宜野湾市長の伊波洋一VS「沖縄のマルコス」こと仲井真弘多の一騎打ちで決まりと思っていた矢先に、よりにもよってこの男が横槍を入れてくるとは…。まあ、タチが本当に悪いと言うか、この男らしいと言うか。
「全ての武器を楽器に」というメッセージで有名な沖縄の歌手・喜納昌吉は今でも一部のハト派な人達の間で権威のある存在ですが、実際には結構ゼニカネにがめつくて、普通ならギャラを取らないような平和運動集会のライブなどでも高額のギャラを取って顰蹙を買う事が多く、結果反戦運動の世界では「沖縄のアグネス・チャン」と陰口を叩かれてきました。でも集客力があるので、大抵は我慢していたのです。
とは言え、先の鳩山政権時代には普天間基地問題でほとんど何も出来ず、前の県知事選挙(仲井真弘多が当選した時のやつね)でも当時民主党県連会長だったにも関わらず選挙運動の出足が鈍くて糸数候補の足を引っ張る一因を作りました。それが今また、普天間基地県内移設派の下地幹郎の口車に乗せられて知事選挙に色気を見せ、基地反対派の足を引っ張るのですから。国民新党の下地に誑かされたり、ギャラを取るべきでない集会で金を取る事からも分かる通り、この人は「ダーティなハト」どころか単に金に汚いだけの人です。言わば、金次第でどっちにも転ぶ人。
正直言ってこの人には政治のセンスゼロでしょう。政界からはさっさと引退して歌手業に専念した方が沖縄の為にも本人の為にも幸福だと思います。
それにしても、佐高信の賞賛した人達というのは、本人も含めて何でどいつもこいつも後年になって馬脚を表すのやら。喜納昌吉はもちろん、オリックスの宮内義彦、ワタミの渡辺美樹、辛淑玉、幸田真音、二宮清純(最近のこの人が書くスポーツ論は国家主義の臭い強過ぎ)、辻元清美、田中康夫…。まあ人を見る目がなかったと言えばそれまでですが、そんなこったから佐藤優辺りにあっさり騙されるのでしょうね。
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