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今時の護憲派はPKOに反対しない

沖縄や韓国に駐留している米軍を見るまでもなく、外国に留まる軍隊が乱暴なのは古今東西変わらない。三国志などを読んでも勝った軍隊が占領地の住民に略奪を働く描写が度々登場する。
PKOなどと言ってもしょせんは国連加盟国の寄せ集め軍なので派遣先でやはり同じ事をするものだ。自衛隊がもし今後ともPKOに参加し続ければかつての旧日本軍や現在の米軍・国連のような派遣地域での乱暴狼藉を行う事は避けられないだろう。もうすでにそういう事例はあって、単に表に出ていないだけかもしれないが…。
ところが日本では90年代前半の一時にPKO反対の声が上がったが今ではそんな声もほとんど聞かれなくなった。それも戦争狂いな右翼はともかく、本来なら反戦派であるべき左翼の中からも今ではPKO反対の声はほとんど聞かれない。それどころか左翼や人権活動家の中にPKOを積極的肯定するタチの悪い連中がたくさんいる。東京外国語大学教授の伊勢崎賢治とかヒューマンライツウォッチの土井香苗などはその典型と言って良い。前者は「紛争解決には国連軍をバンバン送るべし」という主張だし、後者は「独裁国家にはバンバン制裁を加えて締め上げろ(具体的には北朝鮮を念頭にしている)」というのが持論だから乱暴極まりない。今日本で「憲法9条護憲」を唱えている著名人の主流はこんなのばっかりだ。これでは日本が年毎に軍拡化していくのも無理はないだろう。

<PKO>隊員の不祥事急増 性的虐待など今年33人処分 12月8日2時30分配信 毎日新聞
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