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「北風」ではもう選挙は勝てない

先の韓国統一地方選挙は結局与党ハンナラ党の惨敗で終わりました。当初は哨戒艦沈没「事件」の影響で北との対立を煽るハンナラ党有利かと思われましたが、そのようにはならず与党敗北です。一昔前ならこうした事件を利用して右派・保守派が選挙に勝つのが当たり前だった事を思うと、韓国の社会と国民の意識も実に大きく変わったものと感嘆させられます。
この沈没について韓国政府と軍の発表した内容が二転三転を繰り返して、発表された証拠の類も怪しげな物ばかりだった事が大きかったでしょう。「事件」を選挙に利用してやろうという軍事政権時代からの馬鹿の一つ覚え丸出しな所に李明博ら韓国保守派の頭が一歩も進歩していない事をよく表しています。もう冷戦時代じゃないんだから。おまけに金大中・盧武鉉時代の太陽政策を経て同じ民族同士の対立がいかに愚かしく、それを克服して和解する事が重要かつ大きな利益にもなる事を知った韓国国民が後戻りする事はありません(仮に一時的な後退があったとしても)。「北風」で韓国保守派が選挙に勝てる時代はとうの昔に終わったのです。
 
哨戒艦天安沈没について日本では鳩山前総理が韓国李明博政権以上に「先頭に立つ」などと愚かにも息巻いてましたが、果たして新総理の菅直人は前任者の「負の遺産」を軌道修正出来るかどうかが大きく問われると言って良いでしょう。
日本の報道機関はこの件について「北朝鮮犯行説」一色ですが、韓国では先の選挙の結果を見ても分かる通り国民の多くがそれに不信を抱いており、中国・ロシアも韓国政府の発表をほとんど信じていません。頼みの米国も日々トーンダウンして距離を置き始めている状態であり、日本だけが頑なに「北朝鮮の仕業」と信じ込んであたかも白昼夢に酔いしれる奇人集団のごとき様相を呈しているのはあまりに滑稽です。かつて第2次大戦で日本が負けた後、南米日系人社会では日本敗戦を信じずに「日本は勝った」という妄想を信じ込む「勝ち組」と言われる人達がいましたが、今の日本は社会全体が「勝ち組」状態の妄想に覆われていると言わざるを得ません。仮に今後韓国がこの件で北朝鮮犯行説を公式に撤回したとしても、日本だけはそれを認めようとしないのではないでしょうか。当事者が撤回したのに部外者だけが妄想に突き動かされて暴走する。韓国が北朝鮮犯行説を撤回して国連安保理への訴えを取り下げるような事がもしあったとしても、今度は日本がこの件で安保理に制裁決議を提出するかもしれません。直接関係ない国だというのに…。十分に起こり得る未来でしょう。
日本人の多くは「北朝鮮は鎖国体制で情報が閉ざされている」とよく馬鹿にしますが、一方で自分達はどうなのか。鎖国体制でもなければインターネットも見られる日本でなぜこのような妄想ばかりが広まって世界の動きが見えないのでしょう。
 
哨戒艦沈没について韓国の興味深い記事を紹介しておきます。ロシアの専門家チームが韓国へ行って調査を行った時の事を報道しているのですが、彼らは韓国当局の証拠説明がいかにおかしいかを痛烈に指摘しています。この記事は日本語で配信されていないと思われますので以下に筆者が独自に訳したものを載せておきましょう。
 
 
ビューズNニュース 2010年6月6日午後7時57分
 
「魚雷部品が残った点、1番の字が鮮明な点などに疑問提起」
先月31日に韓国を訪問、天安(チョナン)艦沈没と関連して調査を行ったロシア専門家チームが韓国の調査結果に対して多くの疑問を提起したと香港マスコミが報道した。
6日「京郷新聞」によると、香港「鳳凰衛星TV」は4日夜のニュースを通じて天安艦事件を調査する為に訪韓したロシア専門家チームが調査を終えて帰国したとしながら、随行ロシア記者が韓国側に多くの質問を投げ掛けたと報道した。
ロシア海軍専門家と記者で構成された専門家チームは天安艦が沈没した証拠に対する説明を聞いて平沢(ピョンテッ)の海軍基地を訪問、船舶残骸と魚雷の破片を調査した。「鳳凰TV」によるとロシア専門家チームは韓国国防部代表を接見した場で天安艦が真っ二つになりながらも魚雷の部品が完全に残った理由、「1番」の字が鮮明に残っている理由などを質問した。また専門家チームは当時西海沿岸には韓国軍艦はもちろん米国の原子力潜水艦までおり、このような状況で北朝鮮潜水艦が敢えて沿岸警備と巡察を受け持つ哨戒艦を攻撃目標と見なすものかと疑問を提起した。これに対して国防部は「その問題は北朝鮮に直接聞くのが良い」と答えたと「鳳凰TV」は伝えた。
一方で中国官営「新華社通信」は、韓国政府が天安艦調査結果を発表した直後にロシア専門家が「天安艦がもし魚雷によって沈没したなら、韓国海軍はまさに『無駄飯食い』だ」と述べた、とも3日に報道した。ロシア日刊紙「ブイズグラード」(Vzglyad)は先月20日、潜水艦の専門家にしてロシア海軍予備役大佐であるミハイル・ブロンスキーとのインタビュー記事で、天安艦は魚雷攻撃ではない弾薬爆発によって沈没した可能性が高いと明かした。
ブロンスキーは「哨戒艦は水中音響探知システムで周辺をあらかた調べる事が出来る」とし、天安艦が魚雷攻撃によって沈没したなら船上にいた者達は海軍にあらざる『無駄飯食い』としか説明しようがないと言った。
(訳 ZED)
 
ロシアの専門家は口を揃えてもしこれが北朝鮮による撃沈ならそれを許した韓国海軍は「無駄飯食い」だと馬鹿にしている訳です。この「無駄飯食い」というのは原文では「パプトン」(忍者ブログではハングル非対応なので、やむなく朝鮮語はカタカナ表記します)つまり御飯を入れる飯櫃という意味ですが、この言葉には他に無駄飯食いとか穀潰しといった意味で人を罵るのにも使われる訳で、軍人にとってこれほどの侮辱はありません。ましてや哨戒艦というのは周辺の海域を探査するのが目的でしょう。それが何も気付かずに魚雷を食らって沈没ではまさに無駄飯食らいもいい所です。
 
でも本当の「パプトン」は天安艦とその乗組員などでないのは言うまでもないでしょう。このように不名誉な罵詈はこの件を悪用している李明博や潘基文のような人間達にこそ相応しい。自分たちの利益の為に怪しげな証拠を元にして軍事的緊張を煽るだけ煽り、それでも目的を達せられなかったのですから現在の韓国においてこれ程の「パプトン」はいません。
日本も総理大臣が新しくなりましたが、彼が前任者と違って「無駄飯食い」でないかどうかはじきに判明する事でしょう。
 
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