日本の人気ウェブゲーム「艦隊これくしょん」(艦これ)、国内サービスが不発に終わった理由は
2014.07.01 16:40
三ヶ所以上の国内パブリッシャーが輸入競争を繰り広げた人気ウェブゲーム「艦隊これくしょん」の国内(韓国:訳注)サービスが結局不発となった。
日本でDMM.comがサービスを行っている艦隊これくしょんは、PCオンラインゲームの不毛地帯である日本では異例な成功を収めたウェブゲームとして、国内ゲーム業者達のラブコールが続いたが、ライセンス問題によってゲーム内のイメージを変更出来ず輸入が不発となってしまった。
去る2013年から日本でサービスを開始した艦隊これくしょんは日本で大ヒットが証明されたゲームである上に、VPNを使って楽しむ国内ユーザー達も多く、国内パブリッシングに成功すれば1年前の「拡散性ミリオンアーサー旋風」が再現されるだろうという期待を受けて来た。
特に艦隊これくしょんは今後、開発会社である角川ゲームズによってアニメ、小説、家庭用ゲームなどにその領域が拡大される予定とあって人気がさらに高まるものと予想され、確認されただけで三ヶ所の国内パブリッシャーが輸入競争を繰り広げた。
だが、難しい条件に合わせる事が出来ず、3社全て輸入を諦めたものと最終確認された。DMM.com側は韓国輸出に対しては肯定的だったが、結局複雑に絡んだライセンス問題を解決出来ず、三つの業者とも国内サービスを放棄してしまったという。
艦隊これくしょん輸入協議に乗り出したA社関係者は「韓国でのサービス自体には異見がなかったが、ゲーム内イメージを一切変更出来ず、結局韓国でのサービスを放棄した」として「例えばゲーム内イメージに旭日旗が登場しても、韓国側サービスでは修正出来ないので答が出なかった」と説明する。
さらに「ライセンス問題のせいで、韓国でサービスを開始した場合に我々が変更出来るのは、簡単に言って『字幕』だけだった」とし「他の業者達も等しい理由でサービスを断念しただろう」と言った。
やはり艦隊これくしょんの輸入に乗り出したB業者の場合、正式サービスが不発になった場合はモバイル版権を獲得してモバイルバージョンの開発・サービスに乗り出す計画もあったが、開発権獲得に失敗したものと確認された。
訳 ZED
韓国語原文記事はこちら。
http://gamefocus.co.kr/detail.php?number=35684&thread=22r02
上記記事はほぼ1年前の記事だが、日本ではまず知られていない事実であり、また同じ運営会社による艦これの女性向け版とも言うべき刀剣乱舞もまた問題&疑惑の百貨店状態である(画像の盗用問題、一部キャラデザインの剽窃疑惑、芝村裕吏の「大東亜共栄圏」発言問題、 「歴史修正主義」という言葉の意味の歪曲など)事もあり、これらDMMの「右翼ゲーム」問題を考える資料の一つとして訳出する事にした次第である。
・韓国でも艦これをこっそりプレイして熱中している(馬鹿過ぎる)ユーザーが決して無視出来ない数存在する。
・それに目を付けて輸入しようとした韓国のゲーム会社もまたいくつも存在した。
・DMMも輸出に前向きだったが、ライセンス問題の為に頓挫した。特にデザイン面での変更が一切認められなかった(これは開発元である角川の意向である可能性が高い)点が大きい。
要約するとこういう事になるだろう。
艦これと刀剣乱舞の問題というのは本来セットにして考えられるべき問題であり、歴史問題という観点から見た場合は艦これの方が実際にははるかに悪影響が大きく、不道徳さにおいても上であろう。刀剣乱舞が引き起こした諸トラブルを機会に、艦これの問題もこの際セットで徹底的に炙り出された方が望ましい。
とりわけ韓国側の立場で考えた場合、本来ならば艦これのようなゲームは糾弾の対象以外の何者でもなかったはずだ。少なくとも90年代半ばまでの日本文化解禁以前であれば、国やマスコミを挙げての猛攻撃を受けていただろう。そうした動きがほとんど見られず、それどころか今ではむしろそれを輸入(これらのゲームは現在のところ、外国からはVPNを介して迂回しなければプレイ出来ない)しようという業者まで現れる始末なのだから、本当に悪い意味で隔世の感がある。日本文化解禁の一番悪い効果が、最近の若い人達の歴史的無知(日本だけでなく韓国もである!)と合併症を起こして、惨憺たる病理を引き起こしたかのようだ。
日本でも韓国でもそうなのだが、艦これ(刀剣乱舞)を擁護する者達の(口に出さない)最大の理由は登場する「美少女(イケメン)キャラ」のせいだろう。これは誰が見ても明らかな事だ。だがそれをあまりにもストレートに言うのはさすがに憚られるので、「ゲームと史実は違う」「艦これで史実を学んだ」などというお話にならない屁理屈が持ち出される。だが実際にその手の者どもの言行を見ればお分かりの通り、艦これ(刀剣乱舞)に熱中している日本人には驚くほど右翼度や嫌韓・嫌中度が高い。自分の好きなキャラとその背景設定などを擁護していて、無意識のうちにゲーム自体のバックボーンである日本の侵略戦争や軍国主義や歴史修正主義に親和的になったり問題点に無自覚になっていく。こういう「魅力的なキャラ」の効果というのは世間一般に思われている以上に影響力が大きい。はっきり言って、ある面では「つくる会教科書」などよりもずっと悪影響が大きいと言える。だからこそ自衛隊が艦これ(と漫画の「GATE」)をフルに広報利用しているのではないか。「たかがオタクメディア」と侮るなかれ。その美少女キャラのせいで、無思慮(생각없는)な韓国のゲーム配給会社が歴史問題も何もかも無視して、これの輸入に躍起になったのではないか。その意味を深く考える必要がある。
とりあえず今回はここまで。続きはまた後日改めて論じたい。こうしたゲームを平気で展開する日本側の酷さは自明であり、徹底して追及されねばならない。が、同時にそれを何の問題意識もなくプレイしたり擁護したり、果ては輸入して商売しようとする者が相次ぐ韓国側の問題も考えねばならないだろう。艦これをあそこまで欲しがる韓国のゲーム会社というのは、ニコニコ動画で愚劣極まりない親日発言を誇らしげに連発した朴槿令(朴槿恵の妹)並みの恥知らずである。
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