今、韓米合同軍事訓練が行われているのは既報の通り。しかもその規模が93年のチームスピリット以来最大規模であるという事も。自衛隊の空母級軍艦まで投入した昨年秋の時と違い、今回は日本抜きの飽くまでも韓米だけの軍事訓練だが、安倍や菅義偉らにしてみればこの訓練に自衛隊を参加させたくて仕方がなかったであろう事は100%間違いないだろう。
で、韓国の聯合ニュースで今回の軍事訓練についての記事が載っていた。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2014/03/27/0200000000AJP20140327001300882.HTML?from=yna_kr
米国と合同上陸訓練 93年以降で最大規模=韓国
前にも述べた事があるが、聯合ニュースというのは日本語版の記事で重要な記述を削ってしまう(明らかに意図的なものだろう)事が多く、日本語版を読んだだけでは事の重大性やヤバさが分からない。今回の軍事訓練でも元の韓国語版記事を読んでおく必要があるだろう。
http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2014/03/27/0505000000AKR20140327061800043.HTML
こちらは同じ記事の韓国語版だが、こちらでは今回の「双龍訓練」の内容がかなり詳しく書かれている。特にオスプレイの参加機数が去年の4機から、今年は22機と大幅に増えているのが目を引く。もちろんこのオスプレイは沖縄の第3海兵旅団から飛んで来たものである事も、韓国語版記事では書かれていた。何で日本語版では…。
こんだけ大規模な上陸訓練を「有事の際の防御」とか、嘘つくなよという話だろう。素人目に見ても極めて攻撃的な訓練なのは明らかではないか。どうみても南はアメリカの威を借りた武力統一か吸収統一しか頭にない。そこに日本の米軍基地からオスプレイまで大挙飛んで行くとか、こういう現状を無視してる日本の護憲派だの1000人委員会って何?
http://www.wowkorea.jp/news/korea/2014/0331/10123751.html
韓国国防部「北の海上射撃訓練通知は敵対的意図」
何が「敵対的意図」だ。自分らの方があれだけ世界的にも類例のない大規模な軍事訓練をやって北を威嚇・挑発してる真っ最中のくせに、とぼけた事を言うなという話だ。
とにかく、韓米日の方こそ滅茶苦茶な規模の軍事訓練をして朝鮮民主主義人民共和国を威嚇しているという前提条件が、日本の報道では一切語られない。この訓練には沖縄からもオスプレイが大量に飛んで行って参加しているという事実(この時点ですでに憲法違反だろう)からも分かるように、日本も朝鮮を威嚇・挑発している立派な当事者だという事だ。NLLで北側が少しばかり砲弾を撃ったといっては大騒ぎしているが、そういう偉そうな事はせめて沖縄のオスプレイを何とかした上で言えと思う。
http://www.pressian.com/news/article.html?no=39006
「大韓民国の国益と朝鮮半島全体の安全、生活の質改善の為に北と疎通・接触して協力しようという「通北」と、南北対決状況で北側当局の路線を追従する従北の差を曖昧にした」
「従北と通北は当然区分されねばならず、我々の選択は通北だ」
http://www.left21.com/article/11735
「(金大中・盧武鉉政権が迷走した理由について、民主労働党などの進歩陣営が)理念的純粋性を多少犠牲にしながらも現実的に解決策を探そうという努力が足りなかった…少数党なので負担もなく御大層な主張ばかりして、観念的で追想的なスローガンを押し出した」
「韓国経済の成長動力を用意しなければならないのが執権勢力の責務だ…国家経営の責任を引き受けた瞬間に事情は変わる」
上記発言をしたのは誰だかお分かりだろうか。一見すると韓国のセヌリ党や保守・右派の誰かが言ったかのようにも思えるが、さにあらず。これらはソウル大名誉教授にして、かつて「韓国の知性と良心を代表する人物」と言われた白楽晴の発言なのだ。
韓国で統合進歩党や李石基事件で社会全体に「従北」魔女狩り風潮がひどくなるや、白楽晴はそそくさと「俺は『通北』だ。『従北』じゃねえんだよ」と言って卑怯な逃げ方をする。それまでさんざん「民主労働党は黙って民主党に協力しろ」と主張し、実際に民主労働党を済州島海軍基地建設や原発問題で譲歩させておきながら、いざ民主党政権がグダグダに迷走すると「偉そうな事ばかり言う民主労働党が悪い」と言い出した。さらには金大中・盧武鉉の民主党政権が従来の公約から大きく後退した事に対しては「執権したら事情が変わる」って…。
