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今の所「脱原発日韓連帯」はやはりリスクしかない

佐賀ではこういう事が起こっているらしい。

http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2557628.article.html

脱原発へ国境越え連携 日韓市民団体が交流
 脱原発を目指す韓国の市民団体メンバー11人が30日、東松浦郡玄海町を訪れ、玄海原発の再稼働に反対する県内の市民団体などと交流した。両国の代表が現状を報告し、アジアで脱原発を進める連携の強化を確認した。
 交流会には約30人が出席し、韓国の原発立地4地区から現状を説明した。ウルジン原発の立地地区から訪れたチャン・シウォンさん(43)は福島第1原発事故が起きたにもかかわらず、さらに原発を増設する韓国政府の姿勢を批判。「世界中の原発立地地区の住民が動かないと原発は止められない」と訴えた。
 玄海原発から4キロ圏内に住む玄海町の農業青木一さん(75)は「原発は人類を豊かにしてきたが、今回の事故で破滅につながることも分かった。今は原発廃止を願う気持ちでいっぱい」と話した。
 交流会は、国境を越えて脱原発を進めようと県内の市民団体が主催した。一行は5日まで日本に滞在し、伊方原発(愛媛県)や広島などを訪れる予定。


これに参加した韓日双方の団体がどういう所かはくわしく分からない。ただ、地元という事からして、おそらく日本側は玄海原発の差し止め訴訟などをやっているグループ達ではなかろうか。
日本と韓国の反原発運動の連帯というのは本来ならば望ましい事だ。しかしながら前にもちょっと述べた事があるが、現状では韓日双方の運動に色々な問題があり過ぎて困難であり、むしろ悪い結果しかもたらさないであろう。

まず日本側に関して言うと、3.11以降の日本の脱原発運動は完全に腐敗堕落しきってしまい、全く頼りにならないどころか原発の延命を手助けしかねないほどだ。右翼や日の丸を容認し、被爆の回避や被災者の避難を黙殺し、原発を減らしたりなくす事よりも自分とこのデモ参加人数を増やす事しか頭にない反原連やたんぽぽ舎、原発再稼動を容認する原子力資料情報室など、有名どころは誰も彼も総崩れ状態でロクな事をしていない。
同人誌業界で言えばコミケ壁際的存在であるこうした「脱原発業界大手サークル(笑)」と違い、上記記事にあるグループ達というのはおそらく地元で地道にまともな活動をしているいわば「弱小サークル」であろう(だと思う。たぶん)。佐賀のグループ自身がいかにローカルで地道な活動してきた人達であっても、日本では「大手」の及ぼす悪影響があまりに甚大過ぎる。日本の脱原発運動は今や完全に偏狭なナショナリズム運動そのものと化している、という現実を率直に韓国側へ伝えられるかどうかが鍵だろう。反原連やたんぽぽ舎・原子力資料情報室のように悪質な確信犯とは違う真面目な運動体であっても、こうした事実をありのままに韓国へ伝えられる者は日本にはいないのではないか。個々の人やグループがいかに良心的であっても、大局的な情勢がそれらをチャラにして余りあるほど悪過ぎるという事だ。

一方で韓国の脱原発運動も内情はお寒い。今の韓国反原発運動の基本的な路線というのは「脱原発してる外国を見習え」なのだ。つまりドイツがそうだし、隣の日本でも福島の事故以来脱原発の機運が高まってる、だから韓国も…という言い方なのである。「脱原発 日本」を朝鮮語で検索すれば一発で分かるが、環境保護運動や進歩派の媒体などは3.11以降2年以上もずっとこうした事ばかり言い続けているのだ。日本で民主党野田政権から自民党安倍政権まで一貫して原発の再稼動や輸出に躍起になってきた事や、選挙で原発推進政党ばかり圧勝している事実などまるでなかったかのように。「3.11以後も日本やドイツはじめとする先進国は、むしろ原発比率を高めようとしている」という正しい現実を、東亜日報などの右派・保守派媒体の方がかえってちゃんと報道しているくらいなのだから。いわば韓国の環境運動や進歩派は「日本やドイツは脱原発に向かっている」という超美化された全くの幻想を根拠に運動をしている訳で、これは極めて危険であろう。ハンギョレはじめとする進歩派メディアは小泉純一郎の「原発ゼロ提案」を予想通り大きく取り上げていた。唯一の例外は聖公会大学の権赫泰教授ぐらいか。京都大学新聞が行なった権教授のインタビューにもあったが、

「隣りでは日本がなくしている、なくしつつあると(笑)。実際はそうじゃなくて、そういう情報が欲しいわけ。だから、韓国の反原発運動やっている連中は、日本で起こっている情報を、僕に言わせればすごくウソついている。」

「それが気に入らなくて、「違うよ」というのを書いているのだけど、そうすると「あなたは原発賛成なんですか」ということになっちゃうわけ。そういう意味じゃないのに」

という指摘は全く正しい。
権教授のインタビューは必見なので、一読をお勧めしたい。以下リンク先の前後編参照。

http://www.kyoto-up.org/archives/1779
http://www.kyoto-up.org/archives/1811


要するに韓国も日本も、どちらの脱原発運動も大いに問題があり過ぎ、現時点で両者の連帯とやらはマイナスの結果しか生まないのではないかと思う。日本の運動はとうに原発の延命に加担する「国粋主義御用運動」へと変質しており、韓国ではそれについて「脱原発の機運が盛り上がってる」と嘘ついて運動に利用する。これが本格的に結び付いた時ほど恐いものはない。
韓国でも日本でも反原発運動にとって今大事なのは、国際連帯という美名の下に「海外進出」する事ではなく、自国の運動方針と国内の問題を徹底的に正す事ではないか。そちらが最優先だ。

どんな環境運動でもそれが本物かどうかを簡単に見定める物差しというものがある。その一つが「シンクグローバリー、アクトローカリー」すなわち「地球的視点で考え、地域で活動する」という事だ。今の韓日脱原発運動が果たしてこの物差しに合致していると言えるだろうか?

