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「自衛隊は暴力組織」by雁屋哲

雁屋哲・原作、シュガー佐藤・画による「日本人と天皇」の韓国語版が届きました。漫画部分は基本的に原書に忠実な翻訳なので、雁屋哲の韓国語版まえがきと訳者・金ウォンシッのあとがきが見所でしょう。近いうちに訳して論じたいと思います。
 
で、こんな事がありました。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000012-maip-pol
仙谷由人官房長官は18日の参院予算委員会で、自衛隊を「暴力装置」と発言、質問者の自民党の世耕弘成氏から抗議を受け撤回した。そのうえで「不適当だったので、自衛隊の皆さん方には謝罪する」と述べた。
仙谷氏は自衛隊と他の公務員との政治的中立性の違いについて「暴力装置でもある自衛隊はある種の軍事組織でもあるから、シビリアンコントロール(文民統制)も利かないとならない」と発言。委員会室が騒然となったため答弁中に「実力組織と訂正させていただく」と言い換えた。
 
これを見て思い出したのが、雁屋哲が80年代前半に漫画ゴラク誌上で連載した作品の一節です。その作品とは「乱九郎一代」(画・本館功)。
有名な「野望の王国」の連載終了後、次回作「獅子たちの荒野」が始まるまでの「中継ぎ」として連載され、当時新人だった本館功のデビュー作となった作品でもありました。まあ見ての通り、作画担当である本館はとにかく絵が下手で、本宮ひろ志と中島徳博を合わせた出来損ないバージョンの域を出ない絵だったのが…。
絵の出来はともかく、見て欲しいのは当時の雁屋イズムがもろに炸裂した以下のくだりです。クリックして御覧下さい。スキャンの際に一部セリフが読めない部分が生じたので、そこは原文通り新しく文字を打ち直しました。御了承下さい。
rankurou01.jpg



 
 
rankurou02.jpg







80年代中期頃までの雁屋哲原作漫画は反権力バイオレンスの気風が強く、「暴力とは何か」をテーマに挑んだ作品が多くありました。「この世を動かすのは暴力だ! 暴力こそが全てだっ!」「警察こそ日本最大の暴力組織だ! 俺はその警察を乗っ取るのだ!」「この世を動かすのは金と力だっ 正とか悪とかそんなものは関係ないっ!」といった作中の悪人達(時にはその悪人が主人公のピカレスク作品もあり)の名セリフはそれをよく象徴するものです。
自衛隊が暴力組織? 当たり前じゃないですか。自衛隊が現行のような組織である限り、政権与党が自民党から民主党に変わろうと同じ事です。しかも内輪の講演会だかで自民党の方が良いとか話をして、政治的中立の建前すら投げ出す始末。事務次官がそれに通達をしたのは当たり前過ぎる話に過ぎず、言論の自由は関係ありません。
ただその戦力的に「外国相手の戦争にゃ役立つような代物じゃねえ」「暴力組織」が旧日本軍譲りの好戦的性格を秘めており(三矢作戦参照)、今や現実に海外派兵を繰り返して米軍の露払い役を務めつつある事が一番恐ろしい訳です。当時も今も、自衛隊の銃口は必ずしも日本国内にのみ向けられている訳ではありません。その銃口が向けられている対象は言うまでもなく米軍の攻撃対象と同じ。北朝鮮ももちろんその中に入っている上に、それを煽るクレイジーな人間もいる訳です。そう、特定失踪者調査会の荒木和博。このクレイジーが「守る会」を通じて石丸次郎と同じ穴のムジナというか、兄弟同然の人間である事はよく認識しておきましょう。
 
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42258618.html
 
それにしてもあの頃の雁屋哲は熱かった。読んでる方が火傷しそうになるくらい雁屋バイオレンス劇画は熱いものでした。それが今は共産党転向者の有田芳生を絶賛しちゃうほど耄碌した訳ですから、時の流れは何と残酷なものか…。
 
