今向こうではトップニュースで大騒ぎになっているが、なぜか日本のメディアで完全無視されているニュースを一つ。統一ニュースの記事から急遽翻訳する。
http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=109232
北、黄炳瑞・崔龍海・金養建ら仁川AG閉幕式参席 歴代最高位級訪南、10.4記念日重なりメッセージ注目
北の最高位級である黄炳瑞軍総政治局長と崔龍海党秘書、金養建党秘書らが仁川アジア大会閉幕式参加の為に4日電撃訪問する。北側の最高位級人士達がこのように電撃的に南側を訪ねるのは初めてだ。
統一部が4日午前9時に報道資料を通じて公開したのによれば、北側高位級人士達はこの日午前9時平壌を出発、西海直行路を利用して午前10時10分頃仁川国際空港に到着する予定だ。
これらは北側の選手達を激励し、南側関係者達と午餐会の後、午後7時閉会式行事に参加して午後10時頃再び航空便で北に帰る予定だ。
黄炳瑞総政治局長は公式儀典序列で金永南最高人民会議常任委員長の次だが、実際には金正恩国防委員会第一委員長を除けば一番先に名が挙げられており、崔龍海党秘書やはり総政治局長出身で核心的実力者だ。金養建対南秘書は党統一戦線部長とアジア太平洋委員長を兼ねている対南政策責任者である。
5年前、金大中元大統領逝去の際に金基南党秘書と金養建統一戦線部長らが訪問した時よりも今回訪問する最高位級人士達の構成ははるかに比重が高く、歴史上初めてと評価される。
一方、電撃的なこれらの訪問は3日午前に北側が訪問計画を通知するや南側が午後に同意して成就した。
南北関係が大きく萎縮する中、10.4共同宣言7周年記念日にしてアジア大会閉幕式に北側最高位級人士達がやって来るのは、南北関係改善の意思を見せながら、南側の政策転換を促す意味が込められたものと解釈される。
これは全く予想外だった。北側の応援団が来れなくなったと思いきや、土壇場でそれ以上の人士達をとんでもない「応援団」に送り込むとは。朴槿恵政権にとってはこれが南北関係改善のラストチャンスになるだろう。真面目に関係改善する意思が本当にあればの話だが。
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