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これが次期韓国大統領有力候補だって?

シリアでまたしても「政府軍が化学兵器を使用した」という話が流布されている。早速アメリカは「軍事介入だ」と小躍りして騒ぎ立てており、民主党のオバマ政権が共和党のブッシュ政権と本質的には何一つ違っていない事を良く見せ付けてくれている。このシリアの「化学兵器疑惑」も、実際には欧米諸国の支援によって反政府勢力が使った可能性が高い。またしてもイラクやリビアの時と同じで大嘘を理由にしての軍事介入が起こる危険が高まっている。

http://japanese.ruvr.ru/2013_08_22/120041670/
化学兵器 シリア反対派勢力の「やっつけ仕事」

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013082500014
反体制派地域からガスマスク=シリア国営テレビ報道

軍事介入を目論む米オバマ政権や仏オランド政権はもちろん最悪だが、これに最大級の加勢をしているのが国連事務総長の潘基文(반기문 パン・ギムン)である。今回の件で22日にオバマがシリアへの軍事介入を検討し始めたと発表するや、潘基文はすかさず23日に「化学兵器使用は国際法違反であり、即刻調査を求める」「シリア事態は全国際社会に対する脅威」「シリア事態に関与する事は時間の問題」として国連レベルの積極的な活動が迫っていると宣言した。

http://www.pressian.com/article/article.asp?article_num=40130823140440&Section=05
シリア化学兵器大虐殺疑惑、アメリカ「軍事攻撃検討」(韓国語記事)

国連事務総長が率先してアメリカやフランスの軍事介入を後押し・正当化するような事を軽々しく言いふらしているのだからお話にならない。前任者のアナンですらイラク戦争開戦を止める為の努力を一応ある程度はしていたのに、潘基文はそれ以下だ。間違いなく潘基文は、かつてPKOによる軍事介入と戦争を世界中に広めたブトロス・ブトロス=ガリと並んで、史上最悪の事務総長に数えられるだろう。
潘事務総長は「国際的脅威」を煽り立てるのが本当にお好きなんですね。外交官なんかとっとと辞めて、どっかの兵器産業のセールスマンにでも転職された方がはるかに高収入になるのではないかと思います。日本の安倍総理と一緒に「731」と番号が書かれた戦車だか戦闘機だかに一緒に乗り込んで記念撮影するのがお似合いではないでしょうか。こいつはそれほどどうしようもない大悪党である。

さらに信じられないのは、この潘基文という男が韓国では早くも(4年後の)次期大統領選有力候補などという話が出ている事だ。しかも与野党問わず! 本人は否定しているが、内心では間違いなく大乗り気だろう。先日、潘基文は休暇を利用して韓国へ里帰りしたのだが、その時は故郷の村で大歓迎を受け、
「国連事務総長として全世界の平和と人権伸張の為に働くのは大変な事だが、大韓民国国民の成員として力を得ている」
「世の中により多くの平和と人間尊厳性を守り、公平で正義が実現される社会を作る為に努力するだろう」
などと言ったそうな。

http://www.pressian.com/article/article.asp?article_num=60130825140453&section=01
潘基文、2年ぶりに「故郷に錦」…視線を引く理由は?(韓国語記事)

ハイチで大地震があった時は火事場泥棒的な欧米の侵略行為を手助けし、NATOによるリビアへの軍事介入を擁護し、今またシリアへの軍事介入を国連を挙げて後押ししている真っ最中のくせに、実に御立派な事を言うものだ。シリアを「第2のイラク」にして現地民衆を大虐殺しようとしている人間の言う「全世界の平和と人権伸張」「平和と人間尊厳性を守り、公平で正義が実現される社会」って一体何?
いささか早い話だが、こんな人間が本当に韓国の大統領になったらと考えると寒気がする。李明博、朴槿恵に続いて潘基文までもが大統領になるとか、本当に世も末としか言いようがない。セヌリ党ならまだしも、野党つまり民主党までもがこの男を有力大統領候補に狙い、しかも潘基文の帰国に対する反戦平和団体の抗議の声一つないというのはどういう事なのか。それどころか見当たるのは地元の歓迎の声ばかり。潘基文の故郷である忠清北道陰城郡には「潘基文記念館」という施設まであり、たぶん地元でこの男の悪口を言うのは、日本で天皇の批判をするのと同じ事なのだろう。