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小泉の「原発ゼロ」発言とか、漫画家の山本夜羽音とか

1)安倍晋三や菅義偉でも引退したら「脱原発」を言うだろう

小泉純一郎が脱原発を公然と表明した事が、ある種の人々の間で好意的に受け止められているようだ。要するに小泉までもが脱原発を明言してくれた、これは運動に大きな力になるぞ、という「期待感」なのだろう。典型例が世田谷区長の保坂展人だ。

https://twitter.com/hosakanobuto/status/385187600618627072
保坂展人‏@hosakanobuto
小泉純一郎元首相が「原発ゼロ」を各地の講演で主張。「これまで推進一辺倒だった彼にその資格はない」「またパフォーマンスを応援するのか」という類の声に驚く。私は、3・11以後の日本が脱原発を選択するという結果をつくることを最優先する。
2013年10月1日 - 16:40

まさに小泉の「原発ゼロ」発言は脱原発にとって100万の味方に等しい、というのが保坂らの認識なのだろう。つまりそれに疑いや異を唱える「影響力のないザコども」のような人間などは運動から切り捨てるという、排除の論理そのものだ。小泉のような「人気者」ばかりをもてはやす、今の脱原発運動の現状を良く表わす典型例と言えるだろう。
だが、小泉の「原発ゼロ」はそんなに素晴らしいものなのか? 脱原発運動にプラスになるものなのか?

政治家というのは身も蓋もない言い方をすれば「人気商売」の側面が強い(もちろん社民党の保坂と言えども例外ではない)。ましてや小泉純一郎ともなれば、大衆迎合・人気取りのセンスに関してのみ言えば他者の追随を許さない大天才と言って良いだろう。そして今の原発に対する世論はどうなのか? 大飯原発再稼動の時の世論調査では反対が58%という結果があったが、これは今も大きく変わってはおらず、これをそのまま今の原発反対率とみなしても差し支えないだろう。つまり「原発反対」は今の日本において世論調査の上ではとうに「多数派」だという事だ。だから「バスに乗り遅れたくない者」であれば、本音を隠して機会主義的にいくらでも「脱原発」を唱える。統一戦線義勇軍のような「右翼の脱原発」は典型的な例であるし、ましてや議員引退した小泉のように「フリー」な立場であれば人気取りの為に躊躇はしない。安倍晋三や菅義偉のように現政権で原発推進に邁進している者であっても、議員を引退すれば個人的人気取りと自己正当化の為にやはり「脱原発」を平然と口にするだろう。かつて盗聴法や国旗国家法や周辺事態法などの悪法をさんざん成立させた野中広務が、引退後にどれだけキレイ言ばかり並べ立てているかは良い前例ではないか。
問題はこの手の連中が現役の首相や大臣だった時に何をやったかなのだ。小泉は「原発ゼロ」などと平然と言うが、自身が首相時代に原発を推進した事に対して反省や謝罪の弁は一言もない。自分の私財を全て福島の被災者の為に投げ出すくらいの事をしたらまだある程度本気なのだと見る事も出来るが、そんな事は全くしていないだろう? こんなものを信用する方が馬鹿げている。
小泉の「原発ゼロ」宣言とやらを受け入れても、原発を本当に廃絶するのに何の足しにもならないどころか、悪影響しか及ぼさない。「影響力のある人気者(と思われている)」小泉一人が入る事で、その他もっと多くの「影響力のない」人々が反原発運動から排除される。

日本で原発に反対する世論の方が高くなったのは、言うまでもなく福島原発事故の結果だ。それ以前は反対・賛成以前に、ほとんどの日本人が原発について興味などなかったのだから。原発問題が社会的に大きな話題にならなかった時代、あるいは仮に原発推進世論の方が高い社会状況で、果たして小泉純一郎や統一戦線義勇軍が原発に反対したと思う?

これは近頃の「反レイシズム運動」にも同じ事が言える。在特会が醜悪かつ派手に騒いで社会的に嫌悪された。正確な統計はないが、今はたぶん在特会を嫌う世論の方が高いだろう。「脱原発」と同じで、世論的には「反在特会」の方が優勢なのだ。だから「バスに乗り遅れたくない機会主義者」ほど人気取りの為だけに「反レイシズム運動」とやらに殺到する。
在特会にまださほど世間の視線が集まっておらず社会的話題にならなかった頃に、野間易通だの木野トシキだのどこのヤクザとも知れぬ「男組」だのが、「反レイシズム運動」とやらをやったと思う? 
この手の連中のツイッターなど見ていると在特会と全く同じ差別発言を繰り返しており、両者に違いなどほとんどない。違いがあるとしたら社会的な多数派世論を見抜いて人気取りするのがうまいか下手かというだけだ。

