以下の記事抜粋文には間違いがありますが、それはどこでしょう。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170513-00000029-jij-int
「太陽政策」に回帰=革新系の文在寅政権船出-韓国〔深層探訪〕
時事通信 5/13(土) 8:29配信
「韓国大統領選で圧倒的な勝利を収めた文在寅氏が10日、大統領に就任し、2代続いた保守政権から9年ぶりに革新政権に交代した。」
答は以下、画面を下へ少しスクロールしてみて下さい。
【誤】
「韓国大統領選で圧倒的な勝利を収めた文在寅氏が10日、大統領に就任し、2代続いた
保守政権から9年ぶりに
革新政権に交代した。」
【正】
「韓国大統領選で圧倒的な勝利を収めた文在寅氏が10日、大統領に就任し、2代続いた
極右政権から9年ぶりに
保守政権に交代した。」
前政権(旧セヌリ党と李明博・朴槿恵)が「保守」で新政権(民主党と文在寅)が「革新」とか、それ絶対あり得ない話だから。少なくとも韓国の政治や社会をある程度まともに知ってる人間だったら絶対こんな間違いあり得ない。
旧セヌリ党(現在は自由韓国党と正しい政党に分裂)は堂々たる極右、それも日本の自民党と同じくらいの右曲がりぶりです。
(共に)民主党は堂々たる保守政党、日本で言えば民進党(例:新自由主義、辺野古基地推進)と同じくらいの右派政党です。どう屁理屈こねたってここが「革新」とか「親北左派」とか絶対的に間違ってます。
ここ数年間、筆者が日本の朝鮮半島報道で特に腹立たしく思ってきた事の一つが「韓国の政府や政治家を極度に左寄りに書き換えて捏造報道する」という傾向です。思い出してもらえば分かりますが、日本のほぼ全てのマスコミはあの朴槿恵をも「反日」扱いしていた訳ですから(そのくせ弾劾されて失脚したら慌てて擁護論めいた事を言い始めた)。植民地時代や親日派を美化する国定教科書をゴリ押しし、日韓慰安婦合意を強行した朴槿恵が「反日」だとか、どう考えたってあり得ない。つまり韓国という国の正しい姿なんかはどうでもよく、ひたすら「韓国は反日だ、親北左派の国だ、ようするに敵だ」という敵愾心や差別感情を扇動する事こそが日本の報道界にとっては重要な至上命題だという事です。日本の報道界は言わば「総嫌韓流時代」にあるといっても過言ではありません。
日本において今度の文在寅新政権(に限らず朝鮮半島情勢全般も)を論ずるにあたって、絶対的に心しておかねばならない事が一つあります。日本における韓国政治報道には常にどれもこうした極度の偏向バイアスが掛かっており、それを批判し打破する作業も伴わねばならないという事です。今の日本でそれを欠いたまま韓国政治を論じたり報道するなど有害無益以外の何者でもありません。逆に言えば、文在寅とその政権を「革新系」「親北左派」「反日」呼ばわりする報道や論評は全て眉に唾して読むべきだという事です。それを基礎中の基礎として弁えておきましょう。これは文在寅新政権に対して好意的な立場であるか否かを問わず、皆が心しておかねばならない「常識的作法」です。
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