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北朝鮮の国民が困窮してるのを一番喜んでるのは石丸次郎自身ではないのか その03

では彼らはこの「あり方会見」で何を訴えたのでしょうか。彼らの提言は以下の通りです。
(強調部分は引用者による)
 
北朝鮮報道をめぐる「メディアへの提言」

(1)日朝首脳会談が開かれ拉致被害者5人が帰国したいま、朝鮮半島への関心はかつてないほど高まっています。これは日本と朝鮮半島の過去、現在、未来を考える絶好の機会です。
メディアは、もっと多様な見方、複眼的な見方を提示すべきである。また、日本と朝鮮半島の関係への歴史的視点を踏まえた報道や解説を流すことも必要です。

(2)北朝鮮報道における論調はもちろん自由でなければなりません。北朝鮮に対しても、そのほかのどんな対象に対しても、報道は基本的に自由でなければなりません。
しかし、メディアは、報道が日本社会に住むおよそ百万人の在日韓・朝鮮人(註:原文ママ)に対する民族差別や排外意識を助長しないように充分に配慮すべきです。また、在日韓・朝鮮人への嫌がらせや暴力被害の実態を報道し、防止を訴えるべきです。

(3)
北朝鮮は入国が困難で、自由な取材が許されない情報鎖国の体制下にあり、さまざまな事実の確認は容易ではありません。
メディアは読者や視聴者に対して、報道する内容が確認された事実なのか、当局の発表なのか、報道する側の推測なのかを明示すべきです。コメントを発する識者や関係者に対しても、発言の根拠を確認すべきです。資料映像については、出所や撮影時期を明示すべきです。

(4)
現地取材をはじめ、北朝鮮当局に許可を求める報道は、その政治宣伝に利用される恐れがあります。
北朝鮮のコントロール下で取材が行われる場合、メディアは報道が実現するまでの経緯、映像や質問に関する制限の有無などを、読者や視聴者に明らかにすべきです。

(5)最近の報道には、帰国した拉致被害者五人の日々の動向を興味本位に報じてよしとするものが目立ちます。また、拉致被害者やその家族の問題だけをクローズアップするあまり、内容が画一的になっていたり、いたずらに感情的な側面ばかりを強調する表現が目立ちます。
メディアは、被害者やその家族の人権やプライバシーに十分配慮しなければなりません。真摯な姿勢で拉致問題の望ましい解決を目指す報道をするべきです。また、感情に流されない冷静で正確な報道を心がけるべきです。

(6)最近の報道には、記者や制作者・出演者の朝鮮半島問題への知識や理解の浅さを感じさせるものがあります。
メディアは、朝鮮半島問題への理解を一層深める必要があります。とくにテレビは、朝鮮語のできる専門職を配置するべきです。

(7)日本における北朝鮮報道と国際社会における北朝鮮報道は、かなり様相が異なっています。両者が異なることは当然ですが、北朝鮮も日本もアジアの中、そして国際社会の中で生きる存在であり、その将来は国際社会の論調や世論に大きく影響されます。
メディアは、北朝鮮問題に対する国際社会の見方も、国内の見方と同様にバランスよく報道すべきです。
 