脱原発の世論が過半数超えようが原発再稼動は止められなかったし、原発推進政党ばかりが選挙で勝った。在特会を嫌悪する風潮が高まっても日本の民族差別政策は何一つ変わらなかったし、差別推進・過去の戦争犯罪や植民地支配を正当化する政党ばかりが選挙で勝った。小泉や野間のような人間が英雄のように祭り上げられる国の脱原発や反レイシズムなどその程度のまがい物だという事だ。それを礼賛する保坂展人も同様。真に日本から原発や差別をなくそうと思ったら、今のこうした有害無益な運動や集団がとりあえず滅んでくれた方が望ましいだろう。


2)山本夜羽音という漫画家について

脱原発運動界隈で統一戦線義勇軍の参加を礼賛・擁護している山本夜羽音(やまもと・よはね)という漫画家がいる。左翼崩れのエロ漫画家で、表現規制反対運動などにもしばしば参加していたと思う。それが今は「本業」のはずの漫画業よりも脱原発関係の市民運動界隈で鼻息が荒い。それも統一戦線義勇軍の脱原発運動参加を後押しして「右も左もない脱原発運動」の旗振り役をしながらフィクサー気取りで、それに反対する者を「ヘサヨ」呼ばわりして攻撃・排除しながら偉そうにしている。恐らく山本は「右に理解のある自分こそ度量のある真正左派」とでも思っているのだろう。要するに、統一戦線義勇軍という暴力派をケツモチにして「運動圏」で大きな顔をしているだけだ。所詮は虎の威を借りる狐に過ぎず、こうしたヤクザっぽい暴力集団を利用したつもりで有頂天になっている者は、最終的に必ずしっぺ返しを食うものと相場が決まっている。最終的には稲川会によって食い物にされた東京佐川急便元社長・渡辺広康のように。渡辺も稲川会と組んで一時期は政財界のフィクサー気取りだったが、そうした稲川会への「借り」のせいで後にさんざん金を搾り取られて骨の髄までしゃぶられた。山本のフィクサーぶりなど渡辺とは比較にならないちっぽけなレベルだが、やってる事は本質的に同じであり、この元左翼の漫画家も堕落した挙げ句にやがてそうした末路をたどるのは必定だろう。

それはそうと、山本夜羽音のような者がこうした運動圏、つまり「政治」にやたら首を突っ込みたがるのは本人の左翼志向・政治好きに加えて、「本業」のはずの漫画が不振であるからだ。この男は長い事コミケにも出てキャリアだけはそれなりに長いが、漫画家としては全くうだつが上がらない。それもそのはずで絵が古臭く、全然進歩がないのだから。今時あんな森山塔の劣化コピーみたいな絵柄のエロ漫画読んで喜ぶ奴いるの? 80年代ならともかく。本業が駄目だから政治に行くという、要するにやしきたかじんの左バージョンという事だ。もっともそれでも大して売れてないのだから、山本はそうした面でもたかじんにすら及んでいない訳だが…。

山本が礼賛する統一戦線義勇軍の針谷大輔は朝鮮人に対する差別用語を平気で言いまくり、従軍慰安婦や南京大虐殺の存在すら否定している。そんな者とベタベタどころか「ケツモチ」になってもらっている人間が、「関東大震災の朝鮮人・中国人虐殺を忘れないプラカード」だと? これは一体何の悪い冗談なのか。山本のような人間にそのような事を口にする資格などない。それ以前に右翼をケツモチの用心棒代わりにしてる左翼って何?

山本夜羽音という男は本来ならすっぱりと左翼をやめて右翼になるべき人間だった。統一戦線義勇軍とくっついてるぐらいなのだから、それこそいっそ小林よしのりのように一番右の皇国史観まで行ってしまった方が整合性がある。だがそれでもまだ左翼に未練が少しはあるのか完全な転向が出来ず、「右も左もない脱原発」などというハンパな事しか出来ないのだろう。統一戦線義勇軍のような暴力派の名を出していきがるのもそうした小心さの表れではないか。「俺の後ろには何某組がついてるんだぞ」と強がるチンピラのように。そういえば小林よしのりも昔はよく「自分は一水会の鈴木邦男と仲が良いんだ」という事を窮地に立たされる度に言ってたよなあ…。
今のように「右も左もない」運動が公認される世の中というのは、山本のような転向する事すら出来ないハンパ者の左翼崩れにとっては比較的住み易い情勢なのかもしれないが。

山本は元より漫画家としては3流以下なのだから、それで売ろうと思ったらやはり右に行ったり権力の広報マンになるしかない訳である。だが「左」への未練を完全に断ち切れないハンパ者の為にそうした事も出来ず、未練がましく「運動圏」に留まって右翼団体の威を借りて偉そうにするのが関の山だった。結局山本夜羽音という男は、小林よしのりはおろかさかもと未明にすらなれなかった「脱落者」なのである。全てがハンパ過ぎたのだ。

山本がこの先、今よりも売れる、出世する可能性はあるだろうか?
ある! 繰り返すがやはりきっちり転向を遂げられるかどうかがポイントで、今からでも遅くはあるまい。やっぱ中途半端に左ぶるのは良くないよ。切磋琢磨すれば小林よしのりややしきたかじんには及ばずとも「さかもと未明クローン」ぐらいの水準にはまだ何とかなれるかもしれない。それでも今の山本の立場よりは大出世さ!
そんな山本の為に、筆者が良いサンプルを教えてあげよう。日本文芸社から出てる別冊漫画ゴラク(笑)なんてどうだ? 今やすっかり「日本一の右翼漫画雑誌」の地位を確立させた同誌は、これから「鬼畜系右翼絵解き芸人」を目指す若者のこの上ないお手本になる事だろう! 山本よ、平松先生(笑)の漫画でもしっかりコンビニで立ち読みして、一層漫画家としての研鑽に励むが良い! それでこそ統一戦線義勇軍と組む甲斐があるってもんだ!

