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またキモい物件を一つ発見してしまった

もう恒例と化した感じのある韓国マスコミの「テンノーヘーカバンザイ!」「明仁ヘーカは安倍を牽制してくださっている平和主義者」報道だが、ハンギョレがまたしても一発どでかいのをぶちかましてくれた。しかも文章記事ではなく、ドキュメント映像にまでしているというのが凄い。


http://www.hanitv.com/231296?_fr=mt4
ハンギョレTV または
https://www.youtube.com/watch?v=L3ehRsvxJeE&feature=youtu.be
YOUTUBE いずれでも視聴可。

明仁vs安倍:象徴天皇と超国家主義
スペシャル ハンギョレドキュメント 2016.08.19 20:05

去る8月8日明仁日王が映像メッセージを通じて生前退位の意思を直接明らかにした。82歳の日王は身体の衰弱を考慮した時「象徴としての責務」を遂行するのが難しくなるだろうと語った。過去の侵略戦争の求心点であった父の裕仁日王とは違って「平和主義者」として一生を生きてきたと評価される明仁日王。彼の退位意思表明は安倍晋三総理の平和憲法改正の動きにどのような影響を及ぼすか? 日本の政治思想家・丸山真男が第2次世界大戦敗戦から1年後に発表した論文「超国家主義の論理と心理」の内容を確かめて日本の軍国主義、天皇制、そして平和憲法改憲論争などに対してもう一度考えてみる。


注:上記リンク先の映像記事は、視聴者の精神を著しく毒する危険性がありますので、閲覧はくれぐれも「自己責任」でお願いします! 超A級閲覧注意物件! キモいです! ゲスいです! グロいです! 吐きます!

先日御紹介した東亜日報の「明仁アルバム(笑)」も凄まじかったが、今回のハンギョレも破壊力では決して負けてない。何しろタイトルが「明仁vs安倍」だぜ? 凄すぎ。筆者はこれを見た時、悪しき歴史の一頁を後世への戒めとして記録するという意味で、思わず日本語の字幕を付けてやりたくなっちゃいましたよ。めんどくさいからやらないけど。それよりもハンギョレ日本こそこの記事を翻訳して公開しろよという話だろう。朝鮮共和国の「高位脱北者(公金横領犯)」の亡命ニュースをトップに載せてる暇があるなら、この映像ニュースに日本語字幕付けてトップに載せた方がずっとハンギョレ韓国本社の鄭泳武代表(韓国ハフィントンポスト代表理事も兼務)も、何よりも明仁ヘーカも「お喜び」になるはずだ。臣民たる者、そのくらい自ら率先して忖度し、行動せよ(笑)。
上記動画を公開してるのは「ハンギョレTV」というのだが、もう「明仁ちゃんねる イン コリア」とでも改名したら良いのではないか。

いずれにせよ多言を要すまい。これを言うのは何度目になるかもう分からないが、本当にハンギョレ終わってる。ちなみにこの映像ニュースの内容自体は特筆すべきものでなく、もはや日本でも韓国でもすっかりおなじみの明仁ヨイショだ。映像の前半では日本の軍国主義と侵略戦争、先代裕仁の事について述べ、そこまでは一応歴史的事実を坦々と述べているだけなのだが、続く後半部からは「明仁ヘーカは即位後一貫して憲法を守って来た」「平和主義者明仁ヘーカバンザーイ」「明仁ヘーカが安倍を牽制してくださっている」のオンパレードになる。裕仁や敗戦前の日本の悪行と対照させる形で「平和主義者・象徴天皇:明仁ヘーカの歩み」を持ち上げるという臭い展開だ。それ以前に明仁が他ならぬ戦犯でアジア侵略者である親父の事を「平和主義者」として持ち上げていた事を、この動画製作者は知っているのかと言いたくなる。朴槿恵も残虐な独裁者で親日派だった親父(倭王に忠誠を誓う血書まで書いた!)の事を今でも「救国の英雄」と褒め称えているが、それと何が違うのかという話だろう。こんなのにだまされると言うか、だまされたがってる奴が日本にも韓国にも山ほどおり、「明仁天皇は平和主義者教」という最悪のカルトに多くの日韓のマスコミ民衆入り乱れて折伏されている様は、社会病理として実に興味深い。日本と韓国は「東アジアの双子の極右」というだけでなく、「東アジアの双子の天皇カルト国家」という事でもあろう。そのくせ、アメリカもまた「明仁天皇は平和主義者」というしょーもない虚構・虚名に最大の「勅許」を与えて利用しているという一つの側面に、日韓の報道界や知識人社会は全く気付いていない(か知ってても隠蔽している)。

