例の
「日本死ね」が流行語大賞のトップテンに入ったという。流行語大賞なるもの、もう十何年も前から本当に流行している言葉や世相を鋭く突いた言葉が全く選ばれない有名無実な存在に成り果てている(例えばオウム事件があった95-96年にかけて、世間で流行った「ポア」などのオウム関連の言葉が全くランキングに入らなかった)ので、とっとと廃止すべきだし、その考えは今も変わらない。それでも今回「日本死ね」が入ったのは近年にしては珍しく世相を反映したセレクトではあるだろう。だからといって流行語大賞そのものの価値が高まったりした訳では全くないのだが。そもそも発言の主ではなく、それを国会で取り上げただけの民進党議員がなぜ受賞するのか全く理解出来ない。
が、しかし…。
筆者もこの「日本死ね」という言葉をこれまで無意識に多用してきたのだが、それは軽率な振る舞いであったようだ。@haiekiという方のツイッターを見て、「日本死ね」の発言主にも少々問題があるという事を知ったからである。
https://twitter.com/haieki/status/804615625939161088
死ヶ崎@haieki
それはそうと件の「落ちた人」は、やながせ裕文やおときた駿の「韓国人学校」反対ツイートをRTする御仁なのはお忘れなきよう。
1:18 - 2016年12月2日
子供を保育園に入れられなかった母親の感情というのはあるだろうが、それでも「韓国学校に土地を貸したせいで俺達日本人の為の保育園が建てられない」みたいなデマに不用意に乗っかり、そのような主張をしているレイシストの発言を好意的にリツイートするのはあまりに軽率で思慮の足りない行動であろう。何よりも
おときた駿は「東京都は保育園作るな」と主張してきた政治家ではなかったか。そのように子供をまともに保育園にすら入れられない今の日本の政治体制そのものの政治家、すなわち「不倶戴天の敵(のはず)」を知ってか知らずか好意的にリツイートしてしまうというのは、真に致命的な自殺行為である。この発言主にはもう少し勉強をして欲しいと思う。
こうした経緯を見ていて、筆者は「日本死ね」という言葉を使いたくなくなった。代わりに今後は同じ用途として「日本いらない」を使うのが相応しいと思う。
http://pinkydra.exblog.jp/24735756/
4コマまんが「ある日の入管」27
東京入管に収容されたこの2人の家族である父親と長男も、だいぶ前に収容され、すでに牛久入管に移送されていた。お互い収容されているので、会うことはもちろん電話などで声も聞く事すら許されなかった。唯一の伝達手段は手紙だけ・・・・。
補足:この漫画では、第三国という言葉がたまに出てくるが、難民認定されるより確率ははるかに低い。母国には帰れない、日本で難民として認められずヴィザも出ない、なら別の国に行きたいと思っていてもヴィザがなければ出国はまず不可能に近い。つまり八方ふさがり。
まさにその通り「日本いらない」であろう。これからはこの言葉を使おうではないか。「日本いらない」に加えて「安倍いらない」「自民党いらない」「天皇制いらない」「米軍基地いらない」「自衛隊いらない」「日米安保いらない」「消費税いらない」「子宮頸ガンワクチンいらない」「遺伝子組み換え食品いらない」「朝鮮共和国への制裁いらない」「原発いらない」「入管いらない」…それで良いではないか。
筆者は今後この言葉を使っていきたいと思う。今の日本において、人民による抵抗と批判の言葉として大変優れた言葉ではあるまいか。もちろん流行語大賞ごとき不名誉なものに選ばれる必要はない。なぜなら、
「流行語大賞いらない」
からである!
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