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これじゃあ佐藤優が幅を利かすのも無理はない

何週間か前に週刊金曜日で本多勝一が書いたコラム。
 

まあ、前からこの人は「北方領土はソ連による侵略だ」という事を主張していた訳ですが、それでもかつては罰を与えろなんて言いませんでしたし、何よりもまずは「北方領土はアイヌに返還しろ」とも言ってました。その論調が今や大幅に後退して上記のように「北方領土なき日本地図には罰を」ですから。しかもこの文章では肝心要のアイヌ問題については「元はアイヌ領だが」と申し訳程度に書く有様。
旧来の本多ならば「北方領土と北海道をアイヌ領と表記しない“日本”地図に罰を」と訴えるべきではないのでしょうか。かつては反権力ジャーナリストとして名をとどろかせ、アイヌ問題にも精力的に関わった一記者の晩年の姿がこれとは何と情けない事か…。
 
で、例のムネオ子分こと佐藤優が北方領土問題について何を言っているかというと

上記記事を書いた佐藤守とかいう男、軍事評論家だか何だか知りませんが、UFOがどうのこうのと言ってる電波野郎でとても正気とは思えず、さしずめ田母神バージョン2といった所でしょうか。旧日本軍(牟田口廉也、辻政信など)といい現在の自衛隊といい、何で日本の軍人にはこんな電波野郎しかいないんでしょう? 日本の軍人レベル低っ! 悔しかったらナセル(エジプト)やウーゴ・チャベス(ベネズエラ)、トマス・サンカラ(ブルキナファソ)並の軍人を一人でもいいから輩出してみろよ。ま、所詮「天皇の軍隊」にそれを望むのは太陽が西から昇るのを待つようなものですがね。
それはそうと、そこで佐藤優が北方領土について産経新聞に書いた記事が引用されています。
 
『ソ連軍が参戦の結果、満州、南樺太(現サハリン南)、千島列島を解放し、大戦終結を早めた」などというロシアの暴言を許してはならない。1945年8月9日、当時有効だった日ソ中立条約を侵犯し、ソ連は日本を攻撃した。あの戦争で日本は侵略された側だ。そして、北方領土はいまだに不法占拠された状態に置かれている。岡田克也外務大臣は「ロシアの非友好的行為に対し、私としては8月9日をスターリン主義氏ソ連による侵略の日と呼ぶことにする」くらいのことを記者会見で言わなくてはならない』
 
何か本多勝一が言ってる事とほとんど変わらないんですが。むしろ「罰を」などと言ってる分、本多の方が佐藤優以上に極右に見えます。
本多勝一は週刊金曜日の創業者であり、現在に至るまで金曜日に私財をずいぶん注ぎ込んでもきた訳ですから、事実上同誌のオーナーと言えるでしょう。オーナーがこれなのですから、佐藤優のような人間につけ込まれるのも当然と言えば当然かもしれません。週刊金曜日の首脳で「佐藤優現象」を推進して来たのは社長の佐高信や編集長の北村肇だけではなく、オーナーの本多勝一も一体になっていたというのはこの事からも明らかでしょう。
 
本多の衰えぶりはこれに留まりません。先週だったかの「貧困なる精神」ですか。あれは何なのでしょう。日の丸・君が代を強制しないようテンノーヘーカのお力におすがりするとか何とかいう…。確か本多は昔「天皇こそ日本最大のニセモノ」って言ってませんでしたっけ? それに対して必死に媚を売るとは…。日の丸や君が代の古代史からの由来がどうであれ、かつて大日本帝国という天皇制狂信的カルト軍事国家によるアジア侵略のシンボルマーク&テーマソングとして使われた以上、日本の侵略戦争責任を追及する立場の者であれば、それらは天皇&天皇制共々排撃せねばならないのは当然過ぎる理でしょう。それは戦争犯罪人・裕仁から、直接には戦争責任のないセガレの明仁に代が変わっても同じ事です。
それが日の丸・君が代を押さえつける為に天皇の力におすがりする…? 本多勝一は自分が言ってる事の矛盾が分かんないの? 頭おかしいの? それとも何か、天皇が裕仁から今の明仁に代わったから天皇制を追及する必要はなくなったとでも本気で思ってるんでしょうか。
若い頃の本多はさらに、大宅壮一が当初天皇嫌いだったのに晩年になって転向した事を批判しましたが、今や自分が同じ状態に陥っているではありませんか。

本多の梅棹忠夫に対する見方もひどいものです。梅棹は7月6日に死にましたが、この男は日本の民俗学者として高名な一方、日本民族優越主義者(それも日本人を名誉白人扱いする事で優れているとする一番卑屈でアホらしいパターン)にしてアジア蔑視観の持ち主でもあった事を忘れてはいけないでしょう。以前に筆者が載せた鄭敬謨氏の翻訳記事(この直後に梅棹が死んだのは珍しい偶然だと思いましたが)でも引用された通り
 
「日本はヨーロッパと歴史発展の様相が共通的であり、フランク王国カロリング朝廷にあった武士道の正統を発展させたという点で、日本は西洋文化圏に属する国だ。近代化だけをとって見ても日本だからこそ可能であり、日本以外のアジアの国では不可能な事ではあるまいか」(文明の生態史観)
 
というのが梅棹の本性で、要するに「日本人は白人だ!」と主張している訳です。本多勝一はこんな欠陥学者の弟子で、しかも師匠のこうした部分を全く批判していません。それどころか梅棹忠夫がいかに素晴らしい文化人類学者であったかを賛美称揚しまくっています。確かに梅棹はその道の大学者であったかもしれませんが、上記のような最大のマイナス面をすっ飛ばした評価に何の意味がありましょう。「文明の生態史観」という本は今でも梅棹の代表的著作とされているのですからなおさらです。本多がここ晩年に至って「北方領土なき“日本”地図に罰を」とか言い出したり、テンノーヘーカのお慈悲におすがりするようになったのも、梅棹の弟子である事を考えれば何となく理解が出来るかもしれません。当然の帰結であったという事でしょう。
 
今の本多勝一は老いぼれて知能と判断力が大幅劣化した上に、先輩格である大宅壮一や師匠である梅棹忠夫の悪い点ばかり受け継いだ最悪の様相をさらけ出しています。とっとと表舞台から去って何も発言しないほうが社会的な害は少ないでしょう。
大分前から週刊金曜日は右翼雑誌の「月刊日本」とナアナアの関係ですし、今時右翼で本多を刺して名を上げようなどという者はいません。安心してズラとグラサンを外して結構ですよ(笑)。
不倶戴天の敵であった「噂の真相」の元編集長・岡留安則も今や沖縄でゴルフ三昧の日々を送って同じように堕落しきってますし(笑)、思い残す事はないのでは?
 
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