この人は一体何を言ってるんだ? ひょっとしたらギャグのつもりなんだろうか? こんな人が「韓国の知性と良心を代表する人物」と言われてたんだって? それ自体がすでにロクでもないギャグとしか言いようがない。
これら白楽晴の発言には日本にいる我々にも深い(不快)馴染みがある。日本で山口二郎が言って来たセリフと何てそっくりなんだろうかと思う。
いずれにせよ、昔(軍事独裁時代)はともかくとして、今の白楽晴の言動には見るべきものなど何もないという事だ。むしろ韓国民衆の生活や人権、民族の平和統一には有害極まりないと思う。これは白楽晴に限らず弁護士の韓勝憲や、韓国放送通信大学教授の金基元、金大中・盧武鉉の2代にわたって統一部長官を務めた丁世鉉など、白楽晴のお仲間である知識人、すなわち「創作と批評(創批 チャンビ 창비)」系知識人(ポジション的に日本の岩波文化人にそっくりそのまま当てはまる)とも言うべき人脈の多くに共通して見られる傾向だ。
金基元なんて奴はすごいもんで「資本主義市場経済では整理解雇をなくす事は出来ず、「整理解雇と非正規職なき世界」というはなから誤ったスローガンは持続可能ではない」なんて堂々と主張しているのだから。これが韓国の「財閥改革運動」を進めている「民主勢力・進歩派学者」とは笑止である。おまえは竹中平蔵か! どうみても単なる万国労働者の敵にしか見えず、そんな文章が今の「創批」には堂々と載っているのだ。岩波の「世界」の現状と瓜二つだと思う。
韓勝憲も李石基事件の際に白楽晴らと一緒になって「社会の常識からかけ離れている」と非難して自分らだけいい子ぶっていたが、おまえさんは金大中が同じく「内乱陰謀嫌疑」で死刑にされかけた時にも同じ事を言うのかい? いや、金大中だけではない。軍事独裁時代に韓勝憲自身が弁護した無実の公安事件・政治事件の被害者達に対しても同じ事を言えるのか? はっきり言って、韓勝憲の李石基事件に対する冷淡酷薄な態度は、かつての人権派弁護士が今やここまで堕落したという事を良く見せ付けてくれている。あるいは今韓国社会で「従北の権化」として袋叩きにされている李石基や統合進歩党ごときを擁護しては、自分らの崇める「御本尊」たる金大中の「商品価値」に傷が付くと考えたのではあるまいか。金大中だけは飽くまでも「軍事独裁に立ち向かい、内乱陰謀の嫌疑をかけられながらもその疑いを晴らした英雄」でなければならず、それでこそ「それを手助けした元側近の俺達もエライ」として権威を保てるという事だ。李石基や統合進歩党ごときは、内乱陰謀罪で死刑になろうが政党解散しようがどうでもいい、というのが韓勝憲や白楽晴の本音としか思えない。だからこそ「弁護士としての良心」よりも、こうした保守派に迎合的な言動で自分の「商売」を優先させたのではないか。韓勝憲はこの一件で、自身がかつて弁護した公安・政治事件被害者達を自ら踏みにじったのだ。日本の法曹界では今でも韓勝憲の事を「韓国の代表的な良心的弁護士」と見る者も少なくないようだが、それは遠い昔話に過ぎないという事に気付く必要がある。今時韓勝憲を「韓国の良心」などと言うのは、今の金芝河を「韓国の抵抗詩人」などと持ち上げるのに等しい。あるいは鎌田慧を「日本の代表的反権力ジャーナリスト」とみなすのにも等しいだろう。こいつらみんな、とうの昔にメッキがはがれてんだよ。
丁世鉉は金大中・盧武鉉時代に統一部長官として実際に太陽政策を実行に移した人物の一人だが、この男の最近の言動もひどい。丁世鉉が最近主張している統一論というのは「北に人道支援をし、それで北の民心を南に傾かせる」というものだ。プレシアンにしょっちゅう出ている丁世鉉へのインタビューでは、この事をほぼ毎回のように主張している。丁世鉉は「南北の民心を連結させる為」などともっともらしい理由を言うが、「北の人心を南に傾かせる」とは逆に言うと「北の民心を北の政権から離反させる」という事でもあろう。民心を政権から引き剥がすというのは、はっきり言ってその政権を転覆する為の工作そのものだ。少なくとも揺さぶりをかけるに等しい。