この「提言」で肝とも言うべき特に重要なポイントは(3)と(4)であり、他の項目は事実上おまけのようなものと言って差支えがないと思います。
「北朝鮮は入国が困難で、自由な取材が許されない情報鎖国の体制下にあり、さまざまな事実の確認は容易ではありません」
「現地取材をはじめ、北朝鮮当局に許可を求める報道は、その政治宣伝に利用される恐れがあります」
という言い方は要するに「北朝鮮の言う事は信用出来ない、もしくは信用するな」と言ってるに等しいでしょう。この時の2002年にはすでに「拉致問題フィーバー」によって北朝鮮本国はもちろん、総連組織や在日朝鮮人社会に対するバッシングが特にひどかった時期です。朝鮮学校に通う生徒達への暴力行為があったのは周知の通り。何よりもこの時期に「北朝鮮は信用出来ない」という事を率先して言いふらしていたのは拉致問題関係者やマスコミに加えて、日本政府そのものだったではありませんか。それらと同じ事をこの会見では言っていた訳です。そしてこれは明らかに(2)の「北朝鮮報道における論調はもちろん自由でなければなりません。北朝鮮に対しても、そのほかのどんな対象に対しても、報道は基本的に自由でなければなりません」というメッセージと矛盾します。北朝鮮バッシング報道に異を唱えるはずの会見で、なぜ従来のバッシング報道と同じようなスタンスの事を繰り返したのか。本当に「北朝鮮報道における論調」が「基本的に自由でなければな」らないのなら、北朝鮮側の言い分にも耳を傾ける必要があるでしょう。むしろ日本での常軌を逸したバッシング報道を考えれば、北朝鮮を擁護したり、北朝鮮当局の言い分(それこそあからさまな「政治宣伝」と思われる発表であっても)を偏見なくそのまま伝えてどうにかバランスが取れるくらいです。そうした北朝鮮擁護の論陣が張られて本来なら当然ですし、そうした報道や論調も「自由でなければなりません」。ところがこの「提言」の(3)と(4)では北朝鮮を「情報鎖国」で「政治宣伝に利用される恐れがあ」るから信用出来ないとばっさり切り捨てて、相手の話を聞く意思ゼロではありませんか。それでどうして「自由」な北朝鮮報道が出来るのでしょう。
朝日間の外交交渉の場だけに限定して考えても、本当に北朝鮮側だけが一方的に悪かったのでしょうか。日本側に非は全くない無謬だとでも言うのでしょうか? 拉致被害者は当初一時帰国の約束だったのに、それを日本側の安倍晋三や中山恭子、川口順子らが一方的に破ったという事はずっと言われて来た訳です。そうした事は北朝鮮側の言い分にも耳を傾けなければ調査報道の入口にすら立てません。ところがこの提言では北朝鮮の言う事は信用出来ないと言うのですから。この連中は北朝鮮の「政治宣伝に利用」されるなと言っておきながら、自分達は日本側の「政治宣伝に利用」されている(あるいは確信犯で積極的に加担)ではありませんか。
どんな国でも当局発表というのは自国政府に有利な何らかのバイアスが掛けられていて当然です。アメリカがイラクやアフガニスタンでの民間人無差別虐殺行為を当局発表で認めるはずがないのと同じ事です。これだって立派な情報統制であり、「政治宣伝」でしょう。しかし日本の多くの報道機関はそれを10年近くに渡ってそのまま垂れ流し続けてきました。なのになぜ北朝鮮だけは? 北朝鮮の当局発表はバイアスが掛かっていて信用出来ないが、日本やアメリカの当局発表は一点の嘘偽りもない公正な真実だとでも言いたいのでしょうか。
 
