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帝国主義すなわちこれ「強盗根性」なり by金甲洙

「帝国主義とは主義とすらも言えない。敢えて言うなら強盗根性だ」

前にちょっと紹介した韓国の作家・金甲洙氏の小説「압록강을 넘어서 鴨緑江を越えて」に出て来たセリフ。19世紀のヨーロッパ帝国主義列強とそれに後発で加わった日本を指したものである。もっとも今21世紀の帝国主義は新自由主義やグローバリズムというさらに巧妙で悪質な経済収奪システムと、人道的介入や保護する責任といった「人権」の仮面を被った開戦論理を備え、マスコミや通信の発達による世界的な大衆扇動が可能になった点などで凶悪の度をはるかに増している訳だが。安倍政権の日本なんてそれこそ「強盗根性」の権化みたいなもんだろう。
この作品は19世紀末に日本の朝鮮侵略が始まった頃から植民地前半期を舞台にした歴史小説で、氏の歴史3部作の1作目に当たる。ただしこの本だけ流通が違うので日本では入手がやや面倒だ。でも良い本であり、いずれ改めてもっと詳しく書評を書いてみたいと思う。入手は面倒だが、在日同胞にも広く読まれるべき本である。もう少し手に入り易ければね…。高麗書林ですら取り扱いがないのだから。
 







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21世紀ネオ八紘一宇宣言 by 安倍晋三

http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201407/19seiron.html
平成26年7月19日長州「正論」懇話会講演会

世界の中で日本の存在は小さくなった。もう日本は夕暮れを迎えている。こんなことが言われていました。しかし、まさに今、日本は黄昏を迎えているのではないということを私たちは実感していると思います。私たちが迎えようとしているのは新しい朝日ではないでしょうか。そして日本が世界の真ん中に輝く国になるべく全力を尽くしていく決意であります。

明治以後の侵略イデオロギーの元祖とも言うべき吉田松陰やら、例によって戦犯である祖父・岸信介の事を冒頭から大々的に持ち上げていた。挙げ句が「日本が世界の真ん中に輝く国になるべく全力を尽くしていく決意」だもん。武器輸出3原則の解禁や集団的自衛権行使容認などと併せて考えれば、どう見てもこれは堂々たる大日本帝国の復活にしか思えない。「日本が世界の真ん中に輝く」って、そりゃあんた21世紀版八紘一宇そのものだろう。拉致問題でも「行動対行動」と言ってるが、こんな当たり前のセリフでさえ安倍が言うと「日本が納得する調査結果が出なければ戦争という『行動』で思い知らせるぞ」と言ってるようにしか聞こえない。かつては「暴支膺懲」だったが、今は「暴朝膺懲」になっただけの話だ。ストックホルム合意や対朝制裁一部解除後も、日本のマスコミでは相も変わらず朝鮮に対するネガティブキャンペーンが連日まかり通り、在日への抑圧政策は何一つ変わっていない。北も南も本国の人達は、こうした日本の実情を何も知らないのではないか。

昔何かの同人誌で読んだ替え歌にこんなのがあった。元ネタはH2Oのヒット曲「思い出がいっぱい」で、天皇を揶揄する内容だった。今にして思うとこれは今の安倍にもそっくりそのまま当てはまる。

八紘一宇をめざす
君はもう独裁者さ
植民地は誰かがきっと
運んでくれると信じてるね
神様だったといつの日か
思う時がくるのさ

 

日韓仲良くパレスチナ侵略・虐殺に加担しようぜ

現在進行中のイスラエルによるガザ虐殺行為と関連して一つ述べておきたい。日本はこれまでもイスラエルの肩を持ち続けてきた上に、ここへ来て安倍政権がイスラエルとのさらなる経済協力はおろか兵器輸出にも大乗り気なのは既報の通り。
これとそっくりな事をしてきた国がアジアにもうひとつある。韓国だ。韓国もまた日本と同じように、これまでイスラエルと密接な経済的・軍事的関係を持ち続けて来た。以下に韓国の「パレスチナ平和連帯」という団体が作成した資料を御紹介する。PDFなのでダウンロードしていただきたい。

http://pal.or.kr/data/%ED%95%9C%EA%B5%AD%EA%B3%BC-%EC%9D%B4%EC%8A%A4%EB%9D%BC%EC%97%98-%EA%B4%80%EA%B3%84-%EB%B3%B4%EA%B3%A0%EC%84%9C.pdf
韓国とイスラエル関係報告書 韓国はイスラエルのパレスチナ占領・植民化・人種差別にどのように関わって来たのか 2012.08

