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小泉の「原発ゼロ」発言とか、漫画家の山本夜羽音とか

1)安倍晋三や菅義偉でも引退したら「脱原発」を言うだろう

小泉純一郎が脱原発を公然と表明した事が、ある種の人々の間で好意的に受け止められているようだ。要するに小泉までもが脱原発を明言してくれた、これは運動に大きな力になるぞ、という「期待感」なのだろう。典型例が世田谷区長の保坂展人だ。

https://twitter.com/hosakanobuto/status/385187600618627072
保坂展人‏@hosakanobuto
小泉純一郎元首相が「原発ゼロ」を各地の講演で主張。「これまで推進一辺倒だった彼にその資格はない」「またパフォーマンスを応援するのか」という類の声に驚く。私は、3・11以後の日本が脱原発を選択するという結果をつくることを最優先する。
2013年10月1日 - 16:40

まさに小泉の「原発ゼロ」発言は脱原発にとって100万の味方に等しい、というのが保坂らの認識なのだろう。つまりそれに疑いや異を唱える「影響力のないザコども」のような人間などは運動から切り捨てるという、排除の論理そのものだ。小泉のような「人気者」ばかりをもてはやす、今の脱原発運動の現状を良く表わす典型例と言えるだろう。
だが、小泉の「原発ゼロ」はそんなに素晴らしいものなのか? 脱原発運動にプラスになるものなのか?

政治家というのは身も蓋もない言い方をすれば「人気商売」の側面が強い(もちろん社民党の保坂と言えども例外ではない)。ましてや小泉純一郎ともなれば、大衆迎合・人気取りのセンスに関してのみ言えば他者の追随を許さない大天才と言って良いだろう。そして今の原発に対する世論はどうなのか? 大飯原発再稼動の時の世論調査では反対が58%という結果があったが、これは今も大きく変わってはおらず、これをそのまま今の原発反対率とみなしても差し支えないだろう。つまり「原発反対」は今の日本において世論調査の上ではとうに「多数派」だという事だ。だから「バスに乗り遅れたくない者」であれば、本音を隠して機会主義的にいくらでも「脱原発」を唱える。統一戦線義勇軍のような「右翼の脱原発」は典型的な例であるし、ましてや議員引退した小泉のように「フリー」な立場であれば人気取りの為に躊躇はしない。安倍晋三や菅義偉のように現政権で原発推進に邁進している者であっても、議員を引退すれば個人的人気取りと自己正当化の為にやはり「脱原発」を平然と口にするだろう。かつて盗聴法や国旗国家法や周辺事態法などの悪法をさんざん成立させた野中広務が、引退後にどれだけキレイ言ばかり並べ立てているかは良い前例ではないか。
問題はこの手の連中が現役の首相や大臣だった時に何をやったかなのだ。小泉は「原発ゼロ」などと平然と言うが、自身が首相時代に原発を推進した事に対して反省や謝罪の弁は一言もない。自分の私財を全て福島の被災者の為に投げ出すくらいの事をしたらまだある程度本気なのだと見る事も出来るが、そんな事は全くしていないだろう? こんなものを信用する方が馬鹿げている。
小泉の「原発ゼロ」宣言とやらを受け入れても、原発を本当に廃絶するのに何の足しにもならないどころか、悪影響しか及ぼさない。「影響力のある人気者(と思われている)」小泉一人が入る事で、その他もっと多くの「影響力のない」人々が反原発運動から排除される。

日本で原発に反対する世論の方が高くなったのは、言うまでもなく福島原発事故の結果だ。それ以前は反対・賛成以前に、ほとんどの日本人が原発について興味などなかったのだから。原発問題が社会的に大きな話題にならなかった時代、あるいは仮に原発推進世論の方が高い社会状況で、果たして小泉純一郎や統一戦線義勇軍が原発に反対したと思う?

これは近頃の「反レイシズム運動」にも同じ事が言える。在特会が醜悪かつ派手に騒いで社会的に嫌悪された。正確な統計はないが、今はたぶん在特会を嫌う世論の方が高いだろう。「脱原発」と同じで、世論的には「反在特会」の方が優勢なのだ。だから「バスに乗り遅れたくない機会主義者」ほど人気取りの為だけに「反レイシズム運動」とやらに殺到する。
在特会にまださほど世間の視線が集まっておらず社会的話題にならなかった頃に、野間易通だの木野トシキだのどこのヤクザとも知れぬ「男組」だのが、「反レイシズム運動」とやらをやったと思う? 
この手の連中のツイッターなど見ていると在特会と全く同じ差別発言を繰り返しており、両者に違いなどほとんどない。違いがあるとしたら社会的な多数派世論を見抜いて人気取りするのがうまいか下手かというだけだ。

脱原発の世論が過半数超えようが原発再稼動は止められなかったし、原発推進政党ばかりが選挙で勝った。在特会を嫌悪する風潮が高まっても日本の民族差別政策は何一つ変わらなかったし、差別推進・過去の戦争犯罪や植民地支配を正当化する政党ばかりが選挙で勝った。小泉や野間のような人間が英雄のように祭り上げられる国の脱原発や反レイシズムなどその程度のまがい物だという事だ。それを礼賛する保坂展人も同様。真に日本から原発や差別をなくそうと思ったら、今のこうした有害無益な運動や集団がとりあえず滅んでくれた方が望ましいだろう。