桜島が噴火して、今ほど原発再稼動がヤバイ時期はない

先日桜島が噴火し、観測史上初めて噴煙が上空5000メートルにも達したという。これだけ火山活動が活発になっているというのは、誰が見ても大きな地震が起こる前兆じゃないかと疑いたくなるだろう。桜島に限らず、最近日本や朝鮮半島南部周辺では海水温が異常に上昇している。例えば熱帯の猛毒魚であるソウシハギが三河湾で見つかったり、韓国の済州島でもやはり海水温上昇で本来あの辺りにはいないはずのハリセンボンなどが獲れて地元の漁民を驚かせている。一部の者達は「地球温暖化だ」と騒ぎ立てている(特に韓国の環境運動は緑の党はじめとして、日本以上に「二酸化炭素地球温暖化説」だけを熱狂的に信奉して、その他の環境破壊要因を無視するカルト的傾向が強い)が、そうではなく、これは海底のどこかでマグマが噴出している可能性が高いのではないか。実際に2004年のスマトラ大地震の少し前にも周辺海域の水温が急上昇しており、地震の前兆として海底のマグマ噴出があったのではないかと言われている。
東日本大震災で明らかになったように日本は地震の活動期に突入した訳で、桜島の噴火や海水温上昇もそうした流れの一つとして捉えるべきだろう。つまり、いつまた大きな地震が来るか分からず、その確率がこれまでになく高まったという事だ。原発再稼動など元より論外もいい所だが、今はなおさらヤバ過ぎる時期だと言える。鹿児島県には川内原発があるし、佐賀県にも「日本一危険」と言われ続けてきた「事故の百貨店」こと玄海原発がある。これらは再稼動しなくてもそこにあるだけで十分危険なのだが、大地震が起こったら福島の時のようにひとたまりもないだろう。
とにかく桜島の噴火の件で、これを地震と原発に関連付けて考える報道が見られないのはあまりに異常なのではなかろうか。これもまた「3.11以後、官民共に核をますます手放せなくなった日本(by 権赫泰)」を象徴する出来事のような気がする。

「反原発を出前する団体」を「原発再稼動を出前する団体」に変えた男 原子力資料情報室共同代表・伴英幸伝説 その2

http://sayonara-nukes.org/2013/03/130309action/
「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に1万5千人参加
原子力資料情報室の
伴英幸さんも「原発再稼働をさせてなならない(原文ママ 正しくは「はならない」と思われる)」と述べ…

原子力資料情報室共同代表・伴英幸伝説はここに頂点を迎えた! あれだけ「再稼動はやむを得ない」「暫定的に何基か動かすことの一切を否定するつもりはない」と言いまくっていたこの男が、何と原発大集会の場では「原発再稼働をさせてならない」とまるで180度違う事を言っているのだから! 何で発言の場によってこんなに言ってる事が違う訳? ここまで露骨な主張の使い分けをしてる人間を見たのは、佐藤優と辺真一以来だわ! こんなのが共同代表やってる原子力資料情報室って何? 
ここに改めて宣告する。

原子力資料情報室、完全終了!!
と。

伴が相手と場所によってこれだけ極端に主張を使い分けているのは、その場の空気というか状況を読むのに長けているからだろう。何しろ原発大集会という場では大江健三郎だの澤地久枝だのといった「客寄せパンダ」の著名人が多数顔をそろえているばかりか、何も知らないウブ(?)なカタギのデモ参加者(すなわち伴や情報室にとっては「カモ」である)が何万人もいるのだから、そんな場所で「再稼動はやむを得ない」なんて「本音」を言うはずがない。本音は右翼・天皇主義者である佐藤優が、リベラル・左派系のメディアではそれに合ったおべんちゃらを言うのと同じである。伴英幸という男は全くもって、佐藤優や辺真一並みに「こいついい営業してやがるな」と思う。

言うまでもなく、同じ原発の再稼動を口にしても推進派が言うのと脱原発派が言うのとでは大違いである。バリバリの推進派が原発を再稼動しろと主張してもそれは当たり前の話であるしさほどの驚きもないが、脱原発派、それも情報室のようにその筋で著名な団体の代表がそれを言うのがどれだけ罪深い事か。推進派が言うよりも、伴が「再稼動容認」を口にする方がはるかに悪影響を及ぼす。いわば日本人右翼よりも、日本に骨の髄まで同化した親日派の朝鮮・韓国人に日の丸を礼賛させる方がより「効果的」で悪質であるのと同じである。伴はそれだけの重罪を犯したのだ。

伴英幸がこのように原発の再稼動容認に躍起になった理由は何なのか? 個人的な見立てでは、この男が一時期政府の審議会委員に名を連ねた事が原因ではないかと思っている。情報室のホームページにもある通り、伴はかつて内閣府原子力委員会新大綱策定会議の委員に就任していた。伴がこの委員になった正確な日付は分からなかったのだが、少なくとも東日本大震災直前の2011年2月頃にすでに就任していた事だけは確実である。それ以前までは外部の市民・有識者として意見を出していたようだ。この会議は結局新しい政策大綱を作れないまま終わったが、当時の民主党政権はこれに代わる会議として経産省総合資源エネルギー調査会基本問題委員会を2011年9月に発足させ、10月3日に第1回の会合が行なわれた。そこに伴英幸も委員として入り、この委員会には他にも大島堅一(立命館大学教授)や飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)といった世間的には「脱原発派」とみなされている人間達もやはり委員として加わっている。とは言え、この委員会の構成は基本的に原発推進派が圧倒的に多数であり、伴ら「脱原発派」委員は少数であった。だからといってこれら少数派の「脱原発派」委員が多勢に無勢の中でがんばったとみなすには無理がある。以下にそれを説明したい

