差別撤廃東京大行進という、世にもおぞましい差別主義者やネオ親日派どもの自己正当化・ごまかし日本選手権大会が今日行われたようだ。これについては言いたい事は色々あるが、大行進関係者のツイッターなど見ていると次は韓国で同様のデモをするつもりらしい。これまたおぞましい限りだが、現状の韓国の情勢を考えると実現してしまう可能性は決して低くないのではないか。
まず韓国の朴槿恵セヌリ党政権や保守・右派の立場からすれば、過去の事を水に流した「日韓未来志向」の実現にとってまさに渡りに船だろう。これで歴史問題があたかも解決するかのような口実にして、国内の日帝被害者や民族主義勢力を押さえ込む事が出来る。しかもこの運動は日本当局による押し付けではなく「日本の良心的な民衆運動」という建前をフルに活かして韓国政府は自国民をペテンにかける事が可能だ。加えてNHKの最低なニュースがいみじくも報じていたように、今回のデモは韓国の日本産水産物輸入禁止を解除させる方向にも影響を与えるだろう。朴槿恵政権は言うまでもなく元よりバリバリの原発推進派で、日本産水産物も「食べて応援」とばかりにロクな検査もせずに輸入していたものの、後に世論の強い反発を受けてやむなく輸入禁止せざるを得なかった。朴槿恵の本音は川崎の市長と同じで、自国民に対して「放射能だろうが何だろうが文句言わずに食え!」というものである。一方でNHK(すなわち日本政府の公式見解と事実上イコール)のニュースでは独島や水産物輸入禁止など、日本でヘイトスピーチが広まったのは韓国側に非があるように言っているが、これは朴槿恵にしてみればむしろ渡りに船だ。「日本産水産物を輸入する事が日本のヘイトスピーチを止めさせ、日韓和解に大事な事だ」という口実に出来る。「日韓和解」という名の共謀国家犯罪を円滑に進めるにあたって、今回の「東京大行進」ほど都合の良い国民運動はないと言って良い。今回の「東京大行進」は日本国家・社会のひどい差別の実態だけでなく、日韓両国の放射能汚染拡散をも隠蔽する効果を持った運動という事だ。これが反原連主催者の関わる運動とは笑止である。
では対する韓国の進歩派はどうかというと、これまた日本の「差別撤廃運動」を喜んで受け入れてしまうと思う。今の韓国は統合進歩党バッシングに象徴されるように、「脱民族・反共・反北の保守派と進歩派」勢力が一体になって「民族主義・容共・容北の進歩派」だけを集団リンチするという、50・60年代の李承晩・朴正煕の時代から一歩も進化していない社会状況にある。いわばセヌリ党・民主党・正義党といった政党に、朝・中・東・ハン・京・オ・プの保守3大&進歩4大メディア全てが一体化した大政翼賛会状態で、統合進歩党を潰しに掛かっている訳だ。こんな韓国の「脱民族・反共・反北」進歩派が日本の民族差別の状況を正しく把握するはずもないし、知ろうともしないだろう。例えば民主党や正義党やハンギョレ新聞のように、進歩派であろうとも「脱民族」で西欧式社会主義(と言うか実態は帝国主義なんだが)ばかりを理想郷のように羨望している勢力にとっては、これまたセヌリ党と同じで日本の「差別撤廃東京大行進」は十分に政治的利用価値があるのだ。
今日以降の韓国の進歩派メディア、例えばハンギョレ日本版を注目してみると良い。間違いなく「東京大行進」を肯定的に取り上げるだろう。何せ、ハンギョレの日本特派員は以前もしばき隊を大絶賛し、「日本は侵略戦争を反省してきた」が持論である鄭南求(チョン・ナムグ)論説委員ですからねえ…。ちなみに鄭もまた安世鴻を持ち上げて売り出しに協力している人間だ。安の背後勢力には一切言及もせずに…。見てると良い。鄭南求は「東京大行進」のヨイショ記事を書くに違いないだろうから。
いずれにせよ、今後日本と韓国は右派・左派問わずお互いに犯罪的な共謀行動を繰り返して行く事になるだろう。それに伴って日本の民族差別や韓国の民主主義圧殺などはますますひどくなっていく。そうした風潮に便乗して私利私欲を追及する者(野間易通や五野井郁夫・鄭南求・金展克らのような連中)ばかりがでかいツラする世の中になるのだろう。
日本のエセ反差別運動に対抗する者達は、あまり韓国の民衆運動に過度な期待はすべきでないと思う。それほど韓国社会の右傾化もまた日本同様に著しいという事だ。その辺は注意すべきだろう。
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