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韓国右翼・保守派にとっての日本共産党とは

「統合進歩党は日本共産党をみならえ」
「日本共産党はソ連や中国や北の事を勇敢に批判している」

「日本共産党は日本で最も親韓派の政党」
「日本共産党は独島(竹島)領有権を放棄しろと主張している」
「日本が極右化しないのは共産党のおかげ」

知らない人が見ると驚かれるかもしれないが、これらはいずれも韓国の保守派や極右(と頭の足りないノンポリ)が日本共産党を語る時に、必ずと言って良いほど言われる評である。韓国の右翼が、だよ。信じられる? 大絶賛してんだよ。

韓国の極右や保守派にとって日本共産党とはどういう存在なのか? 一言で言うと「大変便利で重宝する友軍的存在」という事だろう。つまり自国内の反独裁勢力・平和統一勢力・親北勢力を攻撃するにあたって、日本共産党の肩を持った方が大変都合がよろしいのである。前にもちょっと述べた事があるが、韓国の極右・保守派にとって宿願である日韓安保・軍事協力のさらなる強化を図るには、韓国民衆が一般的に抱いて危惧している「日本は過去の植民地支配を反省も謝罪もせず、右傾化している危険な国」というイメージ(にして正しい認識なのだが)がある限りは非常に難しい。だからこそ「日本は右傾化なんかしてないんだ。植民地支配に対して真面目に謝罪しようとしている「良心勢力」ががんばって食い止めてくれているんだ。日本はちっとも危険な国なんかじゃない。だから安保協力を進めても全く問題ないんだ」という方向に世論を誘導したい訳だ。だからこそ朝中東のような保守メディアは共産党に加えて、しばき隊・野間一派をはじめとする連中をも必死になって「日本の良心勢力」として持ち上げようとする。韓国(今でも共産党が違法とされている反共国家である!)の極右・保守派がどうした事か日本共産党をやたらヨイショするという珍現象の理由はそういう事なのだ。また、日本共産党が北の朝鮮労働党と険悪な関係なのも、「敵の敵は味方」論理で南や民団に接近するもう一つの理由である。韓国の軍事独裁勢力も日本共産党も、朝鮮民主主義人民共和国を「共通の主敵」とする点では何の問題もないどころか、完全に利害の一致した同盟関係になれる。他にも赤旗のソウル支局を作りたいとか、韓国で影響力を増大させたいとかいう狙いがあると言われてはいるようだ。「日韓の癒着と共犯関係」とは、冷戦時代までは「韓国の軍事独裁勢力と日本の右派・保守政権」のそれが定番だったが、今や「韓国の軍事独裁勢力と日本共産党」の間にもお互いの利益の為に野合が成立した。日本右派のと違い、日本共産党のそれは「遅れて来た日韓癒着」ではあるが。

現与党・セヌリ党に代表される韓国の極右・保守派・旧軍事独裁勢力というのは植民地時代の親日派勢力の流れを汲んでおり、日帝の侵略戦争や植民地支配に抵抗してきたはずの日本共産党とは本来対立する立場のはずだ。が、実際にはそうなっておらず、日本の右派・保守勢力と伝統的に癒着してきた韓国極右・保守・親日勢力(共産党の宿敵であるはずの統一協会も当然この中に含まれる)に大変歓迎される存在になり、そうした「韓国での好感度」を自らも韓国での売り込みに利用しようとしている。日本共産党が北に対しては「人権侵害国家」「3代世襲」といってあらん限りの罵倒をして、対朝制裁にも国会でずっと賛成し続けてきたのに対し、南の朴槿恵政権で行われている国家保安法濫用や労働運動への弾圧、世界最多の自殺率、韓国のグアンタナモと言われる脱北者収容所といった人権問題を全く批判しないのもそうした文脈で見ると分かり易い。身も蓋もない言い方だが共産党と言えども究極的には「俺様の党派的利権・利害が第一」で動いており、日本の歴史問題や民衆の利害は二の次という点では自民党や公明党や生活の党(笑)とさしたる違いはない。

いずれにせよ、現在の日本共産党の政策や行動は朝鮮半島の民族和解や平和統一にとっては有害極まりない。日共は日本国内の他問題はいざ知らず、朝鮮半島本国や在日の問題に一切関わるなというのが正直な所だ。共産党は自分では「日韓友好推進」のつもりでいるのだろうが、実際には韓国内の極右や(左右問わぬ)吸収統一勢力を利する結果にしかなってない。朝鮮半島の視点から見れば、今の日本共産党とは国と民族の分断と対立に加担して利益を得ようとしている典型的な「外勢」の一つでしかなく、米帝や日帝とそんなに違わないのである。まあ、天皇制を容認し、従軍慰安婦問題での吉田証言を問答無用で全否定している今の共産党は、すでに戦前の共産党ではないのだから。「国家次元の謝罪と賠償を」という建前とは裏腹に、共産党も従軍慰安婦問題を「朴裕河的和解」方式で可能ならば幕引きさせたいという本音が密かにあるのではないかと疑いたくなる。本国の人間達もこうした日本共産党の持つ「限界」と「帝国主義社民としての本質」に早く気付くべきだろう。


