忍者ブログ

Super Games Work Shop Entertainment

Home > 韓国進歩言論 한국진보언론

予想通りだったハンギョレの反応

前の記事で予想した通り、「東京大行進」のヨイショ記事がハンギョレに載った。書いたのはもちろん「しばき隊礼賛」「日本は侵略戦争を謝罪してきた」の鄭南求(チョン・ナムグ)論説委員兼日本特派員である。

http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/604130.html
新宿の街1500余名「差別やめよう」さらに大きくなる叫び

まだ韓国語本家のみで日本語版では翻訳配信されていないが、多分近いうちに掲載されるだろう。腹が立つので翻訳する気に到底なれない。歯の浮くような美辞麗句が並べ立てられており、「日本では良心的な市民達がレイシズムを乗り越える為に本格的に結集してる」という、どこの異次元とも知れぬ平行世界のSF物語をあたかも「日本社会の真実」のように韓国へ紹介している。何もかも予想通りの展開だ。
日本は過去を反省してるとか、差別の撤廃に前向きだとか、現実と全く違う風説を流布して韓国民衆に誤った日本観を広めて回るハンギョレはもう滅びるべし。もはや朝中東よりも悪質だ。

これを見て韓国の進歩派はますます日本の現実を見誤る事になるだろう。そして東京大行進のような「日本の良識的市民」と手を組むべきなどと、とんでもない誤った考えを抱く事になるだろう。このまま行けば「日本の良識的市民」と思って組んだ連中が、実は「第2在特会」に過ぎなかったという喜劇が間違いなく起こる。それによって韓国の民衆は、従軍慰安婦や強制連行被害者への謝罪と補償をますます遠のかせる結果になるのだ。今のような状況では朝中東のような極右丸出しメディアよりも、ハンギョレのような進歩派メディアの嘘を見抜く事の方が重要なのではなかろうか。
とりあえず鄭南求は本当に問題人物のA級戦犯であり、本来なら朝中東に行くべき人間だ。何でこんなのがハンギョレの論説委員に? ハンギョレがどうしてここまで酷くなってしまったのか、本当に理解不能である。

「東京大行進」は、日本の民族差別やヘイトスピーチの原因は最近の日韓関係の悪化によるものに過ぎない、という重大な歴史歪曲と日帝被害者抹殺を行う為のイベントだった。それが「日韓未来志向」の正体だという事をよく覚えておかれたい。

一つの風刺漫画を御紹介しておこう。これは韓国の人工衛星「アリラン3号」の打ち上げ事業をやる海外企業を入札で決めた、2009年1月頃のものと思われる。この衛星は3年後の2012年5月に発射されたが、受注した企業が戦犯企業の三菱重工であった事と、当時大統領だった李明博(MB)の日帝植民地支配の謝罪や補償を知らん顔した「日韓未来志向」を皮肉ったネタだ。同時に今回の「東京大行進」の狙い所というか本質を鋭く突くネタにもなっているだろう。
絵柄からしておそらく作者は孫文祥(손문상 ソン・ムンサン)で、プレシアンの一コマ漫画と思われるが、詳しい初出は筆者にも分からない。もっと詳しく調べれば分かると思うが。
韓国語原文版と筆者が訳した日本語版を両方載せておく(気に入った方は口コミして広めていただけるとありがたく思います)。

 

強制連行の被害者がロケットに入れられて宇宙へ飛ばされる最中、「韓日新時代へ!」というMBと、「過去は宇宙へ」という旧日本軍の軍服を着た戦犯企業の三菱がほくそえむという構図だ。このネタはMBを朴槿恵に入れ替えれば今でも通用してしまうだろう。三菱のゼロ戦を礼賛するジブリのアニメが韓国で上映されている事を考えれば、作中の「戦犯企業三菱」もそのままで良い。韓日の支配層が植民地支配被害者を切り捨てて勝手に「韓日新時代(未来志向)」などと言っている姿を良く描いたと思う。今ではそこに日本の「民衆運動」や、その実態を歪曲・美化して旗振り役を務めるハンギョレなどの韓国進歩派メディアも「日韓新時代・未来志向(という名の歴史歪曲・抹殺)」の共犯者として書き加えねばならないだろうが。