この基本問題委員会は新エネルギー・環境政策として2030年までに原発の比率を0%、15%、20-25%のいずれかにするという三つのシナリオを立てて、結果的に0%が採用された。この事は情報室はじめとする日本の脱原発派達が己の手柄のようにこれまで触れ回ってきたので広く知られた通りである。それも昨年末に自民党が政権に復帰してから白紙化され、今年3月21日には委員から伴・大島・飯田の三人も外された。審議も基本委員会よりも上の総合部会で行う事に決まり、以降基本問題委員会は開かれないまま6月25日には廃止する事が発表されている。
この一連の流れを見ていると「2030年代原発ゼロ(知らない間に「2030年」でなく「2030年代」に時期がすりかわっているのだが)」を白紙化した安倍自民党政権はなんてひどいんだと思われるだろう。確かにその通りだ。だが、民主党政権時の方針である「2030年にゼロ」とは、この審議会があってから18年後にやっとゼロにするという事であり、それまで原発を使い続けるという意味でしかない。世界最悪の事故が起こってなお、まだ原発をしつこく使い続ける事を明言しているのだから狂気の沙汰である。しかも18年もあれば推進派にとって状況をひっくり返すに十分な時間的余裕だろう。政権が代われば一発だ。そしてあっさりその通りになってしまった。「2030年にゼロ」なんて単に原発を延命させた以上の意味は全くないのである。それを「成果」と誇っているのが伴英幸と原子力資料情報室に他ならない。

こうした経過を見ていると、伴がこれまで言ってきた妄言の数々は、自身も参加したこの総合資源エネルギー調査会基本問題委員会の方針に準拠したものである事が分かる。「新規制基準をクリアし、地元の了解も得られる原発については、再稼働はやむを得ない」「(第2制御室の)設置が完了するまで再稼働を認めるべきではない」「暫定的に何基か動かすことの一切を否定するつもりはない」「暫定的に動かす場合でも、地元合意はもちろん、ストレステストは1次と2次をクリアし、過酷事故対策がきちっと取られていないといけない」といった発言の数々は飽くまでも審議会が出した「2030年にゼロ路線」、すなわち政府の立場そのものなのだ。伴英幸は「日本を代表する反核・反原子力運動団体の共同代表」という表看板を掲げながら、その行動原理は原発を推進(大目に見ても条件付賛成)する日本政府の方針そのものだったのである。要するに伴は政府の審議会に入って取り込まれたに過ぎない。福島で普通の暮らしをしろとかいうのも、被災者を避難させずに汚染地域へ戻そうとする政府の方針そのものなのだから。
同時に不可解なのは、なぜ依然として伴がこうした「2030年にゼロ路線」を審議会の委員から外された今も堅持しているのかという事だ。今は委員でないのだからもはや政府に義理立てする必要はなくなり、情報室の本来の路線(?)である「再稼動反対」に立ち返るべきではないのか。筆者の推測だが、これは恐らく伴が依然として政府の審議会委員の座に復帰する色気を持っているからではないかと思われる。今後また情勢が変わって再び脱原発派から原発・エネルギー関係の政府審議会委員を選ぶ事になったとしよう。その時に「何が何でも原発反対! 再稼動も絶対に許さない!」などという「極左過激派集団」みたいな事を言っていたら、委員に選ばれなくなってしまうではないか(笑)。だからこそ、原発の維持や再稼動に妥協の余地がある「2030年にゼロ路線」に伴は依然として固執し続けているのではないか。
自分ら「脱原発派」がそういった審議会に入る事で政府の方針を変えさせたり、他の推進派に対する歯止め役になると、伴はもとより飯田哲也や大島堅一といった連中も自己正当化するのであろう。だが連中がやった事は、連立政権で自民党や民主党の悪政に手を貸した社民党(社会党)と同じ役回りをしたに過ぎない。それでも当人達からすれば「2030年には原発ゼロ方針」という「成果」を上げたのだ、としてそれを己の「勲章」にするのだろう。そしてそれを潰したのは自民党であって、自分が悪いんじゃない、これでもがんばったんだ、と。

伴ら脱原発派委員達は「2030年には原発ゼロ方針」という「手柄」を立てて、「脱原発業界」での自身の地位をより高める事が出来た。その方針が将来ひっくり返されても「自民党が悪い」と言い訳が立つ。
民主党政権は「2030年」という遠い未来の期限を設定させる事で原発の延命を図り、その間に原発再開へと状況を逆転させる余地を残すのに成功した。何か文句を言われてもやはり「自民党が悪い」と言い訳が立つ。
自民党政権は前任の民主党政権のおかげで軽々と原発復活を図る事が出来た。何か文句を言われても「民主党が悪い。エネルギー問題の為にはやっぱ原発が必要」と言い訳が立つ。
ものの見事に三者誰も損をしていない。伴英幸(ら脱原発派)・民主党・自民党の三者がそれこそ「ウィン・ウィン・ウィン」の三方みな得をした。その犠牲になって損をさせられた「第四者」がどのような人々であったのか、賢明な読者に説明する必要はないだろう。