韓国の極右・保守勢力にとって、日本共産党と同じ使われ方をしている「大変便利で重宝する友軍的存在」がもう一つある。和田春樹だ。

朴裕河教授の主張は、恐れ多くも日本を代表する良心的知識人であらせられる和田春樹教授が支持しているのだッ! 貴様はこれを知ってもなお朴裕河教授を「日本右翼の代弁者」扱いするのかッッッッ!

というのが、今では韓国の親日極右派が朴裕河を擁護する時の決まり文句になっている。典型例は以下リンク先(韓国語記事)を参照。ただし他にもちょっと読んだだけで気分の悪くなる内容が山ほどなので、閲覧は「自己責任」でお願いします。

http://blog.donga.com/confetti/archives/2624

言うまでもなく和田春樹は「国民基金」や「独島日韓共同領有論」など、「朴裕河式和解」を積極的に主張している。シンポジウムでも隣り合わせに座って、実に仲良さそうにしていた。2007年の時も2014年の時も…。これほど「日韓仲良くしようぜ」を象徴する図はないだろう。

http://voicejapan2.heteml.jp/janjan/government/0704/0704170950/1.php
元従軍慰安婦への償い事業 光と影~アジア女性基金解散にあたり 2007/04/18
財団法人・女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)の解散にあたって、同基金の前専務理事・和田春樹氏(東京大学名誉教授)と、韓国・世宗大學教授・朴裕河(パク・ユハ)氏(※)が6日、東京の日本外国特派員協会で、同基金の解散にあたって講演した。

「日本では共産党が右傾化を食い止めてくれているんだ。だから日本は危険で無反省な国じゃない」
「朴裕河は和田春樹に支持されてるんだ。だから日本右翼の代弁者じゃない」

何でしょうかこれらは。例の「俺には黒人(その他在日とか同性愛者とかマイノリティなら何でも可)の友達がいるんだ。だから俺は差別主義者じゃない」論法の派生応用編というやつでしょうか。とにかく「共産党とか和田春樹とか、日本の良心勢力」の友達さえいれば親日派だろうが軍事独裁勢力だろうが、どんな極悪人でも善良な愛国者にたちどころに大変身! 韓国の悪質勢力にとって、身分ロンダリング(英語ではpersonationというぴったりな言葉がある)するのに実に便利で万能な道具なんですね。「日本の良心勢力の友達」って。

「誰彼には日本の良心勢力のお友達がいるんだ! だから…」

これは「日韓トモダチ作戦」とでも名付けるべきであろう。韓国側は、恐れ多くも「日本の良心勢力」様とのコネさえひけらかせば、どんなワルでも素晴らしい「愛国者」に大変身。日本側は、「誰でも(ハンギョレのような進歩派から日帝植民地支配を肯定するバリバリの親日極右まで)いいから現地の韓国人」とのコネさえ出来れば、「現状打破の知恵を持つ知韓派」のごとき顔が出来る。韓国極右・保守勢力(ただし現時点では統一協会を除く 笑)と日本共産党の野合関係、朴裕河と和田春樹のパートナーシップ。両者の利害は何から何まで一致しているのだ。こういう「日本の良心」をありがたがって権威付けしたがる韓国人の親日事大主義もいい加減卒業すべきだろう。「日本に良心勢力などいない」ぐらいに考えて警戒しておいた方がまだ無難なのが、今の東アジアの正しい情勢認識である。

「朴裕河は日本右翼の代弁者」だって? それはその通りだ。ただし朴裕河は「だいべん」は「だいべん」でも「大便」の方だろう。植民地支配・侵略戦争責任をなかった事にしたい、醜い日本人の願望がひり出したクソ、それが朴裕河という人間だからだ。実に幸い(?)な事に、「代弁」と「大便」は朝鮮語においても「テビョン 대변」で同音であり、このシャレは日本語でも朝鮮語でも全く同じに通用する。

朴裕河という存在は日本右翼のだいべん(代弁)にしてだいべん(大便)である。
박유하라는 존재는 일본우익의 대변(代辯)이면서 대변(大便)이다.

そんなクソと癒着(笑)している日本の「良心勢力」「右派・保守勢力」も当然…。

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