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韓国で西北青年団現象の次に来るもの

今韓国でちょっと騒がれているニュースで、西北青年団再建委員会なる集団が出現してセウォル号事故遺族達に狼藉を働いたという話がある。この西北青年団(西北青年会とも。略称:西青)というのは日帝植民地解放後、北朝鮮地域で共産党政権(当時は人民委員会)から土地や財産を没収されたり処罰を逃れる為に越南した資本家・地主・親日派の集団で、北の共産党に対する逆恨みと自分達の利権確保の為に李承晩に過度な忠誠を誓って白色テロを繰り返した極右暴力団だ。「西北」とは朝鮮半島の西北地方、すなわち平安道地方の事を指す。平壌や平安道出身の越南者達が中心になったグループという事だ。済州島4.3事件の虐殺にもこの集団は大きく関わって多くの人間を殺した(米軍もそれを容認して利用した)し、企業や商家に押し入って金を強請り「自分らに金を出さない奴はアカだ」と言いがかりを付けて暴行するなど、幕末の山犬浪人のごとき荒っぽいシノギもしょっちゅうだった。李承晩もそういう連中を便利な反共突撃隊としてさんざん利用して庇護したのである。そういう組織をこの2014年の今に再建するなどという。

とうとう朴槿恵政権も行き着く所まで行ってしまった。朴槿恵の親父どころか李承晩の時代にまで韓国社会は逆行しつつある。かつて激しい民主化闘争で民主主義を勝ち取った韓国社会は、今重大な分かれ道に立っている…。

こんな論調の記事が昨日(9月29日)の韓国マスコミ紙面で一斉に掲載された。それはその通りなのだが、しかし…。
今後韓国で起こるであろう事は容易に想像がつく。すなわち、

西北青年団再建委は民主主義に対する脅威である。

このような集団が復活するのは、民主主義韓国の「国格」に似合わず、韓国の誇りを傷つけるものだ。このような事は朴槿恵本人にとっても、それに仕える公職者達の為にも、彼らを支持した51.6%(ちなみに朴槿恵の親父が起こしたクーデターは5.16。親子揃って「516」という数字の語呂合わせがお好きなんですね)の国民の為にもならない。

今こそ韓国の民主勢力は団結して西青の脅威に対抗しなければならない。右派の永久執権を望む朝鮮日報文化人である金大中(元大統領にあらず! 朝鮮日報には元大統領と同姓同名の金大中という名の代表的論説幹部がいる。紛らわしくて目ざわりこの上ないので、筆者はこの男を「ニセ金大中」と呼んでいるが)や趙甲済達でさえこのような事態は望まないだろう

西青再建委の脅威に対抗するのに保守も進歩も(右も左も)ない。韓国の誇りを傷付ける西青に国民一丸となってカウンター・しばき活動を!

…どこかのお国に似ています。いや、これは筆者が完全な妄想で書いた内容ではなく、そういう事を主張している奴が韓国ではすでに登場しているのだ。しかも韓国では一端の「左派・進歩派メディア」と言われている媒体で! 上記の一文はその記事の内容を参考に、要約&やや誇張して書いてみたに過ぎない。元ネタ記事は以下を参照。

http://www.poweroftruth.net/column/mainView.php?kcat=2028&uid=197&table=c_flower911&PHPSESSID=264400d4720205dbf94d3b482185a015
朴正熙よりも李承晩が感じられる朴槿恵(韓国語記事)