韓国の反戦平和運動団体達はなぜ潘基文の帰国反対運動をしなかったのか。もちろん韓国ではソウルで連日様々なデモが起こっていて、それどころでない事情もあるだろう。それでもせめて潘基文が国連を舞台にやっている事の本質をちゃんと見抜いて、批判ぐらいはしなければならない(はず)。もっとも、リビアの時に韓国では参与連帯や全教組のような民主勢力団体がいくつも雁首そろえて軍事介入に賛成した事を考えると、その手の勢力も今やすっかり今の韓国という「第三世界を搾取する亜流帝国主義国家」の体制に大筋で取り込まれてしまったのかもしれない。そういう連中にとっては潘基文の本性・本質などはどうでも良いどころか、それを批判するなどとんでもないという事になるのだから。今回引用したプレシアンの記事では二つとも潘基文のそうした悪行について何一つ批判にも問題にもしていなかったのは象徴的だろう。プレシアンはハンギョレと並んで韓国進歩派メディアの中では、シリア問題に対してタカ派な主張で一貫していた所である。したがってこれらが潘基文を批判する事はあり得ない。

しかしそれでも敢えて言っておきたい。潘基文という男は韓国人こそ率先して排撃すべき対象である。それも今のうちからだ。この男が何年かして大統領になるようになってからでは遅過ぎる。潘基文という輩が尋常な悪党ではないという事を、韓国の人々はしっかりと認識しておかねばならない。
かつて中曽根康弘が韓国を訪問した時、韓国の民主化勢力は中曽根訪韓反対運動を繰り広げた。その時のスローガンは「軍国主義日本を排撃する」「中曽根は即刻帰れ」だった。今はそれと同じスローガンを潘基文ならびに国連、それと自国韓国にこそ突き付けねばならない。
「軍国主義国連を排撃する」
「帝国主義化する韓国を排撃する」
「潘基文は即刻帰れ(ニューヨークでも日本でも)」
と。



当時の中曽根訪韓反対運動の一コマ。中曽根訪韓の1983年から30年過ぎても「軍国主義日本」は変わってないどころかますます酷くなったような…。

 

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デイリーNKは振り込め詐欺の集団か? 金がないならとっとと店じまいしろ

デイリーNK日本版のホームページを見て笑ってしまったのだが、何とカンパの告知をしているではないか! そんなに財政状態が悪かったの? 日頃からあんだけ総連の財政などを馬鹿にしきって、それで自分ら(高英起&朴斗鎮)も総連を抜けたみたいな自慢話してたくせに、てめえらが一番経済観念ゼロではないか。
しかもこのカンパ募集がシャレにならないのは、そもそもデイリーNKというのはアメリカの全米民主主義基金(NED)から多大な財政支援を受けていた団体という事だ。これは他ならぬNEDのホームページにも堂々と書いてある。NEDからもらったお金はどうしたの? あのCIAの事実上フロント組織と言われているNEDから大金をもらっておきながら財政ピンチとか、おまえら一体どういう金の使い方してるんだという話だろう。いつだったか、ヤクルトの重役が会社の金をヘッジファンドにつぎ込んで莫大な損を出したという話があったけど、まさか…。人間持ち慣れない金を持つと散財し、博才のない奴ほど博打に狂うものだが。いや、別にデイリーNKの高英起&朴斗鎮が持ち慣れないゼニを手にして、それでいつぞやのヤクルト重役みたく「小豆相場」にぶち込んだ、などと断定している訳じゃありませんよ(笑)。あんだけ潤沢な資金をアメリカからもらってるくせに、いきなり財政がピンチになるのは不自然じゃないかと、誰でも思うごく当たり前の感想(疑惑とも言う)を提議しているだけだから。
 