PR

韓国の進歩派マスコミは1年前の「統合進歩党事態」から何も反省していない

先日取り上げた韓国の統合進歩党の李石基議員が「内乱陰謀嫌疑」で捜査を受けている件、つまり「21世紀版人革党事件」「第2の金大中事件」についてだが、向こうの報道など見ているとますます事態はひどい方向に向かっている。国家情報院(国情院)は「証拠」だといって、李石基らが講演した集会の録音(というか、それが万一本物だとしても、違法に盗聴したのかよという話なのだが。実際には国情院に買収されてやった党員がいたらしい)を文書化した録取書を出してきたのだが、その内容は李石基がモデルガンの改造拳銃や圧力鍋の改造爆弾で韓国に内乱を起こせと指示したという、常識で考えて出来の悪い創作だと一瞬で分かるような荒唐無稽なものだった。はっきり言ってアメリカ政府やアジアプレス(笑)が「シリア政府が化学兵器を使った」と主張するのと同じくらいひどい事実無根なでっち上げだろう。軍事独裁時代に民主化運動を弾圧するべく、KCIA(国情院の前身ね。今の若い人には馴染みのない名称かもしれないが、軍事独裁時代のKCIAといえば恐怖の機関として、韓国民主化運動に興味のない人の間ですらその悪名は広く知れ渡っていた。もちろん当時の韓国独裁政権を手助けする為に、日本の政府や右翼もKCIAに色々な形で協力した事は言うまでもない。韓国の国情院と日本の公安が兄弟のような関係だという事も現代の我々が忘れてはならない事実である)がさんざんやってきた手口と何も変わらない。2013年になってこんな公安事件が堂々と引き起こされるのは本当に信じられないし、世界中で笑いものになって然るべき話だ。ところが…。

この荒唐無稽な国情院の「証拠」を真に受けたり、政治的に悪用しようとする連中がいる。それもセヌリ党や朴槿恵政権側だけでなく、これらと対立するはずの「民主陣営」の中からだ。特に民主党代表・金ハンギルの対応は最悪である。金は国情院が出して来た録取書を見て「大韓民国民主主義史上未曾有の危機状況だ。過去の古い思考と極端主義的思考が民主主義を脅かしている」「大韓民国の価値を否定する勢力があるなら、それらと断固として決別、立ち向かうだろう」とまで言って、国会の李石基逮捕同意案に賛成する意思を示した。

http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001902458&PAGE_CD=ET000&BLCK_NO=1&CMPT_CD=T0000
強硬な民主党「この間に従北イメージ克服しよう」(韓国語記事)

李石基と統合進歩党への攻撃に加担して「自分達はアカや従北派ではありません。大韓民国憲法価値を尊重する立派な反共主義者なんですぅぅぅッ!」と民主党は主張したいらしい。つくづく浅ましくて卑屈な連中である。「過去の古い思考と極端主義的思考」で「民主主義を脅かしている」のは国情院とおまえら自身じゃないのか。大体、李石基と統合進歩党がやられたら、次は自分らの番だという事すら金ハンギルと民主党には分からないらしい。
ちなみに去年の騒動で進歩党から分裂した正義党も民主党と同じで「進歩党は幼稚な従北派」などと攻撃して、国情院を応援するかのようなコメントを出している。日本でも対立している党派が当局に弾圧されているのを見て「いいぞ、警察・公安がんばれ」とはしゃぎ回る新左翼党派がいるが、この民主党や正義党の例はその手の馬鹿が韓国にもおり、世界規模でどの国にもいるという好例なのだろう。

最大野党がこのザマならマスコミもひどいもので、特に進歩派メディアはまたしてもひどい記事を垂れ流している。韓国の4大進歩派メディアであるハンギョレ、京郷新聞、オーマイニュース、プレシアン(頭文字を取っていわゆる「ハン・京・オ・プ」)の中でも一番酷い報道をしているのは間違いなくプレシアンだろう。ハンギョレと京郷も大概だが、今回の件でプレシアンのトバシぶりは突出している。ここは国情院の出した録取書、つまり李石基らがおもちゃのような改造拳銃や圧力鍋爆弾で国家転覆を計画したとかいう、小学生の作文以下のデタラメを全くの事実と前提した記事を出しているのだから凄まじい。はっきり言って「朝・中・東」並みのひどいレベルで、これが韓国の「進歩派・民主勢力」とは笑わせる。国情院が出して来た「公安情報」をそのまま垂れ流している以下の記事を見た時は、本当にこりゃ駄目だと思った。安田浩一のインタビューの時もそうだったが、本当にプレシアンは終わってると思う。最近プレシアンは法人形態が株式会社から協同組合に変更されたのだが、それ以降この手の右傾化偏向はむしろひどくなったのではないか。

http://www.pressian.com/article/article.asp?article_num=60130902190323&Section=01
「準戦時ではなく戦争だ」…李石基、「3大戦争指針」下達(韓国語記事)

