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金大中と盧武鉉の「元側近衆」はもう壊滅状態 金根植篇

今まで何人もの金大中・盧武鉉の「元側近衆」の妄言や醜態を批判してきたが、もう一人指摘しておきたい輩がいる。韓国慶南大学教授の金根植(キム・グンシッ 김근식)だ。日本での知名度はそれほどでもないが、向こうでは進歩陣営における北の専門家として奮っている論客であり、その研究成果は金大中・盧武鉉政権の太陽政策にも大きく寄与した。また、金根植は2007年の第2次南北首脳会談には特別随行員として盧武鉉に同行しており、金正日とも会っている。こうした経歴だけを聞くといかにも「平和統一運動の代表的な学者」のようなイメージを受けるが、最近のこの男の発言は目も当てられない。他の金・盧大統領元側近衆に決して引けを取らない無残さである。

http://news.kbs.co.kr/news/NewsView.do?SEARCH_NEWS_CODE=2887895&ref=A
保守は抱擁基調を認定、進歩は吸収統一認定せねば(韓国語記事 以下翻訳抜粋)
2014.07.04

今日の討論会で慶南大政治外交学科の金根植教授は、保守は抱擁基調の正当性を認定して進歩もやはり平和的な吸収統一の現実性を認定してこそ不必要な南内部の対立を解消出来ると主張しました。

へ? 何それ? この人はっきり言い切っちゃってるよ。「進歩は吸収統一認定せねば」「吸収統一の現実性」だって…。駄目だこりゃ。金大中と盧武鉉の遺志はどこへ行ったの? 「吸収統一は目指さないし、朝鮮半島には合わない」って言ってた金大中の顔にここまで泥を塗ってへーちゃらな顔してるんだから、実にいい根性してる。

金根植は第1次首脳会談(2000年)の頃には吸収統一をきっぱりと否定しており、当時の「統一ニュース」紙上で当時野党のハンナラ党総裁だった李会昌が吸収統一に傾きすぎている事を批判していたぐらいだったが、それが今や自分から積極的に吸収統一を推進している。この男が吸収統一の否定から肯定に転向したのは2010年暮れで、「南北の力の差を考えたら、南が北を吸収する方式を考えない訳にはいかない」「北が崩壊するような急変事態も考え得る」という事を言い出し始めて、中央日報などの保守派メディアでも結構取り上げられた。2010年と言えば天安艦事件を受けて北との交流・協力を全面中断(開城工団除く)した5.24措置が行われ、李明博政権下で南北対立が最高潮に達した年ではなかったか。南でも平和統一運動が一番打撃を受けた風当たりの強い時期だったが、その真っ最中に「敵」と妥協して早々に吸収統一容認とか、お調子者・機会主義にも程があるだろう。金根植は学生時代に民主化運動で民族解放派(いわゆるNL系列)のバリバリの理論家として活動していた人間だが、それが今やこれである。これではまるで「親日派→左翼の南労党→仲間を売って反共軍人に転身」した朴槿恵の親父並みではないか(笑)。
ちなみに南の平和統一運動や進歩派の世界ではそれまで吸収統一を主張するのは大きなタブーだった。今は全く見る影もないが、かつて3.11以前に日本の左派や市民運動で日の丸・君が代がタブーだったのと同じである。北の政権を(どのような形であれ)打倒・崩壊させて併合・吸収統一というのは、それこそ極右・反共・軍事独裁勢力の路線だったからだ。ところがその平和統一運動の大きな禁句をあっさり破りやがったのが、「かつて民主化闘争ではバリバリのNL派理論家で、太陽政策に大きな影響を与え、盧武鉉に随行して金正日にまで会った事のある進歩派教授」金根植である。これほど酷い裏切り・転向はない。この男は、日本で言えば反原発運動や反差別運動の現場に右翼や日の丸を呼び込んだロフトプラスワン店長や反原連・野間一派並みの許し難いA級戦犯である。韓国でもまた「右も左もない」がどれだけ酷い社会的害悪を垂れ流しているかが良く分かる。

