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「思慮ある者」が「思慮なき者」をカモにしたゲーム~艦隊これくしょんと刀剣乱舞 その2

・有明か? 九段か?

以下の写真を御覧下さい。醜悪な旧日本軍のコスプレイヤーが大勢写っていますが、ではここで問題です。この写真が撮られた場所と日時は次のうちどれでしょう?





1)東京国際展示場 in 2015.08.14
2)靖国神社 in 2015.08.15

正解は…もちろん2番です。詳しくは元ネタであるハンギョレ韓国本家の記事参照(日本語版ではなぜか未訳記事)。が、しかし…
1と答える人がいても不思議はないし、当たらずとも遠からずというのが正直な所だ。と言うのも、それだけ今のコミケにはこの手の旧日本軍コスプレイヤーがあふれている。これらが最近特に激増した理由は言うまでもなく艦隊これくしょん(艦これ)の影響だ。艦これが配置されるブースにはこの手の連中が腐るほどいる。腐って腐臭を放つ、ゾンビ映画のゾンビ大群のごとく大量にいる。石を投げれば旧日本軍コスプレイヤーに当たると言っても過言ではないほどいる。筆者は今年の艦これ配置日つまり14日には行っていないのだが、去年の時にはちょうどその日にぶち当たってしまい、そうしたおぞましい光景を見せ付けられる事になった。おそらく今年も寸分違わぬ、いや、もっと酷い有様になっていた事だろう。艦これというゲームの中では自分の本拠地を「大本営」だか「鎮守府」だとか言い、プレイヤーが旧日本軍の軍艦を擬人化した美少女キャラを侍らせたハーレム状態の中で「提督」と呼ばれる、戦争シミュレーションなのかギャルゲーなのかよく分からないゲーム(実際に戦闘シミュレーション部分は同ジャンルゲームの中でも最低に近い出来と言われ、文字通りゲームになっていない超クソゲーという)なのだが、それにイカれたプレイヤーが旧日本軍のコスプレをし、コミケ会場で艦これの美少女キャラに扮したコスプレイヤーから「提督」などと言われて悦に入る…。そういう限度を超した薄気味の悪い場と化しているのが今のコミケ(並びに艦これオンリーイベント)だ。
ただし、今のコミケしか知らない者には信じられないかもしれないが、昔のコミケは旧日本軍のコスプレが禁止されて、そうした扮装をした者は追い出された。少なくとも90年代初頭の晴海で行われていた時にはそういう時代がほんの一時期(だけ)あった。相当な古株なら知っている者もいようが、そのような記憶を保持する者は少なくなり、その事を証言する者はさらに少なくなった。とは言え、かつて一時期のコミケで旧日本軍コスプレが禁止された理由というのは、コミケの存在が海外にも知られて外国からの来場者が増え始めた時期で、それに配慮したからに過ぎないという。つまりよその目を気にしての事だった訳で、コミケが今のように巨大化せず少数の日本国内マニア向けイベントとして細々と続いていたなら、「よその目」を気にする必要もないので当然旧日本軍コスプレも禁止される事はなかっただろう。現実にはコミケはその後も膨張を続け、外国からの参加者もそれに比例してさらに増えたにも関わらず、日本社会の右傾化とそれに付和雷同するオタク業界の流れに完全にシンクロして現在に至っている。かつてのように外国の目を少しとはいえ気にする気配りすらも全くなくなり、旧日本軍や艦これのコスプレはお咎めなしのヤり放題だ(その前にはヘタリヤの大流行というのもあったが、これも元作品の人種・国籍差別的内容が全く問題にされなかった)。巨大化しようとまいと、どちらにせよ結局コミケが人種差別や日本軍国主義の象徴を無批判に受け入れる場になっていたのは避けられなかったという事だろう。「表現の自由」の意味を完全に取り違えたオタクの最も悪しきパターンではないか。それだけコミケの艦これ配置日と8月15日の靖国神社は見分けがつかなくなっている。


・日本の同人業界やオタク業界がそんなにエライのか?