一方でハンギョレもすごく見苦しい。以下の社説が日本語版で翻訳されるかどうかはまだ分からないが、要約すると「李石基ら統合進歩党は嘘つきだ。国情院の言ってた通りじゃないか。李石基に国会議員の資格はない。(大統領選挙への不正介入に端を発する)国情院改革が失敗したらそれは李石基のせいだ」というものである。

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/601789.html
「社説」李石基議員、国会議員特権を手放せ(韓国語記事)

今回の件は、不正がバレて窮地に追いやられた国情院がその疑惑を世間の目から逸らす為に仕組んだだけの話ではないか。「国情院改革」とやらを阻害しているのは当の国情院自身の悪あがきに他ならない。それなのに「李石基と統合進歩党が悪い」とか、こいつら馬鹿じゃねえのかという話だろう。
ハンギョレは一体いつから国情院の広報紙に成り下がったのか? ハンギョレって確か、軍事独裁時代に国情院の前身であるKCIAや国家安全企画部(安企部)にさんざん弾圧や拷問されて酷い目にあわされた記者達が結集して作った新聞社のはずなのだが…。ハンギョレの創刊は1988年5月だから、それがここまで堕落するのに25年か。企業30年寿命説というのがあるが、ハンギョレは30年もたなかったね。日本の週刊金曜日や世界も相変わらずひどいもんだが、韓国のハンギョレやプレシアンも堕落ぶりでは決して負けてない。

民主党や正義党、ハンギョレ、プレシアンらが今やってる事を過去の事件に当てはめて言えば、人革党事件の容疑者や逮捕された金大中に対して「あいつらはアカだ。アカは殺せ」と囃し立てている行為そのものである。人革党事件で逮捕された人々や金大中はその後全くの無実である事が証明されたではないか(と言うか、当時でさえあれが内乱陰謀だと本当に信じてた連中なんてどれだけいたのか?)。極右・保守は言うまでもなく、進歩派だ民主勢力だなどと自称してる連中でさえ、韓国の大部分の報道や学者や政治家達の思考レベルは50年代・60年代の李承晩・朴正煕時代の水準で停滞しているという事だ。いや、それでも軍事独裁時代は多くの人間がこうした諜報機関のでっち上げた公安事件を本心では信じていなかった。弾圧が恐いから口をつぐんでいたに過ぎない。当時の韓国がどれだけ恐ろしい国だったか! ところが「民主化」されたはずの今では、政治家やマスコミがかつてと同じ公安事件を本当に信じているか、あるいは国民に信じ込ませようと独裁時代よりも熱心になっている。これは本当に深刻な水準である。
別の言い方をするなら、韓国は社会が一応「民主化」されたが、人々の抵抗精神は独裁時代よりもはるかに退化したという事だろう。同時に「アカ」や北に対する憎悪や嫌悪もかえって増大した。本来ならそれにストップを掛けるべき進歩派マスコミも商売の為なのか、そうした風潮に便乗して扇情主義に走っている。でもそうなってからも、進歩派マスコミ各社の経営は全然好転してないんだけどね。

これら韓国進歩派マスコミに共通しているのは、1年前の総選挙直後に起こった「統合進歩党事態」(比例候補者を決める党内予備選挙で不正があったとされた事件。だが実際には疑いを掛けられた李石基らは全くの無実で、それとは別の候補者が不正をしていた事が後の調査で判明する。この件については近いうちに関連記事を訳して改めて論じたいと思う)の時にやった魔女狩り報道を、翌年の今になってまた繰り返し始めたという事だ。当時の反省など全くなしに。あの時「ハン・京・オ・プ」の進歩派4大メディアがどれだけひどい報道をしていた事か。このメディア達は連日に亘って「統合進歩党はアカだ。従北派だ。韓国にとって有害な党だ」「李石基は北の手先で、こんな奴を大韓民国の国会議員にするな」と、繰り返していた。それこそ保守3大メディアの「朝・中・東」と寸分変わらない反共扇動記事をである。1年前はこれによって統合進歩党の分裂を誘発して力を削ぎ、続く大統領選挙で朴槿恵を勝たせるのにかなりの寄与をしたと言っても過言ではない。こうした魔女狩りキャンペーンが李石基と統合進歩党を国情院から狙われ易くさせたのは歴然としているだろう。結果的に解体されてしかるべき国情院の延命にも手を貸した形だ。これは利敵行為にしても度を超した行為だろう。こいつら進歩派言論は本当に朴槿恵政権と対峙する気があるのか、国情院の不正を追及する気があるのかと聞いているのだ。それなのにやってる事は朴槿恵や国情院を利する事ばかり。韓国に長年続いて来た反共主義と従北狩りの問題点に目をつむったままである。