これが韓国語の報告書である事はあらかじめお断りしておきたい。よってとりあえず読める人だけでも読んでいただきたいと思う。筆者も今は全文翻訳する余裕がないので、ここでは序文の「要約と我々の要求」及び目次だけを訳すに留める。だれか手の空いている人がいたら訳していただければと思う。
いずれにせよ、ここで我々はまたしても次の嫌な法則と言うか標語を思い出してしまうのである。
「日本政府と韓国政府は共犯関係。双方の最も悪質な層が一貫して手を組んで来た」
「日韓仲良くしようぜ! 韓米日以、みんなで仲良くパレスチナを侵略・虐殺しようぜ!」
韓国とアメリカと日本はいずれも、イスラエルによるパレスチナ侵略・虐殺・人種差別の共同正犯である。

ちなみにここで、朝鮮民主主義人民共和国によるイスラエルの虐殺行為に対する公式声明を見てみましょう。
http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2014-07-16-0038&chAction=S
労働新聞2014.07.16付 朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマン談
「パレスチナの平和的住民地帯に対する無差別的な軍事的攻撃を敢行し、丸腰な数多くの民間人達を殺戮したイスラエルの野獣的蛮行は許されない反人倫的犯罪であり、我々はこれを強力に糾弾する」

それでは以下に「パレスチナ平和連帯」の報告書序文と目次を翻訳抜粋するのでお読みいただきたい。

要約
我々はこの報告書を通じて次の結論を下した。

韓国とイスラエルは経済的・軍事的・学術的・文化的にも相当に密接な関係を結んで来た。この関係は様々な形式で現れる。
・両国民間分野の協力
・民間分野の協力を増進させる両国政府の他者協定締結及び共同研究開発基金設立
・両国政府と民間での武器取引

両国関係は次の理由でより密接になってきている。
・間もなく締結される予定の2国間自由貿易協定(FTA)
・学術交流増進
・韓国の軍事予算増加とアメリカ以外の武器供給元を物色する試み

韓国がイスラエルと結んだ経済的・軍事的・学問的関係は、韓国をイスラエルのパレスチナ占領と植民化・人種差別政策の共犯者にさせる。こうした関係は次のような企業と機関達にとって利益になる。
・分離壁・検問所・占領基盤施設と、占領されたパレスチナ地域の不法イスラエル入植村を建設・維持する企業
・イスラエル軍事部門を強化する企業

経済的・学術的交流は、パレスチナに対するイスラエルの攻撃的で公公然と糾弾される政策を暗黙的に承認するのと変わりはない。こうした交流は次のものと矛盾する。
・憲法と国際法を遵守する義務
・植民統治を体験した国家として負う責務
・韓国が国連で議決権を行使して見せてきたイスラエル入植村に対する姿勢


我々の要求

こうした研究結果に従い、パレスチナ平和連帯は韓国政府がパレスチナ人達のBDS(ボイコットBoycott、投資撤収Divestment、経済制裁Sanctions)要請に応える事を要求する。
・入植村・分離壁・占領そのものと関連するあらゆる生産とサービスを即刻禁止せよ。
・政府次元でのあらゆる交易及び研究投資振興を中断せよ。
・進行中であるあらゆる協議、特に貿易・投資軍事問題と関連する協議を即刻中断せよ。

我々は韓国の企業達と学術界に要求する。
・分離障壁・入植村・占領そのものと関連する企業・機関とのあらゆる協議を即刻中断せよ。これにはイスラエル軍・企業と関連するものも含まれる。