また、丁世鉉は事ある毎に「統一しようと思ったらドイツの事例に学べ」という事を主張する。西ドイツが東ドイツに多額の経済援助を始めるや、当初東はそれで西に隷属させられるのを警戒していたが、やがて案の定というか西の援助なしにはやってけなくなって吸収統一された。それを韓国もやれという。「北が依存するまで支援すべし」と。日本でも渡辺利夫が岩波書店の出版物で主張している日朝交渉論と何ら違わない。丁世鉉は一見すると吸収統一を批判するかのような口ぶりだが、実際には北の民心を南に傾かせろだの、ドイツ式統一を主張するなど、韓国でもこれほどガチな「南主導による吸収統一論者」はいないのである。丁世鉉が凡百のニューライトと違うのは、同じ吸収統一でも、より狡猾で具体的で実現性の高いプランをソフトな言い方で語れる所にある。朴槿恵のように具体的なプランもないまま北の地下資源や土地など目先の欲に目がくらんで「統一は大チャンス」などと馬鹿な皮算用ばかり口走る者よりも、丁世鉉のような者こそ実ははるかに危険人物であると思う。
だが、丁世鉉の言う「ドイツ式統一」には大変重大な欺瞞と言うかごまかしがある事は指摘しておかねばならない。それは統一直前のドイツでは多くの民衆が統一(少なくとも性急な)に反対していたという事だ。それなのに、当時のコール首相ら西ドイツの首脳達が「統一の達成者」という名誉欲に駆られて強行した。確かに西ドイツは東ドイツへ多額の援助を行い、人的な交流も活発に行った。だがその結果、互いの政治的・社会的制度の違いや経済格差などが多くの人々に知られて認識されるようになり、これはとても統一など出来ない、少なくともすぐには無理だという意見が多数を占めるようになる。今にして思えば、そうした多くのドイツ民衆の認識こそある意味正しかっただろう。とりわけ統一後のドイツがユーゴスラビアやリビアをはじめとする第3世界への軍事介入を頻繁に行うようになった事は重大な警告だ。ドイツが分断した状態であったら、果たしてそのような事が可能だったろうか。ドイツはむしろ統一する事でナチス時代の反省を打ち捨ててしまったと言って良い。国連加盟後の韓国もPKOに恐ろしく積極的で、世界中に軍隊を派兵しまくっている。これが丁世鉉の言うようなドイツ式統一、すなわち実態は「南主導の吸収統一」されたら? しかも韓国は軍事面でアメリカに隷属している状態、いわばアメリカの傭兵みたいな立場だから、アメリカの尖兵として対テロ戦争や人道的介入戦争にますます送り込まれる事になるだろう。統一ドイツ以上に第三世界への脅威になりかねない。リビアやシリアやウクライナの情勢を見るが良い。もし今の朝鮮半島が南主導によって統一された「統一韓国」だったら? 間違いなく韓国軍は米軍と一緒にこれらの国で戦争やってただろう。ベトナム戦争の再現だ。もちろんその時は日本の自衛隊も一緒である! 韓国がアメリカの要請で派兵したなら、日本もそれに負けじとアメリカへの忠誠競争及び自国軍拡化の観点から、より積極的に自衛隊の派兵に乗り出すのは間違いない。
それだけではない。「南主導の統一韓国」などになったら中国やロシアとの関係は一気に緊張する。それに伴って韓国の軍事費は統一前よりも激増する事は目に見えているし、駐韓米軍もさらに増えるだろう。そうした状況を仮定すれば「旧北朝鮮地域」にも新たに米軍基地が出来る事は間違いない。恐ろしい話だ。丁世鉉に限らず南の統一論者達の多くは「統一すれば韓国の軍事費は減り、それを民生に回せる」と主張するが、それはとんでもない嘘ゴマカシである。中国・ロシアとの緊張激化やアメリカの傭兵としての海外派兵活発化などがほぼ確実にあり得る事を想定すれば、 「南主導の統一韓国」の軍事費が今の分断体制下よりもはるかに増える事だけは間違いないだろう。
丁世鉉の言う「統一像」にはこうしたアメリカや日本との軍事関係をどうするのかという視点が全く欠如している、と言うよりも、意図的に語っていないフシすら感じられる。結局「南主導のドイツ式吸収統一」をすれば、オチは「統一韓国の軍拡化」「韓米日軍事同盟体制のさらなる強化」「対中対露関係悪化」「それによって統一前よりも軍事費増」「統一朝鮮半島全体の整理解雇・非正規職社会化」「北朝鮮地域の資源などに対する常軌を逸した収奪・強奪」「財閥と大企業のさらなる富の独占」しかあり得ず、貧しい者はますます貧しくなる上に、第三世界民衆に対しても大きな厄災をもたらす事になるだろう。もちろんそのような「南主導の吸収統一」後にも国家保安法が平然と生き残る事は間違いない、と言うかますます国家保安法を手放せなくなる。アメリカの愛国者法と同じだ。丁世鉉が口先で語るような薔薇色の未来に絶対ならない事だけは100%保障付きである。
