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【翻訳記事】金甲洙氏のフェイスブックより「朴槿恵の身辺確保火急、緊急逮捕と拘束収監以外に答はない」

https://www.facebook.com/kimcapsu/posts/729821900502090
2016.11.27 8:07

朴槿恵の身辺確保火急、緊急逮捕と拘束収監以外に答はない
―李承晩のケース、朴正熙のケース二つとも駄目だ

11月12日の民衆総決起直後に私は朴槿恵の退陣は時間の問題になったと言いつつ、おそらくクリスマス(12月末)を前後して事態は絶頂に至るものと予測した事がある。依然として朴槿恵はびくともしていないと舌打ちする人々が多い。だが状況がこれほどまでに至れば、朴槿恵の退陣は朴槿恵個人の意思によって行われるものではない。

1960年4.19当時に李承晩が「下野」したのは4月26日だったが、驚いた事に李承晩は当日午前までも下野を拒否していた。これは李承晩の下野が本人自身の意思とは無関係に行われた事を知らせてくれる。もちろん最終的な瞬間に決心したのは李承晩だが、彼をしてそうしなければならないようにしたのはまさに「民衆の抗争」だった。

問題は当時の民衆が、李承晩をして下野後に国外亡命する事まで防げなかった所にあった。反面に朴正熙は「下野」も出来ず死んだ。朴正熙は内部権力の一員であった金載圭によって除去された。

歴史的に見て国家最高権力者が他意によって失脚する場合は「李承晩のケース」よりは「朴正熙のケース」がもう少し多い。だがここで我々が非常に注目せねばならないのは、朴正熙を除去した金載圭もまた除去されたという事実だ。

私は朴槿恵の除去は朴正熙のケースが最悪、李承晩のケースが次悪であると規定する。最高権力者が殺されれば瞬く間に同情論が拡散される。こうした場合に歴史は「反動(reaction)」へと流れるようになる。朴正熙以後に全斗煥が登場したのは誰もが知る事実だ。

ならば李承晩のケースはどうか? この場合歴史は反動ではないが反正(restoration 以前の状態への修復、復旧の意。訳注)へと流れるようになる。朝鮮朝には燕山君時代の中宗反正、光海君時代の仁祖反正があった。これによって権力地形は変化したが、依然として全州李氏が王位を継承したという点で、この二つの反正は1392年の易姓革命の価値に全く及ばなかった。

だが遺憾な事に4.19は中宗反正や仁祖反正にも及ばない結果を醸し出した。とりあえず李承晩以後に国家権力は許政過渡政権を経て張勉政権へと移ったが、実際に張勉こそ李承晩に劣らず非自主的な反北親米政権に過ぎなかった。張勉政権は1年もしないうちに5.16反動クーデターを迎えた。

我々はこの二つの歴史から冷静に悟らねばならない。朴槿恵は朴正熙のように死んでもいけないし、李承晩のように下野・亡命させるようにしてもならない。このようになった場合、旧悪の歴史は清算されない。いや、清算はおろか隠蔽・歪曲され、甚だしくは旧悪の歴史が美化すらされる。

全斗煥を無力化させた1987年の6.10も同様だった。6.10やはり一種の反正であったと言える。人々はこの時金大中・金泳三の両金氏分裂で失敗したと言うが、それは近視眼的な歴史観に過ぎない。

盧泰愚の登場はすでに6.29談合の時に決定されたも同然だった。結局問題は「6.29談合」(1987年6.29宣言以後に7月31日から9月16日にかけて憲法改正の為に全斗煥・盧泰愚側、民主党内金泳三派、同金大中派が集まって協議した8人政治会談の事を指す。ここで協議された改憲内容は民主化の為に扱われるべき内容がかなり欠けており、盧と両金の各人が次期執権に有利な制度を確保しようという「利害調整」の談合的要素が大きかった。訳注)にあったのだった。さらに言ってその時の抗争を最後まで押し通して五共(全斗煥体制である第5共和国の略。訳注)勢力を断罪し、金大中と金泳三が残って競争する構図の選挙を行わねばならなかったという事だ。

したがってこの厳重な時間に、我々はなぜこのような失敗達が繰り返されるのかを深刻に認識せねばならない。それは抗争は民衆がしておいて、抗争以後の主導権を第2既得権権力者達に委任した為ではないか?