今のコミケとはそういうどーしょーもないイベントだが、今回のコミケのサークル参加案内書(コミケットアピール)に

「以前も申しあげましたが、今の同人誌の世界の規模と賑やかさで、世の中から放っておかれることを期待するのは、なかなか難しいものがあります。逆に無視されるくらいの存在でしかなかったら、TPPにおける著作権の非親告罪化において、政府が同人誌をひとつの文化と捉え、これに配慮して交渉に当たっているような現状などあり得なかったでしょう」

と書かれていて、筆者は唖然とした。要するに自分らのような活動をする者が増えた影響を政府が無視出来なくなった、同人オタクが世の中や国を動かしたんだと言わんばかりの、とんでもない自画自賛・夜郎自大のアピールである。しかしながら今の日本の国策の一つこそ「クールジャパン」ではないか。周知の通りこれは「日本が世界に誇るコンテンツ(漫画、ゲーム、アニメ、二次元萌え美少女キャラのようなオタクコンテンツや、AKBに代表される合法三次元JKビジネスなど現代日本式女衒ビジネスの類)」とやらを大々的にアピールして売り出し、また日本という国家そのもののプロパガンダにも利用するというものだが、そう考えればなぜ日本政府がわざわざTPPであのような交渉をする腹の内が容易に理解出来るではないか。日本政府が著作権の非親告罪化に抵抗する(振りをしている)のはこれまた自国の国策・国益に過ぎず、自国の大事な輸出商品にしてプロパガンダネタである「クールジャパン」コンテンツを悪用する事の旨みに気付いたからでしかない。オタク達の「言論・表現の自由」を守る為ではなく、オタク層を国策・国益に奉仕させる方向へ誘導する為にやっているだけだ。著作権の非親告罪化はとんでもない話であり、筆者も絶対に反対である。だが、今の日本で進行しているのはそれを口実にしてオタクコンテンツの類を国策・国益に取り込もうとしている動きと、一部のオタク(コミケ準備会や漫画家の赤松健が代表例)がそれに便乗して権力に取り入ったり利権確保に走っているに過ぎないのではないか。赤松が一時期推進した「同人マーク」の事を思い出すが良い! 前述のコミケアピールでも「〈場の継続に向けた意思〉を明記し、様々な形で味方や仲間をより増やしていくことで、コミケットの継続を実現していこうとしているのが現在の準備会です」とは言っているものの、その「味方や仲間」とやらは何者なのか。経産省や千葉県など官公庁の後援をもらった事を誇るなど、結局「お上」こそ一番の「味方や仲間」と言っているようにしか思えない。今の日本国家がどのような方向に向かっているかを一顧だにせず、ただ官公庁や地方自治体から後援してもらった、こちらも防災イベントなどでお上に協力した、では行き着く先は明白だろう。コミケ、ひいては同人誌界の報国運動化である。すでにそうなりつつあるが。「場の継続」とやらを何よりも最優先したあまり、他の大事な事をことごとく投げ捨てて体制に取り込まれる道を歩んでいる。それに「オタクエキスポ」のようなイベントを開催して悦に入ったり、「俺達のおかげで政府はTPPの交渉に配慮している」といった選民思想じみた歪んだ優越感はそれを大いにごまかす作用を果たす。これは「万世一系の天皇陛下を中心とする我が大和民族は世界で一番優秀」などと自画自賛していた戦前の(現在も)日本を彷彿とさせる。つまりこのままでは「日本政府は著作権の親告罪化に反対して俺達の表現の自由を守ってくれた。お上こそ俺達の創作活動を守ってくれるし、俺達オタク業界はそれを動かせるほど大きくなったんだ。日本バンザイ! 日本のオタク文化バンザイ! それに同調しない奴は非国民だ!」という方向に流れるのは必至だろう。コミケ準備会や赤松らの言動を見ていると、そうとしか思えない。「クールジャパン」という国策を冷笑しながら、実際には誰よりもそれに(意識的か無意識的かを問わず)取り込まれて結果的に同調しているオタクは思いの他に多いのである。TPP交渉の結果がどう転ぼうと、コミケや表現規制反対運動を含む「オタク業界」の大勢はますます御用運動・報国運動化していくのは間違いない。日本の同人誌の世界でこうした風潮に抗して己の流儀を貫く事は本当に難しくなるだろう。これからこの世界に入ろうとする者は、その事を十分肝に銘じておくべきだ。
「例えコミケが潰れても関係なく俺は行く道を行く! 自己流を通し、己のやりたい創作活動を続ける! お上の国策・国益糞食らえ。馬鹿の多数決に従う義務はない!」
このような気合を貫ける人間が、今の世に果たしてどれだけいるだろうか? 