いずれにせよ、真に民族の為の統一とはかけ離れたものである事は言うまでもない。丁世鉉のみならず李鍾奭や文正仁なども同じような事を最近は主張しており、こうした金大中・盧武鉉時代の「太陽政策派」の連中は誰も彼も「ドイツ式統一論」に傾いている現状にある。しかしながら、「ドイツ式統一は韓国には合わないし、そうしたやり方を目指さない」と言明していた(少なくとも表向きは)のが他ならぬ金大中自身ではなかったか。丁世鉉らは事ある毎に「自分は金大中という偉大な大統領に仕えた(だから俺様もエライという含意あり)。そしてその対北政策を実行に移した」と自慢話をするが、その金大中の理念を後に一番裏切ったのが他ならぬ丁世鉉達なのである。丁世鉉ら「太陽政策派」の連中がこのように堕落したのは、政権が李明博に変わっただけであっさりとそれまでの(自分達が前政権で推進してきた)南北融和政策や協力事業などが覆され、その間何も出来ずに傍観しか出来ない状況の中で絶望と焦りを感じたからではないかと思う。同時に、丁世鉉のような人間達は金大中・盧武鉉時代に長官として政権に入ったり、あるいは大統領の個人的アドバイザーに採用されて一時的に「我が世の春」を謳歌した。それも忘れられないのだろう。
「自分らにはもう時間がない。この状況で「平和統一」をより進めるには、「理想主義的」な太陽政策とは違って政権を問わず出来る「現実路線」を歩むしかない。そうなると手段は、人道支援で北の人心を掌握したり、南の支援なしでは北がやってけなくなるような状況に持って行くんだ。金大中大統領や盧武鉉大統領の方針とは矛盾するけど、あの方々はもう亡くなった事だし構わないでしょ。大地震後のハイチみたいに、欧米は第三世界で当たり前のようにやってるじゃないか…」
金大中・盧武鉉時代に統一部長官をやったり太陽政策関連の様々な立案をしたとか、そういう人間達を今でも「平和統一陣営の先駆者・有力人士」とみなす向きが韓国でも日本でも多いが、これまたすでに遠い過去の話である。この手の連中は今やほとんどが言い方はソフトだが「南主導のドイツ式吸収統一」を主張しているという事に留意せねばならない(それでいて統一後も韓米同盟維持か、あるいはその辺をとぼけて語らない)。丁世鉉らが今現在どんな言動をしているのかをよく見る事だ。丁世鉉は現在円光大学という所の総長をしているが、そこの北朝鮮研究部門の学者(つまり丁世鉉の弟子筋にあたる学者達)には北の「人権問題」で強硬論を掲げる連中が少なくない。そういう弟子達と丁世鉉は和気あいあいとフィールドワークしたり、講演会もやっている。北に対して人道支援(実際は体制転換の布石)と人権問題による圧迫という飴と鞭(?)。丁世鉉の今の「現実路線」ぶりがよく分かるではないか。
それでいて、連中は日本などの在外同胞の人権問題には何の興味も持っていないのだから、インチキ極まりない。日本政府が在日朝鮮・韓国人に解放後もひどい差別政策をしてきた事や、最近は右傾化でそれがますますひどくなっている事は韓国でも度々報道されているが、「北朝鮮人権法」成立に血眼になっている韓国の団体や個人が、在日の人権を改善させたり民族教育を守る為の運動や法制定に動いたという話は聞いた事がない。北の同胞の人権については偉そうに説教たれてその為の余計な内政干渉の法まで作ろうとするくせに、日本にいる同胞がどんなにひどい人権状況に置かれても知らん振りしてる韓国という国は、アムネスティ並みの厚顔無恥な二重基準の持ち主である。「北朝鮮人権法」で北を圧迫し、それがよほどうまく行けば「北の体制転換→吸収統一→北の地下資源や土地は全部南のもの→統一は(南のごく限られた特権層にとってのみ)大フィーバー」というオイシイ目にありつけるからだ。在日の人権状況改善に努力したって、韓国が得られるオイシイものは何もないからなあ。まさに文字通り現金な奴らなのだ。在日の人権や民族教育に関しては、少なくとも南なんかより北の方が今までずっとよく配慮してくれたというのが、厳然たる歴史的事実である。
長くなったが、結論を述べたい。こうしたかつて「韓国の良心」と呼ばれた人々の多くはすでに堕落しきっており、その言動はまるでお話にならない。要するに日本の左派・リベラル勢力の民主党政権支持やそれに続く都知事選での細川・小泉組支持と同じような集団転向現象、それと同じような過程を韓国もすでに歩んで来たという事だ。そしてこうした日韓の堕落した進歩派知識人の馴れ合い(典型例が日韓知識人共同声明。もちろん白楽晴もこれの世話人)もまた、保守派のそれに劣らぬほど腐臭を放つ醜悪なものだとも。こうした人間達を持ち上げるような日韓関係運動そのものを見直すべき時が来ていると思う。
在日の側でも平和統一運動をするならば事情は変わらない。金大中・盧武鉉の行った太陽政策や南北首脳会談はもちろん偉業と言えるが、それに金正日を加えた当時の南北首脳3人はいずれもすでに他界した。ほんの10数年の間だったのに、今では半世紀以上も昔の事のように思える。そしてその周囲にいた人間達の今の言動は、丁世鉉を見ても分かるようにひどいものだ。こうした「太陽政策残党」も真に民族の為になる統一とは相反する存在に成り果てており、これらと決別する時が来ていると思う。