シリアでも韓国でも同じ時期にとんでもない嘘で恐ろしい事態が引き起こされようとしている。片や戦争が、片やでっち上げの公安事件が。アメリカが「シリア政府が化学兵器を使った」と言いふらしている時に、韓国国情院は「統合進歩党の極左議員が国家転覆の内乱陰謀を企てた」と。邪な目的を達成する為にとんでもない大嘘をつくという点で、両者は何とそっくりなのか。こういう事を平気でする今のアメリカと韓国がどれだけ恐ろしい国なのかという事ははっきりと認識しておくべきだろう。

한겨레신문 미쳤나? 지금 한겨레는 “21세기판 일진회(21世紀版 一進會)”! (1)

한겨레신문이 요즘 크게 보수화하고 있다고 느끼다. 아니, 한겨레만이 아니라 한국의 대표적인 진보언론 “한 경 오 프”가 다 근년 크게 보수화·우경화하고 있는 상황은 눈 뜨고 볼수 없는 참상(慘狀)이라. 특히 2012년 총선거 후에 있었던 소위 ”통합진보당 사태”에서 통진당을 “종북 從北 이다”고 해서 “마녀사냥”한 일은 기억에 새롭다. 한경오프들이 조중동(朝中東)들과 발맞춰 반공보도(反共報道) 열심히 한다, 지금 한국은 이런 지경이냐고, 일본에 사는 필자에게는 큰 놀람이였다. “한국 진보언론의 효시嚆矢” 였던 한겨레는 이제 이 세상에서 사라져서 오래다는 말이라.

한겨레 속에서도 필자(筆者)가 특히 문제인물이라 생각하는 한 사람이, 동사(同社) 론설위원(論說委員)이고 일본특파원을 겸임(兼任)하는 정남구(鄭南求) 기자이다. 정남구는 특파원이라 하지만, 론설위원이란 간부직(幹部職)이기도 하기 때문에, 사실상 한겨레의 “일본 지사장(일본지역 책임자)” 이라 하도 과언이 아닐 것이다.
그는 칼럼등에서 “일본은 전후(戰後), 과거사 사죄를 잘 해왔다”고 일관 주장해왔다. 그 대표적인 례(例)가 이하 칼럼이다.

http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/573216.html
 “일본이 ‘평화헌법’의 굴레를 벗어나, 군대를 보유하고, 전쟁을 할 수 있는 나라가 되는 것은 아베 총리의 외할아버지인 기시 노부스케 전 총리의 소망이었다. 두번째로 총리직에 오른 아베는 착실히 그 길을 가고 있다. 센카쿠열도를 둘러싼 갈등은 아베에게 더없이 좋은 기회가 되고 있다. 7월 참의원 선거에서 승리하고 나면, 헌법 개정을 향해 한걸음 더 전진할 것이다. 침략전쟁을 반성해온 역사를 뒤집을 것이다.”

“침략전쟁을 반성해온 역사를 뒤집을 것이다”란, 말하자면 일본은 과거사 사죄나 청산을 잘 했다는 말이다. 이게 무슨 말이냐? 한국의 친일파 후손이나 보수·극우파들이라면 이런 말을 할지 모루지만, 그러나 이것은 “한국 진보언론 한겨레”의 론설위원이 한 말이다.
일본 전범기업(戰犯企業)들이 조선인·한국인 강제동원 보상을 거부해 왔던 력사(歷史)조차, 한겨레 론설위원님은 모르시는구만. 자기 신문사에서 몇일 전에 나온 기사를 똑똑히 읽어보라.

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/597763.html
미쓰비시 강제징용에도 손해배상 판결 나왔지만…

신일본제철(新日本製鐵)도 미쯔비시(미쓰비시 三菱)도 지금까지 강제동원 보상을 철저히 거부 해 왔다. 한국에서 이런 판결이 있어도, 그들은 아직도 시치미 뗄 작정이지. 이것의 어디쯤이 “침략전쟁을 반성” 이냐?
(다음 回 繼續)
 