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権力世襲は日本の悲劇 その3(完)

前回の続き。いよいよ「真打ち」自民党と、その他諸派(笑)の靖国派議員です。

 自由民主党
森喜朗(第85・86代内閣総理大臣 父は石川県根上町長を9期連続無投票当選した森茂喜。この男のスキャンダラスな話題については様々な媒体でほぼ語りつくされた感があるので、ここでは述べません 笑)
 
安倍晋三(第90代内閣総理大臣 説明不要。と言いたい所ですが、一応代表的な政治家の近親者を列挙します。佐藤信彦(高祖父 山口県会議員)、安倍寛(父方祖父)、岸信介(母方祖父)、佐藤榮作(大叔父)、安倍晋太郎(父)、岸信夫(岸家へ養子に行った弟)などなど。凄いぜ、4代世襲!)
 
福田康夫(第91代内閣総理大臣 これも詳しい説明不要。言わずと知れた福田赳夫元首相の息子)
 
三原じゅん子 (先の参院選で何の手違いか当選してしまったタレント議員で、もちろん世襲ではありません。が、靖国神社には20代の頃から参拝していたというから、聞きしに勝る「益荒男」ぶりだよ、この女)
 
小坂憲次 (旧小坂財閥の末裔で、曽祖父・小坂善之助、祖父・小坂順造、父・小坂善太郎、叔父・小坂徳三郎らが全員国会議員という栄えある4代世襲議員。東アジアの某独裁国家の3代世襲なんぞ目じゃありません 笑)
 
逢沢一郎 (祖父・逢沢寛と父・逢沢英雄が共に衆議院議員。この人も某独裁国家と同様に栄えある3代世襲)
 
甘利明 (元ソニー出身であった事は有名ですが、父は元衆議院議員の甘利正。父の地盤を告ぐ為にソニーは2年ほどで辞めているので、多分コネ入社の腰掛けだった可能性が高いでしょう。レコード輸入権の問題では当時エイベックスの会長だった依田巽と組んでレコード業界のエゴむき出し・ユーザー軽視の法案成立に奔走しました。各種知的財産権の規制強化及びコンテンツ産業の利権強化に最も熱心な「知財族議員」とも呼ぶべき存在で、当然オタク層にとっては天敵とも言って良い存在の一人)
 
石破茂 (祖父は大御門村長だった石破市造、父は参議院議員の石破二朗。これまた3代世襲の政治家一族。ミリタリーオタクである事は非常に有名ですが、それ以上にとにかく自分の考えというのがない無節操漢の集大成みたいな人格の方が問題。かつて小沢一郎にくっついて新進党に行ったと思いきや間もなくあっさりと自民党にリターンしたり、北朝鮮との貿易が大きな産業であった鳥取県の選出議員という事もあり、かつての金丸訪朝団に同行して現地で女を買うほど北朝鮮とは「良好な関係」(笑)だったのが、後に手の平を返すように拉致議連の会長になって同国との関係を悪化させるなど、とにかくミリタリー・軍事オタクという以外の行動や主義主張に一貫性がありません。おかげで地元の境港では北朝鮮との貿易業が干上がってしまい、有権者曰く「石破先生は地元に利権を持って来てくれない」。防衛庁長官時代に自衛隊イラク派兵を決定した「A級戦犯」)
 
稲田朋美 (非世襲、というより2005年の郵政選挙で出て来た小泉チルドレンと言った方が早いでしょう。「タカ派のアイドル」(笑)と揶揄される事の多い女で、大江健三郎の沖縄戦裁判や南京大虐殺の100人切り裁判の原告弁護士になりながら連敗して笑い者になった事が有名。あまりにおぞましい人物なのであんまり語りたくねえな、この女については 笑)
 
井上信治 (非世襲。父親は目医者の理事長。医者を継げなかったので政治家に?)
 
