と言って良いのではないか。他でもない天皇パラオ訪問についてである。今回の訪問は何の「予行演習」だったかって? それはもちろん将来の「天皇訪韓」に決まっているではないか! 報道を見る限り、今回のパラオ訪問では事前に気持ち悪いほど現地パラオ人達の「歓迎ムード」が際立っていた。現地の人々が日の丸を打ち振るい、天皇陛下を大歓迎していますとばかりの光景が嫌になるほど報道されたのは衆知の通り。そして日本のマスコミでは倭王明仁の「悲しい歴史を忘れてはいけない」という発言が、いかに平和を願ったものであるかと言わんばかりに特筆大書してきた。
で、とてつもなく嫌な予感(笑)がしたので、この間の韓国の報道も筆者は併せてウォッチングしていたのだが、やはりと言うか、どの韓国マスコミも今回の天皇パラオ訪問を好意的に取り上げるばかりで、批判的な記事など見当たりもしない。保守派の中央日報から進歩派のオーマイニュースまで全部「パラオを尋ねた日王、悲しい歴史を忘れずに…過去を否定する安倍を牽制するメッセージ」といった論調(いや、むしろ進歩系の方が酷かったかな)だった。以前にも何度か書いたが、韓国の報道人や知識人達の多くは保守派進歩派問わず「今の天皇は極右安倍政権の軍拡化や改憲を牽制してくれている」というしょーもない集団幻想(中には「幻想」ではなく、日本との協調が韓国の「国益」になるという計算から意識的にそうした言動をしている確信犯も一定数いるだろうが)にとらわれており、今回もその典型的パターン(その近縁種が9条ノーベル賞運動)が炸裂した訳である。もちろん倭王明仁などという人間が本心から日帝の植民地支配や戦争犯罪を反省するはずもない。それは1990年5月24日盧泰愚訪日の際の宮中晩餐会で出た「痛惜の念 통석의 념」発言を見てもお分かりだろう。痛惜というのは大事なものをなくして残念だという喪失感を表わす言葉であり、明仁の言わんとするのは要するに「朝鮮半島という、日帝にとって大事な植民地版図を敗戦で失って惜しい」という意味でしかない。明仁が今回パラオまでわざわざ行って言った発言は、自分の親父がやった植民地支配(委任統治)と侵略戦争の犯罪を何一つ謝罪しない、恐ろしいほど他人事のような顔をした冷酷なものだったが、結局「痛惜の念」の25年前からこの男は何も変わっていないという事だ。それを今の韓国では言論人・知識人の多くがすっかり忘れ果て、「日王が安倍を牽制してくれている」と喜んでいるのだから救いようがない。韓国のマスコミ関係者や知識人層の中では、今や天皇ですら「日本の良心勢力」の一翼扱いなのだろう。韓国は全然反日じゃないよ。こんな親日共和国は他にありません。
日本にも「天皇こそ本当の平和主義者」みたいな事を言う「天皇陛下お助け下さい主義者」と言うか21世紀版皇道派みたいな連中が右翼左翼問わず少なくないが、旧植民地支配被害国でありながらそういう事を言う報道関係者や知識人が腐るほどいるという点で、韓国は日本以上かもしれない。これは冗談で言っているのではなく、本当に気持ち悪いほど「右へならえ」な明仁礼賛一色で、韓国のマスコミは右翼左翼メディア関係なくどこも日本以上の倭王パラオ訪問礼賛報道に終始していた。植民地時代にタイムスリップしたかのような印象を受けるほどの凄絶さだ。例によってそれら韓国マスコミの無残過ぎる報道内容を取り上げてみたい。本当に酷いものである。
まず分かり易い中央日報日本語版から行こう。
http://japanese.joins.com/article/797/198797.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|inside_left
パラオ訪れた天皇…「悲しい歴史忘れてはならない」
過ちの戦争の歴史を繰り返してはいけないという確約であり、和解と平和のジェスチャーだと解釈されている。
(中略)