それにしてもデイリーNKはどこまで金に汚いのやら。何が「支援金のお願い」だ。アメリカのNEDから活動資金もらってるくせに何でそんなに金がなくなったのか、その財務の内訳を公表もせずにカンパだけよこせなんて、いくら何でも虫が良すぎる。そんなに金が足りないなら、まずはアメリカの御主人様におねだりして小遣いもらえや(笑)。でもあんまり無駄遣いばっかしてると、御主人様からも見捨てられるよ。
 
まあ現実的な話をするなら、まずはこんなに財政を悪化させた日本支局代表の高英起と顧問の朴斗鎮が責任をとるのが筋というものだろう。高と朴が自分の私財を吐き出してデイリーNK日本の財政に充てるのがまず先決だ。それでもまだ足りなかったら、カンパ募集をすれば良い。代表と顧問というトップ達が何の責任も取らずに「カンパくれ」とか、この二人は完璧に世の中をなめている。それでも駄目なら店じまい、倒産するのが資本主義のルールであろう。
こういう虫のいいやり方で金だけ集めようとするのを、世間一般には「振り込め詐欺」というんじゃないのか? デイリーNKがやってる事はまさに「振り込め詐欺まがい商法」そのものだ。デイリーNKがいくら活動した所で連中の言う「北朝鮮の人権改善と民主化実現」に至らない事だけは100%保証済みだから、そんな連中にカンパをするのはまさに「振り込め詐欺」の口座に入金する以外の何者でもない。
 
何よりも傑作なのは、デイリーNK顧問である朴斗鎮の本業はパチンコ屋の経営コンサルタントだという事だ。前にもちょっと述べた事があるが、この男は昔総連から追われるように逃げ出して乞食同然の身に落ちぶれた所を、当時九州でパチンコ屋をやっていた孫正義(言うまでもなく後のソフトバンク会長)の父親に拾われて、店のマネージャーのような仕事を与えられた。それからこういう仕事をするようになった訳で、いわば経営や財政のプロ(のはず)という事だ。そのマネージメントのプロが顧問として運営に関わっている団体が、カンパを集めなきゃいけないほど財政ピンチだって? こんなに無能な経営コンサルタント、初めて見たわ(笑)! 筆者がパチンコ屋だったら、絶対に朴斗鎮にはコンサルタントを頼まない。店潰されちゃうよ。あ、そうか。コンサルタントの仕事が駄目になったから、「振り込め詐欺まがい商法」に転職したんだ。それが朴斗鎮のようなクズにはお似合いだろう。
 
そう言えば高英起も少し前に何か本を出していたはずだ。脱北者のコッチェビがどうのこうのとかいう…。その本がそれなりに売れていれば、今のデイリーNK日本支局の財政ももう少しマシになっていたはずだ。それが今の体たらくという事は、高英起の本の売れ行きはやっぱり…(笑)。それとこの男が自分のツイッターで「在日は日の丸を尊重しろ」という浅ましい親日派丸出しの態度を見せた事があったが、あれも今思うと日本の右派勢力からの財政支援が欲しくて媚びへつらっていたのかもしれない。そんな自分をエライなどと言ってしまう時点で、この男のオツムを疑いたくなる。それよりも、自分が仕切ってる日本支局の財政問題の責任を取ってから偉そうな事を言え。今のままで行けば間違いなく、北朝鮮や総連ではなく、デイリーNK日本支局の方が財政破綻・経済崩壊するだろう。振り込め詐欺まがいのカンパを集めなきゃいけないくらい火の車な連中が、北朝鮮の事を「経済崩壊している」などと馬鹿にしてるって、高英起自身はひょっとして気の利いたギャグでも言ってるつもりなのだろうか? だとしたらこの男のギャグセンスはワールドメイト教祖である深見東州並みのレベルだ。高英起と深見東州はどちらも、傍から見てると呆れるしかないほど醜悪なナルシストぶりが共通している。
ちなみに高英起も若い頃は朝鮮学校へ通っていて、元は朴斗鎮と同じく総連系の人間だったのだが、後に転向してああなった。日本人でもナベツネだの有田芳生だのセブンイレブン会長の鈴木敏文だの、若い頃左翼だったのに年取ってから右へ転向した連中にはまともな人間がいないが、在日の世界でもそれは違わない。高英起&朴斗鎮はその典型的なサンプルケースである。
 