ハンギョレのこの日本特派員はどうにかならないのか

前にも批判した事があるのだが、ハンギョレの日本特派員である鄭南求(정남구 チョン・ナムグ)という記者がまたしても馬鹿な事を言っている。

http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/15302.html
[特派員コラム]‘悪い日本’だと心を閉ざす前に/チョン・ナムグ
「3年余り前、東京に特派員として赴任して、私も驚いた。 慰安婦被害者ハルモニを助ける集いが日本全国各地にあって、強制徴用被害者訴訟と韓日条約文書公開訴訟を支援する集い、原爆被害者を支援する集い、韓国人で日本軍に徴集され戦犯になってしまった人々を支援する集い、歴史わい曲教科書採択を阻むための集い、在日同胞良心犯の名誉回復を助ける集いなど、実に多くの団体が活動している。
今年に入って東京、新宿で右翼の集会が行われる日になれば、右翼に対抗して抗議デモを行う人々の数が右翼デモ隊の数を凌駕していることも新鮮な経験だ。」

「このような話を新たに持ち出すのは最近‘右傾化日本’に対して高まる憂慮がややもすれば全ての日本人を‘日本’という名の下にざっくりまとめて批判・非難することにつながることを恐れるためだ。
日本の政治指導者が保守右翼の人々で埋め尽くされてしまったことは事実だ。 橋下徹 大阪市長のように、人権に対する基本素養さえ不足した分別ない右翼もいる。 ‘在日特権を許さない市民の会’のように外国人に嫌悪感を表出する形で自身の挫折に対する慰安を求めている人もいる。
しかしそれが日本の全てではない。
日本の政界を見れば、小選挙区制の‘魔法’で、保守右翼が支持率に比べて途方もない議席を確保した。 だが、日本人の多数は依然として日本が平和主義路線を捨てることを強く警戒している。 橋下の妄言に怒り、人種差別的で暴力的な言語に抵抗できる。 日本が進まなければならない道を真剣に省察する人々の長期にわたる活動はまだ力を失なってはいない。 私たちはよく彼らを‘私たちを助ける優しい日本人’と見る。 そうではない。 彼らは言う。 平和と人権のために、人類愛で連帯する世の中のために活動しているのだと。」

「日本がアジアの平和を破壊する道へ前進することは、私たちとしては鳥肌が立つことだ。
それを阻もうと努力する日本人たちと手を握らなければならない。 少なくとも彼らが萎縮しないようにしなければならない。 そうするならば、日本という名の下に日本人をひっくるめて敵対視したりする私たちの中にある傾向を私たちも抑制しなければならない。

こういう日本側に都合の良い記事だけはハンギョレ日本語版は抜け目なく翻訳配信する訳だ。「風立ちぬ」の批判記事は完全に無視したくせに。実に分かり易い姿勢だ(笑)。
まず呆れるのは「右翼に対抗して抗議デモを行う人々の数が右翼デモ隊の数を凌駕していることも新鮮な経験だ」という部分だろう。これは言うまでもなくに新大久保などで行なわれた在特会デモとそのカウンターの事を指しているのだろうが、その在特会に対抗している「抗議デモ」とやらの正体は何なのか。「レイシストしばき隊」と称しているこの集団は、社会運動を装った詐欺師や、在特会とは別系統の右翼、親日派在日朝鮮・韓国人、さらにはヤクザそのものにしか見えないような連中が取り仕切っている。中でもここの代表者である野間易通という男は自身のツイッター上で頻繁に民族差別発言や日帝の朝鮮植民地支配正当化発言を繰り返しており、他ならぬ在特会に所属していても何ら違和感がないほどだ。

http://kotokotonittei.hatenadiary.jp/entry/2013/08/01/181751
http://kotokotonittei.hatenadiary.jp/entry/2013/08/01/180804

実際にこの「しばき隊」は差別用語を連発しながらデモをやっており、在特会とどちらが差別主義者なのか区別がつかない。この集団が在特会カウンター行動をしている最大の理由は、自分達を正義漢のように装って格好付ける為だ。連中は自分達も右翼やヤクザやエセ社会運動詐欺師などの反社会的集団であり、後ろ暗い所があるのでそれをごまかす必要がある。それで最近評判が悪くなっている在特会を叩いて正義の味方のような振りをしているに過ぎない。いわば「新宿での右翼のデモとそれに対抗する抗議デモ」というのは双方とも日本右翼の一派閥同士であり、醜悪な仲間同士の縄張り争いをしているだけなのだ。
それをまるで「平和と人権のために、人類愛で連帯する世の中のために活動」している日本人として韓国に紹介するなど、冗談にしても限度を超しているのではないか。鄭南求は特派員として3年も日本にいるのだから、こうした日本社会の醜悪な暗部を知らないはずがない(もし本当に知らなければただのボンクラだ)。それを全く歪曲して韓国に嘘の話を伝えるのだから、これほど悪質な話はないだろう。