明仁天皇の歴史認識発言は、安倍晋三首相が就任した2012年12月以来目立っている。天皇は2013年12月の80歳の記者会見で「日本は平和と民主主義を守らなければならない大切なものとして日本国憲法を作った」として平和憲法の改正に反対の意思を示した。彼はまた今年1月1日の新年の所感として「満州事変から始めた戦争の歴史を十分に学び、今後の日本の存在のあり方を考えることが今大変重要だ」と強調した。過去の歴史を否定しようとする安倍首相を牽制する発言と解釈された。
すげーな。「和解と平和のジェスチャー」「過去の歴史を否定しようとする安倍首相を牽制する発言」ってはっきり「解釈」しちゃってる訳だから。さすがは「植民地支配は神の意志」発言で有名な例の文昌克が主筆を務めていた新聞社だけの事はある。天皇こそ日本一のリベラルにして平和主義者であり、和解(by 朴裕河)と平和の使者、安倍歴史歪曲地獄を牽制してくれる救いの神、というのが中央日報の公式見解という事なのだろう。文昌克が「植民地支配は神の意志」発言で言った「神」とは天皇の事だったのである! 確かに史実ともちゃんと符合する(笑)! 日本は天皇を中心とする神の国(by 森喜朗)! 韓国もその「神」に支配されて喜んでる「2等国」! 大東亜共栄圏の中で自分よりも「カースト」の低い「3等国」のパラオやベトナム戦争虐殺被害者を見下して喜んでる最低な国・韓国! そのうち中央日報は「天皇陛下お助け下さい。北が攻めて来そうです!」なんて事を紙面のトップにデカデカと書き立てるのではないだろうか。
その他韓国語メディアの記事も以下に列挙して翻訳抜粋する。
・オーマイニュース
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002097383
10年ぶりにパラオに行った日王…日本政府はなぜ止めたのか
パラオ訪問して戦没者慰霊…積極的「平和の歩み」に視線
安倍政権と対照的な日王の「平和の歩み」
戦後50年に広島、戦後60年にサイパンを訪問して戦争を反省して戦没者を慰労してきた明仁日王は、パラオ訪問の為に10年近く念を入れた果てに宿願を成し遂げた。
日本政府はパラオの劣悪な宿泊と警護環境、80過ぎの高齢である日王の健康などを理由にパラオ訪問に難色を示したものと知られる。だがこの裏には安倍政権の別な意味が隠れているものと分析される。
日王の積極的な「慰霊の歩み」が、安倍政権の平和憲法改正と集団的自衛権行使の足枷になるという事だ。だが安倍政権の牽制にも関わらず、日王は海上に停泊した日本の巡視船で宿泊する不便も甘受してパラオ訪問を強行した。
日王はパラオへ出発する前に東京の羽田空港で開かれた歓送行事で、安倍晋三総理を前にし「悲しい歴史を決して忘れてはいけない」とし「戦争の為に倒れた数多くの犠牲者を思い浮かべて行って来る」と骨のある言葉を投げかけた。
日王夫妻は翌日に日本軍と米軍が激戦を繰り広げて死亡したパラオペリリュー島を訪問して慰霊碑に献花する予定だ。終戦70周年を迎えて戦争の悲劇を知らせて犠牲者を慰労する日王と、過去を歪曲して否定する安倍政権が食い違う道を歩んでいる。
筆者が今回調べた範囲では、このオーマイニュースの記事が一番酷くて最低だった。お読みの通り、倭王の事を「平和の歩み」「安倍政権と対照的」「戦争を反省して戦没者を慰労してきた」「10年近く念を入れた果てに宿願を成し遂げた」「安倍政権の平和憲法改正と集団的自衛権行使の足枷になる」「骨のある言葉」「終戦70周年を迎えて戦争の悲劇を知らせて犠牲者を慰労」「安倍政権(と)食い違う道」という最大級の賛辞で大絶賛である。日本の右派新聞だってここまで歯の浮くような美辞麗句は並べてなかったんじゃないか? これがかつて親日人名事典刊行に大きな役割を果たし、日本の植民地統治を追及してきた事で韓国進歩言論の雄とまで呼ばれたはずのオーマイニュースの成れの果てとは…。今やすっかり倭王大好きニュースに成り果てて、本当にバカ…?