でもアジアプレスも薄情だねえ。業務提携先にして反北朝鮮の盟友でもあるデイリーNKが財政的に困ってる(?)んだぜ。少しはカンパしてやんなよ。石丸次郎は何の為に「仲良くしようぜ」一派(反原連一味とか有田とか)を自分のツイッターで推奨してるんだか。こういう時こそ「仲良くしようぜ」精神を発揮してあげなきゃ駄目じゃないか! デイリーNKとアジアプレスは、共に北朝鮮を敵とする「血で結ばれた友誼」のはずなのに、冷たすぎるぜ。それとも財布の紐だけは「仲良くしようぜ」精神とは別物だとでも言いたいんだろうか。こんな所にも「仲良くしようぜ」の醜い本性が垣間見えますなあ。それを白日の下に晒してくれただけでも石丸には感謝しなくてはなるまい(笑)。
ところで開城工団は再開で合意されたが、石丸はこの件については何かコメントをしないのだろうか。石丸のツイッターを見ても、現時点では開城工団に関して何も言っていない。下らない朝鮮日報の記事を引用している暇があったら、「北朝鮮報道の第一人者」として自分の言葉でちゃんとこの件について解説をしてみろという話だ。石丸はこの間、開城工団について「北は工団の財産を没収するつもり」というような根拠不明な話をさんざん言いふらしていたが、またしても石丸次郎の「大予言」は大外れに終わった。金正日の後継者問題に関するデタラメ発言筆者への訴訟をちらつかせた脅迫などもそうだったが、石丸は自分に都合が悪くなるとなかった事にしてトンズラするのが常套手段だ。今年1月の「北朝鮮は飢饉で人肉を食っている」という報道も国連食料農業機構(FAO)の調査で全くの捏造・嘘だとバレてしまったが、これについても石丸は知らんぷりをし続けている。5月15日のツイッターで石丸は殊勝な事に「FAOに対して後日反論を書く」とか言ってたくせに、その「反論」とやらは2013年8月現在、石丸のツイッターにもアジアプレスのホームページにも掲載されていない。安倍晋三は第1次内閣の時に「北朝鮮から日本国民の皆さんを守ります」とか大口叩いておきながら、自分が真っ先に敵前逃亡して辞任した。だが石丸次郎の敵前逃亡回数は数え切れないほどで、これには安倍晋三でさえ敵わないだろう。石丸はその卑劣さにおいて、お仲間の高英起&朴斗鎮といい勝負である。
 

頼むから韓国の人達はこんな本を高評価しないでくれ

最近韓国である日本の書籍が翻訳出版(2013.04.20発行)された。そのタイトルは「アメリカは東アジアをどのように支配したのか 미국은 동아시아를 어떻게 지배했나」という。よくある話ではあるものの、翻訳に際して原書とは全く違うタイトルが付けられており、これを見て日本語原書が何か当てられる方はいるだろうか。おそらくこれだけではほとんどの方が分からないだろう。筆者もこれだけでは原書が何か分からなかった。題名だけ見ると、アメリカがアジアで行なってきた様々な戦争や内政干渉といった歴史を述べた、しごく真っ当そうな本のように見える。が、しかし…。

正解を述べよう。この本の著者は孫崎享、日本語原書のタイトルは「戦後史の正体」といった…。
そう、あの孫崎享のトンデモ本が韓国でもついに翻訳出版されてしまったのだ。しかも「発行即時20万部販売 2012年日本アマゾンベストセラー」という仰々しい売り文句まで付けて。出版元もかなり力を入れて売り出しているらしく、宣伝用動画までYouTubeで公開している。下記リンク先参照。一応、動画の字幕も訳して載せておきたい。ただしこの動画はのっけから日の丸がデカデカと登場するなどかなり凄絶な内容となっており、くどいようだが閲覧は飽くまでも自己責任でお願いします! 

