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アメリカの「日本の歴史家を支持する声明」はそんなに素晴らしい内容なのか?

アメリカの歴史学者たちが発表した例の「日本の歴史家を支持する声明」とやらについて、とりあえず筆者の感想を簡潔に記しておきたい。

一言で言ってクソである。

韓国でも日本でも、右派左派問わず多くの者がこんなものに感動したり支持出来たりする神経が理解出来ない。日本の場合だとよほどのゴリゴリ極右、つまり在特会or皇道派入ってるっぽいような連中でない限りは、右翼でもこの声明をむきになって排斥してるのを(筆者の調べた範囲では)見ないのだが、それがこの声明の肝と言うか狙い所だろう。右にも左にも広範囲に支持される最大公約数的な「落とし所」を突いた内容だからだ。そしてこの声明が日本と韓国で広範に支持される事によって誰が利得を見るのか、何が到来するのか、それを的確に見据える事が必要だ。少なくとも日帝の植民地支配及び戦争犯罪の責任を問い、今の日本の歴史修正主義や軍拡化に反対して朝鮮半島やアジアの平和を希求するという立場から見てロクな結果が到来しない事だけは100%保障出来る。

詳しい分析と批判は近々また改めて書く事を予告しておくが、どんな人間がこの声明に好意的な反応を示しているのかにも注視すべきだろう。そういう点では「国民基金」や「帝国の慰安婦」と同じ性質をこの声明は持っている。

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