・国民日報
http://news.kmib.co.kr/article/view.asp?arcid=0009323396&code=61131211&sid1=all
日王夫婦のパラオ訪問…日王の「戦争を反省する平和」安倍の「戦争できる国」と対比
日王の今回の訪問が格別な意味を持つのは、総理官邸などを中心に反対意見が出たもののこれを押し切って訪問を強行した点の為だ。(中略)だが日王は「戦後70年を迎える今年、戦場で倒れた数多くの人達を思って行って来る」として、海上保安庁の巡視船を宿泊施設にして50キロ離れた島をヘリで移動した。
日本から南に3000キロ離れたパラオには朝鮮人徴用被害者達の痛みも残っている。果たして日王の慰霊が戦死した軍人に限定されて限界があるという指摘があるものの、「戦争を反省する日王」の姿は最近相次ぐ過去史歪曲で周辺国を刺激して「日本を戦争出来る国」変えつつある安倍政権とは確然とした対比を見せている。
日本マスコミも日王のパラオ訪問を契機に安倍政権を批判した。
はい、「倭王が平和で安倍が戦争」という実にオメデタイ認識を国民日報も披瀝してますね。こいつらこんなに倭王明仁を「平和主義者」に持ち上げて何を考えているのか。それで日本の軍拡化を止められると本気で思ってんの? バカ? しかも今回の訪問で倭王はわざわざ海保の船に宿泊した訳だけど、これって本来ならシャレで済まない話じゃないのか? 旧日帝海軍が源流である海保は朝鮮戦争にも派兵された準海軍組織であり、それが他国それも旧植民地の海にまでやってきて「かつての大元帥陛下のセガレ」がそこに「本陣」を構えるって…。韓国のマスコミも少しはその辺の歴史問題にツッコミ入れろや! 倭王がもし韓国に対して同じ事をしても、おまえ達は「戦争を反省する日王」とか言って礼賛するのか? もちろん海保は辺野古の米軍基地反対運動を今まさに武力鎮圧している極悪暴力組織であり、その巡視船に天皇が陣取って旧植民地を上から見下ろす「平和」とやらは一体何なのか。
余談だが韓国においても済州島で海軍基地(韓国軍は米軍の統制化にあるので完成すればアメリカはこれをいくらでも自由に使える為、事実上の米軍基地と言える)建設が強行されて反対運動が凄まじい武力鎮圧に晒されているという、全く同じ現象が現在進行中である。
日韓21世紀の同時期に南の島で米軍基地の建設強行とそれによる凄絶な環境破壊の危機と反対運動の武力鎮圧。
沖縄をアメリカに売ったのは裕仁。済州島をアメリカに売ったのは朴正熙(朴正熙はかつて不遇時代のニクソンに無礼な応対をした負い目から、大統領当選後のニクソンへの御機嫌取りに済州島を米軍基地用地に差し出した)。
裕仁の息子と朴正熙の娘の時代にその基地建設が現実のものに!
こんな所にも「日韓仲良くしようぜ」が!
日韓仲良く米軍基地建設強行しようぜ! それで自然環境を大破壊しようぜ! 反対運動を武力鎮圧しようぜ!
日本と韓国の間には一木一草にまで「日韓仲良くしようぜ」という名の日韓癒着・共犯関係がある…。
・ニューシス
http://www.newsis.com/ar_detail/view.html?ar_id=NISX20150410_0013591910&cID=10102&pID=10100
日本内で安倍の歴史修正企てに対する反対の声が大きくなる…村山「過去の教訓を忘れずに」
日本の安倍晋三総理が日本の立場だけを強調する方向で倭史を修正しようとする努力を激しく注ぐ中、これに反発して過去の過ちを忘れなければこそ同じ過ちを繰り返さないという反省の声も日本国内で徐々に大きくなっている。
(中略)
明仁日王もこの日第2次大戦の激戦地の一つであったパラオを訪問するのに先立ち「過去の悲しい歴史があった事を決して忘れてはならない」と強調したのに続けて、パラオでは旧日本軍戦没者碑と共に米軍慰霊碑も併せて訪問した。日王が米軍慰霊碑を訪ねたのは、誤った歴史を繰り返してはならないという自身の意思を表わしたものと受け止められる。
日本で安倍の歴史修正主義に反対する声が大きくなっているだって?
そんなん初めて聞いたわ!