伊吹文明 (非世襲の元大蔵官僚出身。「大和民族が日本の国を統治してきたことは歴史的に間違いない事実。極めて同質的な国」という中曽根康弘なみの日本単一民族論者にして、「人権メタボ」発言などの暴言王として有名)
 
江渡聡徳 (非世襲。厚生労働省の外郭団体役員出身)
 
大島理森 (父・大島勇太郎が青森県議会議員で、叔父の夏堀源三郎が衆議院議員)
 
岡田直樹 (政治家としては直系の世襲ではないものの、父親が北国新聞社会長である岡田尚壮。おまけに森喜朗の姪が妻という限りなく世襲に近い立場なので、ここでは事実上の世襲と分類しました。北国新聞と森喜朗がベタベタの関係である事は有名な話であり、しかも森の息子はコカイン疑惑やら飲酒運転事故やらのスキャンダルまみれで後継は無理なので、岡田直樹は実質的に森喜朗の跡目と見て良いでしょう。皇太子妃・雅子の元恋人だったいうほどお家柄もよろしいようですし 笑)
 
岸信夫 (まあ、上で述べた通り岸家に養子に行った安倍晋三の実弟です。安倍晋三の母・洋子は、信夫を政治家として立候補させる為に無理矢理「拉致」同然に養子に入った岸家から引き剥がし、信夫の養母である岸夫人を自殺未遂に追いやったのは一部週刊誌報道にもあった通り、地元では有名な話。権力者が親族同士で殺し合ったり死に追いやるというのは古代天皇家や戦国時代だけの話ではなく、現代の「民主主義国家」日本でも現実にある事なのです)
 
北村茂男 (非世襲。自民党代議士秘書出身)
 
木村太郎 (祖父・木村文男が元衆議院議員。父・木村守男は青森県知事と衆議院議員を歴任。これまた東アジアの某独裁国家と同じく…。2005年に女性の拉致監禁事件を起こしたいわゆる「監禁王子」のボンボンは木村守男の甥、つまり太郎とは従兄弟同士にあたる。日本にもあったんだ。世襲の権力者一族が「拉致」事件を起こしたという事実が。でも、石丸次郎はじめとするアジアプレスに属する人で、こうした日本の世襲権力者による「拉致事件」に意見表明したものを寡聞にして知りません。どなたか教えて下さい。 笑)
 
高村正彦 (父・坂彦が山口県徳山市長と衆議院議員を歴任。政治家になる前は弁護士として統一協会の訴訟代理人を務めるなど、同協会との関係は有名)
 
古賀誠 (非世襲の叩き上げ。靖国参拝議員の会会長、日本遺族会会長などいくつものアナクロ軍国主義団体で会長などの要職を務めている事はあまりにも有名。一方で古賀の息子は福岡の地元選挙区では親父の威を借る相当なワルとして有名であり、さすがの古賀誠もこの馬鹿息子に世襲させるのは無理でしょう。古賀誠自身も若い頃は愚連隊で暴れまわるなど、半分ヤクザみたいなもんでしたし)
 
柴山昌彦 (非世襲。弁護士出身)
 
高市早苗(松下政経塾出身。元少子化・男女共同参画担当。非世襲ですが、日本のアジア侵略を正当化するような発言を度々してきたのは広く知られた通り。この人、天理教の信者だそうですね。天理教も元をたどれば神道系で、戦時中は戦争協力した宗教だしなあ。天理大学には日帝時代に朝鮮からかっぱらった文化遺産がけっこう眠っていると聞きますし)
 
竹下亘 (広く知られている通り、竹下登元総理の実弟。土建族議員らしく、新潟の福田組会長の娘と結婚して小沢一郎とは義兄弟の関係。売れっ子ボーイズラブ漫画家・影木栄貴が大姪というのも同人業界では知らぬ者のない有名な話。影木栄貴は自分の単行本に「スペシャルサンクス・登おじいちゃん」と書いていた事もありました)
 