「統一」が無条件全て良きものではない。中には分断体制にすら劣る「悪しき統一像」も間違いなく存在する。今の南に蔓延している朴槿恵や南在俊(国情院長)らニューライト勢力の「統一大チャンス論」「2015年までに自由民主主義体制で吸収統一」、丁世鉉ら旧太陽政策派の「南主導のドイツ式吸収統一」といった馬鹿馬鹿しい妄言の数々がそれを雄弁に物語っているではないか。これらとは全く違う、民族の将来にとっても世界人民にとっても害となる事のない平和統一を目指さねばならない。
白楽晴という人物のやってきた事を全否定はしない。その言論活動は確かに軍事独裁時代には輝いていた。父親(実は朝鮮総督府の高級官僚という親日派だった)が朝鮮戦争中に北へ連れて行かれて行方不明になるという悲運に遭いながらも、個人的な恨み言はなしに統一運動に献身してきた事は評価に値する。少なくとも日帝時代に先祖が悪辣な手段で築いた財産を受け継ぎ、今でも韓国の既得権層に居座っている凡百の親日派後裔どもとは比較にならない。だが、白楽晴の主催する「創作と批評」界隈人士である金基元・韓勝憲・丁世鉉といった面々の最近の諸発言をこれまで見てきて分かるように、氏とその眷族の語る統一や民主主義というものはどこまでも「持てる者」の為という印象がある。「自分達は従北ではなく、通北だ」「整理解雇・非正規職なき社会など持続可能ではない(つまり絵空事だ)」「(李石基事件は)社会常識から外れている」「北が南の援助なしにはやってけなくなるように追い込んで、ドイツ式吸収統一を」などなど、どれもこれも「持てる者の為の統一・民主主義」しか語っていないではないか。統合進歩党や民主労総に代表されるような貧乏臭い労働者連中など眼中にないと言わんばかりだ。こうした「白楽晴と不愉快な仲間たち」にはもう御退場願わねばならないと思う。その上で、それらと決別した新しい道を切り開いて行かねばならないのではないか。
前に韓国で脱北者を収容して「社会定着教育」をするハナ院という施設についてお話した事がある。そこでは暴力などのひどい人権侵害が日常茶飯事だという事も。だが、南における脱北者への人権侵害問題がこれだけだと思ったら大間違い。実は脱北者はハナ院へ行く前にもう一つ別の施設に入れられるのだが、そこは脱北者合同審問センターといい、南に来た脱北者が偽装スパイかどうかを調べる施設だという。最近国家情報院(国情院 言うまでもなく日本の公安とも日常的に情報をやりとりして、両者は大の仲良し組織。仲良くしようぜ! by安田浩一)がある脱北者を無理やりスパイにでっち上げた事件が問題になっているが、それをきっかけにこの審問センターのひどい人権侵害実態も明るみになった。何しろみんな口をそろえて、あの施設の事を「韓国のグアンタナモ」と言っているくらいなのだから。ハナ院もひどいとこだと思っていたが上には上がいるものである。脱北者がスパイかどうか調べるとは言うものの、やってる事は拷問で自白強要をさせるだけなのだから。嘘でも自白をしなければ一生ここから出られないような恐怖を与え付け、弁護士の選任権もない。拷問や虐待を苦に自殺や自殺未遂も数知れず。
こんなひどい収容施設、グアンタナモではなくアジアのどっかの国でも聞いた事がなかろうか? これは一体、「例の大地震で原発が爆発したどこかの国」(笑)の入管や代用監獄ですか? どこの国でもそうだが、全くもって「例の大地震で原発が爆発したどこかの国」みたいになったらおしまいだと思う。この合同審問センターは「韓国の日本入管」という別名で呼んでも不都合はあるまい。
この「韓国のグアンタナモ」についてはいくつも映像ドキュメンタリーや記事が発表されているので、以下に例示しておく。いずれも韓国語なので、多くの日本の視聴者には言語の壁があるのが惜しいとこだが。
http://www.newstapa.org/20148740
ニュースタパ「韓国のグアンタナモ」脱北者合同審問センター
番組中9:51-10:10に登場する元収容者(脱北者)の証言を以下に翻訳抜粋
「私がどうしてここ(南)に来てどうしてこんな犯罪者扱いをされなきゃならないのか、本当にあまりにも無念でどこかに訴える場所もない。ここは自由民主主義国家だというから来たのに、これは自由民主主義国家じゃなくて独裁政府よりもすごい所だ、こんな考えが浮かんだ。(合同審問センターは)北よりも本当にもっと劣る所です」
http://tvpot.daum.net/v/v9f43mQy71IOQOGqyqOQAqN
みなさん、国情院合同審問センターを知っていますか?
