東京都知事選について韓国側の反応を見ていたのだが、どうも向こうの進歩勢力や緑の党に代表される環境保護運動の世界では細川護熙の出馬を大絶賛しているようだ。京郷新聞やプレシアンなどでは細川と小泉を応援する記事がここの所立て続けに載っている。何で韓国でこんなに細川や小泉を持ち上げるのか、はっきり言って気持ち悪くなるくらいだ。
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201401222041005&code=990334
[特派員コラム]また刀を抜いた小泉
http://www.pressian.com/news/article.html?no=113040
アメリカ、駐日米軍撤収を検討した。なぜ?
http://www.pressian.com/news/article.html?no=113155
日本の力…70代老人の「未来の為の連帯」
あまりに馬鹿馬鹿しいのでこれらの翻訳はしないが、要約すると
日本では細川と小泉の両首相経験者が都知事選で脱原発を掲げて選挙に出た。日本ではかつて原発を推進した政治家までもが今や「脱原発」に舵を切っている。チョーうらやましい。それに引き換え韓国では…。
というものだ。早い話、日本で広瀬隆や鎌田慧だのが言ってるのと同じ事を言っている。朝鮮語の分かる方でもこれらの記事を読むのは飽くまで自己責任で! 読んでて気持ち悪くなっても筆者は責任を取れません(笑)!
↑ 東京都知事選の細川と小泉を大絶賛する記事をトップにデカデカと載せた、2014年1月26日プレシアンのトップページ。馬鹿なの? 朝中東だってここまで酷い記事は載せないよ。プレシアンはどこまで駄目になっていくのだろう…。今や韓国の進歩派メディアでも最低最悪最凶ではあるまいか。
それはともかく、日本で細川支持を表明している左派だの反原発運動勢力の言い草と同じ事を、韓国の連中までもがそっくりそのまま言っているのには呆れるしかない。グラップラー刃牙の最凶死刑囚じゃあるまいし、これは一体どういうシンクロニシティなのやら。
上記記事のうち一番下のものは韓国緑の党共同代表である河昇秀(ハ・スンス 하승수)弁護士の書いたものだが、日本の都知事選で細川・小泉組を支持するというのが韓国緑の党の事実上公式見解と見て支障はないようだ。しかも韓国の反原発運動も今回の日本のようになったらいいみたいな事まで言っている。心配しなくてもいい。遠からず韓国の反原発運動も間違いなく「日本のように」なるだろう。3.11後の日本のように腐敗と堕落と変節の限りを極めた惨状に、だ!
細川護熙が突然「脱原発」を掲げて都知事選に出たのは、反自民票を分割させる以上のものでは決してない。そこに堕落して権力亡者になった脱原発運動勢力が機会主義的に乗っかっただけの話である。細川は自身が総理になった93年にも、同じように口先だけ「アジアへの謝罪」を言ったが、具体的な中身や行動は何もなかった。首相就任当初は水俣病問題の解決に積極的な素振りをしておきながら、実際に水俣病京都訴訟で国の過失を認める判決が出た途端「立場が変わった」などと言い出したではないか。仮に細川が都知事になったとしても、20年前と同じ事を繰り返すだろう。今度は広瀬隆と一緒になって「立場が変わった」と言い出すに違いない。
それ以前に都知事に原発再稼動の権限などあろうはずもなく、原発立地自治体でもないのに「脱原発」を一番の争点にする事自体、みんなおかしいと思わないのか?
こうした日本の事情が韓国では詳しく知られていないのはある程度仕方ないとは言え、それでも日本の脱原発運動とシンクロしたかのように細川・小泉をここまで持ち上げるのは酷すぎる。
向こうの反原発・環境運動が軒並み細川・小泉を支持して「日本がうらやましい」などと妄言を吐いたのを見て、筆者は韓国の民主勢力絶滅だと思った。これがかつての軍事独裁政権と戦ってきた民主化勢力の成れの果てとは…。
これは一体どこの日本ですか(笑)?
日本の広瀬や鎌田や原子力資料情報室らの堕落ぶりと同じで、韓国でもかつて素晴らしい戦いをしてきた個人や運動体も同じように変節と堕落の道をまっしぐらという事である。韓国と日本の未来は、仲良く一緒に地獄に堕ちる以外にあり得ないのではないか。「仲良く共犯・癒着しようぜ」から「仲良く一緒に地獄へ堕ちようぜ」というのが「真の日韓新時代」というオチだろう。
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