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「馬鹿野郎! 武力行使は最後の武器だ。俺達は社会民主党だ!(by 又市征治)」

どうせ先の長くない社民党の事なぞ相手にしてもしょうがないのだが、党首代行の又市征治がこんな事を言っている。

http://www.jiji.com/jc/zc?key=%cb%f4%bb%d4&k=201308/2013082900267
シリア攻撃は慎重に=社民・又市氏
 社民党の又市征治党首代行は29日午前の常任幹事会で、アサド政権が化学兵器を使用したとされるシリアへの軍事攻撃について「証拠を示してアサド政権の退陣を求め、国際世論で封じ込めていくことが大事だ。武力行使は最後の最後の手段だ」と述べ、慎重な姿勢を示した。
 又市氏は「国連安保理常任理事国で合意もされていないのに米英仏がそういう行動(軍事介入)に出ることは、われわれ(日本)としては慎むべきだと言わないといけない」とも指摘した。(2013/08/29-10:56)

いや、社民党がそういう党、つまりすでに護憲でも何でもない解釈改憲政党だというのはとっくに分かりきった話なのだが、党代表代行からしてもうすでに「閉店モード」で本音らしき事を隠さなくなったようだ。正直と言えば正直かもしれないが。
又市の「証拠を示してアサド政権の退陣を求め、国際世論で封じ込めていくことが大事だ」という発言は、アサド政権が化学兵器を使った事は自明という前提でしゃべっている。後は証拠だけだ、と。それで一介の独立国家の政権を退陣させるのだという。しかも忍者部隊月光じゃあるまいし「武力行使は最後の最後の手段だ」って何だよ。武力行使を絶対駄目とは言ってないのだから、結局は戦争しても仕方ないって事でしょ。「国連安保理常任理事国で合意もされていないのに」というのは、逆に言えば安保理で合意されれば侵略戦争全然オッケーという事でもある。安保理やアメリカが何言おうが戦争反対というのが「日本国憲法の精神」だと、むかーし昔の護憲派達は言っていたような気がするのだが、それも今は違うらしい。どう見ても余計な内政干渉&外国政権転覆謀略であり、国連憲章2条4項並びに7項にも違反する発言だろう。
自国憲法だけでなく、国連憲章までも「解釈改憲」して侵略に賛成するのが今の社民党の方針のようだ。これって考え方によっては政府自民党以上にシリア侵略に肯定的なのではないか。
自民公明連立の安倍政権は元よりアメリカのシリア侵略支持ではあるものの、その「大義名分」をどうするかには苦慮しているという。それに比べて野党の社民党は気楽なものだ。政府自民党でさえ「大義名分」をどうするか、「決定的な証拠はない」(日本政府高官)などと一応悩んでいるのに、社民は何の悩みも葛藤もなくアサド政権の転覆を公然と語る。大体又市の言う「証拠を示しゃいい」「国際世論で封じ込め(早い話国際包囲網)」「武力行使は最後の武器だ!」って、オバマが言ってる事とほとんど同じではないのか。今や社民党は自民党以上にアメリカ帝国主義と親和性が高いように見える。
社民党というと古いオールド左翼・オールド護憲派のようなイメージがあるが、すでにそれを飛び越して欧州緑の党のような「戦争賛成左翼党」そのものになっていると思う。生憎と社会全体が十分すぎるほど右傾化・タカ派化している日本では自民などに食われて埋没してしまい、それが票につながる事はない。どうせ戦争好きなタカ派は最初から自民か維新か民主に入れるだろうから。
どうせ社民党は余命いくばくもなく、もう失う物など何もないんだからせめて「何が何でも侵略戦争反対」ぐらい強く主張して、最後はもうちょっときれいに往生すれば良いと思う。だがそれはどだい無理な相談だったようだ。

「社民党はシリアへの侵略及び政権転覆支持」これが社会民主党史最後の頁を飾る事になるだろう。恐ろしい偶然だが、今の党首代行の名前も「服してめる(よその国を)」という意味だから、侵略戦争に賛成した最後の党代表としてこれほど相応しい人物もいないかもしれない。

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