2)山本夜羽音という漫画家について

脱原発運動界隈で統一戦線義勇軍の参加を礼賛・擁護している山本夜羽音(やまもと・よはね)という漫画家がいる。左翼崩れのエロ漫画家で、表現規制反対運動などにもしばしば参加していたと思う。それが今は「本業」のはずの漫画業よりも脱原発関係の市民運動界隈で鼻息が荒い。それも統一戦線義勇軍の脱原発運動参加を後押しして「右も左もない脱原発運動」の旗振り役をしながらフィクサー気取りで、それに反対する者を「ヘサヨ」呼ばわりして攻撃・排除しながら偉そうにしている。恐らく山本は「右に理解のある自分こそ度量のある真正左派」とでも思っているのだろう。要するに、統一戦線義勇軍という暴力派をケツモチにして「運動圏」で大きな顔をしているだけだ。所詮は虎の威を借りる狐に過ぎず、こうしたヤクザっぽい暴力集団を利用したつもりで有頂天になっている者は、最終的に必ずしっぺ返しを食うものと相場が決まっている。最終的には稲川会によって食い物にされた東京佐川急便元社長・渡辺広康のように。渡辺も稲川会と組んで一時期は政財界のフィクサー気取りだったが、そうした稲川会への「借り」のせいで後にさんざん金を搾り取られて骨の髄までしゃぶられた。山本のフィクサーぶりなど渡辺とは比較にならないちっぽけなレベルだが、やってる事は本質的に同じであり、この元左翼の漫画家も堕落した挙げ句にやがてそうした末路をたどるのは必定だろう。

それはそうと、山本夜羽音のような者がこうした運動圏、つまり「政治」にやたら首を突っ込みたがるのは本人の左翼志向・政治好きに加えて、「本業」のはずの漫画が不振であるからだ。この男は長い事コミケにも出てキャリアだけはそれなりに長いが、漫画家としては全くうだつが上がらない。それもそのはずで絵が古臭く、全然進歩がないのだから。今時あんな森山塔の劣化コピーみたいな絵柄のエロ漫画読んで喜ぶ奴いるの? 80年代ならともかく。本業が駄目だから政治に行くという、要するにやしきたかじんの左バージョンという事だ。もっともそれでも大して売れてないのだから、山本はそうした面でもたかじんにすら及んでいない訳だが…。

山本が礼賛する統一戦線義勇軍の針谷大輔は朝鮮人に対する差別用語を平気で言いまくり、従軍慰安婦や南京大虐殺の存在すら否定している。そんな者とベタベタどころか「ケツモチ」になってもらっている人間が、「関東大震災の朝鮮人・中国人虐殺を忘れないプラカード」だと? これは一体何の悪い冗談なのか。山本のような人間にそのような事を口にする資格などない。それ以前に右翼をケツモチの用心棒代わりにしてる左翼って何?

山本夜羽音という男は本来ならすっぱりと左翼をやめて右翼になるべき人間だった。統一戦線義勇軍とくっついてるぐらいなのだから、それこそいっそ小林よしのりのように一番右の皇国史観まで行ってしまった方が整合性がある。だがそれでもまだ左翼に未練が少しはあるのか完全な転向が出来ず、「右も左もない脱原発」などというハンパな事しか出来ないのだろう。統一戦線義勇軍のような暴力派の名を出していきがるのもそうした小心さの表れではないか。「俺の後ろには何某組がついてるんだぞ」と強がるチンピラのように。そういえば小林よしのりも昔はよく「自分は一水会の鈴木邦男と仲が良いんだ」という事を窮地に立たされる度に言ってたよなあ…。
今のように「右も左もない」運動が公認される世の中というのは、山本のような転向する事すら出来ないハンパ者の左翼崩れにとっては比較的住み易い情勢なのかもしれないが。

山本は元より漫画家としては3流以下なのだから、それで売ろうと思ったらやはり右に行ったり権力の広報マンになるしかない訳である。だが「左」への未練を完全に断ち切れないハンパ者の為にそうした事も出来ず、未練がましく「運動圏」に留まって右翼団体の威を借りて偉そうにするのが関の山だった。結局山本夜羽音という男は、小林よしのりはおろかさかもと未明にすらなれなかった「脱落者」なのである。全てがハンパ過ぎたのだ。

山本がこの先、今よりも売れる、出世する可能性はあるだろうか?
ある! 繰り返すがやはりきっちり転向を遂げられるかどうかがポイントで、今からでも遅くはあるまい。やっぱ中途半端に左ぶるのは良くないよ。切磋琢磨すれば小林よしのりややしきたかじんには及ばずとも「さかもと未明クローン」ぐらいの水準にはまだ何とかなれるかもしれない。それでも今の山本の立場よりは大出世さ!
そんな山本の為に、筆者が良いサンプルを教えてあげよう。日本文芸社から出てる別冊漫画ゴラク(笑)なんてどうだ? 今やすっかり「日本一の右翼漫画雑誌」の地位を確立させた同誌は、これから「鬼畜系右翼絵解き芸人」を目指す若者のこの上ないお手本になる事だろう! 山本よ、平松先生(笑)の漫画でもしっかりコンビニで立ち読みして、一層漫画家としての研鑽に励むが良い! それでこそ統一戦線義勇軍と組む甲斐があるってもんだ!

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