原子力資料情報室共同代表・伴英幸という男は、その「いい人」っぽい容貌や口調とは裏腹に、恐ろしく腹黒い人間である。その発言と行動を見る限りではそうとしか思えない。相手と場所によって矛盾する主張を平然と使い分けられる性根からして、少なくともこの男の本性は佐藤優並みに陰険毒辣と見てかかるのが賢明であろう。

かつて原子力資料情報室は「反原発出前します」というキャッチフレーズで、反原発の講演会の為に全国津々浦々を飛び回り、日本の反核・反原発運動に大きな役割を果たした。だが今の情報室には「反原発」というメニューはなくなってしまったようで、代わりに出前するようになったのが「原発再稼動」という新メニューである。組織の代表自ら政府の審議会に入り、自身も策定に関わったその「国策」に沿って行動するようになった時から、原子力資料情報室は「原発再稼動出前します」に実質的な体質は変わったのだった。


最後にもう一つ述べておきたい。もはや日本の反核・反原発運動の腐敗堕落ぶりは限度を超しており、救いようがない。完全な国粋主義運動と化した今の脱原発運動が日本を核放棄させる事は決してないだろう。情報室や反原連もひどいが、かつては長らく草の根反原発運動体として名を馳せたたんぽぽ舎までも今では日の丸に賛成し、統一戦線義勇軍のようなゴリゴリの右翼と一緒に「仲良くしようぜ」とばかりに集会を開くほどだ。今の日本では脱原発派ほど核や原子力というものに酔い痴れている。取り返しのつかない破局的な事故がすでに起こってしまったのでヤケクソになっているのか、さもなければこの状況を利用してせめて少しでも美味しい思いをしようとしているとしか思えない。ここまで来ると勝手に自滅でも何でもしてくれとしか言いようがないのだが、それでも最低限要求したいのは、その腐敗菌を日本の外にまで広めるなという事だ。

原発はもちろんどんな環境問題・公害問題でも、市民運動の国際連帯というものが今まで国境を越えて行なわれてきた。日本のそうした問題に取り組む運動体もこれまでに外国へ出て現地の民衆と一緒に運動してきた事例がいくつもある。だがそれも3.11を境にして状況は大きく変わった。3.11以降大きく腐敗した日本の脱原発運動がこれまでのように海外へ出ても、やれる事など何もない。日の丸掲げて過去のアジア侵略の重い歴史も知らず、甚だしくは礼賛すらしている連中がどうしてアジアの民衆と連帯出来るのか。それどころか、仮に日の丸を隠して国外へ出たとしても別の悪影響を与えるだろう。原発の輸出や再稼動に事実上賛成する腐った体質を現地の運動に広めるだけだ。とりわけ韓国は原子力資料情報室が最近頻繁に出入して交流を活発に行なっており、その悪影響が今後は非常に心配である。現に韓国の反原発運動とその界隈が最近恐ろしく日本に似てきているのだ。
ハンギョレ新聞が原発輸出に賛成したり核燃料の安定供給を主張するのもそうだし、韓国で緑の党が出来たのも決して日本の影響がないとは言い切れないだろう。韓国緑の党は「2035年に原発ゼロ」という、日本の民主党政権や伴英幸以上に悠長な事を主張しており、しかもそれの代替をソーラーや風力で賄えという絵空事を政策にするなど環境カルトそのものだ。もちろん本家欧州各国の緑の党がユーゴスラビアやリビアなど第3世界への侵略戦争に賛成し、労働者の賃下げまで政策にしている実情は完全に知らん振りしてる。リビアへの軍事介入に対しては、他の韓国の環境団体や民主勢力団体の多くも事実上賛成か黙認だった。
最近5月16日に、韓国の原子力安全委員会でも少数だが反核運動家から委員が採用されたという。これについて朝鮮日報などの保守メディアは非難の嵐だったが、オーマイニュースなどの進歩メディアはおおむね賛意を表するというお決まりの構図だった。だがこれは韓国の反原発運動にとって実に危険な結果を生みかねない。日本ですでに伴英幸や飯田哲也らが政府の審議会で果たした役割と、その結果取り込まれて原発の再稼動すら容認するようになった経過を我々は見ている。韓国でもこれまで反原発運動をしてきた人間が、9人の委員会の中にわずか2人ぽっち入ったところで出来る事は大してないだろう。政府の原子力推進の歯止めになるどころか、逆に取り込まれて結果的に悪事に加担する恐れが高い。これからどうなるかまだ先の話とは言え、日本の二の舞になる事が非常に恐いのである。

去る4月に韓国の教保生命教育文化財団が原子力資料情報室に「教保環境大賞」という賞を与えた。これの授賞式に参加すべく伴英幸以下情報室のスタッフ数人が韓国へ向かったものの、到着した4月19日に伴は仁川空港で入国拒否を食らってUターンさせられたという事件が起こっている。授賞式には他の同行スタッフだけが参加した。この件に対しては韓国の反核団体が朴槿恵政権に抗議声明を出しており、その事は日本でも一部報じられている。

http://chikyuza.net/n/archives/33636
韓国からの手紙:お久しぶりです!