韓国語版「戦後史の正体」である「アメリカは東アジアをどのように支配したのか 미국은 동아시아를 어떻게 지배했나」の公式宣伝動画
http://www.youtube.com/watch?v=dx7OVMa7KlI

日本の外務省国際情報局長が打ち明けた屈辱的な日本の歴史
アメリカの覇権主義に奉仕してきた日本
韓国も違わない
敗戦後アメリカは
どのように日本を統治したのか?
連合軍最高司令官マッカーサーが日本政府に命令を下し、
日本政府は最高司令官の指示に従って政策を実行する。
日本の自主的な統治が存在すると思うならこれは錯覚だ。
東アジアを支配して
世界覇権を狙うアメリカの戦略を
日本の現代史を通じて確かめる
「アメリカは東アジアをどのように支配したのか」
日本の事例、1945-2012年
孫崎享 著/文正仁(ムン・ジョンイン) 解題/梁起豪(ヤン・ギホ) 訳



何と言うか頭の痛くなってくる煽り文句だが、呆れたのは同書の解題つまり解説文を文正仁(延世大学教授)が寄せている事であろう。あの「日本の最高戦略家に話を聞く」と称して国分良成だの竹中平蔵だの添谷芳秀だの船橋洋一だの白石隆だの、その他諸々くだらない連中のインタビューを集めたトンデモ本「日本は今何を考えているのか? 일본은 지금 무엇을 생각하는가?」を出したあの文正仁教授である(この本の書評も以前書いたが、旧ブログの凍結で今は見られない。これもまた後日復活させるのでしばらくお待ちを)。正直言って「また文正仁かよ」と呆れ果てた。自分がトンデモ本を出すだけでは飽き足らず、今度は日本の御同類を解説ですか? 文教授は本当にトンデモ本を自ら書くのも、他人のそれを解説するのもお好きなんですね。大学教授辞めてトンデモ本ライターに転進した方が大成するのではないかと冗談抜きで思う。

それはともかく、それ以上に頭痛がしてくるのはこの本が韓国では結構高い評価を受けてしまっているという現実だろう。韓国にはアマゾンが進出していない代わりに、国内書店による有力な書籍ネット通販会社がいくつもある。それらをざっと見てみると、どれもこの「戦後史の正体」韓国語版である「アメリカは東アジアをどのように支配したのか」に高評価が付けられていた。レビューを見てみるとどれもこれも最低星3つ、ほとんどが4か5という高評価だ。空恐ろしくなってくる。

韓国のインターネット書籍通販「インターパーク」の該当ページ
http://book.interpark.com/product/BookDisplay.do?_method=Detail&sc.shopNo=0000400000&dispNo=&sc.prdNo=212197833

同じく教保文庫のページ
http://www.kyobobook.co.kr/product/detailViewKor.laf?mallGb=KOR&ejkGb=KOR&clickOrder=LEB&barcode=9788994612584

同じくyes24のページ
http://www.yes24.com/24/goods/8727001

さらに絶望的になるのは統一ニュースまでもがこの本に対して肯定的な書評記事を載せている事だろう。

http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=102715
日本がこのザマなのに、韓国はどうか?(韓国語記事)