鄭南求は在特会や極右政治家だけが「日本の全てではない」と言い、「それを阻もうと努力する日本人たちと手を握らなければならない」とも言う。だがそのような現実からかけ離れた過大評価こそ韓国にとっては最も危険なのである。確かに日本にもレイシストしばき隊などとは違い、過去史清算を追及する本当に良心的な人間達がいない訳ではない。だが、それはもはや絶滅寸前の超少数派でしかなく、日本の主流を形成しているのは橋下徹や安倍晋三に代表される極右政治家や在特会のような系統ばかりだ。日本の良心派と手を結ぶ事は必要ではあるが、過度の期待は全く出来ないのが現実である。韓国の立場としてより重要なのは、日本の良識派を過大評価する事ではなく、現実に強大な日本の右翼勢力に対する警戒なのだ。
日本という国は(民衆の大部分も含めて)朝鮮植民地支配を全く反省していないし、それを誇りにすら思っている。さらにはその醜悪な帝国主義的野欲を再び甦らそうと必死だ。このような状態で韓国のジャーナリズムが言わなければならないのは「同胞よ、民族よ、日本への警戒を怠るな」でなければならない。ましてや8.15が近いこの時期ともなれば「乙巳勒約と庚戌国恥を忘れるな!」と強く訴えるべきなのである。
それを鄭南求の言うように「日本にはまだこんなに良心的な人間がいて活動している」などというのは明らかに間違っており、将来的に韓国の民衆に大きな災厄をもたらすだろう。ましてや在特会への対抗デモなどという日帝支持者集団を「良識的日本人」などと歪曲するのは最悪だ。韓国人のくせに、自分の国に警戒を緩めさせるような事を言ってどうするのか。これがハンギョレの論説委員とは…。ハンギョレも質が落ちる所まで落ちたようだ。鄭南求はそんな事で、同じ会社の大先輩である李泳禧に顔向けが出来るのか。

筆者は鄭南求という男を見ていて、豊臣秀吉の朝鮮侵略(壬辰倭乱・丁酉再乱 文禄・慶長の役)の時代に実在したある人物を思い出した。それは金誠一(김성일 キム・ソンイル 1538-1593)という朝鮮の文臣である。金誠一は戦争が起こる前の1590年に日本の動向を探る外交団の一員として日本に行って秀吉とも面会したのだが、帰国後に「日本が攻めて来る兆候は見られない。秀吉も恐れるほどの人物ではない」と朝廷に報告した。さらに「それでも万が一日本が攻めて来たらどうするのか」と同じ東人派の上司である右議政の柳成竜(류성룡 リュ・ソンリョン)に聞かれた所、「自分も日本が全く攻めて来ないとは思わない。ただそうした事を公言したら民心が動揺する」と答えたという。どこぞの国で原発事故が起こった直後の政府発表を連想させるが、いつの時代どこの国にもこうした政治家や官僚はいるという事だろう。で、金誠一の見立ては結局大ハズレとなり、それから2年後の1592年に日本は朝鮮に攻め込んで来て、多数の民衆を虐殺した。
「日本は攻めて来ない。恐れる必要はない。仮に攻めて来るとしても、民心を動揺させるような事は言わない方が良い」という金誠一の報告は、まさに現在のハンギョレ記者である鄭南求が「日本にはレイシストしばき隊をはじめとして(笑)良心的な人達がいっぱいいる。そうした日本人達と手を組まねばならない。そうした日本人を萎縮させるような事は言わない方が良い」と言っているのとそっくり同じである。それを信じて悲惨な目に遭うのは朝鮮・韓国の民衆だ。「民心が動揺するから」とは言うが、当時の金誠一の頭には本当に民衆の事があったかどうかは疑わしいだろう。鄭南求にしても「良心的な日本人を萎縮させるような事は言うな」などと言うが、「日本という名の下に日本人をひっくるめて敵対視」した程度で萎縮したりするような日本人などとは最初から手を組むべきではないのだ。そんな連中はそうでなくともすぐに裏切って転向する。そんな事よりも同胞同士の警戒をうながして結束する事の方がはるかに重要ではないのか。鄭南求という男は同胞よりも、日本人の方に顔が向いており、媚びているのである。