伴が入国拒否されたのは、この男が日本の代表的な反原発団体の代表だからというのは明白だろう。それは誰が見ても分かる。だが急進的原発推進派である朴槿恵政権の立場から見ても、この処置は正しかったのか。これまで見てきたように伴は原発の再稼動を容認し、汚染地域である福島で普通に暮らせと現地の子供にまで言い放った男である。野間易通と並んで日本の脱原発運動の腐敗堕落を最も象徴する「2大巨頭」と言っても良い。そんな人間を韓国に入国させた所で、韓国当局の脅威になるはずもなかろう。それどころか韓国の反原発運動を日本のように堕落させてくれる「効果」すら期待出来るではないか。日韓の原発推進派の立場からしてみれば、伴のような人間は泳がせておくのが長い目で見て一番賢いやり方なのである。放っておいても立派に「トロイの木馬」としての役割を果たしてくれるだろう。ただ、韓国の朴槿恵政権にも日本の安倍晋三政権にもそうした「深謀遠慮」をするだけの知恵がなかっただけの話だ。もっとも、今回の入国拒否事件がさらに伴英幸の「脱原発運動家」としての格を高めてくれる「勲章」の役を果たした事は確かであり、それによってますますこの男の本性が知られずに済んでしまうという逆理も生じるが。伴が韓国から入国拒否されようとまいと、日韓の原発推進派にとっては得な結果に転んだと思う。
それ以前に伴英幸=原子力資料情報室はこの時すでに原発再稼動を容認していた。そこへ賞をやるなど、教保生命教育文化財団はどれだけ日本の情勢に無知なのかと思う。韓国はじめとするアジア諸国はもう少し日本の脱原発運動の実情を調べた方が賢明である。もし知ってて賞をやったとしたらこれは極めて悪質だが(それ以前に、この賞がどれほどありがたいものなのか知れたものではないが)。

はっきりしているのは、日本は原発そのものだけでなく、自国の脱原発運動も輸出してはいけないという事である。原発輸出など言うまでもなく論外だが、腐り切った日本の脱原発運動体が他国へ出て行って現地民衆の運動に悪影響を与えるのもまたとんでもない。日本内部はもう手の施しようがないから仕方ないが、せめて他国の邪魔だけはしないでくれ。

それでもまだ再起の望みを捨てないという人がいるなら、これだけは忠告しておきたい。日本という国は原発の推進派はもちろん、脱原発派もまたアジアの癌でしかないという現実からやり直す事だ。今のまま日本の脱原発派が「国際連帯」を謳って外国へ出て行くのは癌細胞の転移そのものでしかない。現状では原発の輸出も日本の脱原発派の「輸出」も同時に阻止するのが、アジアはじめとする外国の民衆の為に最も寄与する行動なのである。
放射能汚染を国境線で止める事は出来ないが、運動の腐敗はまだ国境線で止める望みは一応ある。
 

「反原発を出前する団体」を「原発再稼動を出前する団体」に変えた男 原子力資料情報室共同代表・伴英幸伝説 その1

このクソ野郎またやりやがった、というのが筆者の率直な感想である。他ならぬ原子力資料情報室共同代表・伴英幸の事だ。

http://mainichi.jp/select/news/20130620ddm008010084000c.html
◇対策猶予期間は問題??原子力資料情報室・伴英幸共同代表
いいかげんな状態で再稼働すれば、福島事故と同じことが起こるのではないかと心配だ。新規制基準をクリアし、地元の了解も得られる原発については、再稼働はやむを得ないただ、事故時の対応に必要な第2制御室の設置などに猶予期間があるのは問題だ。設置が完了するまで再稼働を認めるべきではない。活断層や原発の耐震安全性の問題もある。規制委の指摘に反論するため、電力会社は「活断層ではない」と証明しようとしているが、現在の知見では証明できないはずだ。「疑わしいものは活断層とみて対応すべきだ」というのは、規制委が言い出したことではなく、原子力安全委員会からの大原則。電力会社はこの原則をまだ理解していないのではないか。

「いいかげんな状態で再稼働すれば」
じゃあ、「いいかげんな状態」でさえなければ原発を再稼動してもいいんだ?
「新規制基準をクリアし、地元の了解も得られる原発については、再稼働はやむを得ない
じゃあ、「新規制基準をクリアし、地元の了解も得」られさえすれば再稼動してもいいんだ?
「(第2制御室の)設置が完了するまで再稼働を認めるべきではない」
じゃあ、その「制御室」とやらが出来たら再稼動してもいいんだ?
これが「日本を代表する反核・反原子力運動団体」である原子力資料情報室の共同代表が言ったセリフなのである。仮にも代表者の一人の口から出た言葉である以上、これが情報室の公式見解に等しいと見て何の差支えもないだろう。情報室は原発の再稼動を「条件付」とはいえ容認しているのだと。そうでないと言うならば、上記の伴が言った発言を公式に取り消して謝罪せねばならない。その上で伴を代表からクビにして組織からも絶縁追放するくらいのオトシマエをつけなければ、反原発運動団体としてのケジメにはとてもならないだろう。

筆者が共同代表の一人であれば、その上で世界中の反原発団体や環境保護団体に以下のような文面の回状(絶縁状)を発送してやりたい気分である。
「右の者、反原発の運動に反する許しがたき行為の段多々あり、某月某日をもちまして絶縁処分とする事といたしました。つきましては今後、2代目原子力資料情報室とは一切関係ございませんので御通知申し上げます。尚、御賢台様には、客分・縁組・交友・商談・拾上げ・講演依頼・政府審議会委員採用・社会活動関連褒章等は、理由の如何を問わず一切固くお断り致します」