番組冒頭の記者と国情院職員の応答を以下に翻訳抜粋
記者「合同審問センターとは連絡する方法がないんですか」
国情院「ええ、ありません。非公開組織です」
記者「我々が行って何とかちょっと話すのも駄目ですか?」
国情院「行っても駄目です。逆に考えてロシアのKGBを尋ねて取材するといったら、記者達に開けてくれるんですか。同じとこです、そこは」
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/629338.html?_fr=mt2
ハンギョレ新聞 独房に閉じ込めて狂わせる「韓国のグアンタナモ」
上記記事を以下に一部翻訳抜粋
「(審問を受けている脱北者が)国情院調査官に弁護士を選任出来るようにしてくれと要請した。返って来た答えは『そんな事をどこで覚えた。保衛部(北の諜報機関:訳注)で教えてくれたのか』だった。続けて『(まだ韓国国民でないから)脱北者には弁護士選任権はない』という説明が続いた」
今韓国では「北韓人権法」とやらの制定に与党セヌリ党も最大野党民主党もおおわらわで、アムネスティも朝鮮に対して「世界最悪の人権問題を見過ごすな」などとNATOの手先な戦争扇動屋ふぜいが殊勝な事を言っている。この連中は、北ではなく南で世界最悪(グアンタナモ級)の人権問題が起こっている事には全く知らん振りしているではないか。しかもその被害者は「世界最悪の人権問題」とやらから逃げ出して来たはずだというのに!
「世界最悪の人権問題国(らしい)北朝鮮」から逃げて来たはずの人々を、今度は自分らが「グアンタナモ級・世界最悪の人権虐待」で可愛がる(相撲用語)のだから、南の方がはるかに罪深いのは歴然としていよう。
一方のアムネスティはかつてこんな事を言っていた。
http://www.amnesty.or.jp/news/2014/0121_4431.html
米国:グアンタナモを閉鎖し、偽善的な人権政策をなくせ
バラク・オバマ大統領がキューバのグアンタナモ湾収容所の閉鎖を命じる文書に署名してから、5年が経った。しかし、米国は相変わらずこの収容所を維持している。米国が取る人権の二重基準の典型的な例だろう。
アムネスティは本家グアンタナモについてはそれでも嫌々口先だけの閉鎖要求を語るが、「韓国のグアンタナモ」については何も言わない。これぞまさしく、アムネスティが取る人権の二重基準の典型的な例だろう。アムネスティは偽善的な人権政策をなくせ!
「北朝鮮の人権」を騒ぎ立てる奴らほど、実は「俺様以外の人権」をないがしろにしているのは明らかだろう。客観的に見れば今必要なのは「北韓人権法」などではなく、「南朝鮮人権法」「日本人権法」「アメリカ人権法」「アムネスティ人権法」ではないのか。
アメリカ合衆国 「本家グアンタナモ」
大韓民国 「韓国のグアンタナモ 国情院の脱北者合同審問センター&ハナ院」
日本国 「日本のグアンタナモ 法務省・入管・代用監獄・名古屋刑務所その他」
仲良し三国韓米日はいずれも世界最悪の人権抑圧収容所「グアンタナモ基地」を保有しているのです! 世界最悪の人権侵害行為をしている自分らを棚に上げて、この仲良し三国は「北朝鮮は世界最悪の人権侵害国家」などと偉そうにしているのです! 韓米日は仲良しであると同時に、それぞれの「グアンタナモ」で人権侵害の世界チャンピオンを競い合う良きライバルなのです! 仲良しにして良きライバルである「人権侵害チャンピオン三国」が、今度オランダのハーグで首脳会談するのだそうです! 世界人類の人権はこれで安泰だ!