ならば今日の第2既得権勢力は誰か? セヌリ党内非朴槿恵派と民主党と国民の党と正義党ではないか? こうした点で私は、この重にして大な時点で特定野党政治家を追従するいわゆる「ファンダム市民達」の覚醒と自制を求めない訳にはいかない。

先に述べたように、朴槿恵はいかなる形態であれ間もなく除去される。さらに言って除去如何が重要な時点は過ぎたという事だ。これからは除去の形態と除去以後を討議して決定せねばならない。とりあえずは既存体制による弾劾は最悪だ。すでに青瓦台は「むしろ弾劾手続きを踏んでみろ」と傲岸不遜な態度ではないか?

朴槿恵を李承晩のように自らの足で降りて亡命させるようにしてはならない。朴正熙のように内部から除去させるようにしてはなおさらいけない。この二つの場合を未然に防止するには、朴槿恵を民衆の圧力で緊急逮捕・拘束収監させて身辺を確保する事が急務ではないのか?

訳:ZED


例によって金甲洙氏のフェイスブックより翻訳して御紹介させていただいた。今の韓国の状況と今後いかにせねばならないかを鋭く指摘している文章で、せめてこれくらいのレベルの記事が日本でももっと増えて欲しいと切に思う。
日本の「朝鮮半島専門家」(在日朝鮮人か日本人であるかを問わず)どもはどれもロクな者がおらず、此度の韓国の事態に対してもまともな事を言ってるのを見た事がない。この期に及んでもまだ朴槿恵を決死擁護し続けている河信基(笑)。2016年というこの時代になってもまだ「この間に北が攻めてくるぞおおおおおッ! 文在寅と民主党は北の手先だぞおおおおおッ!」という戯言をわめき散らすしか能がないコリア国際研究所の朴斗鎮。おめえ一体何10年前の化石反共主義者なんだよ(笑)。あんな事を真顔で言って、朴斗鎮はよく恥ずかしくねえな! 極めつけは「朝鮮半島問題専門誌「コリア・レポート」の編集長」である辺真一であろう。「朝鮮半島問題専門誌の編集長」たる者が、これまで盧武鉉の事をよく知らなかったみたいな事を言ってるのだからアホの一言だ。じゃあおまえが以前に出した「大統領を殺す国 韓国」とかいう本は何なんだ? 盧武鉉の事を何も知らないくせに「韓国の大統領」を書いたというのか? 「できることなら彼が大統領になるまでの経緯を詳しく書き加えたくなった」ではなく、今すぐその本絶版にしろよという話だろう。ついでに辺真一という人間もマスコミから永遠に絶版になるのが望ましい。これら在日2世総連転向者の河・朴・辺という百害あって一利のない「有害廃棄物オヤジズ」は一刻も早く、朴槿恵共々除去されるべきであろう。同胞の迷惑を一切顧みずただただ私利私欲の為に日本と韓国の右翼に媚びへつらうこの手の旧悪が一掃されねばならないのは、在日の社会も同様である。

それはともかく「朴槿恵の除去はもはや時間の問題で、それも本人の意思とは無関係に追い込まれる」という金甲洙氏の見立ては筆者の見通しとは若干違うものの、「除去の形態と除去以後」が重要であるという点は全くその通りであろう。民衆の力で打ち倒されて旧悪が一掃されねばならず、その為の朴槿恵除去なのだから。今韓国国会では野党の弾劾手続きが進行中であり、これにセヌリ党からどれだけ造反者が出て可決されるかというのが注目を集めているが、これこそ内部権力の一員によって除去される「朴正熙のケース」に近い。朴槿恵弾劾が通っても次に憲法裁判所の審判が待っており、その間は例の公安検事出身者で朴槿恵に勝るとも劣らない極悪総理・黄教安が権限代行になるに過ぎない。憲法裁判所の認定が仮に通ったとしても、今度はセヌリの非主流派造反組が大きな顔をしてくるであろう。「俺達がこれだけたくさん造反したから朴槿恵を退陣させられたんだぞ」と。だからハンギョレの言う「国会の圧倒的な弾劾案可決が必要」というのは、むしろ後に大きな災いを残す危険もはらんでいるのである。ノータリンもいい所だ。もちろん今の野党もセヌリに劣らぬ酷さなのだが。
こうした面を決して忘れてはならない。国外へ逃げられる訳にも、権力内部の都合で除去(これは親父の時のように必ずしも死による除去を意味する訳ではない)される訳にもいかない。旧悪もろとも裁かれねばならないのである。
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