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韓国のグアンタナモ

前に韓国で脱北者を収容して「社会定着教育」をするハナ院という施設についてお話した事がある。そこでは暴力などのひどい人権侵害が日常茶飯事だという事も。だが、南における脱北者への人権侵害問題がこれだけだと思ったら大間違い。実は脱北者はハナ院へ行く前にもう一つ別の施設に入れられるのだが、そこは脱北者合同審問センターといい、南に来た脱北者が偽装スパイかどうかを調べる施設だという。最近国家情報院(国情院 言うまでもなく日本の公安とも日常的に情報をやりとりして、両者は大の仲良し組織。仲良くしようぜ! by安田浩一)がある脱北者を無理やりスパイにでっち上げた事件が問題になっているが、それをきっかけにこの審問センターのひどい人権侵害実態も明るみになった。何しろみんな口をそろえて、あの施設の事を「韓国のグアンタナモ」と言っているくらいなのだから。ハナ院もひどいとこだと思っていたが上には上がいるものである。脱北者がスパイかどうか調べるとは言うものの、やってる事は拷問で自白強要をさせるだけなのだから。嘘でも自白をしなければ一生ここから出られないような恐怖を与え付け、弁護士の選任権もない。拷問や虐待を苦に自殺や自殺未遂も数知れず。
こんなひどい収容施設、グアンタナモではなくアジアのどっかの国でも聞いた事がなかろうか? これは一体、「例の大地震で原発が爆発したどこかの国」(笑)の入管や代用監獄ですか? どこの国でもそうだが、全くもって「例の大地震で原発が爆発したどこかの国」みたいになったらおしまいだと思う。この合同審問センターは「韓国の日本入管」という別名で呼んでも不都合はあるまい。

この「韓国のグアンタナモ」についてはいくつも映像ドキュメンタリーや記事が発表されているので、以下に例示しておく。いずれも韓国語なので、多くの日本の視聴者には言語の壁があるのが惜しいとこだが。

http://www.newstapa.org/20148740
ニュースタパ「韓国のグアンタナモ」脱北者合同審問センター

番組中9:51-10:10に登場する元収容者(脱北者)の証言を以下に翻訳抜粋
「私がどうしてここ(南)に来てどうしてこんな犯罪者扱いをされなきゃならないのか、本当にあまりにも無念でどこかに訴える場所もない。ここは自由民主主義国家だというから来たのに、これは自由民主主義国家じゃなくて独裁政府よりもすごい所だ、こんな考えが浮かんだ。(合同審問センターは)北よりも本当にもっと劣る所です
 

http://tvpot.daum.net/v/v9f43mQy71IOQOGqyqOQAqN
みなさん、国情院合同審問センターを知っていますか?

番組冒頭の記者と国情院職員の応答を以下に翻訳抜粋
記者「合同審問センターとは連絡する方法がないんですか」
国情院「ええ、ありません。非公開組織です」
記者「我々が行って何とかちょっと話すのも駄目ですか?」
国情院「行っても駄目です。逆に考えてロシアのKGBを尋ねて取材するといったら、記者達に開けてくれるんですか。同じとこです、そこは


http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/629338.html?_fr=mt2
ハンギョレ新聞 独房に閉じ込めて狂わせる「韓国のグアンタナモ」

上記記事を以下に一部翻訳抜粋
「(審問を受けている脱北者が)国情院調査官に弁護士を選任出来るようにしてくれと要請した。返って来た答えは『そんな事をどこで覚えた。保衛部(北の諜報機関:訳注)で教えてくれたのか』だった。続けて『(まだ韓国国民でないから)脱北者には弁護士選任権はない』という説明が続いた」

今韓国では「北韓人権法」とやらの制定に与党セヌリ党も最大野党民主党もおおわらわで、アムネスティも朝鮮に対して「世界最悪の人権問題を見過ごすな」などとNATOの手先な戦争扇動屋ふぜいが殊勝な事を言っている。この連中は、北ではなく南で世界最悪(グアンタナモ級)の人権問題が起こっている事には全く知らん振りしているではないか。しかもその被害者は「世界最悪の人権問題」とやらから逃げ出して来たはずだというのに! 
「世界最悪の人権問題国(らしい)北朝鮮」から逃げて来たはずの人々を、今度は自分らが「グアンタナモ級・世界最悪の人権虐待」で可愛がる(相撲用語)のだから、南の方がはるかに罪深いのは歴然としていよう。
一方のアムネスティはかつてこんな事を言っていた。

http://www.amnesty.or.jp/news/2014/0121_4431.html
米国:グアンタナモを閉鎖し、偽善的な人権政策をなくせ
バラク・オバマ大統領がキューバのグアンタナモ湾収容所の閉鎖を命じる文書に署名してから、5年が経った。しかし、米国は相変わらずこの収容所を維持している。米国が取る人権の二重基準の典型的な例だろう。

アムネスティは本家グアンタナモについてはそれでも嫌々口先だけの閉鎖要求を語るが、「韓国のグアンタナモ」については何も言わない。これぞまさしく、アムネスティが取る人権の二重基準の典型的な例だろう。アムネスティは偽善的な人権政策をなくせ!

「北朝鮮の人権」を騒ぎ立てる奴らほど、実は「俺様以外の人権」をないがしろにしているのは明らかだろう。客観的に見れば今必要なのは「北韓人権法」などではなく、「南朝鮮人権法」「日本人権法」「アメリカ人権法」「アムネスティ人権法」ではないのか。

アメリカ合衆国 「本家グアンタナモ」
大韓民国 「韓国のグアンタナモ 国情院の脱北者合同審問センター&ハナ院」
日本国 「日本のグアンタナモ 法務省・入管・代用監獄・名古屋刑務所その他」

仲良し三国韓米日はいずれも世界最悪の人権抑圧収容所「グアンタナモ基地」を保有しているのです! 世界最悪の人権侵害行為をしている自分らを棚に上げて、この仲良し三国は「北朝鮮は世界最悪の人権侵害国家」などと偉そうにしているのです! 韓米日は仲良しであると同時に、それぞれの「グアンタナモ」で人権侵害の世界チャンピオンを競い合う良きライバルなのです! 仲良しにして良きライバルである「人権侵害チャンピオン三国」が、今度オランダのハーグで首脳会談するのだそうです! 世界人類の人権はこれで安泰だ!

…前にも言った事があるが、人類はよその国の人権問題に内政干渉してこれを改善出来た試しもなければ、それを実行出来るだけの知恵も持ち合わせていない。よその人権問題を正したいというなら、まずは自国の人権状況を改善して範を示すくらいしか手はないという事だ。

「人の振り見て我が振り直せ」
「타산지석으로 삼다」
「他山之石」
「By other's faults wise men correct their own」

これを超える「国際的人権問題解決策」など未だ人類は持ち合わせておらず、それすらも十分に実践されていないという事を謙虚にわきまえるべきである。


なお、上記ハンギョレ新聞の記事は例によって日本語版では翻訳されていない。「重要な記事、(日本にとって)都合の悪い記事、文章量が多くて面倒い(笑)記事ほど翻訳されない」というハンギョレ日本の駄目な体質がモロに表れた好例であろう。ハンギョレの論調や会社体質が右傾化しているのは事実であり、大変大きな問題であるが、それでも良い記事がない訳ではない。その点ではプレシアンよりナンボかマシだが、そんな数少ない良記事も訳されなければ意味がないだろう。日本で同記事の内容が知られないのは大変惜しいので、手が空いたら後日翻訳して公開したいと思っている。

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