武田良太 (叔父である田中六助の地盤を継いだものの、初当選まで10年かかる。郵政民営化には反対したが結局後に賛成に転じたり、靖国議員のくせに日朝国交正常化議員に名を連ねていたり、結局何がやりたいのかよく分からない議員)
 
武部勤 (非世襲の叩き上げ議員。言うまでもなく小泉時代の「偉大なるイエスマン」)
 
谷垣禎一 (現自民党総裁。父親が元文部大臣・谷垣専一。祖父が汪兆銘傀儡政権を作った中国侵略の旧陸軍中将・影佐禎昭。影佐は病気でなければ戦犯として裁判を受ける身だった)
 
田村憲久 (伯父は元衆院議長も務めた田村元)
 
二階俊博 (父・二階俊太郎は御坊造船社長で和歌山県議会議員と稲原村村長を歴任。長らく小沢一郎にくっついていましたが、自自公連立から自由党が抜けた際に扇千景らと一緒に保守党を作って分裂、最終的に自民党復党)
 
額賀福志郎 (国会議員としては非世襲ですが、父の万寿夫は地元の村議会議員や町議会議員を務めた人物なので、政治家一族の事実上世襲とみなしてここでは分類。自民党では大物の防衛族議員であり、それにまつわる山田洋行事件などの疑惑やKSD事件の関わりは有名)
 
平井卓也 (祖父・平井太郎と父・平井卓志が共に参議院議員。これまた東アジアの某独裁国家と並ぶ栄光の3代世襲)
 
平沢勝栄 (非世襲ですが、警察官僚出身で色々とダークな噂の絶えない事は皆さん御存知の通り。拉致議連の有力者、民団系パチンコ業者との癒着、統一協会との癒着、エロ漫画表現規制の急先鋒などなど。西村真悟と並んで拉致議連の中でも下品さではトップクラスの人間。平沢はボクシングの亀田兄弟を贔屓にしていましたが、亀田兄弟は稲川会や山口組に所属する何人もの有力組長からも可愛がられており、亀田兄弟との関係でも皮肉な事に警察とヤクザの癒着ぶりが垣間見えます。 笑)
 
水落敏栄 (非世襲。日本遺族会に所属)
 
山口俊一 (非世襲。西松建設からの献金疑惑あり)
 
山崎正昭 (本人は非世襲。ただし自分の息子を世襲させようと地元の福井県議会選挙に出しましたが落選して失敗)
 
 たちあがれ日本
平沼赳夫 (母方の伯父である元総理大臣・平沼騏一郎の養子になったのはあまりに有名ですが、父方の祖父・中川友次郎もまた群馬県知事でした。拉致議連会長、従軍慰安婦まぼろし論、外国人参政権反対などのタカ派ぶりはつとに有名。そもそも養父の平沼騏一郎は総理時代に朝鮮人強制連行を始めた人間であり、まずは自分の尊敬するお養父様のしでかした「大日本帝国による朝鮮人拉致問題」を解決・謝罪した上で大きな口を叩きましょうね。尊敬するお養父様の拉致した朝鮮人の数は5人や8人じゃきかない、100万単位なんだから。 笑)
 
 みんなの党
江口克彦 (非世襲。旧松下電器出身でPHP総研にいた人間で、要するに政経塾と同じ「松下閥」の人間。「武士道協会」といういかにもアナクロなNPOの副理事長を務めるなど、目新しいクリーンそうなイメージと裏腹にえらい古臭い体質の持ち主。みんなの党は洗練されたイメージと裏腹に、実態はこんなのばっかり)
 
以上、靖国議員の世襲調査結果でした。で、統計を取ると…
 
民主18のうち世襲8
自民33のうち世襲19
たちあがれ1のうち世襲1
みんな1のうち世襲0
全部で53のうち、28人の議員が世襲
 
という結果が出ました。超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」というアナクロ極まりないアジア侵略礼賛議員集団の中の過半数、何と52.8%という高率で世襲議員であった事が判明しました。しかも「東アジアの某独裁国家」と同じ3代世襲、あるいはそれを超える4代世襲なんてのも何人かいましたね。これは発展途上の独裁国家の話ではありません。「民主主義国家」である現代の日本のお話しですよ。