…前にも言った事があるが、人類はよその国の人権問題に内政干渉してこれを改善出来た試しもなければ、それを実行出来るだけの知恵も持ち合わせていない。よその人権問題を正したいというなら、まずは自国の人権状況を改善して範を示すくらいしか手はないという事だ。
「人の振り見て我が振り直せ」
「타산지석으로 삼다」
「他山之石」
「By other's faults wise men correct their own」
これを超える「国際的人権問題解決策」など未だ人類は持ち合わせておらず、それすらも十分に実践されていないという事を謙虚にわきまえるべきである。
なお、上記ハンギョレ新聞の記事は例によって日本語版では翻訳されていない。「重要な記事、(日本にとって)都合の悪い記事、文章量が多くて面倒い(笑)記事ほど翻訳されない」というハンギョレ日本の駄目な体質がモロに表れた好例であろう。ハンギョレの論調や会社体質が右傾化しているのは事実であり、大変大きな問題であるが、それでも良い記事がない訳ではない。その点ではプレシアンよりナンボかマシだが、そんな数少ない良記事も訳されなければ意味がないだろう。日本で同記事の内容が知られないのは大変惜しいので、手が空いたら後日翻訳して公開したいと思っている。
横田夫婦がモンゴルで孫の家族と面会したという話はすでに既報の通り。もちろんこれは日朝交渉再開の前提として行われた「セレモニー」であろう。世間一般にこの夫婦は「朝鮮学校への無償化除外に反対している」「家族会では良心派・穏健派」として通っているという。だが本当にそうだろうか。横田夫婦の言行を見てみるとそんな甘っちょろいものではなく、もっと悪質な差別主義者・植民地主義者としか思えない。
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20130220
「ただ国交正常化は、拉致問題の解決が前提になるべきだと思います。」
「正しい教育はすべきですが、教育と拉致は別問題。朝鮮学校で子どもが教育を受けているわけで、そこは文部科学省がきちんとした対応をしてほしいのです。
それと同じことで、過去の植民地支配があったから拉致が免責されるということはありえない。植民地支配も拉致も、それぞれの問題として解決されるべきです。」
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110901000178.html
朝鮮学校無償化基準に抗議 自民、横田さんも反対表明
自民党は9日午前、文部科学部会と拉致問題対策特別委員会の合同会議を開き、文部科学省が決定した朝鮮学校への高校無償化適用に関する審査基準について「教育内容を問わないのは文科省の責任放棄」と抗議する決議を採択した。北朝鮮による拉致被害者家族会の横田滋さん(77)も出席し「誤った教育をしているところに補助金を出すのは将来に禍根を残す」と反対意見を表明した。
決議は、基準の原案をまとめた文科省の専門家会議は委員名などが公表されておらず、公平性や妥当性を検証できないと指摘。朝鮮学校について、北朝鮮の金正日総書記らへの徹底した個人崇拝が行われ、拉致問題は日本が大きくしたなどと虚偽・捏造の教育がなされていると強調し、国民の税金による無償化は容認できないとしている。
お分かりだろう。横田夫婦が問題にしているのは朝鮮学校の「教育内容」だという事だ。つまり朝鮮学校で「反日教育」をしているだとか、拉致問題を教えないとか、「金王朝」の個人崇拝教育をしているのが許せないと言っているだけなのである。早く言えば日本学校と同じ教育をして、在日の民族性を根こそぎ失わせて日本人に同化させてしまえという話に他ならない。そうして身も心も日本人、つまり「皇民化」すれば無償化オッケーという事だ。そういう「正しい教育(日本人化教育)」をするよう「文部科学省がきちんとした対応」しろというのが横田夫婦の主張なのである。はっきり言ってこれは植民地統治下での文化政策による民族性抹殺政策そのものであり、在特会が主張するような「武断統治」よりもある意味で非常に悪質だと言える。
これは「反差別」を詐称して、差別主義者としての本音をごまかしたがる日本人がやたらと使う手口で、例の川崎市長や有田芳生や石丸次郎らも同じような事を言っている事からお分かりだろう。「無償化には賛成。だけど朝鮮学校の教育内容が問題だ。それを改めて『正しい教育(日本人化教育)』をしたら無償化や補助金をやっても良い。自分は在特会にも反対してるから差別主義者じゃないんだ」と。
拉致被害者家族の横田夫婦でさえ無償化除外に「賛成」している、という事を以ってこれを無償化適用の為の論拠にする者が少なくない(上記引用元のブログもそう)が、これはとんでもない誤りである。無償化されても、それによって民族教育が滅ぼされて在日が日本人に同化させられたら何にもならない。むしろそれこそ日本当局の思う壺ではないか。在日朝鮮人の民族性を剥奪して全て日本人化してしまえば、連中にとってこれこそ好都合な事はなく、その為には無償化除外という「武断統治」だろうと、「正しい教育(日本人化教育)」をさせて無償化適用という「文化統治」だろうと結果は同じ事なのだ。そして後者の方がより狡猾な手口であり、国連や人権団体からの非難も受け難い「文化的」でスマートな手口なのである。日帝の朝鮮植民地統治が3.1運動後に強攻策である「武断統治」から表向きはソフトな「文化統治」に移行したように、今の日本の朝鮮学校に対する政策がそのような変化をしてもおかしくはない。横田夫婦や有田芳生らはその旗振り役に過ぎず、それを以って無償化適用の論拠にするのは危険千万である。
そんな横田夫婦がモンゴルで朝鮮から来た孫の家族と会った? だからどうしたという話でしかない。我々在日は朝鮮にいる親族に面会も差し入れするのも容易でない現状だというのに、その在日の民族性抹殺を主張する横田夫婦だけアゴ足付きで親族と面会などふざけるなと思う。個人的にはそんな「サービス」などすべきでなかったと考える。日本側が在日や朝鮮への人道に外れた行動をしているのに、どうしてこちらだけ折れる必要があろう?