この「あり方会見」の他の項目でいかに
「もっと多様な見方、複眼的な見方を提示すべきである。また、日本と朝鮮半島の関係への歴史的視点を踏まえた報道や解説を流すことも必要です」
「報道が日本社会に住むおよそ百万人の在日韓・朝鮮人に対する民族差別や排外意識を助長しないように充分に配慮すべきです。また、在日韓・朝鮮人への嫌がらせや暴力被害の実態を報道し、防止を訴えるべきです」
「真摯な姿勢で拉致問題の望ましい解決を目指す報道をするべきです。また、感情に流されない冷静で正確な報道を心がけるべきです」
「メディアは、朝鮮半島問題への理解を一層深める必要があります」
「メディアは、北朝鮮問題に対する国際社会の見方も、国内の見方と同様にバランスよく報道すべきです」
などという美辞麗句を並べ立てた所で、同時に(3)と(4)では肝心の相手である北朝鮮を全く信用出来ない、信用するなと強調しているのですから、これによって他の項目にある耳障りの良い提言が全て何の意味もない空証文と化してしまうのは明白でしょう。相手の言い分をまともに聞く必要はないと言っているのですから。(3)と(4)の二つが入る事で他の提言内容の全てが台無しになるよう仕組まれている。完全にイカサマそのものとしか言いようがありません。
そして「あり方会見」の参加者の中で最も北朝鮮を信用していない、はっきり言えば敵視しているのが石高&石丸の「ダブル石コンビ」である事は明白でしょう。この提言の文面というのは石高&石丸の意思が最も強く反映されたものである事に疑いの余地はありません(実際彼らは上記の提言内容を何一つ実践していない。(3)(4)の「情報鎖国」だの「政治宣伝に利用される」なという理屈以外は)。
他の「善意」(?)の参加者達(同時開催された在日側の会見出席者も含む)はこの二人に好いように利用されて、こんな茶番劇の片棒を担がされたのです。あるいは分かっていながら加担した確信犯であったかもしれません。この提言の隠された本質がどうであれ、「北朝鮮報道のあり方を考える」だの「民族差別や排外意識を助長しないように」などというキレイ言を表看板に掲げた会見に参加しさえすれば「自分は在日の事を考えており、他の報道機関や差別主義者とは違う」という自尊心を満足させられるし、「良識派」の仮面を被っていられるのですから。何しろ特に激しく北朝鮮バッシング報道を実践してきた石高&石丸の二人がこうした会見を行う事自体があまりにも想像を絶した話でしょう。彼らが北朝鮮を攻撃する事で右翼・レイシストを調子付かせ、在日朝鮮人への差別的暴力的攻撃材料を与えてきました。誰よりも率先して「民族差別や排外意識を助長」あるいはそれを補助・幇助してきたのは他ならぬ石高&石丸でしょう。彼らは今でも拉致問題関係の極右団体と親しく交際して協力し、その集会などにも積極的に講師として出ているのですから、「あり方会見」で自分達が言った提言が空証文であった事を後に自ら証明してみせてもいる訳です。まさにこの二人にとって2002年の「あり方会見」とは、自分達がその他のレイシストと同一視されない為に言い訳・弁明して「良識派」を偽装する為の機会でしかなかったのです。これを「マッチポンプ」「往復ビンタ商法」「総会屋流」と言わずして何と呼ぶのでしょう。
今でも石丸次郎を「北朝鮮現地を何度も取材している、その道の第一人者」(実際には北朝鮮から出入禁止にされているので自分では現地取材など全く出来ず、朝中国境地帯をストーキングするくらいで、脱北者にゼニを渡して適当な写真を取り寄せているだけ)扱いして起用するメディアが少なくありません。左派・リベラル系雑誌などでは北朝鮮批判論者でも極右レイシズム・排外主義丸出しな在特会レベルの人間はさすがに使い難いですが、石丸なら「民族差別や排外意識を助長しないように」という事も言っている良心的な北朝鮮批判者(?)なので起用し易い、という事なのでしょう。週刊金曜日の2002.09.17号では石丸次郎が例によって「困窮している北朝鮮現地人の写真」を引き合いに出して10年前と一向に進歩のない北朝鮮非難の記事を載せていましたが、あの記事が載ったのもそうした経緯があったのだと思います(サンデー毎日も多分同様)。石丸は北朝鮮の金正日政権は変化がないと度々文句をつけますが、変わってないのはあんたでしょ。この男の北朝鮮批判の言い草は10年前と何ら変化がありません。その間に北朝鮮という国の内外情勢がどれだけ激変したか筆者のような素人でさえ日本に居ながらにして知っているのに、国境地帯にまで行って取材し、大金を握らせたエージェントを潜入させておいてそれに気付かないなら、さっさとジャーナリストの看板を外した方が良いと思います。
一応「護憲派」だからという事で佐藤優を起用するのと同じような構図でしょう。しかしながら「あり方会見」の提言内容を見ても分かる通り、石丸は自分の本音や日頃の「悪行」をうまくカムフラージュして「良識派」ヅラする事にある程度成功している悪質な知能犯であり、そういう意味では知性の欠片も無い単純馬鹿の集団である在特会以上に危険かつ犯罪度が高い輩です。
左派・リベラル系の媒体は、ちょっと在日朝鮮人擁護をしたから、「護憲派」だから、弱者に優しい(?)からという理由だけで石丸次郎や佐藤優や鈴木宗男のような類の人間を軽々しく起用していますが、それがどれだけ社会に悪影響を及ぼすかをまるで考えていません。それ以前にあの手の人間達の「政治宣伝」に簡単に利用されるお人好しのアホウぶりに自ら気付かない所が滑稽過ぎます。
(この項続く)
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