・角川ゲームス、竹取物語に学ぶ?

前回述べた艦これの韓国輸出問題について、思う所をもう少し追加して述べておきたい。
前回の記事をお読みになれば分かる通り、2014年に韓国のゲーム会社数社が艦これを輸入しようと考えて交渉を始めた所、同ゲームの運営元であるDMMは乗り気だったのだが、ゲーム中の画像などを一切修正したり改変出来ないというライセンス問題(これは明らかに開発元である角川ゲームスの意向であるのは間違いない)が引っ掛かって話が流れたというものだ。実際に艦これのキャラには旭日旗など日帝の意匠が描かれたものが多く、それを修正せずそのまま韓国のゲーム市場に持って行く事は出来ないだろう。かくして「怪我の功名」とも言うべきか、艦これの韓国正式輸出は幸いにも頓挫したのである…。
ここで一つの疑問が浮かぶ。幸い? 果たして艦これの韓国輸出頓挫は(このゲームに批判的な立場から見て)良い事だったのだろうか? よく考えてみると、このゲームの韓国輸出が決まって正式にサービスが開始された方が、最終的には好ましい結果を生んだのではないかと思えるからである。なぜか?

もし艦これが韓国で正式にサービス開始された場合、どのような事が起こるだろう。仮に旭日旗などの図柄修正が受け入れられ、そうした部分が変更されて「ローカライズ」された「韓国版艦これ」が向こうでサービス開始されたとする。だがいかにそのような小手先の修正をした所で「旧日本軍の軍艦の美少女化」「それによる日帝の侵略戦争の持つ歴史的意味のごまかし・曖昧化」といったこのゲーム自体が持つ本当の意味を糊塗し切れるはずもない。いかに親日国家・韓国と言えども、その事が簡単にばれて社会問題化するのは必至だ。ましてや「日帝植民地解放70年」という節目を1年後に控えた社会状況である。結果、「韓国版艦これ」は猛烈な批難の嵐に晒されて、1年も持たずにサービスそのものを続けられない状況に追い込まれ、これを韓国に輸入して運営していたゲーム会社も大打撃をこうむる(下手したら倒産)だろう。これは99%そうなったに違いないだろうと筆者は断言する。
もちろん話はこれで終わらない。韓国ではほぼ間違いなくそういう事が起こるだろうが、それが日本との外交問題に発展する可能性もかなり高かったと思う。そうなれば必然的に日本国内の艦これ運営サービスも影響を受け、ゲーム内容やキャラデザインの大幅な変更・修正などせざるを得なくなる。運営もサービス停止までは行かずとも、様々な打撃で制約を受ける事になりかねない。角川ゲームスの稼ぎ頭だったゲームが、韓国輸出という目先の欲に目が眩んだばっかりにパーになるという、この上なく爽快かつ天網恢恢疎にして漏らさずという近年稀に見る好展開が待っていたかもしれないのである。ハッピーエンドッッッッ!

…が、実際にはそうならなかった。他ならぬ「ライセンス問題」で輸出に難色を示した角川ゲームスのせいである。せっかくマヌケなDMM側は乗り気だったというのに! 角川さえ首を縦に振っていれば、今頃韓国でも日本でも艦これとそのビジネスは大炎上に…そう思うと筆者は残念で仕方がないのだが、ここでまたしてももう一つ別の考えが成り立つ。つまり、あの時角川が「ライセンス問題」を持ち出したのは果たして単なる偶然だったのだろうか、と。角川が時には「知財ゴロ」とまで言われるほど、その手のライセンス問題に悪どくてセコイのは広く知られた話である。その方面について言えば、角川ほど恥知らずな企業もない。だからといって自社製品の海外輸出というビジネスチャンスをふいにしては何にもなるまい。どこよりも「クールジャパン」そのものである角川が? 今やニコニコ動画のドワンゴ(麻生財閥と密接な関係)と経営統合して、文字通り日本の「国策会社」そのものと化した角川がなぜ? 