…冗談はともかく、これほどまでに重大な問題発言をしたとなると、本来ならば伴英幸一人の処分では済まされまい。筋道から言えば組織解散にも匹敵する許し難い発言だが、最低でも他の共同代表も連帯責任で一緒に辞任するくらいのケジメをとらねば、原子力資料情報室はおしまいだ(本来であれば、ね)。筆者であれば伴をクビにすると同時に、自分も代表を辞任して組織からも離脱する。そうでなければ死んだ高木仁三郎に申し訳が立たないし、何よりも原発事故の被害に遭って苦しんでいる人達や純粋に原発を停めたいと思って立ち上がった人々に対する重大な裏切りではないか。日本の反原発運動そのものに重大なダメージを与える事でもある。実際に他の共同代表である山口幸夫と西尾漠の両人はこのオトシマエを一体どうするつもりなのか? 福島原発事故を体験して以降の日本という緊迫した時代に、全く示しがつかないではないか。
伴の発言を見る限り、情報室は原発とその再稼動に「何が何でも反対。再稼動も絶対許さない」というスタンスでない事だけは明白だろう。おまえ達は本当にこの世から原発をなくすつもりがあるのかと聞いているのだ。

今回の伴の再稼動容認発言について、筆者は前回の安田浩一インタビューにも匹敵するほど激怒しているし、醜悪な代物だと思う。3.11以降、日本の反核・反原発運動はむしろ底なしな腐敗堕落の一途をたどり、右翼団体と一緒に集会を開いたり、左翼や労働組合の旗を排除するくせに日の丸だけは逆に推奨するなど、以前であれば信じられない現象が続出している。これらはどれも3.11以降さらに加速化した日本の右傾化に伴う現象でもあり、これによって今の日本の反核・反原発運動はすっかり「脱原発報国会」と化した感があろう。これは完全に国粋主義運動そのものであり、右翼と隠れ原発推進派の巣窟にしか見えなくなってしまった。原子力資料情報室による再稼動容認もまた、こうした流れの代表的な現象の一つと言える。
これから以下に伴英幸のさらなる暴言・妄言・戯言の数々を指摘していくが、これらを読んで気分が悪くなったり精神的苦痛を受ける方は決して少なくないはずだ。真面目に原発に反対している人ほどそうだろう。よってここから先の文章を読むのは、飽くまで自己責任でお願いしたい。


伴英幸がこうした妄言を垂れ流したのは今回が初めてではない。情報室が公開している「暮らしの中の放射能 第19回 子供相談室4」という動画ではこんな事まで言っている。この件については前にもネタにした事があるものの、その時の旧ブログが凍結されているので、改めて述べておきたい(該当記事は後日再掲載する予定)。

http://www.cnic.jp/movies/5034
(「僕は将来結婚して子供をつくっていいのでしょうか?」という質問に対して)
「(福島で)基本的には普通の暮らしをするということが大前提で必要なこと」

285ab1c5.JPG
放射能で汚染された地に暮らさざるを得ず、その恐怖に怯えている人(それも幼い子供)に対してこれはないだろう。「ニコニコ笑ってれば放射能の害はない」と言って福島の人々を騙し続けている御用学者の山下俊一とどこが違うのか。被災地の人々の避難を認めずその為の補償もせず、そればかりか汚染地域に戻れと言っている政府や東京電力とどこが違うのか。

このように原子力資料情報室という著名な「反核・反原発市民団体」の共同代表という要職にある人物の、実にありがたい「御高説」はまだまだ続く。
例えば2012年8月24日の福井新聞参照。

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowerplantfuture/36501.html
ゼロ方針、政府決定を 再稼働に明確条件必要
伴英幸 原子力資料情報室共同代表

原発ゼロまでの移行期間では「原発を動かすことが必要になることもあるだろうが、その場合でも(新たな安全基準などの)条件はきちっとクリアしないといけない」と指摘する。

「全基停止がベストだが、合意が得られるかは難しい。暫定的に何基か動かすことの一切を否定するつもりはない。一番大事な点は原発ゼロシナリオを政府の方針として位置付けること。暫定的に動かす場合でも、地元合意はもちろん、ストレステストは1次と2次をクリアし、過酷事故対策がきちっと取られていないといけない。大飯原発3、4号機を再稼働させたやり方はあまりにも拙速だった」


お分かりだろうか。少なくとも去年8月の時点で伴はすでに「再稼動容認」を謳っていたのである。「条件はきちっとクリア」してさえいれば「原発を動かすことが必要」になってもいいとはっきり言っているのだから。「暫定的に何基か動かすことの一切を否定するつもりはない」と言っているが、これは正しくは原発をゼロにするのを否定している訳である。ものは言いようとは良く言ったものだ。それでいて「原発ゼロシナリオを政府の方針として位置付ける」などとよく言えるな。まるで経産省の原発推進官僚並みの見事な詭弁ではないか。「暫定的に動かす場合でも」って、原発を動かすのをはっきり認めちゃってる訳ではないか。「過酷事故対策がきちっと取られて」いさえすれば良いというのか? そんなの東日本大震災クラスの地震がまた来たら同じ事だろう。だから原発をやめろと言っているのではなかったのか? 大飯の再稼動にしても伴の理屈に従えば、じゃあ「拙速」でさえなければいいという話にしかならない。
この時はまだ民主党・野田佳彦政権の頃であるというのがポイントなので、この点を覚えておかれたい。

このように事実上の「再稼動容認」を言いまくっていた伴英幸だが、別の場所ではさらに恐るべき事を言っていた。これは本当に唖然とするしかないもので、伴の他の諸発言と併せて読めば、原子力資料情報室の信用というかこれまで積み上げてきた「ブランドイメージ」を完全破壊するだけのインパクトがある。これは今年の3月に行なわれた集会の様子だ。まあ、見て欲しい。
(次回に続く)

        
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