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カタリバ大学はやっぱりトンデモだった

以前書いた日本財団がタニマチの一つになっているカタリバというNPOですが、やっぱりここはトンデモでした。実は4月24日に行われた朝鮮学校無償化除外問題をテーマにしたカタリバ大学の講義に行ってきたのです。筆者も内心バカバカしいとは思っていたのですが、この日のゲスト陣がこの問題についてどう考えているのか多少知っておいた方が良いとの考えからでした。結論から言うとこの日の講座では話がやたらと無償化除外問題から参政権問題の方に脱線して(どちらも通低する問題ではあるとはいえ)結局何が言いたいのかさっぱり分からない散漫なものになったと言えるでしょう。とりわけ話の中で在日朝鮮人社会が民族学校を守る為にどれだけ血のにじむような戦いをしてきたかとか、日本の朝鮮植民地支配という歴史的経過から民族教育の権利が当然守られなければならないといった基本中の基本の大事な所がまるで語られなかったのはいくらなんでもひどすぎました。まあゲスト陣からしてそんな事がしゃべれるようなメンツではなかったと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが。中でもいくつか気になったトンデモ発言などをいくつか列挙しておきます。
 
(1)
ゲストの一人である韓東賢は週刊金曜日のコラムで今回の朝鮮学校無償化排除を「悪いことばかりではなかった」などととんでもない事を言った人間ですが、この日のトークでは参政権問題について「選挙で投票しても世の中変わらないから期待してない」という選挙に行かない日本人のような発言をして辛淑玉にすら呆れられていたどうしようもない馬鹿女でした。予想通りというか、予想以上というか…。
 
(2)
受講者の中になんとマガジン9条の編集者だという女性が。受講者同士のディスカッションの時間に筆者はこの女性に例の差別的なタイトルをつけた韓国人留学生の記事について質問すると「あれは執筆者(キム・ソンハ)がつけたものだから」と言い訳してきました。それでもそういうタイトルは編集の側がやめさせなければいけないだろうと筆者が言うと、彼女は「世間ではどうか知らないが私はあのタイトルを差別的とは思っていない」と開き直りですよ。もう何と言うか、あのマガジン9条という所の編集者達は根本的な思考が完全に狂ってしまっているんですね。そうとしか思えない。さすがにこの発言に対しては側にいた寺脇研(カタリバ大学の園長でこの日の司会役。元文部官僚でゆとり教育を推し進めた人。彼は一応9条護憲派だそうで、そのせいでマガジン9条にインタビューされた事もあり)も「それはまずいよ」とたしなめていたほどでした。
 
(3)
で、この日のゲスト陣で最大の目玉ともいうべき辛淑玉ですが、トークの最初の方で例の石原慎太郎の「与党には親などが帰化した党首、幹部は多い」発言を批判し、それに対する福島瑞穂の反発も「彼女は朝鮮人が嫌いだからああいう言い方をした」とバッサリ。まあそれはいいとしましょう。で、ディスカッションの時に筆者は例の川人博が日弁連に噛み付いた要請書の件を辛淑玉に聞いた訳です。あの要請書の中で川人は朝鮮学校を悪く書く為の参考資料として辛淑玉ら在日の書いた本を3冊も列挙しており、「あなたの書いた本が川人に利用されているではないか」と。そしたら彼女は「新しい歴史教科書をつくる会が朴慶南の本を利用したように、昔から日本人はああいう形で朝鮮人を使って朝鮮人を攻撃する」とずいぶん他人事のような返答をしてきました。あんたが書いた本でしょうが。それが無償化除外という民族差別を正当化する論拠に悪用されてるんですよ。川人に対して腹が立たないのかと聞いたら「彼とは過労死裁判の頃からの旧知だが、色々な活動を通してああいう考えに変わったのだろう。その気持ちはよく分かる」とやけに物分りの良い答えです。石原慎太郎はおろか福島瑞穂にまで噛み付いておきながら、なぜ川人博に対してはそんなに大甘なのでしょう。これまでの「人権派・労働問題弁護士」という看板を掲げて拉致問題関係者の中で今や重要な役割を担い、在日朝鮮人への人権抑圧や差別を正当化するのに邁進している川人博という男は、はっきり言って石原以上に許しがたいひどい存在とも言えるでしょう。なまじこれまで「人権派」とされてきた人間がそういう事をしているだけに、石原以上に罪深い訳です。ところが辛淑玉は川人に対しては同情するだけで全く批判しようとはしませんでした。辛淑玉という、在日朝鮮人の人権を商売のネタにしているこの女の本性はまさにこれにあるのではないかと思いました。すなわち、石原慎太郎は批判出来ても川人博を批判出来ない(しない)という点に。週刊金曜日最新号(4月30日号)の天皇特集でも植民地支配や侵略戦争の責任を全く問わない腰砕けな天皇制批判しか出来ないのも無理からぬ事でしょうな。
とにかく朝鮮人への差別問題をあれこれ言う割には、同じ朝鮮人社会に対して恐ろしく冷淡・冷笑的ですよ。この辛淑玉という人は。
 
で、カタリバ大学から次回の講座の案内が来たのですが…。何でも今度は9.11事件がテーマだそうで、「911のこどもたちへ」という映画を上映しての開催となるようです。この映画がどういうものか検索してみるとその内容がすぐに分かりました。アホらしいのでリンクは貼りませんが、気になる方は適当に検索して調べてみて下さい。この映画、要するに「9.11陰謀論」の映画なのですよ。映画の出演者もきくちゆみであるとかベンジャミン・フルフォードといったアッチの世界に行っちゃってるおなじみの陰謀論業界の「スター」が勢ぞろい…。もういいよ。
とりあえず、カタリバというNPOは日本財団がタニマチの一つになってるだけあって、予想通りのトンデモであったという事ははっきりしました。でも、ここの受講者は高校生や大学生くらいの若い人が多い訳です。それこそ無償化問題はじめとする在日朝鮮人問題などろくに知らないような若い人達が。そういった人達にあんなトンデモを教えるのはやめるべきでしょう。背筋が寒くなります。
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