1) 今韓国で起こっている「親日派復権運動」
今現在の韓国では恐ろしい勢いで親日派の「復権」のごとき動きが起こっている。先日オーマイニュースで報じられていたが、韓国各地の学校で親日派だった創始者の銅像が建てられているという。あるいは過去に批判を受けて撤去されたものが再び復活したりしている。
前に取り上げた国史編纂委員長の問題や、「韓国版つくる会」教科書の検定通過など、韓国でもこうした歴史修正主義の動きが恐ろしいほど活発だ。こうした動きは金大中や盧武鉉の時は世間の目を気にして鳴りを潜めていたものの、李明博になってから再び盛り返し始め、今の大統領になってからさらに加速度を増した。そりゃあそうだろう。今の大統領の親父からして親日軍人だったのだから。
日本ではほとんど知られていないが、歴史問題において今の韓国政府と日本政府はほとんど共同歩調と言っても良いくらいの共通行動を行なっている。過去の侵略戦争・植民地支配・軍事独裁正当化が共通テーマだ。朴槿恵がいくら海外で「日本の歴史認識」を問題にしても、そのような発言はイカサマも良い所だ。その裏で自国内では必死に親日派の復権や植民地近代化論の普及に努め、それに邪魔となる統合進歩党や全教組などを非合法化させようと躍起になっている。今の韓国は「新・維新政権時代」なのだ。騙されてはいけない。
2)在日同胞おじさん、(朴槿恵を阿附追従しに)南朝鮮へ行く
재일동포 아저씨 (박근혜를 아부추종하러) 남조선에 간다
今やすっかり有害無益な妄言吐きへと転落した河信基だが、さらに恥の上塗りとしか言いようのない仕事をまたやるようだ。
https://twitter.com/hashingi/status/390993391250464768
九分後に羽田飛行場からソウルへと飛びます。新たな本を出版する予定です。今の韓国の状況をつぶさに見てきますので、またお会いしましょう。無事に帰れたら、22日夜には羽田空港にいるはずです。
2013年10月17日 - 17:11
韓国の現状をレポートするらしい。この男がどんな事を本にするかは、出すまでもなくすでに推測がつく。何せこんな事を言ってるのだから。
https://twitter.com/hashingi/status/390001703983906817
夕刊フジが「韓国財閥破綻続出」と韓国経済が今にも潰れるかのようなイメージ操作。脱税、不正融資などで財閥関係者が摘発されているのは、朴槿恵政権の公約・経済民主化の一環。韓国財閥は父親の朴正煕大統領時代に育成し、裏まで知り尽くし遠慮がない。対中貿易が日中貿易減少分を吸収し、絶好調。
2013年10月14日 - 23:30
間違いなく河の新刊とやらが恥ずかしい「朴槿恵政権下の大韓民国ヨイショ本」になる事だけは間違いないだろう。大体「朴槿恵政権の公約・経済民主化の一環。韓国財閥は父親の朴正煕大統領時代に育成し、裏まで知り尽くし遠慮がない」とか本気で言ってる訳? だとしたらよほどの馬鹿か、悪質なペテンとしか言いようがない(たぶん後者)。朴槿恵がまともに財閥を規制して「経済民主化」をやってるなんて、そもそも信じてる馬鹿が本当にいるのかという話だろう。経済民主化・福祉・南北関係など民衆の生活に直結する諸公約はことごとく反故にされて、それに反する事ばかり進行中というのは誰の目にも明らかであり、低賃金・労働環境悪化など朴槿恵政権発足後ますますひどくなるばかりだというのに。
それプラス、前述のような親日・独裁賛美と反共・反北扇動の強化は目を覆わんばかりだ。その結果はどうだろう。たとえば日本で頭の足りない人間が「自分らが貧しいのは中国や韓国のせいだ」と言って社会問題の根源から目をそむけているように、今の韓国でも「自分らが貧しいのはアカや北のせいだ」と言う者が増えつつあると聞く。
韓国の対中貿易にした所で、今後の情勢次第ではこれも日本と同じ目に遭うだろう。米日と一緒に派手な軍事訓練を繰り返したり、済州島の海軍基地を作ったりしたら中国との関係がどうなるかは明らかではないか。韓国の対中貿易も日本のそれと同じで薄氷の上で危ういバランスを保っているに過ぎない。
まあ、だからこそ向こうの実情を知らない日本の読者を誑かす本を書こうというのだろう。「日韓新時代・日韓未来志向」の為に「朴槿恵は日本にとっても良い大統領だ」という事を宣伝するのではないか。河信基はその広報役を担って生き残ろうとしているのである。これが若い頃は総連でバリバリの活動家だったとは…。
安田浩一や姜誠などと同じで、河信基は韓国や日本の本当に正さねばならない問題を黙殺・棚上げする、すなわち「社会問題や歴史認識の一致を求めない点で一致することによる連帯」へ本格的に加担しよう、それが時代のトレンド処世術なんだ、という認識なのだと思う。
いずれにせよ、この朴槿恵の腰巾着である「在日同胞おじさん」が果たしてどのような珍書(と言うか偽書)を出すのか、今からある意味で非常に楽しみではある。
(続く)
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