ここは南北統一関連ニュースでそれなりに貴重なニュースや論評が少なくないものの、それにしたって孫崎本の礼賛はねえだろうという話だ。上記書評記事ではこの本に対して
「統一の主軸は民族自主でなければならず、東北アジア協力は非同盟中立化を基盤にすべきであり、地球村の繁栄は覇権構造を打破してこそ可能だという事をこの本は確認させてくれるようだ」
「最後に、アメリカに対する自発的隷属主義者達で一杯に見える南の外交・国防高位官僚の中にも、こうした類の本を出せる強くて正義感にあふれて自主志向的な「第2のウケル」を期待してみる」
(引用者注:この書評記事ではなぜか著者名を「マゴザキ・ウケル」ではなく単に「ウケル」とだけ表記している)
と最大級の賛辞を送っているのだから。馬鹿馬鹿しいアメリカ陰謀論とその著者が、韓国の統一運動家の目にはこのように映ってしまうのかと思うと、本当に暗澹たる気分だ。頼むからもう少し日本の正しい現状を、それも日本社会の特に邪悪で汚れた部分をこそ知る努力をして警戒して欲しい。それこそがこれからの韓国人の身を守り、真の平和統一に近付く道であろう。そう、大事なのは日本の最も汚れた部分の本質をこそ把握する事なのだ。 「サザンオールスターズ(李明博・安田浩一でも可)的日韓未来志向」なぞ有害極まりなく、まさにクソ食らえである。
それにしても、孫崎の本を読んで「目から鱗が落ち」てしまうような馬鹿は日本だけでなく韓国にも一杯いたという事実は悲し過ぎる。これまたサザンオールスターズ曰く「歴史を照らし合わせて 助け合えたらいいじゃない」という事なのだろうか。腹立ちしか感じない。

孫崎のこの本の内容を一言で言ってしまえば「アメリカ陰謀論」に尽きる。日本の首相で政権が短命な例が多いのは、「自主独立派」がアメリカによって失脚させられたからだ。日本に原発がこんなにたくさん出来たのもアメリカの陰謀だ。だから日本は悪くないんだ。という根拠不明なトンデモ話を延々書き連ねたのがこの本に過ぎない。
そもそも「戦後史の正体」では日本に原発が大量に出来た理由を「第5福竜丸の件をなだめたいアメリカと、それに便乗して一口乗ろうとした日本人が合作して『原子力の平和利用』をぶちあげたから」と説明している。さらに「今でも日本では反原発は左翼、推進は右翼という等式が存在する」ような事まで言う。確かにそうした面もない訳ではないが、かつては共産党も「原子力の平和利用」を肯定していた(共産党はいつから急に原発反対に回ったのか? 少なくともチェルノブイリの頃までは明確に原子力の平和利用を肯定していたはずなのだが。そうした党中央と原発立地の地方組織の食い違いもあっただろうが)し、今では多くの右翼団体が自分達のイメージ向上の為に「脱原発」を口先だけ言うようになった事はどうなのかという話だ。しかも最も重要な事実、日本が原発を始めた最大の理由は、自前で核武装をする為だったという事を孫崎は完全になかった事にしている。こんな重大な歴史的事実を黙殺して「アメリカとその追従者の陰謀」にするのだから、これはもはや犯罪的ですらあろう。

日本がアメリカの属国である事自体は確かだが、それを逆用して日本が自らの意思で行なった悪事も山ほどある。日本の国連外交などはそうした事例の宝庫だろう。アメリカに言われなくても日本は自ら進んでODAなどを盾に第3世界諸国を恫喝し、アメリカの対テロ戦争に協力するよう仕向けた。それこそが自衛隊海外派兵などの日本軍拡化に利する行為だからであり、その姿は「自主的軍事・安全保障外交」そのものだ。それを問題視されても「アメリカのせい」と言い訳すれば通ってしまう。孫崎の言う「アメリカに逆らうと消される」というアメリカ陰謀論は日本が自主的に行なって来た悪事をカムフラージュする方便でしかない。
日本が国連外交などでアメリカに関係なく自主的にさんざん悪事を働いてきた歴史を、外交官だった孫崎が知らないはずがないのだ。「戦後史の正体」がインチキな偽書だという事を一番良く知っているのは、当の孫崎自身だろう。孫崎享などという人間はただの陰謀論商売人に過ぎない。早い話「ノストラダムスの大予言」の五島勉といい勝負なのである。