ちなみに、結果的に秀吉の朝鮮侵略に対する防備を怠らせた朝鮮側のA級戦犯とも言うべき金誠一のその後だが、戦争が起こってからは己の判断ミスを大いに恥じて「万死に値する」と反省し、誰よりも熱心に対日抵抗戦争に加わったという。各地の軍や義兵を取りまとめるのに奔走し、1593年に陣中で過労死したと伝えられている。金誠一は日本に対する重大な判断ミスはしたものの、それは飽くまでミスであって意図的な売国行為ではなかった。最終的には本当に自分の命でそれを償った訳であり、そうした点で情状酌量の余地は十分にあるだろう。金誠一は今でも朝鮮半島で「金誠一将軍」と呼ばれ、重大なミスはしたが日本の侵略に立ち向かった偉人の一人に数えられている。
だが鄭南求の場合はどうか。この男にはどう見ても金誠一のような覚悟すらあるようには思えない。日本がさらなる軍事大国化を推し進め、ついには自衛隊が韓国に上陸するような事態になってもおめおめと生き延び、相も変わらず「日本人の良心的な層と手を結んで立ち向かおう」などという寝言を繰り返して自分の保身に汲々とするのではないか。
 

ハンギョレの原発に対する「日和見ぶり」は福島事故以前からだった

ハンギョレ新聞は韓国の代表的な進歩・革新系メディアというイメージが世界的に強く、そのせいもあって同紙は原発にも反対しているだろうと思っている人は日本でも多いだろう。だがそのようなイメージは全くの幻想に過ぎない。
同紙は原発輸出を肯定的にとらえ、核燃料の確保・供給を主張し、挙げ句の果ては「原発はすぐに中断出来ない」とまで2013年4月24日の社説で言い切っているのだから。これは同紙日本語版ではなぜか訳されなかったので、改めて以下に全訳を掲載しておきたい。

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/584392.html
「社説」原子力協定、再処理・濃縮の執着から抜け出さねば(原文は韓国語記事)
登録:2013.04.24 19:11
修正::2013.04.24 19:11

韓米原子力協定改正協議を2年以上進行してきた我が政府とアメリカが、来年に予定される協定満期を2年延長して協議を続けると昨日発表した。核心争点に対する両国の温度差が大きいという意味だ。この事案が3月下旬の韓米首脳会談の足枷にならないようにしようとする意図も垣間見える。

両国の立場と見解を確かめてみると協議難航はむしろ当然だ。政府は40年になる既存協定が現実と合わないので、我々が核燃料再処理とウラン濃縮をやれるようアメリカが許可せねばならないと主張する。原発23機を稼動する世界第5位の原子力生産国として、自力濃縮を通じて核燃料を安定的に確保し、再処理を通じて核廃棄物問題を解決しようとする趣旨は十分に理解が出来る。アメリカが、核非拡散政策に沿わないという理由で濃縮・再処理に反対するのに対し、韓米同盟の水準とはこの程度かという話が出るのも当然だ。我々を北朝鮮と同じ等級で見ているのかという反発も可能だ。

だがアメリカの憂慮も根拠がある。核非拡散はアメリカの世界戦略において核心的な位置を占める。韓国に濃縮と再処理を許せば、北朝鮮・イランなどの核問題はより悪化するのが明らかだ。アメリカが似たような協議を進行中であるベトナム・ヨルダン・サウジアラビアなどに及ぼす影響も小さくない。昨年我が国のミサイル射程距離が延長されたのに続き、原子力協定までもが核分裂物質生産が可能な内容に変われば、我が国が核の戦力化を目論んでいると疑いを買うかもしれない。それでなくても最近の一部政治家と保守勢力が核武装論を公公然と主張して国際社会の警戒心が高まった状態だ。

一言で言って今の政府の立場通りに協定が改正されるのはほぼ不可能だ。ならばもう少し実用的にアプローチするのが賢明だ。今回の協議では、我が国の原発輸出を円滑にする方向で協定を変えるのには相当な進展があったものと伝えられる。これに加えて、我々が直接濃縮再処理をしなくても核燃料を差し障りなく供給を受けて、使用後核燃料をより安全に管理する方法を模索する必要がある。これまで政府は濃縮再処理問題を公論化して国民の意思を問う手続きも経た事がない。

核廃棄物を完璧に処理する方法はまだない。「安くてクリーンなエネルギー」という「原子力神話」はすでに破れて久しい。すぐに原子力利用を中断する事は出来ないが、我々のエネルギー政策も原発縮小の方向へ向かわねばならない。原子力協定もまたこうした趨勢を反映しなければならない。


お読みになれば分かるが、ひどいものである。この社説の原発に対するスタンスは「原発をすぐに停めろ」ではなく「可能な限り原発を長く使い倒そう」という事に尽きるだろう。そうでなければ「核燃料を安定的に確保」「原発輸出を円滑にする方向で協定を変えるのには相当な進展」「核燃料を差し障りなく供給を受けて」「すぐに原子力利用を中断する事は出来ないが」などという発言が出るはずがない。これのどこらへんが脱原発なんだ? 記事の終わり辺りで申し訳程度に「我々のエネルギー政策も原発縮小の方向へ向かわねばならない」などと言っているが、だったら核燃料はもういらないとはっきり言えよという話だろう。「核燃料を安定的に確保」する事を勧めたり原発輸出を喜んでおいて、「原発縮小」もへったくれもない。