保守派の朝鮮・中央・東亜から進歩派のハンギョレや民衆の声に至るまで韓国のマスコミが現在熱中している「天皇報道」の基調(ガイドライン?)とは以下の通りである。

・先代の裕仁は現人神としてアジアを侵略した軍国主義者で、戦後も謝罪しなかった。
・でもその後を継いだ明仁ヘーカは「人間」で「象徴天皇」で平和主義者で、アジアにも謝罪された
・そのまた後継者の徳仁コータイシも平和主義者であらせられる
・だけど秋篠宮は右翼ベッタリのタカ派。
・明仁ヘーカは日の丸・君が代の強制にも反対あそばされた
・明仁ヘーカはタカ派の安倍を牽制してくださっており、改憲の最後の砦。
・明仁ヘーカはタカ派の安倍と違って靖国神社にも御参拝されなかった
・明仁ヘーカは即位に際して憲法を守る事を宣言され在位28年間始終一貫して日本国憲法をお守りあそばされた
・明仁ヘーカはみずから「百済王の子孫」を自称され、韓国にも並々ならぬ御興味をお持ちであらせられる
・明仁ヘーカ退位のあかつきには、ぜひとも韓国へお越し下さいませ。韓国の臣民どもは明仁ヘーカの訪韓を心より歓迎いたします。


何とも馬鹿馬鹿しい限りだが、冗談でなく本当に今韓国のほぼ全てのマスコミが上記のような「天皇報道」をしている。右も左も関係なく! しかも一連の東亜日報とハンギョレのように、あたかも「明仁翼賛」を競い合うかのように! 自分こそが明仁ヘーカを最も平和主義者としてお慕い申し上げている「忠良なる臣民・テンノーヘーカの赤子」である、と言わんばかりに! 本当に何かの「マニュアル」があって、それに忠実に従って報じているとしか思えないくらいだ。最終的な狙いはやはり明仁の訪韓で、これによってあらゆる歴史問題をチャラにしたいという事なのであろう。

とりわけ明仁の発言でいわゆる「韓国とのゆかり発言」、これは韓国で明仁萌え(笑)な臣民連中が必ずと言って良いほど好んで絶賛したがる。だがこれの何が素晴らしいのか? ただの「日鮮同祖論」ではないか。ましてや日韓共催の2001年ワールドカップについて言った言葉である。今後とも歴史問題を伏せて付き合い(癒着)を続けるという宣言に等しい。加えて今の朝鮮半島は南北共に王政を廃した政治体制である。そこへかつての侵略国の「王様」が「俺はおまえんとこの昔の王様の子孫だぞ」などと公に言うほど傲慢で腹立つセリフはない。明仁の「ゆかり発言」などというもの、「俺は日本だけでなく、韓国の王様でもあるんだぞ(少なくとも「万世一系」でその血を受け継いでいるんだから、いくらかの「権利」はあるんだぞ)」と言っているようにしか聞こえない。ロシア(ソ連)でもアフガニスタンでも旧体制が崩壊するや、かつての亡命した王様や貴族連中といった「旧旧体制」の特権層が舞い戻って来て自分らの「持ち分」を要求するという醜悪極まりない出来事があったが、明仁も口調はソフトだがそれと何ら違わない。今の日本政府は集団的自衛権の行使について「自衛隊は南(韓国)には許可なく上陸しない(ほとんど有名無実だが)が、北(朝鮮共和国)に対しては別」と言っており、「北朝鮮急変事態または体制崩壊」のあかつきには朝鮮半島の北半分を軍事的に占領する気マンマンである。仮にそうなった時、日本にとって「古代朝鮮王の『万世一系』子孫」を王として擁する事はこの上なくオイシイ大義名分ではないか! 本当に明仁が自分の親父の仕出かした事を反省しているというなら、口が裂けてもあのような事を言ってはならなかった。それを何のためらいもなく平然と言った明仁という男、どれだけ「現人神」だった親父に負けないくらい狡猾でしたたかな「人間」である事か! 
何よりも明仁が「一貫して憲法を守って来た」という話からして全く事実に反する。今回の「退位表明」自体が違憲そのものとしか思えないし、それ以外にも明仁が即位前から頻繁に違憲な言動を繰り返してきた事は公然の秘である。それこそ違憲行為の頻度で言えば、明仁は親父に決して負けてはおるまい。明仁は決して「護憲」ではなかった! この部分からして韓国の報道界や知識人社会は何も分かっていない。
日本には明仁の「退位表明」を「安倍の改憲策動を阻止する為の抵抗」などと解説する者がおり、韓国マスコミのほとんどもこの珍説を受け売りで垂れ流しているが、実際には全く逆の方向に進んでいる。

http://www.news24.jp/articles/2016/08/22/04338752.html
“生前退位”内閣法制局「憲法改正が必要」
2016年8月22日 19:44