それでも孫崎が韓国でウケてしまっているというのはどういう意味を持っているのか。最大の悪影響は「対日批判の押さえ込み」だろう。「日本はアメリカに頭を押さえられている。韓国も同じじゃないか」という理屈で、日本に対する批判がし辛くなる訳だ。孫崎は韓国語版まえがきで「この本を読む過程であるいは『韓国も同様ではないのか』という声が出て来るかもしれない」と述べており、明確にそれを意識して韓国語版出版を進めた事は間違いない。実際にレビューなど見てみると韓国で孫崎の本を高評価している連中というのは、韓国がやはりアメリカの属国である現状に怒っている層であり、それで深く考えずに「戦後史の正体」に共感してしまう例が非常に多かった。実は在日の中にも孫崎に共感している層(飽くまで筆者が目撃した範囲であり、特に60代以降の2世が多い)が最近微妙に増えており、それらが孫崎を支持する理由も同じである。「戦後史の正体」韓国語版は「韓国も日本と違わない」というキャッチフレーズで売り出しており、出版社側もそれを十分に意識してマーケッティングしたのは明白であろう。だが、それは極めて危険な論法なのである。韓国も日本同様にアメリカの属国である事自体は間違いでないが、両国の歴史的過程や国際環境は大きく違い、同列にくくれない部分も非常に多い。日本が孫崎の言うような「対米自立」をするのと、韓国がアメリカの影響から脱して民族自決する事はかなり意味が違う。同じアメリカの属国であっても、日本と韓国では何が同じで何が違うのかを厳密に見極める事こそ大事なのだ。今のまま国家体制が変わらずに日本が「孫崎的対米自立」をしたら、今よりはるかに大きな災厄を周辺アジア諸国にもたらすだろう。橋下徹の従軍慰安婦発言があった際、安倍晋三らはアメリカの顔色をうかがって心にもなく嫌々橋下を叩いた。「孫崎的対米自立」というのはこれ以上アメリカの顔色を気にする必要がなくなるという事であり、アメリカを気にせず大日本帝国の正当化が出来るという事でもある。アメリカから「自立」する事で、日本は過去史に対してますます反省しなくなるだろう。そして日本が「孫崎的対米自立」しても、アメリカへの軍事的貢献・協力は全く変わらず「自主的」に継続される事だろう。イギリスやフランスなどのヨーロッパ先進国がアメリカの対テロ戦争に協力し続けているのと同じになるだけだ。それが日本の「国益」になると判断される限り、アメリカから自立しようとしまいと日本の対米軍事協力・貢献だけは続く。
今後歴史問題などについて、孫崎の悪影響で韓国からの対日批判が鎮静化するのではないかと思うとゾッとする。孫崎の陰謀論を拡大解釈していけば、日本が戦後国連外交でさんざん自主的に悪事を働いてきた事も、国内に大量の原発が出来たのも全て「アメリカだけが悪い」という一言で責任を回避出来てしまう。日本が戦後補償をまともにしないのも在日朝鮮人への差別政策がまかり通っているのも「全部アメリカだけが悪い」という事にされかねない。孫崎享というのは「(外部からの)日本における最大の野党」たる韓国に打ち込まれた楔のようなものと思う。「戦後史の正体」が韓国で出版されたというのは、そういう役割を果たすという事である。
そして日本に対して「外部からの野党」の役割を果たしているのは韓国や中国だけではない。従軍慰安婦の件を見ても分かる通り、皮肉な事にアメリカも時と場合によってはその役割をある意味・ある程度担っている。アメリカは日本に対して「与党」なだけではないのだ。孫崎の主張と違ってね。
はっきりしているのは、日本はアメリカから「自立」する資格も環境も現状では持ってないという事だろう。日本が「対米自立」しようとしたら、軍備の放棄、アジアに対する過去史の徹底した反省と謝罪・補償、それに基づくアジアとの平和的友好関係構築といった事が同時進行で行なわれなければ全く意味がないどころか有害ですらある。改憲論者である孫崎の「対米自立」には、もちろんそうした内容は含まれていない。韓国の読者がそうした点を見抜けずにただ「反米」だけで単純に孫崎を礼賛するのは危険な事だ。前述の統一ニュースの書評のように孫崎を読んで「統一の主軸は民族自主でなければならず、東北アジア協力は非同盟中立化を基盤にすべきであり、地球村の繁栄は覇権構造を打破してこそ可能だという事をこの本は確認させてくれるようだ」などというのはあまりに飛躍が過ぎる。日本でもそうだったが、孫崎は韓国でもある種の左派・進歩派に対して、より大きな害毒を与える存在だろう。