これから述べる事は飽くまでも筆者の推測だが、だからこそ角川は艦これの韓国輸出にむしろ歯止めを掛けたのではないだろうか。つまり、もし艦これを韓国に輸出しようものなら、このゲームの「旧日本軍戦艦の美少女化」という極めて不道徳なテーマが即座に露見して大問題になるという事を、角川は気付いていたのだと思う。韓国輸出という目先の欲にとらわれてそれをやってしまったら、後で大変な騒ぎになって元も子もなくしてしまう。元より艦これのようなビジネスは日本国内でのみ通用し、完結すべき性質のものではないか。日本でオタク向け萌えキャラ商売と、軍事大国化日本の国策に沿ったエンターテイメントとして展開されればそれで良い。むしろこれが大々的に外国に広まってしまっては、かえって批判や外交問題を生み、それこそ「国策会社・角川ドワンゴグループ」としての本分に背く事になる。角川というのはゲームビジネスと関わって長く、主にゲーム雑誌から始まって自らもゲーム開発を手がけるようになり、その間この業界で起こって来た様々なトラブルや事件も多く見聞したり体験してきた。つまりノウハウだけは海千山千であり、輸出ゲームをその国向けの内容に対応してアレンジする「ローカライズ」の問題についても敏感だ。艦これが小手先のローカライズで輸出用にどうこう出来る性質のものでない事は最初から自分らも分かっていたのだろう。だが、それをDMMや韓国側のゲーム会社にストレートに言っては、色々と角が立って後で薮蛇になりかねない。そこで「ライセンス問題の関係で、ゲーム中の画像を一切変更・修正出来ない」という無理難題を吹っかけて断る口実にしたのではあるまいか。それこそあたかも昔話のかぐや姫が求婚を断る口実として無理難題を吹っかけたように。

…繰り返すがこれは飽くまでも筆者の推測であり、角川があの時どのような判断で断ったのか本当の所は分からない。だがこれだけははっきりしている。少なくとも角川ドワンゴグループ(角川ゲームス)というのは、同じようなゲームを作っていてもニトロプラス&芝村裕吏(笑)のような単純マヌケ右翼集団と違って、ゲーム事業の積み上げてきたノウハウも、会社の規模も、そして日本のエンターテイメント業界での位相(格)も違い過ぎるという事だ。今の角川ドワンゴというのは、言うなれば満州国における満州映画協会(満映)のようなポジションであり、事実上の国策エンターテイメント会社である(今や読売より影響力がある?)。だからこそ艦これの韓国輸出という軽挙妄動はしなかったのだろう。今現在もし艦これを輸出して、日本側と韓国側とでどちらに利得(損失)が大きいか? 少なくとも角川がこういう「国策会社」としての計算をキッチリしていたとしても全くおかしくない。芝村裕吏ごときとは違って(笑)。それどころか、ニコニコ動画では朴槿恵の妹である朴槿令の親日妄言を引き出して世界中に晒し者にしてみせたではないか。非常に腹立たしい事に、安倍談話の発表を前にしてこれがどれだけ韓国側に冷や水を浴びせて、日本側を有利に傾けたか計り知れない。これこそまさに「日本の国策会社」の面目躍如である。角川ドワンゴグループがこの間にどれだけ日本のエンタメ業界で国策・国益に忠実なプロパガンダ事業を巧妙に展開してきたか、それを警戒しなければならない。「ニコニコ超会議」にいたってはすでにコミケのお株を奪いつつあるではないか。だからこそニトロ&芝村組の「刀剣乱舞」よりも、角川ドワンゴグループの「艦隊これくしょん」の方がはるかに手強く厄介な強敵なのである。

もし今後コミケが何らかの理由で継続が困難になった場合、角川ドワンゴ(あるいはそれに類する他の大手エンタメ企業。もちろん一社ではなく複数の企業体の可能性も)が「救済」に乗り出すのではないかとも筆者は考えている。このように影響力のある貴重な扇動やプロパガンダの場を、「国策」の観点からむざむざ潰すはずがない。そして今のコミケ準備会首脳部はそれに抵抗するどころか、諸手を挙げて歓迎するだろう。「場が継続出来た! お国や角川ドワンゴのような大企業が俺達オタクの影響力をこんなに高く買ってくれた!」と。

