カダフィ政権もう長くない、革命は最終的に勝利=リビア元王子
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110223-00000831-reu-int
この王子様、自分がデモ隊の先陣を切って治安部隊と戦った訳でもないくせにずいぶんと偉そうな物言いです。
まあ要するにこの王子様は、実家が昔カダフィの革命で王座を追われて零落したので、今回の民衆蜂起でカダフィが倒れれば自分たちに再び王位のお鉢が回って来ると期待して、こういう事を言っているのは誰の目にも明らかでしょう。はっきり言えば「卑しい」の一言です。
ちなみにこの王子様の大叔父で国王だったイドリス1世という王様は、欧米の石油会社から得た石油収入を国民に還元する事など一切考えずに、贅沢三昧しながら遊び惚けてばかりいた典型的な「アラブの腐った王様」でした。そりゃ当時カダフィが革命起こしたのも当然でしょ、っていう話です。現在のカダフィ政権が国民の不興を買っていたとしても、だからといってそれ以上に腐敗していた旧王族の出る幕なんかないし、リビアの国民達もこんな前時代の遺物に戻ってもらいたいなどと誰も思っちゃいないでしょう。
まさにおまえが言うなよという典型例です。こやつにリビアの革命がどうのこうの語る資格などない。それ以上にこんな奴にコメントを聞くなよとも思います。西側諸国の「社内報」ことロイター通信にとってはそれなりに下心あっての報道なのかもしれませんが。
ソ連が崩壊する前後の時期にも旧ロマノフ王家の継承者であるウラジミール大公は「わしが新しいロシアの皇帝じゃああああッ!」と粋がったまでは良かったものの、世論調査でロシア国民の9割以上が帝政の復活を望んでいないという集計結果が出ました。それでその老いぼれ大公様がどうなったかというと、その世論調査の結果にショックを受けて体調を崩し、そのまま御崩御あそばされておしまいになられました(実話)。
落ちぶれた王様が考える事というのはどこでも万国共通なのですね。たぶんこのリビアの王子様もいずれロシアの大公様のように、自分がいかに国民から支持されていないか、カダフィよりもはるかに嫌われているという事を知って、同じ末路をたどる…と思います。
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