この連中がアジア諸国との関係をどれだけ悪化させて、地域の平和を乱す元凶になっているかは計り知れないものがあります。
 
石丸次郎はもちろんですが、いわゆる「反北朝鮮派」に属する人で、この靖国参拝議員達が世襲だらけである事に意見表明したものを寡聞にして知りません。どなたか教えて下さい(笑)。
 

武器輸出大国ニッポンバンザイ!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101117-00000081-mai-pol
<防衛大綱>民主党が素案 「武器輸出三原則」緩和を提言
民主党の外交・安全保障調査会(中川正春会長)は17日の役員会で、政府が12月に改定する「防衛計画の大綱」(防衛大綱)に向けた提言案のたたき台を示した。すべての国への武器輸出を禁じた「武器輸出三原則」を緩和し、輸出禁止対象国を限定して、国際共同開発に道を開くよう提言する。また自衛隊を全国に均衡配備する根拠としてきた「基盤的防衛力構想」から脱却し、南西諸島防衛を想定した機動的な運用を求める。
武器輸出三原則は、67年に佐藤栄作首相(当時)が(1)共産圏諸国(2)国連決議で禁じられている国(3)国際紛争当事国--への輸出は認めないと国会で表明したのが始まり。その後、76年に三木武夫首相(当時)が「対象国以外にも慎む」と、原則すべての国にまで広げて厳格化した。現在は米国との武器技術供与や共同開発が例外になっている。
 民主党の見直し案は、基準を佐藤内閣当時まで緩めた上で、新たに原則を作成。(1)平和構築・人道目的にのみ完成品の輸出を認める(2)殺傷能力の低い武器に限る(3)共同開発・生産の対象は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国や韓国、豪などを念頭にした「厳格な輸出管理規制を講じる国」--などの条件をつける。
 このほか、国連平和維持活動(PKO)に、自衛隊が参加する場合の武器使用基準の緩和なども求めた。
たたき台は、8月に菅直人首相の私的諮問機関である「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」がまとめた提言内容にほぼ沿うもの。しかし、出席者から「武器輸出三原則を変えた場合にマイナスの影響がどう出るか検証すべきだ」と慎重論が出るなど、今月中の取りまとめには流動的な要素も多い。

いや、いくら何でもこれはないでしょう。民主党政権は自民党と同等かそれ以上にひどい事ばかりやってきましたが、これは決定的です。93年の細川連立政権の時も(この時も小沢一郎が影の実権者でしたが)そうでしたが、何で日本の政党は政権交代しても自民党と同じような事しか出来ないのか?
戦争放棄・軍隊放棄の憲法9条? 笑わせます。