こうした断交はイスラエルが
1. アラブの地の占領と植民化を中断して障壁を解体する時まで
2. イスラエルのアラブ・パレスチナ市民の基本的権利を完全に平等に承認する時まで
3. 国連決議案194に従って、パレスチナ難民が帰還する権利と没収された財産を補償される権利を尊重・保護・促進する時まで
続けねばならない。


目次
要約と我々の要求

第1章 イスラエルと韓国の交流史

第2章 韓国の憲法上・国際法上義務

第3章 植民地支配を体験した国家として負う責務

第4章 韓国の外交的立場
4.1 国連加入以前
4.2 国連で行使した票決内容
4.3 分離壁・入植村・ガザGazaに対する立場

第5章 占領・植民化・人種差別支援
5.1 BDSキャンペーン
5.2 イスラエル経済とインフラ構築に対する投資
5.3 イスラエル軍需産業との強力
5.4 占領への連座
5.5 占領に連座した学術機関との交流

第6章 韓国企業達
6.1 イスラエルインフラ構築開発に協力・貢献する企業達
6.2 イスラエルの軍需産業と取引・協力関係にある企業達
6.3 占領に連座した企業
6.4 イスラエル植民村商品の韓国内流通状況

第7章 軍事交流
7.1 冷戦体制下での両国軍事交流
7.2 オスロ協定以後急速に強化された両国軍事交流
7.3 具体的な武器取引

第8章 経済関係
8.1 韓国・イスラエル産業研究開発財団
8.2 共同投資基金
8.3 韓以FTA

第9章 学術交流
9.1 テクニオンの占領・植民化・人種差別への共謀
9.2 テクニオンとカイストKAIST

第10章 聖地巡礼
10.1 聖地発掘
10.2 ベツレヘムキリスト教徒抹殺政策
10.3 イスラエル観光産業と韓国人聖地巡礼
10.4 大韓航空、イスラエル就航で聖地巡礼完成
10.5 聖地巡礼誘致

金大中と慮武鉉の「元側近衆」はもう壊滅状態 鄭東泳篇

前回では金・慮大統領時代の長官達(林東源・李鍾奭・丁世鉉)を何人か批判したが、もう一人忘れちゃいけないのが鄭東泳(정동영 チョン・ドンヨン)だろう。この男は民主党や開かれた我が党(ウリ党)の議員で、慮武鉉時代に統一部長官を務めた。学生時代は民主化運動の活動家で、1974年の民青学連事件にも連座したという輝かしい活動経歴の持ち主ではある。が、しかし…。駿馬も老いては何とやら…。かつての輝かしい学生運動家も30年経つと…?

この男は最近「10年後の統一話」という本を出して向こうの統一運動の世界でもてはやされているのだが、これってそんなにありがたい内容なの? 鄭東泳の語る統一論を聞いていて一番問題と思うのは、朴槿恵の「非武装地帯平和公園造成」だの「統一大チャンス論(統一したら北の資源やら土地やらが全部南のものになり、それで韓国はさらなる経済発展出来るという自分勝手な皮算用)」だのといった構想を否定するどころかやたらと持ち上げている所だ。それでいて「ドイツ式吸収統一は災いを招き得る」とか矛盾する事を平気で言っている。あのさぁ、朴槿恵の「統一大チャンス論」ってどう見ても南主導のドイツ式吸収統一を前提にしたお話にしか思えないんだが。それを支持しといて「吸収統一は災い」はねえだろう。この人は自分が何言ってるか分かってるんだろうか? 国会議員落選してただの人になって、とうとうヤケクソになったのか? とにかくこの男の朴槿恵に対する媚びへつらいぶりは尋常じゃない。まさに某在日同胞おじさん(笑)といい勝負で、おまえらどんだけ朴槿恵への忠誠競争が好きなんだと言いたくなる。

以下は鄭東泳が今年2月に行った講演の内容を翻訳抜粋したものだ。実際にこの男の発言を見ていただくのが早い。あまりの凄さに、これはもう即身成仏ものだ。それこそどこから突っ込んで良いやら分かんなくなるくらい。
原文記事は以下参照。この中から凄絶な「鄭東泳語録」を翻訳抜粋する。
http://www.ohmynews.com/nws_web/view/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001955791

