左翼・市民運動畑でそれなりに名の知られた漫画家として橋下勝という人がいます。
筆者の個人的趣味として言わせてもらえば、この人の漫画はネタ的には賛同出来る作品もいくつかありますが、絵柄的には嫌いな漫画家です。この人の漫画で描かれた題材や風刺内容に賛同出来る事があっても、絵が極めて生理的に嫌悪感をもよおす作風なので好きになれませんでした。とりわけ氏の児童ポルノに関する見解は表現規制を推し進める日本ユニセフ協会(黒柳徹子ではなく、アグネス・チャンの方。こちらは豪勢な自社ビルを持ち、旧日本軍将校の息子にして大蔵官僚の天下り人事支配者として悪名高かった故・澄田智が会長として仕切っていた)の見解そのもので、日消連の消費者リポートが届く度に不快な思いをしていましたが、さすがに氏であっても辻元清美に対しては苦言を言わざるを得なかったようです。
何を今さら山口二郎の批判かとも思いますが、あまりに遅きに失したのではないでしょうか。風刺漫画家としてはネタにするのが遅すぎです。まあ辻元の批判をしただけナンボかましなのかもしれませんが…。でも、風刺漫画家としてはネタの甘さ&遅さという点で十分失格でしょう。左翼市民運動系にこんな低レベルの漫画家しかいない事が問題なのでしょうが。
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