撤廃東京大行進」は十分に政治的利用価値があるのだ。
今日以降の韓国の進歩派メディア、例えばハンギョレ日本版を注目してみると良い。間違いなく「東京大行進」を肯定的に取り上げるだろう。何せ、ハンギョレの日本特派員は以前もしばき隊を大絶賛し、「日本は侵略戦争を反省してきた」が持論である鄭南求(チョン・ナムグ)論説委員ですからねえ…。ちなみに鄭もまた安世鴻を持ち上げて売り出しに協力している人間だ。安の背後勢力には一切言及もせずに…。見てると良い。鄭南求は「東京大行進」のヨイショ記事を書くに違いないだろうから。

いずれにせよ、今後日本と韓国は右派・左派問わずお互いに犯罪的な共謀行動を繰り返して行く事になるだろう。それに伴って日本の民族差別や韓国の民主主義圧殺などはますますひどくなっていく。そうした風潮に便乗して私利私欲を追及する者(野間易通や五野井郁夫・鄭南求・金展克らのような連中)ばかりがでかいツラする世の中になるのだろう。

日本のエセ反差別運動に対抗する者達は、あまり韓国の民衆運動に過度な期待はすべきでないと思う。それほど韓国社会の右傾化もまた日本同様に著しいという事だ。その辺は注意すべきだろう。

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