だが、ハンギョレのこうした原発に対する日和見・腰砕けな姿勢が、実は今に始まった事ではないという点を指摘しておく必要がある。それも2011年3月11日の福島原発事故が起こる前からこうだったのだ。幸い(?)な事にその社説についてはハンギョレサランバンで訳されていたので、お読みいただくのが早い。

http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/960948.html
[社説] 原子力発電所輸出 喜んでばかりはいられない理由

韓国語原文は以下のアドレスになる。
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/395720.html

この社説で一番問題なのは以下のくだりだろう。
原子力発電所輸出はまず韓国人の技術が国際的に安全性を認められたという意味を持つ。先端技術の結合体である原子力発電所は何よりも安全が重要だからだ。その上に原子力発電所は巨大装置産業であり産業界全般に及ぼす経済的効果も大きい。これだけでも原子力発電所輸出の意味は十分に評価するに値する

「喜んでばかりはいられない」とか言っておきながら、本音では原発輸出が決まった事を評価して喜んじゃっている訳だ。本気で原発に反対しているならばその輸出など論外と斬って捨てねばならないのに、自国の技術が国際的に認められたとまで無邪気にはしゃいでいる様は救いようがない。さらには「原発の経済的効果」である。原発はそれを作る重工業メーカーや、動かす電力会社、推進する政治家など一部の連中が儲かるだけで、それが誘致された地元民などは経済的に奴隷のような状態にされるというのは韓国や日本に留まらぬ万国共通の現象ではないか。そうした点で他の公害産業や迷惑施設と何ら違う所はない。そのような「経済的効果」を「十分に評価するに値する」というハンギョレ新聞って何?という話だ。
そもそも原発を「先端技術の結合体」などと言ってしまっている時点で、この社説を書いた記者は原子力発電所とは何かという事を根本的に分かっていないのではないか。原発ほどローテクで非効率的で危険なだけの発電法はないというのは、少なくとも反原発運動をしてきた人々の間では常識である。わざわざ危険極まりない核燃料の熱でお湯を沸かしてタービン回すだけで、それが「先端技術の結合体」とは笑わせる。どんなにひいき目に見ても「技術の無駄使い」以上のものでは決してない。
この社説から分かるのは、ハンギョレには原発に関する基礎的な知識を持ち合わせた記者すらいなかった(いない)という事だろう。それでも「韓国の代表的進歩派メディア」としてのスタンスから「何かよく分からないけど原発には一応批判的なスタンスもしておいた方が良い」という「政治的判断」だけはして、ああいう愚かな社説を連発したというのが真相ではないか。

このようにハンギョレが原発というものに対して何も分かっていないまま、脱原発っぽいスタンスだけは中途半端にしていたというのは、福島の事故が起こる前から一貫していた。これは早く言えば「進歩派」としてのええ格好しいに過ぎない。そんな事で本当に原発をなくせると思っているのだろうか。いや、福島のような世界最悪の原発事故を目の当たりにしてもハンギョレの考えは全く変わらなかったのだから、これは李明博や日本の民主党政権・自民党政権などと全く違う所がない。

真に原発をなくす為にジャーナリストがやらねばならない事は、原発がそもそもどのような物で、なぜ危険なのか、それが一部の人間達だけを潤してむしろその他大勢の人々を収奪してきた存在であるなどといった事を徹底して暴く事だろう。ハンギョレはそれを今までほとんどやってこなかった。それどころか実際に言ってる事は「原発輸出は韓国の技術が認められた事なので評価出来る。原発は縮小に向かうのが望ましいけど、すぐにはやめられないから出来るだけ長く使い倒そう」なのだから。
ハンギョレの原発に対するスタンスを一言で言い表すと「原発必要悪論」という事に尽きるのである。近年におけるハンギョレの保守化・堕落振りは極まっており、反原発派はハンギョレに対するいかなる幻想も希望も抱くべきではない。むしろ原発輸出を喜ぶハンギョレは明確に反原発の敵であろう。


        
  • 1
  • 2
  • 3

プロフィール

HN:
ZED
性別:
非公開

ブログ内検索

カレンダー

02 2017/03 04
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
27 28 29 30 31

フリーエリア