「朴槿恵大統領は候補時代に、以前の大統領達の政策と合意などを尊重・継承するという意思を明確にした」

なるほど。それで朴槿恵は前任者李明博の5.24措置(開城工団除く北とのあらゆる交流停止)を立派に尊重・継承したばかりか、その前任者でさえやらなかった開城工団を閉鎖寸前の危機にまで追いやり、米日との共同軍事訓練を派手に繰り返して挑発しては南北対立を激化させてきたんですね!(笑) 見事な「以前の大統領の政策と合意などを尊重・継承」ぶりではありませんか!

「朴槿恵大統領が南北関係において成功する事を願う
「2000万坪計画したのに30万坪だけ運営されている開城工団の拡張はもちろん、朴大統領が推進している非武装地帯平和公園造成の為の事前段階として、金剛山観光再開、離散家族だけでも試験観光をせねばならない」

なるほど。でも、肝心の朴槿恵はどう見ても北との関係改善を真面目にやってるように見えず、成功もへったくれもないんですが。それに「非武装地帯平和公園」って軽々しく言うけど、あそこは「非武装地帯」であるが故に皮肉にも手付かずの貴重な自然が残った場所でしょ? そこを公園に「造成」するって何よ? また大規模な自然破壊工事をやる気なの? 4大河川工事であんだけ悲惨な結果になったのに。有害無益な大規模土木工事を繰り返して自然が破壊されようが災害が起ころうが、土建屋とそれに癒着した朴槿恵ら土建族政治家さえ潤えばそれで全て良し! これぞ朴槿恵の「統一大チャンス論」の真髄なり! まどろっこしい美辞麗句はいいから、鄭東泳はもっと正直に言いましょうね。俺にもその利権に一枚かませろや、と。

朴正熙大統領が願った、外勢によらない当事者間南北自主統一を継承して均す適任者は、現政府では朴槿恵大統領が適任者だと思う」

なるほど。朴正熙が本気でそんな事を願ってたかどうか知らないが、それを継承するのは娘である朴槿恵しかいないとまで絶賛しますか。すでに述べたように鄭東泳は学生時代は民主化闘争のバリバリの活動家であり、民青学連事件に連座してから大学辞めて軍隊に行かねばならなくなったという履歴の持ち主でした。若い頃は朴正熙に反対して激しく戦ってきた人間な訳です。政界入り後は金大中と慮武鉉を親分としていたはずなんです。それが今や朴正熙親子をベタ褒めするようになったという事はつまり…
今の鄭東泳にとっての親分は朴正熙・朴槿恵親子という事なのです! すでに死んだ昔の親分である金大中・慮武鉉の事なんか知ったこっちゃないという事です! 政治家にとって大事なのは唯二つ、無節操と機会主義のみ! 「現在権力」を追従する事だけが大事だぜ!

「現政府の過程説明がない統一大チャンス論に疑念はあるが、統一問題はまず北方経済を通じて開かねばならず、朝鮮半島問題の主人は南と北でならないという次元で統一大チャンス論を支持する

なるほど。鄭東泳ははっきり言いましたね。「統一大チャンス論を支持する」と。朴槿恵の統一論を支持すると! しかしながら現実問題として、朴槿恵の統一大チャンス論にせよ親父の言ってた「自主統一」とやらにせよ、それらにおける統一の主人は「南と北」では断じてない。連中の夢見る統一の主人は飽くまで「南」だけである。北は飽くまで奪い取る対象でしかなく、アカは殺せに尽きる。朴槿恵の統一論で「南と北」が平等に主人になる事など想定されていない。あり得ない事に支持を与えるなど、鄭東泳の詐欺っぷりだけは見事なものだ。