しかもその代表的な事例の一つが倭王のパラオ訪問とか馬鹿じゃねーの? 倭王が今回のパラオ訪問で一度でも植民地支配(委任統治)を反省・謝罪したのか? こんなんで「誤った歴史を繰り返してはならない」と見なせるなら、とっくの昔に朝鮮半島に対する日本の謝罪は完了したと言われても反論出来ないだろう。
日本のマスコミがこれら韓国の報道を紹介しない理由が分からない。韓国では保守派も進歩派も問わず全マスコミ業界挙げて倭王のパラオ訪問を(冗談抜きで)大絶賛してやっているのに、日頃「日本サイコー! 日本世界一!」の本やテレビ番組ばかり作っては垂れ流している日本のマスコミが無視しているのは理解出来ない現象である。日本による旧植民地諸国への宣撫工作は着々と成功しつつあるという、喜ばしい消息であるというのに!
今回の明仁の「お言葉」にはこんな一節もあった。
ミクロネシア地域は第一次世界大戦後、国際連盟の下で、日本の委任統治領になりました。パラオには、南洋庁が設置され、多くの日本人が移住してきました。移住した日本人はパラオの人々と交流を深め、協力して地域の発展に力を尽くしたと聞いております。クニオ・ナカムラ元大統領はじめ、今日貴国で活躍しておられる方々に日本語の名を持つ方が多いことも、長く深い交流の歴史を思い起こさせるものであり、私どもに親しみを感じさせます。
もし今後「天皇訪韓」が実現したら、以下のように全く同じような事を言うのではないか。
朝鮮半島地域は第一次世界大戦前、日本の保護の下で、日本の植民地統治領になりました。韓国には、総督府が設置され、多くの日本人が移住してきました。移住した日本人は韓国の人々と交流を深め、協力して地域の発展に力を尽くしたと聞いております。タカギ・マサオ(高木正雄 朴正熙 説明不要)元大統領やナカジマ・イッケン(中島一権 丁一権 日帝時代は満州軍将校の親日派で、後に日韓協定締結時の韓国総理ね)元総理はじめ、今日貴国で活躍しておられた方々に日本語の名を持つ方が多いことも、長く深い交流の歴史を思い起こさせるものであり、私どもに親しみを感じさせます。
地元住民が倭王を出迎えに大挙して日の丸を振っていたパラオの姿は、間違いなく近未来の韓国の姿だろう。日帝がパラオでどれだけ残忍な植民地統治と皇民化政策をしてきたか。倭王の訪問を大歓迎したクニオ・ナカムラ元大統領のように戦後パラオでもどれだけ「親日派」が我が物顔でのさばっていたか。今回の「歴史和解セレモニー」の為に日本がパラオに対してどれだけ裏で様々な無理手・ゴリ押しをやったであろうか。朝鮮人・韓国人がそうした事を我が事として捉え、思いが及ばねばおしまいである。にもかかわらず、どの韓国のマスコミもあれを見て何も思わないどころか、倭王の「お言葉」に感動しちゃう体たらくなのだから救いようがない。
なお、当然の事ながら日本会議も倭王のパラオ訪問を礼賛していた事を併せて考える必要があろう。日本鬼的軍国主義亡霊の総本山である日本会議と、日帝被害国である韓国の全マスコミが揃って大絶賛を惜しまなかったのが今回のパラオ訪問…。日韓とっくの昔に大の仲良しだぜ!