天皇の生前退位をめぐり、内閣法制局などが、将来にわたって生前退位を可能にするためには「憲法改正が必要」と指摘していることが新たに分かった。

 天皇陛下のお言葉を、安倍首相は「重く受け止めている」と述べたが、憲法との整合性をいかに保つか、難題にぶつかっている。

 政権幹部によると、憲法と法律との整合性をチェックする内閣法制局などは、生前退位を将来にわたって可能にするためには「憲法改正が必要」と指摘しているという。これは憲法の第1条で「天皇の地位は国民の総意に基づく」と定めていて、天皇の意思で退位することはこれに抵触するという理由。

 一方、生前退位を今の天皇陛下だけに認めるのであれば、特例法の制定で対応可能だと説明しているという。

 政府は来月にも有識者会議を設置して、特例法を軸に議論を進める考え。

 菅官房長官「有識者会議の設置も含めて、どのように対応していくかということを、現在考えているところであります」

 一方、8月に行ったNNN世論調査では、「将来にわたって生前退位を認めた方が良い」との答えが77.0%に達している。政府はこうした世論の動向も見ながら、生前退位の制度化についても長期的な課題とすることを検討している。


安倍政権はむしろ「退位表明」を奇貨とばかりに改憲促進に役立てようとしているではないか。世論調査で「生前退位(=改憲)」を支持するのが77%にもなった事から分かるように、明仁の発言は明らかに改憲への流れを加速させるものだ。これは「ヘーカの御心を『奸臣』の安倍が悪用した」などという性質の話ではない。完全な予定調和の進行である。明仁にとって大事なのは飽くまでも天皇の地位と皇室の安泰・強化(だからいざという時の為に生前退位して「上皇」になったり、位を簡単に譲れるようにするのは、天皇制や皇室の安泰・安定につながる)という保身だけであり、安倍にとって大事なのは日本の軍事大国化。いずれも達成するには憲法改正というプロセスが遅かれ早かれ不可欠という点で両者の方向性は一致しているではないか。当初「憲法を守る」とか言ってたくせに、今になって「生前退位したい。生きてるうちにセガレに跡を継がせたい」とか憲法変えなきゃ出来ないような駄々をこねるなど笑止であり、そんな保身しか頭にない醜悪な老人を美化・礼賛しているのが日本と韓国である。日本はまだしも、かつてその植民地として酷い目にあわされたはずの韓国が今の倭王を必死に褒め称えるというのは恥ずべき事であり、日本以上に罪深い。

同じセリフでも安倍が言ったら嫌で、明仁が言ったら全然オッケーというのが今の韓国マスコミの現状であろう。安倍が「従軍慰安婦問題はこれで不可逆的に最終解決だ」と言っても受け入れられないが、明仁が言ったら「さすがは平和主義者の明仁ヘーカ!」と絶賛するに違いない。なにしろ「百済王の万世一系子孫」の「勅命」なのだから! 明仁が韓国に高い関心を持っているだの「韓国とのゆかり発言」だのというのは全く喜ばしい事ではなく、極めて鼻持ちならない傲岸不遜な言行であり、朝鮮半島の人々にとって危険極まりないものである。

光複と日本敗戦から71年過ぎても、朝鮮民族が倭王と日本に対してとるべき態度ははっきりしている。植民地支配の清算と天皇制の廃止だ。


※おまけ
ハンギョレについてはツッコミを入れておきたい別のネタがもう一発あるので追記。

http://japan.hani.co.kr/arti/international/24966.html
ジブチで現実化する中国初の海外軍事基地
登録 : 2016.08.21 22:38 修正 : 2016.08.22 07:20   

海外に軍事基地を運用している国は、米国、ロシア、英国、フランスに限定されている。米国は42カ国に軍事基地を持っていて、英国、フランス、ロシアは約10前後の国家に軍事基地を運用中だ。中国も今やその隊列に合流したと言える。

「海外に軍事基地を運用している国は、米国、ロシア、英国、フランスに限定」だって? 嘘こげッ、コラッ! そんなん初めて聞いたわ! 日本はどうした? 他ならぬ日本は? 当のジプチにはすでに自衛隊の基地あるじゃねえか! それとも何か? 「自衛隊は軍隊じゃない」とかいう日本政府の(昔の?)公式発表に則ったとでも言うのか? 中国の基地は針小棒大に脅威だ何だと騒ぎ立てるくせに、「平和主義者の明仁ヘーカ」がおわす日本の海外軍事基地は無視か? ハンギョレが中国と日本のどちらを「軍事的脅威」として今後煽りたがっているかがよく分かるのではないか。加えてこれは今後吹き荒れるであろう「韓国の嫌中ブーム」の前兆ではあるまいかと思う。


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