【近未来物語 in 20xx年】
…20xx年の記者会見、角川歴彦相談役(佐藤辰男か川上量生でも可)曰く
「新会社の社名は『角川ドワンゴコミケット』ですッッッッ!」

…冗談はともかく、艦これの韓国輸出は契約成立していた方が最終的には良かった。そうなれば間違いなく韓国で大きな社会問題になり、韓国の運営会社も倒産しかねないほどの大打撃を受けて、向こうの歴史を冒涜する軽はずみなユーザーや無節操なゲーム業界への良い「教訓」にもなった。そうなれば外交問題から飛び火して、日本の艦これビジネスも大きなダメージを受けたに違いない。この手のゲームに対する批判や問題提起としてはむしろその方が良かったのだ。もし艦これの開発会社がニトロプラスだったら間違いなくそうなっていただろう(笑)から、返す返すも残念である。

いずれにせよ、こうした「美少女やイケメンのキャラという糖衣で包んだ日本鬼的軍国主義の発現」についてはユーザーの方も警戒を怠ってはならない。日本側だけでなく、韓国や中国の側は特にだ。韓国で艦これや刀剣乱舞の問題を論じているサイトなど見ていると「これらは無思慮な(생각없는)ゲームに過ぎない」などとしたり顔で語っている例が散見された。これは誤りである。「無思慮」なのはこうしたゲームを世に送っている日本側(DMM、角川、ニトロプラス)などではなく、それに込められた意味を読み取れずにひたすら美少女キャラやイケメンキャラにイカれている頭も尻も軽い韓国・中国側のユーザーの方だ。VPNを介してまでこうした日本の右翼ゲームをやりたがる「思慮なきアホ」を、それよりも狡知に長けた日本側の「思慮ある悪党」がカモにしたゲーム。韓国人や中国人が「艦隊これくしょん」や「刀剣乱舞」に熱中するとはそういう事であり、その事に早く気付かねばならない。美形ぞろいのナチス親衛隊や望月三起也の「ジャパッシュ」ではないが、こういう美少女やジャニーズ系の戦争ごっこというのは、実は結構恐ろしい影響力を持つものである。それが例え二次元であっても。


・刀剣乱舞の制作関係者は芝村だけが極右なのか?

刀剣乱舞の設定担当者である芝村裕吏は例の大東亜共栄圏発言に留まらず、その後「自分は極右」とまで開き直っており、この男の面皮極厚ぶりはどこぞの犯罪組織幹部&その元ネタ総理(笑)並みと言っても過言ではない。

「芝村裕吏面皮極厚、対嘲諷置若罔聞」(芝村裕吏はツラの皮が分厚く、嘲笑われても聞き捨てている)

芝村という男はまさに日本のオタクのあらゆる醜悪な部分ばかりを一身に寄せ集めたような存在であり、その限りでは貴重なサンプルケースとして、データ採取用に「保護」の対象とすべきかもしれない。
だが、刀剣乱舞というゲームの右翼的要素はこれだけではない。おさらいして言うと、このゲームの敵は「歴史修正主義者」で、主人公(プレイヤー)側はそれを阻止する為に政府の命を受けてそれらを倒しに行くという設定となっており、つまり現実の日本社会で起こっている事とは「歴史修正主義」の意味を全く逆転させているのだ。おまけに敵の中には「合同左派部隊」「太平洋戦争阻止部隊」というものまで登場する。これは設定者である芝村の極右性向がモロに表れた例で、左派を敵に見立てているのはもちろん、「太平洋戦争阻止部隊」が敵というのは「太平洋戦争は正義の戦争であった(だからそれを阻止しようなどという奴は悪い奴だ)」という皇国史観そのものの戦争観・歴史観が明確に表れていよう。
そういうゲームを、イケメンキャラに惑わされた一部韓国人や中国人達までが熱中するというのは何たる喜劇かと思う。いや、そうしたキャラクターデザインの効果や影響こそ警戒すべきか。この件は我々に一つの教訓を与えてくれる。それは軍事や経済による力ずくの侵略行為よりも、精神・文化面での侵略(ソフトパワー?)の方がはるかに恐ろしい場合が往々にしてあるという事だ。