李明博・朴槿恵時代を通じて猛威を振るった(振るっている)対決主義政策のせいで、南北関係の良かったいわゆる「6.15時代」の成果がほとんどパーになり、その間に平和統一運動の陣営からも少なからぬ「離脱者・転向者・本性露呈者」が出た。しかもこれまで見てきたように、丁世鉉や金根植のような太陽政策の指導級人物ほどその脱落ぶりが酷過ぎる。大将達が真っ先に白旗掲げて右翼の吸収統一や対北対決主義に迎合しているのだから、これでは下っ端の真面目な活動家や人道支援団体ほど右往左往せざるを得ないだろう。つまり今の南における平和統一運動というのは、李承晩がトップだった頃の大韓臨時政府みたいな状態という訳だ。
金・盧政権時代に長官職や大統領アドバイザーなどを務めた「側近衆」達、林東源・李鍾奭・丁世鉉・鄭東泳・金根植・文正仁らというのは、

1)最初はまだある程度金・盧大統領の政策に共感してそれに仕えたが、後に情勢の悪化に伴って「現状追認・追従」に心変わりした。
2)最初から北を見下していて吸収統一が本音だったが、地位や権力欲しさに金・盧大統領に面従腹背で従い、今になって本性を露呈した。

かのいずれかに過ぎない事が誰の目にも明らかになったと思う。
この手の連中は自分らの吸収統一論が「現実的」だと言い張るが、そんな事は全くない。南の対北経済協力は途絶えて久しく、今や北では中国はもちろん、ロシア・モンゴル・エジプトなど多くの国と経済協力事業を活発に行っている状態である。今仮に5.24措置を解除して南の企業や経済団体が入っていっても、こうした国々と競争してより良い条件を提示しなければならないのだ。「大規模な経済支援して、それで北を東ドイツのように隷属させる」などという丁世鉉のドイツ式吸収統一策などとうの昔に空論化している。北の政権は依然として民衆をがっちりと掌握しており、ソ連や東欧諸国のような内部崩壊の兆候など欠片も見当たらないし、それをNATOがシリアやリビアでやったような軍事力や政治工作で崩壊させようとしたら恐ろしい結果を招くだろう。おまけに共和国はシリアやリビアと違って核保有国だよ。こいつら本気で核保有国相手に喧嘩を売るつもりなのか? はっきり言って、(平和的であろうとなかろうと)吸収統一ほど非現実的な統一方策はないのである。我こそ一番の現実主義者と思い込んでいる奴ほど、実は一番空理空論のしょうもない妄想家に過ぎなかったというのはよくある喜劇だが、金根植らはまさに典型例だろう。吸収統一を否定し、南北関係を改善して平和を築く事こそ実は最も現実的な統一への道だったのだが、旧太陽政策派の連中はそうした真の現実的手法ばかりか理想すら投げ捨てて吸収統一という邪悪な個人的野欲と妄想の世界にイってしまったという事だ。

連中は今の朝鮮半島がどういう時代かまるで分かっていないのだと思う。重要な事を指摘しておきたいが、今の朝鮮半島は新たな段階の体制競争の最中なのである。かつて冷戦時代に南北朝鮮は熾烈な体制競争を繰り広げ、それは90年代に北が深刻な経済危機に陥った事で終焉を迎えたというのが多くの人々の認識のようだ。その後南北和解と協力の「6.15時代」を迎えたが、それが南の李明博政権になって崩壊し、今の「新・体制競争時代」に突入した。正確には2010年の5.24措置をきっかけに南北朝鮮はこの「新・体制競争時代」に入ったと言える。もちろん好ましい事ではない。だが南の多くの人間達(日本でもそうだが)は「体制競争は南の勝利に終わった」という金泳三的な90年代思考に依然としてとらわれており、今や時代が変わって自分達はまた北との競争に突入したんだという自覚すらないように見える。しかも現状は、経済的に遅れを取った北が新体制の金正恩政権下で猛烈な勢いで追撃を掛けている最中なのだ。南の極右反共勢力の対北対決主義というのは一言で言って、北の現実を無視して卑下と軽蔑の宣伝を自国民に垂れ流すという観念論的妄想主義でしかない。「北では餓死者がそこら中に転がっている」という類の話を依然として言い続けているのだ。「敵を知り己を知れば…」という孫子のような発想は欠片もない。それに迎合して吸収統一に傾倒する連中もまたどれだけオツムが劣化したか分かるというものではないか。

南の平和統一運動がとりあえずやらねばならないのは、臨時政府が李承晩を追い出して再生を図ったように、金根植や丁世鉉らの腐り切った旧太陽政策指導者どもを放逐する事であろう。あいつらこそ妄想主義のニューライトと一緒になるべきなのだ。実際には難しいだろうが…。

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