安田浩一、原子力資料情報室、孫崎享。これら3者が最近揃って韓国で売り出され、それなりに現地で好評を博した。だがこの連中は韓国に対して悪影響しかもたらさない。連中は示し合わせて陰謀(孫崎の本と違って)を行なっている訳ではないだろうが、その言動がいずれもある目標に共通して向かっている点が興味深いだろう。安田が「日本は右傾化していない。日本で極右を主張する政治家が勝った事は一度もない」という完全に誤った日本観を伝え、原子力資料情報室が日本の脱原発運動の腐敗堕落した体質を現地へ「輸出(というより「転移」と言った方が相応しいか)」しながら現地の運動体と連帯し、孫崎享が「日本も韓国もアメリカに押さえつけられている点は同じ」というアメリカ陰謀論で日本への批判をなだめる。その結果は韓国の対日批判抑制だ。韓国からのまともな対日批判がなくなった状態、すなわち「サザンオールスターズ的日韓未来志向」の完成である。

孫崎享のようなペテン師とその言動については日本における悪影響に加えて、今後は海外への悪影響も同時に考慮して批判していかねばならない。

安田浩一、橋下徹の意見に(結果的に)「同意」する

前に翻訳して公開したプレシアンのインタビューで、安田浩一はこんな事を言っていた。

「私は橋下徹の意見に同意しません。万に一つ橋下の言うように、戦場の兵士達の為に女性が必要であったと仮定してみても、なぜその女性達に感謝しないのでしょうか? 女性達は自分の体で兵士達を慰めてくれたのに、彼女達をして売春婦だと言うのは許せない事です。橋下の論理通りならば、あの女性達に本心から感謝せねばならないでしょう。」

・以下は記事の韓国語原文
「저는 하시모토 도루의 의견에 동의하지 않습니다. 만에 하나 하시모토 말대로, 전장의 병사들을 위해 여성들이 필요했다고 가정해보더라도, 왜 그 여성들에게 감사하지 않는 건가요? 여성들은 자신이 몸으로 병사들을 식혔는데, 그들을 두고 매춘부라고 부르는 건 용서할 수 없는 일입니다. 하시모토의 논리대로라면, 그 여성들에게 진심으로 감사해야 하는 겁니다.」

安田浩一という男は一体何を考えているのかと言いたくなる、それこそ橋下と大差のないひどい例えだ。従軍慰安婦を侮辱していなければこんな例え話は言えないだろう。
で、その橋下だが先日選挙演説で実際にこんな事を言ったそうな。伊波洋一のツイッターより。

https://twitter.com/ihayoichi/status/353317847361011713
橋下大阪市長が参院比例候補の応援演説で来沖、「沖縄女性、(米兵相手の)慰安所で頑張った」、“感謝の念を表す”と遊説した。でたらめな“自説”を主張するために沖縄女性や県民を侮辱していると怒りが広がっている。

朝鮮・韓国の従軍慰安婦ではなく沖縄の女性に対して(しかも沖縄に慰安所が設置されたというのは事実ではない)だが、安田の「提案」した通りの事を橋下は言ったではないか。「感謝の念を表す」と。良かったね、安田記者。あんたの言った通りに橋下市長は慰安婦に「感謝」してくれたよ。結果的にこれで安田は橋下の意見に「同意」した事になるよね。橋下が安田の「提案」に歩み寄ってくれたおかげじゃないか。安田はこれについて、橋下に「感謝の念を表」さねばなるまい。橋下は慰安婦に「感謝」し、安田は橋下に「感謝」する。これでスッキリしたではないか。安田記者はこれでもまだ橋下市長に何か言いたい事がありますか?

いずれにせよ今回の件で、安田浩一は在特会のみならず橋下徹とも本質的には親和性の高い人間だという事が明らかになったのではないか。従軍慰安婦を内心では侮辱しているというのが安田と橋下の最大の共通点なのだ。
 

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