だが刀剣乱舞制作関係者でここまであからさまな極右というのは芝村一人だけなのだろうか? 意外と見過ごされている事実を参考までに一つ指摘しておきたい。
刀剣乱舞の売りである多くのイケメンキャラは何人ものイラストレーターによってデザインされている。その中の「山伏国広」というキャラを描いた公式イラストレーターはミドロという人物なのだが、この者はこれまでに旧日本軍や日帝を美化する絵を何枚も描いているいわくつきの絵描きなのだ。以下ミドロの公式サイトにはそうした絵がいくつもある。

http://nationaltragedy.oiran.org/
ミドロの公式サイト(アドレス名が「national tragedy 国家的悲劇」って…こいつの考える「国家的悲劇」って一体…)

中でも強烈なのが以下の二つだ。21世紀の現在、ここまでアナクロな絵を嬉々として描けるというのは、もはや小林よしのり並みだろう。はっきり言って恐ろしく胸糞悪い代物なので、くれぐれも閲覧は「自己責任」でお願いします。

http://nationaltragedy.oiran.org/ila43.html
学徒兵美化イラスト(閲覧注意!)

http://nationaltragedy.oiran.org/ila37.html
特攻隊美化イラスト(閲覧注意!)

いや、純粋に画力で言えばミドロの方が上なので、この者はある意味すでに小林よしのりを超えていると言っても良いだろう。この手の美形キャラを売りにしたゲームやアニメなどでは、男性向けの美少女キャラよりも女性向けのイケメンキャラをデザインするのがはるかに難しくて高いセンスを要求される。それは他ならぬ艦これと刀剣乱舞のキャラを比較すれば容易に理解出来るだろう。その手の美少女キャラというのは制服っぽかったり露出の高い衣装をテキトーに着せれば一丁上がりだが、イケメンキャラはそうはいかない。ウケる女キャラよりもウケる男キャラを描く方が圧倒的に難しいのである。純粋にキャラデザインのセンス云々という部分に関してだけ言えば、艦これよりも刀剣乱舞に軍配が上がるだろう。男性向け女性向けの違いはあるにせよ。もちろんパクリ疑惑に目をつぶれば、の話だが(笑)。

それはともかく、これはもう何をかいわんやだろう。公式の絵描きにもこういうのがいた、つまり刀剣乱舞というゲームの制作陣でしょーもない極右というのは芝村一人ではなかったという事だ。以前、艦これのあるキャラと昭和天皇のツーショットという凄絶な地獄絵図(だが、艦これというゲームの本質や目指す所とは最も合致している)がピクシブに投稿され、そのイラストに付けられた読者コメントもまた「8月15日の靖国状態」になっているというおぞましい話があった(ある)のだが、これはそれでもファンの描いたイラストである。刀剣乱舞の場合は公式の絵描きからしてそういう絵を好んで描いている確信犯なのだから、もっととんでもないだろう。
一連の刀剣乱舞騒動があり、その過程でニトロプラスや芝村裕吏の妄言や泥縄的醜態に様々な批判もされてきたが、なぜかこのミドロの絵は日本で言及されていないような気がする。かくいう筆者も、刀剣乱舞騒動に対する韓国側の反応などを調べているうちに偶然知った事だった。あるいはもっと調べればこうした絵描きはミドロ一人だけではなく、他にも同じような性向の描き手がまだいるかもしれない。昔の人間は良い格言を残したものだ。ゴキブリを1匹見かけたら、他に30匹は隠れている、と。パクリ疑惑云々の他にも、このゲームの公式イラストレーター陣にはとんでもない連中がもっと潜んでいると疑ってかかるべきだろう。

もっとも、世の中にはツイッターで反戦左翼っぽい一見まともそうな事を言いながら艦これジャンルで活動(シノギ)しているという、訳の分からない同人作家もいるが。そういうエラソーな事は、せめて艦これジャンルの活動やめてから言いなさいよと切に思う。こんなしょーもない作家の発言が好意的にリツイートされたり引用されているのを見ると、見ているこっちが情けなくなってくる。画力云々という話ではなく、低劣な作家という点において、この艦これ同人作家はミドロや先述のピクシブ投稿者といい勝負ではないか。

8月14日のコミケ、同人業界の大勢、艦これと刀剣乱舞に関わる一連の出来事、そして日本社会全体…。それらを見聞して「毎日が8月15日の靖国状態」という印象を受けた、そんな2015年の8月であった。

(終)
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