「手段として鳥を使うと都合が良い」by 日本野鳥の会
(野鳥の会はこのような論理で自然保護を金儲けのネタにしている、反原連の先輩格とも言うべき社会運動詐欺団体だ。自然保護を看板にしてるはずがリニアにも賛成してるし)
今回のパラオ訪問は、日本の過去の歴史問題をチャラにするのに「手段として(平和主義に脱色した)天皇を使うと都合が良い」という、つまりは皇室外交の有効性をものの見事に証明する事例になったのではないか。安倍自民党政府のような「統制派」がそのように天皇を「手段として使う」のを実行し、どこぞのおかき屋や反原連や山本太郎みたいな「皇道派」が「天皇陛下お助け下さい」「天皇陛下こそ日本一番のリベラルにして平和主義者」と言って天皇の美化と権威高揚でそれを支える。両者は対立する存在ではなく、補完し合って共存する関係なのだ。そして今や、かつての日帝被害国であったパラオや韓国がものの見事に宣撫工作に「折伏」されて「皇道派海外支部」みたいな存在に成り果てている。
「手段として天皇を使うと都合が良い」by 日本政府
「それほどまでに近代天皇制の毒は強烈であり、今の日本の若い人達はそれに免疫を持っていない」by 雁屋哲
この雁屋の見立てはパラオや韓国のような外国にまで当てはまってしまったようだ。あれほど苛烈な日帝植民地統治を経験したパラオや韓国もまた歴史を十分に清算出来ず、歴史を忘れ、結果若い人達や知識人層も日本の近代天皇制の毒に免疫を持たず中毒した。
21世紀の天皇、明仁以降の天皇、その本質とはまさに「歩く靖国」という韓基大氏の評に要約されるだろう。天皇こそが靖国にして、靖国こそが天皇なり! これが21世紀の天皇像である。
天皇は歩く靖国である。
왜왕은 생동하는 야스쿠니이다.
ぽっくんは 歩く 身代金(by 小林よしのりのおぼっちゃまくん)
ぽっくんは 歩く 靖国社(by 日本最大のおぼっちゃまくん)
今にして思えば「日の丸・君が代は強制でない方が望ましい発言(2004年10月28日)」があってから急速に日本リベラル・左派の天皇を頼みとする風潮が強まっていった印象がある。当時の小泉政権下で横行していた日の丸・君が代の強制はもちろん、アメリカのアフガニスタン・イラク侵略戦争への積極協力・派兵といった事に懸念する層が「天皇票」として流れていったという事だ。そこに決定打となったのが例の富田メモ公表(2006年7月20日)であろう。これが出てから
天皇はある時期以降靖国神社に参拝してない。だから天皇こそ平和主義者なんだ! 天皇陛下の勅命が下されたのであるから、右翼どもは従え!
などという事をしたり顔で言う馬鹿な日本左翼がかなり出現した。「天皇こそ日本一のリベラル・平和主義者論」なる「21世紀版皇道派」の大きな発生源はこうした経過だったのではないかと思う。「佐藤優現象」の蔓延とも時期的にかなりダブっている。
天皇が靖国参拝しないだって? そりゃそうさ。本人自身が「靖国」そのものなのだから。「歩く靖国・生ける靖国」としての機能を天皇自身が果たしているのに、あんな今や型落ちとなった施設へ本人が参拝などするまでもないだけだろう。言うまでもなく靖国神社というのは明治以後の近代天皇制システムを構成する重要な一部所として機能してきた所だが、今回のパラオ訪問のように天皇自らが戦死者の慰霊やらパラオのような旧植民地の民衆を勝手に「英霊」として取り込む作業を、遥かに効率良く、パラオや韓国のような旧植民地に何の抵抗もなく(?)喜んで受け入れられたのであればなおさらの事だ。靖国事業所が担当していた「戦没者慰霊・海外臣民英霊化事業」を社長である天皇直轄部門として配属しなおしたまでの話。「読売グループ内の人事異動(by ナベツネ)」ならぬ「近代天皇制度内の事業部門異動」が、先代天皇の靖国参拝取り止めから時間を掛けてゆっくり進行され、今日のパラオ訪問において完了したと見るべきであろう。かくして天皇当人への「靖国機能」移管は果たされり! 故に「安倍政権に対する牽制」「平和への歩み」「過去への反省」「平和主義者・天皇明仁」などという意味をこれらに付与するのは根本的に間違っているのである。
此度の倭王パラオ訪問をよく見よ。パラオ民衆達に日の丸を振らせて倭王を歓迎させた日本が、どれだけ恐ろしく汚い国であるか。それは韓国の未来の姿であろう。このまま行けば間違いなく。
이번의 倭王 팔라우訪問을 똑똑히 보아라. 팔라우民衆들에게 日章旗를 휘두르게 해서 倭王을 歡迎시켰던 日本이 얼마나 무섭고 더러운 나라인가. 그것은 韓國의 未來모습이라. 이대로 가면 틀림없이.
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