日本で起こっている在特会をダシにしたその他右派勢力の美化作業、つまり在特会を批判する振りさえすれば小林よしのり・山野車輪・一水会・統一戦線義勇軍・野間易通・五野井郁夫のような連中でさえまるで正義の味方のような顔が出来る。そういう中で、こうした美化された「旧来右翼」とリベラル・左派の「国益」を軸にした国民戦線的癒着関係が成立する。それでいて日本の民族差別政策の本丸は何一つ改善されない、という訳だ。
韓国でも西青再建委とやらだけを分かり易い悪玉に仕立て上げ、それこそ朝鮮日報からハンギョレまでが一緒に手を組んでそれだけを非難するという構図が再現されるのではないか。実際に韓国には、日本における五野井や野間と何から何までそっくりな「若手進歩派学者」というのが何人もいて、それがハンギョレだの京郷新聞だのプレシアンだのにしょっちゅう登場して重用されている。この手の「韓国版五野井・野間」どもが呆れるほどの反北主義者である事は言うまでもない。上記記事もそういう手合いによるものだ。さらに例を挙げると、9月29日にハンギョレに載った西北青年団関連の記事(以下リンク先参照)にそのツイッター内容が引用されている曺国(チョ・グッ 조국)というソウル大教授はまさに「韓国の野間」とも言うべき下劣な暴言王である。この男は日本ではほとんど知られていない人間だが、野間の「糞チョソン人」発言に匹敵する、北へのありとあらゆる下品な罵詈雑言を事ある毎に乱発している男だ。また、2012年の総選挙以降に吹き荒れた韓国の「従北魔女狩り」においては、平和統一運動や北を擁護してきた人間を最も下劣な言葉で誹謗中傷するのに率先してきた、(自称)進歩派学者として悪名高い。今のハンギョレでは西北青年団を批判するのに、わざわざこういう人物を引っ張り出したり重用するのである。

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/657318.html?_fr=sr3
「西北青年団、韓国で再現されたナチスドイツ親衛隊…恥ずかしくも禍々しい」(韓国語記事 日本語版では未訳)

一方の韓国保守派にしても、朝鮮日報文化人であるニセ金大中(笑)だの趙甲済だのと西北青年団の間に本質的な違いは何もない。日本で一水会&統一戦線義勇軍と在特会の間に何ら本質的な違いがないのと同じ事だ。朝鮮日報とは日本で言うと「南京大虐殺はなかった。従軍慰安婦は売春婦。安倍総理・靖国神社バンザイ!」の産経新聞に該当するメディアであり、そこと組んで在特会に対抗するという話に等しい。しかも韓国の民主勢力の場合、「西北青年団が復活したら朴槿恵本人の為にもならない」という言わば「君側の奸論法」なのだから、これは倒錯の極みだろう。朴槿恵だろうが西青だろうが民主主義の敵であり、どちらも打倒対象でしかないはずなのに。まあ、日本でも「安倍の存在が平和主義者である今上陛下の名誉を汚している」などという馬鹿右翼がしばき隊系には多いようだが…。朝鮮日報からハンギョレまで保守も進歩もなく国民戦線的に手を組んで西北青年団を批判する一方、韓国の狂的な反共反北ファシズム体制(国家保安法体制)の本丸は何一つ改善されない、という訳だ。むしろ西北青年団に対する風当たりが一見強そうに見える社会情勢の中で、セウォル号被害者遺族の求める真相究明や労働運動、米自由化反対などの農民運動、北との関係改善を求める(林東源や丁世鉉のような偽善者でない)真面目な平和統一運動といった当たり前の社会的要求をする人々だけがますます抑圧・排除されるという、日本の在特会現象とほとんどそっくりな状況が再現されるのではないか。それを筆者は憂慮する。

言うまでもなく西北青年団などを今の時代に復活させ、政権の手先になって様々な乱暴狼藉を働くなどクレイジーの一言だ。だが同時に、そのような団体が今の時代に復活したとて、連中が元祖西青のような大量殺人行為までそっくり同じに出来る訳ではない事に気付く必要がある。「昔の西青」と「今の西青」とでは持っている危険性と脅威が全く異質のものであるからだ。「今の西青」というのは一言で言って、他の保守・極右・ニューライトを美化する「引き立て役」以上のものにはなれない。日本における在特会と同じポジションである。西北青年団だけを分かり易い悪役にして、他のニューライト勢力が美化される事の方がかえって恐いだろう。しかもその時はハンギョレやプレシアン・真実の道といった進歩派が、朝鮮日報などの保守・極右派と「佐藤優現象的国民戦線」を組んで扇動する事になるはずだ。だからといって現代版西青が政治的な力を全く持たない訳ではなく、連中もセヌリ党とは太い人脈のパイプを持っている。日本の自民党議員が何人も在特会とベタベタな関係であるように。
「今の西青」が「昔の西青」とは違った役割を果たし、社会的に悪しき結果をもたらす事こそが問題なのである。そこを正しく見据える事が韓国の人々には求められているのだが。

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