前の記事で予想した通り、「東京大行進」のヨイショ記事がハンギョレに載った。書いたのはもちろん「しばき隊礼賛」「日本は侵略戦争を謝罪してきた」の鄭南求(チョン・ナムグ)論説委員兼日本特派員である。
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/604130.html
新宿の街1500余名「差別やめよう」さらに大きくなる叫び
まだ韓国語本家のみで日本語版では翻訳配信されていないが、多分近いうちに掲載されるだろう。腹が立つので翻訳する気に到底なれない。歯の浮くような美辞麗句が並べ立てられており、「日本では良心的な市民達がレイシズムを乗り越える為に本格的に結集してる」という、どこの異次元とも知れぬ平行世界のSF物語をあたかも「日本社会の真実」のように韓国へ紹介している。何もかも予想通りの展開だ。
日本は過去を反省してるとか、差別の撤廃に前向きだとか、現実と全く違う風説を流布して韓国民衆に誤った日本観を広めて回るハンギョレはもう滅びるべし。もはや朝中東よりも悪質だ。
これを見て韓国の進歩派はますます日本の現実を見誤る事になるだろう。そして東京大行進のような「日本の良識的市民」と手を組むべきなどと、とんでもない誤った考えを抱く事になるだろう。このまま行けば「日本の良識的市民」と思って組んだ連中が、実は「第2在特会」に過ぎなかったという喜劇が間違いなく起こる。それによって韓国の民衆は、従軍慰安婦や強制連行被害者への謝罪と補償をますます遠のかせる結果になるのだ。今のような状況では朝中東のような極右丸出しメディアよりも、ハンギョレのような進歩派メディアの嘘を見抜く事の方が重要なのではなかろうか。
とりあえず鄭南求は本当に問題人物のA級戦犯であり、本来なら朝中東に行くべき人間だ。何でこんなのがハンギョレの論説委員に? ハンギョレがどうしてここまで酷くなってしまったのか、本当に理解不能である。
「東京大行進」は、日本の民族差別やヘイトスピーチの原因は最近の日韓関係の悪化によるものに過ぎない、という重大な歴史歪曲と日帝被害者抹殺を行う為のイベントだった。それが「日韓未来志向」の正体だという事をよく覚えておかれたい。
一つの風刺漫画を御紹介しておこう。これは韓国の人工衛星「アリラン3号」の打ち上げ事業をやる海外企業を入札で決めた、2009年1月頃のものと思われる。この衛星は3年後の2012年5月に発射されたが、受注した企業が戦犯企業の三菱重工であった事と、当時大統領だった李明博(MB)の日帝植民地支配の謝罪や補償を知らん顔した「日韓未来志向」を皮肉ったネタだ。同時に今回の「東京大行進」の狙い所というか本質を鋭く突くネタにもなっているだろう。
絵柄からしておそらく作者は孫文祥(손문상 ソン・ムンサン)で、プレシアンの一コマ漫画と思われるが、詳しい初出は筆者にも分からない。もっと詳しく調べれば分かると思うが。
韓国語原文版と筆者が訳した日本語版を両方載せておく(気に入った方は口コミして広めていただけるとありがたく思います)。
強制連行の被害者がロケットに入れられて宇宙へ飛ばされる最中、「韓日新時代へ!」というMBと、「過去は宇宙へ」という旧日本軍の軍服を着た戦犯企業の三菱がほくそえむという構図だ。このネタはMBを朴槿恵に入れ替えれば今でも通用してしまうだろう。三菱のゼロ戦を礼賛するジブリのアニメが韓国で上映されている事を考えれば、作中の「戦犯企業三菱」もそのままで良い。韓日の支配層が植民地支配被害者を切り捨てて勝手に「韓日新時代(未来志向)」などと言っている姿を良く描いたと思う。今ではそこに日本の「民衆運動」や、その実態を歪曲・美化して旗振り役を務めるハンギョレなどの韓国進歩派メディアも「日韓新時代・未来志向(という名の歴史歪曲・抹殺)」の共犯者として書き加えねばならないだろうが。
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