それと、アジアプレスの野中章弘や石丸次郎は北朝鮮やミャンマーの事でグチャグチャ文句垂れる前に、まずは自国の軍拡主義や軍需産業を批判しましょうね。アジアプレスはアジア諸国には報道の自由がないとか何とか言ってますが、これって日本には報道の自由があるっていう前提での物言いですよね。すっげー上から目線ですが、じゃあ日本に報道の自由はあるの? 報道の自由があるのに、自国の危険な軍拡主義や憲法違反が批判されないのって、おかしくありません? せめて軍事政権時代の韓国の記者やウィキリークスの告発者並みに自国の悪事をまずは暴いて下さいね。その上でアジア諸国がどうのこうの言いましょうよ。
はっきり言ってアジアプレスの言ってる事って、日本国内の悪事から目を背け、またジャーナリストとしてそれを告発出来ない自分達の精神的弱さの逃げ場として「報道の自由がないアジア諸国」の事をワイワイ騒いでいるだけじゃないんですか? 日本の為政者(及びその宗主国たるアメリカ)にとって都合の悪い事を暴けば危険な目に合いますが、北朝鮮や中国・ミャンマーの悪口を書いたって絶対に危険な目に合う事はないんですから(むしろ美味しい目にあえる事は現在のアジアプレスと石丸の羽振りの良さが実証済み)。
日本のジャーナリストにとっては、北朝鮮やミャンマーや中国の独裁体制を口汚く罵るよりも前に、自国の悪事を告発する事が優先事項です。北朝鮮の「将軍様」に民主化要望の手紙を送るよりも、まずは日本の民主党政権に困窮した自国民の救済と反戦平和を訴えましょうよ。アジア諸国の事を批判するのはそれからの話です。
北朝鮮を批判しながら、自国日本の窮状に目をつぶる「ジャーナリスト」はニセモノだという事です。アジアプレスの北朝鮮報道記事によく載っている「困窮した北朝鮮国民の写真」と同じような光景など、日本の山谷・栄町・釜ヶ崎はおろか、今や都会のどこでも見れるじゃありませんか。北朝鮮を罵倒して彼らが救われるの?
大手メディアにはジャーナリズム精神がないとか、デジタルメディアがどうのこうの言ってますが、大手以上にジャーナリズム精神を喪失して腐敗してるのは自分達ではありませんか。「大手マスコミは反骨を失ったが、独立系ジャーナリストは違う」なんて幻想そのものです。アジアプレス自身がそれを皮肉にも実証しちゃってるじゃありませんか。 週刊金曜日もね。
 

ちょっと修正

過去に書いた石丸次郎関連の記事で間違いがあったので修正します。石丸は「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の世話人ではありませんでした。世話人になってたのは石高建次の方でしたね。名前も活動内容も、転向左翼と言う履歴までそっくりなのでついつい間違えました(笑)。まあ世話人でなくとも石丸は守る会とほぼ一心同体のような関係ですし、筆者の言いたい内容に全く影響はないので大した事はありませんが。石丸次郎という三流パパラッチの本性が、北朝鮮との対立と好戦論、在日への差別偏見を扇動している好戦論者・差別主義者であるという事にはいささかの違いもありません。

香港のキングオブファイターズ97の漫画

香港で日本の人気格闘ゲームが色々と漫画化されているのは、マニアの間では周知の事実でしょう。とりわけその先駆けだったストⅡの「街頭覇王」が有名ですが、カプコンの他にSNKのゲームも同様に漫画化されています。正式にライセンスを受けてのものかどうかは知りませんが。
中でもキングオブファイターズは漫画化作品が何種類かあり、今回取り上げたいのは「格闘天王」と呼ばれるシリーズです。香港のこの手の漫画は戦闘描写が過剰な事と、登場人物の技や気の使い方などが旧来の武侠小説式概念で描かれているのが大きな特徴と言えるでしょう。こうした作品を見てると金庸や古龍が中国漫画の世界にもいかに大きな影響を及ぼしたかがよく分かります。
たまたま見ていたある韓国のサイトでこの作品の韓国版が取り上げられており、なかなか笑えるシーンがありました。ちょっと翻訳して紹介したいと思います。この韓国チームのキャラ名は、実際の韓国人の名前としてはかなりありえない発音表記があるのですが、ここではそれをあえて直さずに公式の名称で表記しています。また、ゲーム中ではチャンとチョイ(こんな韓国・朝鮮人の姓はありません。漢字では「崔」正しくは「チウェ」と発音すべきですが)はキムの事を「キムの旦那」と呼んでますが、この漫画では「キム師父」と呼んでいるのでここではそのように表記しました。
(訳 ZED)

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うーむ。かなりひどい扱いですが、確かにあの悪漢二人は正義を盲信する師匠に虐待されているといえばそんな感じですねえ。
他にもこの作品には「街頭覇王」に劣らず凄絶な描写が多いので、折を見て翻訳・紹介したいと思います。

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