この「セレモニー」を見ても分かるように、これから行われるであろう日朝交渉と国交正常化というのは歴史と民衆を無視した勝手な交渉に過ぎず、百害あって一利ない。そのような形で国交正常化しても後世の民族に多大な害悪を遺す事になるだろう。正直言って、日朝国交正常化など筆者のような一介の在日にとっては急いでもらった所でさしたる利益はない。今までも同じように暮らしてきたし、それで何が変わる訳でもない。植民地支配の清算を前提とし、本国であれ在日であれ民衆の人権や生活にも利するような形で行われなければむしろ有害ですらある。かつての日韓協定がそれを証明してくれてるではないか。
朝鮮民主主義人民共和国も本当に「自主・主体」を国是としているなら、国交正常化とそれによる(平壌宣言方式の)経済援助などあてにせず経済建設を進めよという事だ。日本と南ほど優れた反面教師は存在しない。
韓国合同参謀議長・崔潤喜曰く
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2014/03/12/2014031201237.html
崔潤喜合同参謀議長は11日(現地時間)北の脅威に対する対応の為に、過去史と独島問題などで対立している日本とも発展的に安保協力を推進すると明らかにした。
http://biz.heraldcorp.com/view.php?ud=20140312000101
「北の脅威に対して韓米日3国の安保協力が必要だ」
http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/628022.html?_fr=mt3
韓国国防長官・金寬鎭曰く
「(日本の集団的自衛権行使の動きに対し)日本が決定する問題」
韓国国家安保室長・金章洙曰く
「集団的自衛権は国連憲章に出ている通常の国家の権利であり、我々が容認するしないという事案ではない。日本国民が選択する問題」
歴史問題など関係ない、日本との安保協力の方が大事だと韓国の合同参謀議長はおっしゃっておられます。
韓国は日本帝国主義の最たる被害国です。なのに、その日本の再軍事化とも言うべき集団的自衛権について「自分らの知った事じゃない。日本が決める事だ」と、国防長官と国家安保室長がおっしゃっておられます。
日帝被害国の立場からこういう事を言うのは、事実上日本の軍拡化に白紙委任状を渡したも同然でしょう。日本がかつてのような狂気の軍事国家に逆戻りしても一向に構わないと、日本の被害国が「お墨付き」を与えちゃうとか、どんだけ馬鹿でお人好しで犯罪的なのか。韓国に朝鮮民族の国家としての正当性は全くありません。日本の軍拡化に世界で最も協力的なのは、間違いなく韓国とアメリカです。
もし南北朝鮮が戦争になった場合、日本が南を応援して派兵するという話をしたところ「日本軍(自衛隊)が我が国に上陸したら、北と協力して日本軍を追い払う」と韓国の将校が言ったという逸話は有名でしょう。今でも日本で一部の左派的な人々が、日本の軍拡化を批判したり皮肉る時に持ち出される話ですが、生憎とこれは遠い昔話に過ぎません。今でも事ある毎にこの逸話を語りたがる人達には申し訳ありませんが、現状の朝鮮半島情勢と日本の軍拡化を語るには全く当てはまらないし、むしろ悪い影響しか及ぼさないでしょう。「いざとなったら南北が協力して日本を追い払う」という古過ぎる例え話は、もはやすべきではありません。現状はむしろ逆。今の韓国の将校や政治家は自衛隊が韓国に上陸するのを歓迎するでしょう。「一緒に北や中国の脅威に立ち向かおう」と。上記合同参謀議長・国防長官・国家安保室長の軍首脳トリオ(ちなみにこのトリオは全員軍人出身)が言ってるのを見てもお分かりの通りです。今の韓国(朴槿恵政権)は日本の集団的自衛権まで事実上容認してるんだから。さすがに日本軍(自衛隊)が実際に上陸するのは国民の反発が強過ぎてまだ無理でしょうが、海上にはすでに日本の軍艦が平気で航行してますよ。少し前にも韓国の海で韓米日合同軍事訓練が行われたばかりですし、延坪島砲撃事件の原因になった訓練にも自衛隊は参加してました。韓国と日本はアメリカの下で互いの軍拡化に協力し合う仲であり、日韓の軍事一体化が恐ろしい速度で進行している事こそ警戒せねばならない。日本と韓国が今どれだけPKOを世界中へ大量に派兵しているか、それがどれだけ恐ろしい事か!
「韓米日軍事同盟体制」「韓国による日本の集団的自衛権容認」「歴史問題を棚上げして日韓軍事・安保協力」をこそ反対し、撃たねばならないのです。今は「南北朝鮮が協力して自衛隊を追い払う」のではなく、「南と日本が協力して北を攻める」方向に傾いている時代なのです。
プロフィール
最新記事
カテゴリー
ブログ内検索
カレンダー
フリーエリア