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文在寅が日本の嫌韓右翼から叩かれている最大の理由

何だか分かります? その答は今日訪米した文在寅が向こうでどういう待遇を受けたかを見れば一目瞭然でしょう。文在寅はトランプから破格の大歓迎を受けたそうな。これを見た際に日本の武藤某とか長谷川某とかギルバート某とかの脂ぎった小汚え嫌韓オヤジどもが発した「魂の叫び(推測)」を文章化したものが以下になります。

「こ、このままではアメリカへの忠誠競争で日本が韓国に遅れをとってしまうううううッ! 文在寅ぜってえにゆるせねえええええッ! トランプ大統領閣下、我が日本を見捨てないで下さいませえええええッ!」

…文在寅というのは昔からとにかくアメリカ大好きで、選挙期間もひたすら「韓米同盟強化ッッッッ!」「アメリカ様に世界一信頼される大統領になってみせますうううううッ!」の連発でした。それが圧倒的多数の有権者の支持を得て大統領に当選してしまうのだから、「キャンドル市民革命」とやらは一体何だったのかという事を多くの人は考え直す必要があります。とにかく文在寅はトランプから「愛い奴」と見られる為に死に物狂いの努力をこの間傾けてきました。朝鮮共和国に対しても強硬路線を堅持(間違えちゃいけないが、文政権はこの間北に対して口癖のように「挑発には断固とした態度で挑む」ばかり口走り、「朴槿恵と何が違うんだ?」としか言いようがなかった。「対北融和路線」なんて実際にはカケラもねえ!)し、中国に対しても「てめえらが北をまじめに制裁しないのが悪いんだ」とアメリカの言い分そのまま垂れ流し、THAADの配置もあれよあれよという間に既成事実化するなど、アメリカに対する恭順の意をこれでもかと見せ付けてきたのです。その結果が上記のような「破格の礼遇」な訳ですから。
でも日本からすれば大変だ。まさか文在寅がここまでの超親米派だったとは! って、まともに韓国の政治を研究してりゃそんなの常識でしょ? 文在寅政権というのはアメリカへの従属ぶりという点では間違いなく韓国史上1.2を争う政権ですから。その方面ではひょっとしたら朴正煕政権以上かもしれない。そうなると、トランプが当選したばかりでまだ就任もしてない段階で駆けつけてまで媚を売った安倍の立場は? アメリカへの忠誠競争において、よもや日本が韓国に遅れをとるなどという事が…? 安倍から毎日のように鮨おごってもらってる立場(笑)にある大新聞の幹部記者様ともなれば、嫌韓発言で文在寅を貶めようとするなど当たり前の「忠義立て」という事でしょう。

いずれにせよ、文在寅の親米ぶりはものすごく露骨です。日本政府も嫌韓右翼もさすがに本能的にその事に気付いており、アメリカへの忠誠競争で負けるのではないかという恐れが、ああいう過剰でわざとらしいバッシングにつながっていると見るべきでしょう。
そしてこの「アメリカに対する日韓忠誠競争の激化」というのは「日韓2017年体制」を貫く重要なキーワードの一つでもあります。韓国文政権と日本安倍政権はいずれもこれまで以上にアメリカへ過剰に忠義立てし、その為に自国民衆を生贄にする事も厭わないでしょう。辺野古や済州島の基地やTHAADに反対する人々はますます過酷な弾圧に晒されるでしょう。「韓国では市民革命が起こって政権が変わったのだから、これで少しは東アジアも平和になる」などというのは完全に幻想であり、少なくともそのような考えは抱かない方が精神衛生上もよろしいかと思います。「日韓2017年体制」の下で東アジアに平和は来ない。

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