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「憲法9条にノーベル賞を」運動について再び その2

で、この運動に対する韓国での反応についてもう少し詳しく補足を。前回では進歩派4大メディアの一つである京郷新聞の論説委員がこれに賛意を表するという絶望的な醜態を御紹介したが、対する保守派も負けてはいない。「韓国の産経新聞」こと朝鮮日報も「憲法9条にノーベル賞を」を褒めていた。以下に該当記事結尾部分を翻訳抜粋する。強調部分は訳者による。

http://kg50.net/apsun/board.php?board=freeboard&command=body&no=7012&PHPSESSID=ddc70e7d46ca70b2a010d18269143578
朝鮮日報 万物像 「日本国憲法9条」(韓国語記事)

日本国民の意見も解釈改憲に否定的だ。少し前に朝日新聞世論調査で「集団的自衛権行使反対」が63%、「憲法9条維持」が64%だった。数日前にノーベル賞委員会が日本国憲法9条を平和賞候補に上げた。日本のある主婦が「憲法9条に平和賞をくれ」として委員会に手紙を送って後、推進委員会まで出来て請願した結果である。戦争しない国を子孫に受け継がせてやるのが請願運動の目的という。100年前(日清・日露戦争時)と違って現代の日本には、安倍政権の暴走を防ごうとする人が少なくなく、せめてもの幸いだ。

日本にはこんなに平和を愛する「良識派(この中にはもちろんバリバリ改憲派の長島忠美&金子恭之も入る)」がたくさんいるんです! これらが安倍政権の暴走を止めようとしているんです! 100年前と違って韓国にとっては実にラッキーではありませんか!
と、日頃から植民地時代や軍事独裁時代を礼賛し、韓日安保協力の強化を訴えている朝鮮日報は言いたい訳だ。そりゃあそうだろう。今の日本が「過去を反省せず、再軍事化に狂奔し、再び朝鮮半島を勢力圏にしようと狙っている恐ろしい国。国民の間にも民族差別感情や日本人優越主義が蔓延して、それを下支えしている。日本において在特会は決して特別な存在ではない」というありのままの本当の事を正しく書いてしまったら、世論に猛反発されて肝心の韓日安保協力が出来なくなってしまうじゃないか! したがって、一見矛盾するように見えるが、韓国の右派・保守派マスコミというのは日本の左派・リベラルや、最近では「在特会カウンター運動」を過度に「良識派」扱いして持ち上げようとする傾向が強い。そうする事で「日本の市民社会にはこんなに良心勢力がたくさんいるんだぞう。だから日本がまた軍拡化する事はないんだぞう。だから韓国と日本は安保・軍事協力しても何の問題もないし、安心していいんだぞう」という印象を与えて、韓国の民衆の警戒心を緩めさせたい訳である。朝鮮日報が「憲法9条にノーベル賞を」を褒めるのは、連中にしてみれば全く理に適った言い草だ。前に取り上げた温報(オンバオ)が桜井信栄に気持ち悪いラブコールを送ったのももちろんそうだし、朝鮮日報と並ぶ保守メディアの雄・東亜日報も野間易通や木野トシキを「日本の良心勢力」扱いしてヨイショした事があり、これらは全て韓国民衆の日本に対する警戒心を緩めさせる為にやっている。
対する京郷新聞やハンギョレのような進歩派マスコミが日本の左派・リベラルを持ち上げるのは、軍事独裁時代に民主化運動で日本側と連携していた頃からの腐れ縁が続いているのに加え、その後日本社会が左派勢力も含めて大きく右傾化していき、韓国の進歩派も民主化後に大きく堕落して日本に対する批判精神を失った為だ。韓日共に左派勢力が駄目になったという事である。その結果、保守の朝鮮日報から進歩の京郷新聞まで韓国の言論はどこもかしこも「憲法9条にノーベル賞を」運動を左右全マスコミぐるみで賛成するという珍現象に陥ってしまった。韓国では保守派も進歩派も、日本の左派・リベラルを批判しないか出来ない。本来なら進歩派メディアこそ、そのような日本の運動の欺瞞性と偽善性を暴いて批判しなければならないのだが、そうならずに機能不全に陥っている。
韓国の進歩派も保守派も、仲良く日本の憲法9条にノーベル賞がもらえるようにしようぜ!

【日韓修身ナルシズム同盟ノ句】
日韓 ヨイ 国、 強イ 国。
アジアデ 唯二ツ 自由ト 民主主義ニ カガヤク エライ 国!

日韓知識人共同声明が典型例だが「アジアで日本と韓国だけが自由と民主主義の価値観に基づく国家を築き上げた。これからのアジアを牽引していくのは、自由と民主主義の日韓だ」という鳥肌もののキモいセリフを平然と言う知識人が日本にも韓国にもいる。日韓いずれのマスコミ・知識人達も左右問わず、恐ろしいほどのナルシズムにイカれている惨状だ。そりゃあ、こういう狂的ナルシストほどノーベル賞みたいな「権威」が大好きだわなあ(笑)。
(続く)

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