「太陽政策は強者の政策だ。この政策を通じてアメリカのレーガンが旧ソ連を、ニクソンが中国を崩壊させて開放させ、戦争したベトナムとは修交を通じて近しくなった」
「北が一番恐れるのは実際のところ経済大国へと発展する大韓民国だ。北は切実に手を差し伸べてくれるのを願う。したがって朴大統領がその気にさえなれば、ニクソンのように出来ると見る」

なるほど。けど初歩的な歴史的事実の問題として確かにソ連は崩壊したが、中国はいつ崩壊したの? 「ニクソンが中国を崩壊させ」ただって? そんなん初めて聞いたわ!(笑) 中国は崩壊どころか、今やアメリカと張り合う大国ではないか。何言ってんだ、こいつ?
だがここでも鄭東泳の恐るべき本音が見え隠れしている。「ニクソンのように出来る」って、何? 中国が崩壊した(笑)という話の真偽はともかく、そのように出来るというのは、北を崩壊させられるという話ではないか。北を崩壊させて開放、そして統一って、ドイツ式吸収統一そのものじゃないか。丁世鉉と同じで、鄭東泳もまた「南主導のドイツ式吸収統一」こそが狙いという事である。衣の下から鎧が見えるとはまさにこの事だろう。「朴槿恵がその気になりさえすれば、旧ソ連のように北を崩壊させられる。そうしろ」と鄭東泳は唆しているのだ。

「統一大チャンス論がベトナム式武力統一とドイツ式吸収統一など、北の崩壊を夢見る統一政策推進につながるなら、むしろ災いを呼び得る」
「北と疎通しながら開城工団式北方経済を通じた斬新的な統一政策推進が必要だ」

なるほど。でもこれまで突っ込んできた通り、統一大チャンス論なんてどう見ても「北の崩壊を夢見る統一政策推進」以外の何者でもないんですが…。南にとってはどうか知らんが、北にとっては資源や土地を一方的に奪われるだけの災厄にしかなってない。そこまで詭弁を弄して朴槿恵に媚び売って、これが「慮武鉉政権時代の統一部長官・太陽政策」とは笑わせる。

いや、これらはある意味で丁世鉉の吸収統一論や「北は何一つ南に勝る所はない発言」、李鍾奭の「韓日軍事協力推進」にも負けない凄絶さだわ。鄭東泳おまえもか、と言うより、この手の連中を信じる事が馬鹿なのかもしれない。今や金・慮派の統一論も朴槿恵の統一論も「目標は南主導の一方的な吸収統一」という点でほとんど違いはないのだから。
最近朴槿恵は自分の諮問機関として「統一準備委員会」などというのを設立し、そのメンバーには金・慮政権期の長官すなわち丁世鉉や林東源らの閥に連なる人間は選ばれなかったという。今のように南北関係が破綻状態になった情勢で、まずは少しずつ関係改善という手順すらすっ飛ばして「統一準備」もへったくれもないのだが、この人事はどういう意味を持っているのだろう。これは今の韓国において「吸収統一後の利権という皮算用」を、朴槿恵らセヌリ党閥と丁世鉉や林東源はじめとする旧金・慮閥(平たく言えば民主党派)が奪い合っているという事を表している。いずれの人脈も、南北関係を改善して真に民族・民衆の為になる自主的平和統一など、眼中にない。いずれの陣営も「北はいずれ崩壊する。もしくは色々と手を尽くして崩壊させる」という考えを前提としている。これが2014年現在の韓国における「統一問題」を巡る状況だ。

改めて言う。金大中と慮武鉉の「元側近衆」はもう壊滅状態であり、信用に値しないと。これらの言う事を信じて向かう「統一」がどれだけ恐ろしい未来になるか、それだけは肝に命じておくべきだ。

韓国の秀逸な風刺漫画

面白い風刺漫画があったので、訳して御紹介したい。


原文記事はこちら
http://cafe.daum.net/sisa-1/pcQ6/17

例の南の報道官が言った「北はなくなるべき国」という発言のネタである。でもそういう事を言ってる南の方こそ、実は国ごと事故を起こした旅客船みたいな状態だという事だ。このネタ、韓国を日本に、朴槿恵を安倍に入れ替えても通用するだろう。

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